【鬼滅の刃】時透無一郎はかっこいい柱の一人！人気の理由や強さも解説

柱合会議にて鬼殺隊の最高位階級・柱が全員登場すると、柱の一人として時透無一郎が何を考えているのか分からない掴みどころのない人物として初登場しました。ここでは時透無一郎のプロフィールをまとめていき、鬼滅の刃の作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

時透無一郎（ときとうむいちろう）は鬼殺隊の霞柱の称号を持つ剣士です。霞のように朧げな意志を持つ天才剣士と称されており、普段はぼんやりとした風貌を出していながら刀を握ってわずか二ヶ月で柱に昇格した天才的な剣の才能を持っています。性格は冷静で合理的な思考をする反面、物言いに遠慮や気遣いが欠けていることが多く炭治郎からも「正論だけど配慮に欠けていて残酷」と思われています。

鬼滅の刃に登場するキャラクターの人気投票で時透無一郎は第2回人気投票で3位にランクインしました。この順位は主人公の炭治郎より上であり、柱の中では2位につける高順位です。人気の理由としては男ながら可憐で中性的な見た目や天才肌なところ、ストーリー上で明かされた過去エピソードなどが挙げられています。

鬼滅の刃は吾峠呼世晴によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。大正時代を舞台に炭治郎が鬼と戦い妹を人間に戻す物語が描かれており、鬼との戦いで生き様を示す魅力的なキャラクターや鬼側に描かれた悲劇的なエピソードが人気を集めています。累計発行部数は2021年2月時点で1億5000万部を突破しており、2020年に公開された劇場映画『無限列車編』は年間興行収入世界1位を記録しました。

竈門炭治郎は亡き父親の跡を継いで炭焼きをして家計を支えていましたが、家を空けたその日に家族は鬼に惨殺されてしまいます。唯一生き残っていた妹の禰豆子も鬼と化してしまい、それを狩りに現れた富岡義勇によって殺害される寸前まで追い詰められました。しかし、義勇は泣き出した禰豆子を見て可能性を感じると、彼らを鱗滝左近次の元へ導き鬼殺隊に入る道を示すのでした。

柱の中で最年少である時透無一郎は美少年のような顔立ちから初登場時はかわいいと評されていましたが、物語が進んでいき彼の素性が明かされていくとかっこいいとも言われるようになりました。ここでは時透無一郎がかっこいいと言われる理由や人気の秘訣についてまとめていきます。

無一郎の見た目は女性のようにも見える中性的な美少年の顔をしています。初登場時から無一郎のビジュアルはかわいいと人気が高く、読者に対してとっつきやすいキャラクターとして映っています。

見た目は可愛らしくとも剣の実力は天才的で、同じ柱である宇随天元の話では刀を握って二ヶ月で柱になったとされています。若い天才という内面は読者に対しても強いインパクトを与えており、年齢も14歳で柱の中で最年少という要素もギャップ的人気を集めたことでしょう。

天才と称されている無一郎ですが、彼が初めて刀を握った時は記憶がない状態でした。ただ心の中には鬼に対する復讐心だけが残っており、その激情に駆られるように努力したことで無一郎は脅威的な成長速度で柱になったとされています。

炭治郎の言葉から偶然記憶を取り戻すことに成功すると、それまで冷酷な一面を見せていた性格が変わり明るく表情豊かな無一郎に生まれ変わりました。二重人格にも見えるこの変化がギャップとなり読者からの人気を集めました。変わった後でも毒舌っぷりが健在なところも好まれている部分でしょう。

記憶を取り戻す前から無一郎はお館様に従順な様子を見せていました。柱合会議にて炭治郎が喋ろうとした時には「お館様のお話を遮ったら駄目だよ」と石をぶつけており、興味がない話はぼんやり聞き流す癖がありながらお館様の話にはちゃんと耳を傾けています。

無一郎は幼い頃に両親を亡くしており、更に双子の兄が鬼に襲われて死亡しました。目の前で兄が死んでいく様を見続けたために記憶喪失となったわけですが、記憶を取り戻してからは兄の性格を併せ持つような人柄に変化し人のために戦おうとする優しさを手に入れました。

黒死牟との戦いにて無一郎は苦戦を強いられ、最終的に胴体を真っ二つに切断されて敗北してしまいます。壮絶な最期を迎えてしまったわけですが、無一郎は最後の最後まで執念深く刀を握りしめているとその日輪刀は赫刀に変化し、黒死牟に致命的なダメージを与えました。

柱に選ばれる剣士は全員桁外れの強さを有しているとされていますが、そんな柱の中でも時透無一郎の強さは際立っており周りのメンバーからも一目置かれています。ここでは時透無一郎の強さや呼吸についてまとめていきます。

無一郎は誰もが認める天才的才能を持った剣士です。本来柱になるためには5年、早くても2年はかかると言われていますが、無一郎はそれをわずか二ヶ月で昇りつめました。柱の中でもポテンシャルの面では圧倒的に秀でており、宇随天元からも一目置かれていました。また、柱の中で一番初めに痣を発現させた剣士でもあります。

霞の呼吸は風の呼吸から派生した呼吸であり、高速移動によって敵を翻弄することに長けています。筋肉の弛緩と正確無比な足捌きによって移動するスタイルが特徴的で、無一郎は独自の型である漆ノ型を編み出しています。

壱ノ型垂天遠霞（すいてんとおがすみ）は天に向かって自分と垂直になるように刀を一突きする技です。十二鬼月の上限ノ伍・玉壺戦にて使用しており、水の中から脱出するために技を発動しましたが刃こぼれしていた刀では威力が出し切れず失敗しました。

弐ノ型八重霞（やえかすみ）は体を大きく捻り、幾重もの斬撃を瞬時に放つ技です。玉壺の血鬼術から脱出するために使用しており、見事水獄鉢を斬り破ることに成功しました。

参ノ型霞散の飛沫（かさんのしぶき）は腕で大きく円を描くように回転斬りする技です。回転の勢いで周囲のものを弾き飛ばすことができ、作中で玉壺の血鬼術・一万滑空粘魚のカウンターとして発動した時は、1万匹以上の粘魚を水飛沫のように吹き飛ばしてみせました。

肆ノ型移流斬り（いりゅうぎり）は敵の足元に滑るように潜り込み、その勢いのまま流れるように敵を斬り上げる技です。上弦の肆の半天狗戦にて奇襲を仕掛けるために使用しており、技は外れたものの炭治郎には素早い動きで強いインパクトを与えていました。技名は移流霧という実在する気象現象が由来と考えられています。

伍ノ型霞雲の海（かうんのうみ）は前方に突撃しながら辺り一面を大量の霞で覆うように高速連撃を繰り出す技です。玉壺の蛸壺地獄に対して使用しており、大量のタコ足を細かく切り裂いていっては玉壺の喉元まで一気に迫ってみせました。

陸ノ型月の霞消（つきのかしょう）は跳躍しながら広範囲を霞で包むように薙ぎ払う技です。玉壺の血鬼術・一万滑空粘魚に対して使用した時は、襲い来る粘魚を跳躍で回避しつつ一振りの刀で粘魚をすべて殲滅し、玉壺を唖然とさせました。

漆ノ型朧（おぼろ）は変幻自在の歩法で敵を攪乱する技です。無一郎が独自に編み出した型であり、霞の呼吸の特徴である敵を翻弄する特徴を最大限に発揮することで自分の残像を生み出したり、本体の姿を隠して敵の不意をつくことができます。

刀鍛冶の里編から本格的に時透無一郎の活躍が描かれるようになりますが、そこで鬼と対峙した時の無一郎の強さやセリフがかっこいいと評判になっています。ここでは時透無一郎のかっこいい・かわいい名言や名シーンについて、読者の間で特に人気のあるものを紹介していきます。

柱合会議にてお館様が話そうとするところを炭治郎が遮ってしまうと、そこで無一郎は上記のセリフを話しながら彼に石を飛ばし気絶させました。それまでぼんやりとした人柄を見せていた分その一撃はインパクトが強く、それだけお館様に対する忠誠心が強いことを証明しました。

刀鍛冶の里にて小鉄が襲われているところに駆けつけた無一郎は、小鉄の安否よりも鬼との戦いの邪魔になることを指摘し彼をその場から逃げるように強要しました。行動とセリフの差に強いギャップが生まれている初期の無一郎らしい名シーンです。

普段はぼんやりしていてあまり好戦的な様子を見せない無一郎ですが、上限の伍の玉壺との戦いでは怒りを爆発させ上記のセリフを口にしました。おぼろげな雰囲気を出しつつもその内面には鬼に対する憎悪がしっかりあることを示した名言です。

玉壺の血鬼術・水獄鉢から抜け出した無一郎は鋼鐵塚と鉄穴森を救出し、鉄穴森から新しい刀を受けとります。蛸壺地獄によって生み出されたタコ足に苦戦しつつも、無一郎はその時初めて人にお礼を言いながらタコ足を一瞬にしてバラバラに切り捨てました。

120話『悪口合戦』にて無一郎は玉壺に対して上記のようなセリフを口にして敵を煽りました。セリフの最後には「下手くそだな」と言い残しており、玉壺はこの一言でまんまと激昂するのでした。

緊急柱合会議が開かれると、そこで無一郎は痣が浮き出したことについて話し同時に発現させる方法について明かしました。痣は身体能力を一時的に向上させることができる特殊能力で、天才肌と言われる無一郎が発現方法を見出したことで他の柱も使用できるようになりました。

鬼殺隊の強化育成として柱稽古が行われると、それに参加していた炭治郎は無一郎の元で稽古をつけてもらうことになります。炭治郎は筋が良く飲み込みも早かったことから5日間の修行で無一郎から認められましたが、その際に無一郎は炭治郎に対して無垢な笑みを浮かべながら上記のセリフを口にしました。それまで無表情が多かった無一郎が記憶を取り戻したことによって成長した様子が窺えた名シーンです。

上弦の壱・黒死牟との戦いにて死亡してしまった無一郎は、死後の世界にて双子の兄・有一郎と再会を果たします。そこで有一郎は「戻れ。何のためにお前が生まれたのか分からないじゃないか」と言って追い返そうとしましたが、それに対して無一郎は上記のセリフをきっぱり言い切り兄の元へ歩み寄っていきました。

原作漫画でかっこいいと人気を集めた時透無一郎はアニメ版でもその人柄が再現され、声優の演技によってその存在がより際立ちました。ここではアニメ版鬼滅の刃にて時透無一郎を演じた声優についてまとめていきます。

時透無一郎を演じた声優は河西健吾（かわにしけんご）さんです。マウスプロモーションに所属している男性声優で、レールに乗った生き方を嫌がった結果役者の道に進んだと明かしています。中性的でハイトーンなボイスが魅力的であり、『3月のライオン』作者の羽海野チカ先生からは『輝く闇のような声』と評されています。

時透無一郎の人柄や生き様はかっこいい・かわいいと評判になっていますが、鬼滅の刃ファンは実際に時透無一郎に対してどのようなコメントを残しているのでしょうか？ここでは時透無一郎に対する世間での評判や人気について、SNS上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

鬼滅の刃ファンの間で時透無一郎のことが好きな人はとても多く、かっこいいとかわいいの両方を兼ね備えた人間性やギャップのある言動が人気を集めていました。過去エピソードで成長した姿も人気があり、笑うようになった無一郎の方が好きという意見も多く見受けられました。

時透無一郎が好きな人は他作品でも弟キャラを好きになっていることが多いそうです。無一郎の場合は兄弟ならではのエピソードが描かれているため、弟キャラが好きな人にとっては余計無一郎のことが好きになってしまうことでしょう。

鬼滅の刃の中でも人気があった分、黒死牟戦で時透無一郎が死亡した時は多くの人が悲しんでいました。鬼滅の刃の世界観では鬼殺隊が死んでしまうのは仕方のないことですが、最後の最後まで抗っていた無一郎の雄姿は多くの読者にかっこいい印象を与えたことでしょう。

霞柱の時透無一郎は中性的な顔立ちがかわいいと言われ、上弦の鬼たちと激闘を繰り広げるほどの強さにかっこいいとも言われ、非常にファンからの人気が高いキャラクターでした。見た目と実力、両方において秀でているところが時透無一郎の魅力と言えるでしょう。