【鬼滅の刃】霞の呼吸は時透無一郎が使い手!型を一覧にして徹底解説!
「鬼滅の刃」で「霞の呼吸」を使用しているのは、霞柱・時透無一郎です。「鬼滅の刃」作中で、時透無一郎は「霞の呼吸」を使いこなし、上弦の鬼をも翻弄しています。この記事では、「霞の呼吸」の技の数々や、使い手である時透無一郎について解説します。
目次
【鬼滅の刃】霞の呼吸とは?
「鬼滅の刃」の登場人物達は「全集中の呼吸」と呼ばれる特殊な呼吸法を用いて、劇中で怨敵となっている「鬼」達と対等に戦います。呼吸を身に着けることによって高い身体能力を手に入れることができ、凄まじい戦闘力を発揮することができるのです。呼吸にはそれぞれ種類があり、なかには基本となる呼吸から派生した、特殊なものも存在しています。その呼吸の一つである「霞の呼吸」と、その使用者、そして「鬼滅の刃」の概要について見ていきます。
霞の呼吸とは?
「霞の呼吸」は「鬼滅の刃」の登場人物の一人である時透無一郎が使いこなす呼吸です。元々は「風の呼吸」から派生した呼吸で、この呼吸の使い手は作中でも時透無一郎ただ一人です。「霞の呼吸」を使いこなすと日輪刀は白く輝くようになり、「フウウウウ」という呼吸音を放つようになります。この特殊な呼吸を使いこなすことから、時透無一郎は「霞柱」と呼ばれています。
霞の呼吸の英語名
「鬼滅の刃」はその高い人気から海外でも多くのファンを獲得しています。当然、劇中の名前やセリフはすべて英語になっていますが、「霞の呼吸」も英語で表現されています。海外では「Breath of Mist」と表現されており、「Mist」は「かすみ」や「もや」という意味合いが込められています。「鬼滅の刃」に登場するその他の呼吸も基本的には「Breath」に続く形でそれぞれの単語が付随されている形となっています。
霞の呼吸で斬られた鬼の気持ち
「鬼滅の刃」のファンブックである「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐」では、「突撃!!地獄の鬼取材~三途の川を越えて~」というタイトルの漫画の中で、劇中で死亡した鬼達が「各呼吸の斬られ心地」を語っています。「霞の呼吸」で斬られた鬼達からは、まだ14歳の子供である時透無一郎の生意気な言動に腹を立てる声や、負けてしまったことを悔しがる声が出ていました。「霞の呼吸」そのものより、使い手である時透無一郎に対する感想が目立っていました。
鬼滅の刃の概要
「鬼滅の刃」は2016年より「週刊少年ジャンプ」にて連載された少年漫画です。大正時代の日本を舞台に、主人公の少年が鬼に変えられた妹を救うため奮闘していく物語となっています。その凄まじい人気は社会現象まで引き起こし、劇場版アニメは日本歴代興行収入第1位を獲得するなど、これまでの漫画、アニメの歴史を大きく塗り替えました。老若男女幅広いファンを獲得している作品で、2023年にも新作のアニメ公開が決定しており、まだまだ根強い人気を誇っています。
鬼滅の刃のあらすじ
主人公・竈門炭治郎は炭焼きとして家族を養っていましたが、ある日、彼が不在の間に「鬼」の手によって家族は惨殺され、生き残った妹・禰󠄀豆子も鬼へと変貌してしまいます。炭治郎は鬼を殺す精鋭集団「鬼殺隊」に入隊し、全集中の呼吸の使い手として成長しながら、禰󠄀豆子を人へと戻す術を探していきます。同期の仲間や「柱」と呼ばれる精鋭達とも協力し、炭治郎は全ての根源である巨悪・鬼舞辻󠄀無惨を倒すために進んでいきます。
【鬼滅の刃】霞の呼吸の使い手は時透無一郎!他にはいない?
「鬼滅の刃」の作中では「霞の呼吸」の使い手として登場するのは時透無一郎ただ一人で、同じ呼吸を使う剣士は他には登場しません。全集中の呼吸は「育手」と呼ばれる者から継承されるものでもあるため、「霞の呼吸」の使い手が過去に存在したのかという点や、使い手である時透無一郎の詳細についても、それぞれ見ていきます。
霞の呼吸の使い手は時透無一郎以外にいない?
「鬼滅の刃」では様々な呼吸が登場しますが、「霞の呼吸」は柱の一人である時透無一郎だけが使い手として登場します。全集中の呼吸は代々、受け継がれてくるものですが、「霞の呼吸」も同様に継承されてきたものになっています。このため、原作の中には登場していないものの、時透無一郎以外にも「霞の呼吸」の使用者がいたことが推察できます。
時透無一郎のプロフィール
- 階級:柱(霞柱)
- 誕生日:8月8日
- 年齢:14歳
- 身長:160cm
- 体重:56kg
- 出身地:景信山(現・東京都八王子市と神奈川県相模原市の境界)
- 趣味:紙切り、折り紙(死ぬほど飛ぶ紙飛行機を作れる)
- 好きなもの:ふろふき大根
時透無一郎は「鬼滅の刃」に登場する精鋭集団「鬼殺隊」の中でもトップクラスの実力者である「柱」の一人で、「霞の呼吸」の使い手であることから「霞柱」と呼ばれています。柱の中でも最年少で、どこか常にぼおっとしている、マイペースな性格の少年です。興味のない事には徹底的に無関心な態度をとりますが、どんな場面でも常に冷静かつ合理的に対処できる一面を見せます。その戦闘能力についても、刀を握って二ヶ月で柱まで上り詰めるなど、天才的な実力を発揮しています。
時透無一郎の性格
「鬼滅の刃」に登場する時透無一郎は普段は大人しい少年ですが、自身の考える優先事項を最重要視して行動しており、それを邪魔する者に対しては誰であろうとも容赦ない言動をとります。冷静な判断ができる一方で、その言動や他人への接し方はどこか冷徹にも見える場面も少なくはありません。しかし、これらは全て鬼殺隊としての責務を全うするため、その理念を徹底していることが理由であり、いざとなれば自身の身を挺して他人を守る「柱」にふさわしい真っすぐな心を兼ね備えています。
【鬼滅の刃】霞の呼吸の型や技を一覧で解説
「鬼滅の刃」に登場する「霞の呼吸」は風の呼吸から派生しており、高速移動によって相手を翻弄し、惑わせることが最大の特徴です。肉体の緊張、弛緩を正確に、巧みに使いこなすことによって凄まじい緩急を生み、これが「霞」のように相手をかく乱することで、いくつもの強力な技を生み出すことができます。使い手の時透無一郎が持つ剣士としての天才的な実力があってこそ使いこなせる呼吸となっています。ここからは「霞の呼吸」が繰り出す技の「型」について見ていきます。
霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞
「すいてんとおがすみ」と読む型です。両手を用い、天に向かって自身の肉体と垂直になるように刀を突き放つ技です。上空からの敵に対応できるいわゆる「対空技」で、上からの相手を迎撃するために放たれます。「刀鍛冶の里編」にて登場した型で、上弦の伍・玉壺の血鬼術・水獄鉢を打ち破るために渾身の力で放った型です。単純な突き技に見えますが、想像以上に射程距離も長く、初めの型でありながらも非常に強力な技となっています。
霞の呼吸 弐ノ型 八重霞
「やえかすみ」と読む型です。体幹を大きくひねることによって、複数の斬撃を一気に放つことができます。いわゆる連撃技であり非常に威力が高く、その上で水中でも放つことができるなど、非常に応用の利く技となっています。「鬼滅の刃」の劇中では敵との戦いのさなか、自分自身を取り戻し覚醒した直後に放たれました。「他人のために無限の力を発揮する」という自分の存在意義に時透無一郎が気付く、非常に重要なシーンに登場した型です。
霞の呼吸 参ノ型 霞散の飛沫
「かさんのしぶき」と読む型です。呼吸の名前にもなっている「霞」を払うように腕で大きな円を描き、360度を瞬間的に攻撃します。群がる敵を中心から切り払うだけでなく、衝撃で周囲のものを吹き飛ばすという使い方もできます。「鬼滅の刃」の作中では玉壺の血鬼術・一万滑空粘魚をこの型で吹き飛ばし、無効化しました。物体を切断するというより、向かってくる何かを弾き飛ばすことで「防御」に使うことができる応用性の高い技です。
霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り
「いりゅうぎり」と読む型です。相手の足元に滑り込みつつ、斜めに切り上げる技で、一気に距離を詰めて相手をしとめるために放たれます。名前の由来となっているのは「移流霧」と呼ばれる実在する自然現象で、暖かく湿った空気が温度の低い陸上や水温の低い海上に移動した際に、下から冷やされて発生する霧のことを指しています。「鬼滅の刃」の作中では気配を消して現れた半天狗に向かって放たれました。作中では致命傷こそ負わせられませんでしたが、それでも不意打ちに対して即座に対応する素早い一撃が特徴です。
霞の呼吸 伍ノ型 霞雲の海
「かうんのうみ」と読む型です。前方に移動しつつも辺り一面に向かって細かい斬撃を高速で繰り出します。その斬撃の広がり方から「霞」で周囲が覆われるように錯覚し、迫ってくる相手の攻撃を断ち切るためにも使われます。「鬼滅の刃」の作中では、剣士としての高みである「痣」に目覚めた時透無一郎が玉壺の血鬼術・蛸壺地獄に対して放ちました。型を放つ様は「霞」というよりも「雲海」のようにエフェクトが広がることから、相当広範囲に大量の斬撃を放つ技と考えられます。
霞の呼吸 陸ノ型 月の霞消
「つきのかしょう」と読む型です。上空に跳躍しながら身をひるがえし、広範囲に対して「霞」で包み込むかのように切り抜きます。上空の相手を迎撃するだけでなく、周囲の敵を一斉に攻撃することができます。「鬼滅の刃」の作中では玉壺の血鬼術・一万滑空粘魚に対して放ちました。玉壺もその技の速さと攻撃範囲の広さに驚くほどの見事な技です。攻撃性能はもちろんのこと、空中に身をひるがえすことによって回避も同時に行うことができる、攻防一体となった技です。
霞の呼吸 漆ノ型 朧
「おぼろ」と読む型です。この型は「霞の呼吸」として受け継いだ者ではなく、現在の使い手である時透無一郎が生み出した、オリジナルの型になっています。変幻自在の足捌きで相手を翻弄させることができます。特殊な歩法を用いることで相手の視覚やタイミング、距離感といったものを狂わすことができ、使い手が「霞」となったように錯覚させます。「霞の呼吸」が持つ特徴を最大限に活かした、時透無一郎だけが使いこなせる型です。
【鬼滅の刃】霞の呼吸の使い手・時透無一郎の声優
「鬼滅の刃」に登場する時透無一郎は「霞の呼吸」の使い手として、様々な場面で活躍します。アニメ版の「鬼滅の刃」でも彼は他の柱達同様、物語序盤で主人公・炭治郎の前に登場しており、声優によってその独特な雰囲気や性格が表現されました。また、2023年に放映される「刀鍛冶の里編」では時透無一郎もメインキャラの一人として活躍が期待されています。ここからはアニメ版の「鬼滅の刃」にて時透無一郎を演じる声優について、詳しく見ていきます。
時透無一郎の声優は「河西健吾」
アニメ版「鬼滅の刃」で時透無一郎を演じるのは、声優の河西健吾さんです。河西健吾さんは中性的なハイトーンボイスが特徴で、その声質は一部から「輝く闇の声」などの評価を受けています。声優の石田彰さんとは声質が似ていることがよく取り上げられますが、本人も石田彰さんのような個性的な声優を目指していると公言しています。子供の頃からアニメやゲームが好きでエンターテイメントの世界に憧れ、役者を目指したことがきっかけで声優の道へと足を踏み入れました。
河西健吾のプロフィール
- 出身地:大阪府
- 生年月日:1985年2月18日
- 血液型:A型
- 身長:158
- 趣味・特技:ダンス、カラオケ、ゲーム
- 方言:大阪弁
河西健吾さんはオフィス薫に所属していましたが、その後フリーの声優を経て、現在はマウスプロモーションに所属しています。長らく吹き替えの主役等でキャリアを積んでいましたが、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の三日月・オーガス役にて、初めてアニメの主役キャラクターを演じることになりました。インタビューの中では自身のことを「頑固で人付き合いの苦手な性格」と分析しています。
河西健吾の主な出演作品
河西健吾さんの代表作は、なんといっても初主演作品となった「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の三日月・オーガス役です。それ以外にも「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない」の宮本輝之輔役や、「3月のライオン」の桐山零役といった少し妖しい魅力を持つ青年役から、「久保さんは僕を許さない」の白石純太役といった純朴な学生のような役柄もこなします。男性役として演じることができるキャラクターの幅が広いことも、河西健吾さんの魅力の一つとなっています。
【鬼滅の刃】霞の呼吸に対する世間での評判や人気
「鬼滅の刃」に登場する「霞の呼吸」は、放つ際のその演出も非常に美しく、そのビジュアルに魅了されるファンもいるようです。全集中の呼吸はどれも「火」や「水」といった自然物を対象としているため、型の発動時にそれを連想させるエフェクトが発動されるのも醍醐味となっていますが、「霞」を纏いながら、静かに、時に激しく技を炸裂させる姿は、使い手の姿も相まって非常に優雅で魅力的だと好評です。
「鬼滅の刃」の読者・視聴者の中には、「霞の呼吸」の使い手である時透無一郎の活躍や過去に思いを馳せる人も多く存在します。時透無一郎は「柱」の最年少でありながら、どこか独特の緩やかな性格をしている美少年です。この見た目や立ち振る舞いが「霞」という表現にマッチしており、キャラクター性と「霞の呼吸」の浸透性が高い点も、時透無一郎の大きな魅力の一つとなっています。劇中では彼が自身の生き方や存在意義を取り戻していく深いシーンも多く、非常にファンが多いキャラクターです。
また、2023年には「鬼滅の刃」のアニメ「刀鍛冶の里編」の放映が決定しています。これによってアニメ版でもようやく時透無一郎の本格的なバトルが描かれることになるため、「霞の呼吸」がアニメに登場するのを楽しみにしているファンも多いようです。アニメ版の「鬼滅の刃」は全集中の呼吸の表現方法も非常にクオリティが高いため、「霞の呼吸」がどのように表現されるのか、ファンは放映を心待ちにしています。
【鬼滅の刃】霞の呼吸は時透無一郎が使う呼吸だった
「鬼滅の刃」に登場する「霞の呼吸」は、鬼殺隊の実力者「霞柱」の一人である時透無一郎が使いこなす呼吸でした。鬼を圧倒する高い実力と多彩な型、そしてなにより使い手である時透無一郎の独特の性格と非常にマッチした呼吸となっています。新たに放映されるアニメでは時透無一郎がメインキャラの一人として活躍するので、「霞の呼吸」がどのように表現されるのかという点にも注目が集まっています。
この記事のライター
創也慎介
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