【鬼滅の刃】上弦の陸・獪岳(かいがく)の担当声優は細谷佳正！代表作やキャラを紹介

上弦の陸･獪岳(かいがく)とは『鬼滅の刃』で登場する鬼の一人です。獪岳の本格的な出番は無限城に突入後と終盤になります。活躍できたのも2週と非常に短いですがいくつもの名言を残し、第2回の人気投票では21位と健闘しています。過去の回想シーンでは細谷佳正さんが声優として出演しています。

獪岳は無限城に突入した善逸と再開した時に初めて名前が判明しました。名字は本編では不明のままですが、キメツ学園で初めて明かされています。出番が短いためか年齢や過去の詳細な行動など分かってない部分もいくつかあります。

獪岳は元は鬼殺隊の隊士でしたが、上弦の壱･黒死牟鬼と遭遇し、戦わずに命乞いをした結果黒死牟の手によって鬼となりました。その後、遊郭編で戦死した上弦の陸の堕姫と妓夫太郎の後釜として上弦の壱･黒死牟の推薦により上弦の陸となっています。

獪岳は雷の呼吸を弐ノ型から陸ノ型まで使用可能ですが、壱の型だけは使えません。壱の型だけしか使えない善逸とは全くの逆になっています。ですが、鬼になっても呼吸は使用可能で、鬼になった後は血鬼術と呼吸を併用して戦っています。

獪岳は善逸との戦いで善逸が新たに作り出した雷の呼吸『漆の型･火雷土神（しちのかたほのいかづちのかみ）』 により首を切り落とされます。獪岳からダメージを受け落下する善逸と一緒に首を切り落とされて落下する獪岳ですが、近くにいた愈史郎に散々に言いたい放題言われた上に、善逸は愈史郎の手により救出され獪岳は何もできずに一人消滅してしまいます。

獪岳は善逸に1対1の状態から敗北しました。この敗北は上弦の鬼では唯一1対1で敗北した鬼となっています。この事から獪岳は弱いと思われがちです。ですが、鬼になって日が浅い獪岳は力を使いこなせていません。さらに人を喰って鬼は力を増すので、人を喰った数も足りていなくて鬼としてはまだ未完成だったと思われます。

戦闘後善逸を治療してる愈史郎は1年後なら善逸は即死していたと発言しています。鬼になりたてで元々上弦だった鬼には実力は届かないかもしれませんが、未熟な状態でも上弦に推薦されるレベルという事と、まだ成長の余地もあると考えると鬼としての潜在能力は非常に高かったと思われます。

一言で言えば承認欲求の塊です。そのため、師匠である桑島慈悟郎に目をかけられている善逸に対して嫉妬し、桃を投げつけたり罵倒していたりします。その一方で桑島慈悟郎は先生と呼んで慕っていて、修行途中で逃げ出している善逸と違い修行は真面目に打ち込んでいます。修行に打ち込む獪岳の姿を見て善逸は獪岳の事を尊敬していました。

アニメ化され映画も放映されて有名作品となった『鬼滅の刃』ですが、忘れかけてる方のために概要とあらすじのおさらいをしていきます。

『鬼滅の刃』は週間少年ジャンプに掲載されていた吾峠呼世晴による作品で、2016年11号から2020年24号まで掲載されました。2019年にはアニメ第1期である『竈門炭治郎立志編』が放映され、人気が一気に高まります。2020年10月には劇場版である『無限列車編』が公開され、2021年10月には劇場版の『無限列車編』を再編集したアニメが、2022年12月には『遊郭編』が放映されています。

時代は大正時代、亡くなった父親の跡を継いで炭焼の仕事をして家族の生活を支えていた竈門炭治郎でしたが、ある日家を空けていた間に家族が鬼に襲われて惨殺され、生き残った妹の竈門禰豆子も鬼となってしまいます。鬼になった禰豆子に殺されそうになった炭治郎でしたが、冨岡義勇と名乗る剣士に救われます。

冨岡義勇は鬼になった禰豆子を退治しようとします。ですが、炭治郎を庇う禰豆子の行動を見て考えを変え鱗滝左近寺という男を炭治郎に紹介します。炭治郎は鱗滝左近寺の元で厳しい修行をし、鬼と敵対している鬼殺隊の試験に合格します。鬼殺隊に合格した炭治郎が、禰豆子を人間に戻すために鬼を退治しながら鬼舞土無惨という唯一人間を鬼に変えられる男を追っていく物語です。

那田蜘蛛山編の善逸の過去の回想シーンで獪岳は初めて登場しますが原作ではこの回想シーンでは名前は分かりませんでした。アニメでは獪岳の声優は細谷佳正さんが担当していますが、エンディングでは善逸の兄弟子と表記されています。細谷佳正さんはどんな方か、声優としてはどんな活動をしているのかを紹介していきたいと思います。

細谷佳正さんのデビュー当初は海外ドラマ・映画の吹き替えの仕事がメインだったそうです。2007年に『テニスの王子様』の白石蔵ノ介の声優として出演した結果知名度が上がり、それ以降主役級のキャラの声優として出演することが多くなりました。また、白石蔵ノ介のキャラクターソングアルバムもリリースしています。

細谷佳正さんは2002年に東京アナウンス学院を卒業し、マウスプロモーション附属俳優養成事務所へ所属します。2004年にマウスプロモーションの事務所に所属しました。2014年にマウスプロメーションを離れてフリーとなりました。

2010年には『テニスの王子様』の白石蔵ノ介のアルバムを2ヶ月連続で出しています。2014年と2016年の２回にわたって声優アワード助演男優賞を受賞しています。2017年4月に出演しているラジオ『天才軍師』で喉の治療のために声優業の休業を発表しましたが、8月６日の同じラジオで声優業に復帰するという事を発表しました。

細谷佳正さんは10代や20代の少年や青年キャラの声優として多くのアニメに出演しています。熱血漢からクールなタイプからツッコミ役や悪役等声優としての演技の幅が広いです。また、方言を話すキャラも数多くこなし、スポーツアニメへの出演も多いです。

次は細谷佳正さんが担当したキャラクターの中で有名と思われるキャラクターを何人か選んで紹介していきたいと思います。

最初に紹介するのは、週刊少年ジャンプで連載していたテニス漫画の『テニスの王子様』の四天王寺中学の部長である白石蔵ノ介です。2022年現在『新テニスの王子様』がジャンプスクエアで連載中です。

細谷佳正さんの声優として知名度が上がったのも白石蔵ノ介として出演してからです。さらに、白石蔵ノ介のキャラクターソングアルバムも出していて、『テニスの王子様』のキャラクターソングの中で最高順位を記録しています。白石蔵ノ介は公式のシングル戦で唯一、不二周助に勝利しています。

『転生したスライムだった件』は作者の伏瀬が小説家になろうに連載していた作品です。アニメは本編は2期放送されていて、スピンオフである転スラ日記もアニメ化され、2022年には映画化も決まっています。

作中でのヨウムの活躍は豚頭帝（オークロード）の調査にジュラの大森林へと派遣されたのがリムル達との出会いとなります。その後リムルに気に入れられ、豚頭帝討伐の手柄を譲られ英雄となります。その後に起こったファルムス王国侵攻後に、リムルから頼まれてファルムスの王を目指す事になります。

『僕のヒーローアカデミア』は堀越耕平による週刊少年ジャンプに連載されている漫画です。2022年3月時点ではアニメ5期が放送されていて、2022年10月からは6期の放送も決定しています。常闇踏陰は主人公の緑谷出久と同じ1-Aクラスに在籍しています。ヒーロー名は漆黒ヒーロ『ツクヨミ』です。個性は黒影(ダークシャドウ)で光という明確な弱点がありますがかなり強力な個性で、1-Aの中でも優秀な生徒の1人です。

『Fairy gone』はP.A.WORKS制作の全24話のオリジナルアニメです。漫画も出ています。本編開始より9年前の大戦で猛威をふるった、憑依した生物に力を与える妖精を操る妖精兵達の話です。ウルフラン・ロウは9年前の大戦で妖精兵として戦っていましたが、妻子を失い絶望してテロリストになりました。所有している妖精はフィッチャーです。

『ゴールデンカムイ』は週刊ヤングジャンプに連載されてる野田サトル原作の漫画です。2022年10月からは4期が放映予定になっています。明治時代初期の北海道と樺太が舞台で、金塊をめぐるサバイバル漫画です。谷垣源次郎は真面目で誠実な人間で作者のお気に入りのキャラですが、作中でのいじられキャラと何故か作品のお色気キャラも担当しています。

『賭ケグルイ』は月刊ガンガンJOKERで連載されているギャンブル漫画です。アニメ化だけではなくドラマ化やゲームにもなっています。尾喰茨は2期である賭󠄀ケグルイ××から登場しています。尾喰家は代々詐欺を生業としてきた一家なのですが、尾喰茨は嘘を付くのに生理的嫌悪を感じるため異端とされてます。

『ハイキュー』は週刊少年ジャンプに掲載されていた古舘春一原作のバレーボール漫画です。アニメだけでなくゲームも出ています。東峰旭は、烏野高校のバレー部に所属していてポジションはウイングスパイカーであり、烏野高校のエーススパイカーです。

東峰旭は作品の途中から復帰したため日向達が入部した時は不在でした。烏野の中では高身長で見た目もワイルドですが、見た目に反してヘタレです。

『ちはやふる』は末次由紀原作の競技かるたを題材とした漫画で、雑誌『BE･LOVE』で連載されています。『ちはやふる』の漫画の影響は、競技かるたの浸透に大きな影響を与えました。2016年には実写映画が公開されています。綿谷新は主人公の綾瀬千早と真島太一をかるたの道に引き込んだ人物です。実写では俳優の新田真剣佑が演じています。

獪岳は名前が判明するまでにとあるキャラ2人の過去の回想シーンに登場しています。名前が判明してからも獪岳の活躍回は2週と少ないながら多くの名言を残していきました。獪岳の名言と過去に何があったかを解説していきたいと思います。

悲鳴嶼の回想シーンで名前は出てきていませんが、獪岳と似た特徴を持つ子供がいること、獪岳の回想シーンに寺での出来事と思われる回想シーンがあるということと、原作の17巻で獪岳が寺にいたという事と獪岳が寺で何したのかが書かれています。

ですが、悲鳴嶼の言いつけを守らなかったために鬼と出会ってしまい、鬼へ命乞いして鬼と取引をします。獪岳自身の命と引き換えに、悲鳴嶼と子供達を鬼に売り渡そうとして寺に鬼を引き込んでしまいます。この行為は悲鳴嶼が岩柱となった直接的な原因となってしまいました。

鬼と取引した後の詳しい足取りは分かっていません。元鳴柱の桑島慈悟郎に弟子入りをしていますが、どのようにして出会ったかや鬼殺隊を目指したのかの理由は分かっていないです。弟子時代の獪岳は那田蜘蛛山編での善逸の回想シーンに登場しています。

その後はいつ頃か不明ですが、鬼殺隊に入隊しています。鬼殺隊内での活動内容や階級は不明です。鬼殺隊として活動中に上弦の壱･黒死牟と遭遇し、戦わず命乞いをした結果黒死牟の手により鬼となりました。鬼になった後、黒死牟の推薦により上弦の陸となっています。鬼になった時期は不明ですが、上弦の鬼となった時期と近いと思われます。

獪岳の師匠である桑島慈悟郎が選んだ後継に選んだのが自分1人だけではなく、善逸と2人で後継に選ばれたのが納得できなかったため叫んだ名言です。善逸の回想シーン内では桑島慈悟郎の事を先生と読んでいましたが、鬼になった後は爺と呼んでいるので、獪岳の恨みがどれだけ深いか分かる名言だと思います。

桑島慈悟郎が獪岳が鬼となったと知り、その責任を取って切腹したと聞いた獪岳の反応です。評価しないのであればかつて尊敬していた師匠に対してもこのセリフです。獪岳の性格の腐り具合をよく表しています。

善逸が漆の型を使用した時に獪岳が発した名言です。桑島慈悟郎が善逸だけに漆の型を教えたと思い、善逸をやはり贔屓してたのかと思っています。ですが実際には善逸が自分で作った型なので、ただの勘違いです。獪岳という人物の性格の歪みを表してる名言とも言えます。

ツイッターのコメントや画像内での高い評価を見る限り、細谷佳正さんは多くの人に認められるほど演技の実力が伺えます。

コメント付きでアニメを見ていると、こんな声も出せるのかとかこの声は○○と同じ声の人かなどというコメントをたまに見かけます。普段アニメを見て聞き慣れていても、別人の声に聞こえるレベルであればキャラクター毎にぴったりな声を出せる高い演技力を持っているという事になります。

細谷佳正さんは多くの方から高い評価をもらっています。高い実力でアニメとなったキャラクターの魅力を原作以上に引き出す事ができるため、多くの方からの高い評価と多くの人気を得ていると思います。

今回は『鬼滅の刃』の登場キャラである獪岳と獪岳の声優として出演している細谷佳正さんの紹介をさせて頂きました。獪岳の人格は最低ですが、人気投票では何気に鬼無土無惨より高いという謎の人気があり、唯一の出番とも言える獪岳と善逸との戦いは作中屈指の名バトルとも言えます。

鬼滅の刃はアニメの作画レベルは高く、獪岳の担当声優の細谷佳正さんの演技力も高いため、アニメの『鬼滅の刃』で絶対に見逃せないシーンの1つにだと思います。ただ、獪岳の出番までが非常に遠いのが非常に残念です。