【フェアリーテイル】ガジルの強さや最後について紹介！レビィとの関係も

『フェアリーテイル』に登場するガジル・レッドフォックスは、「鉄竜のガジル」という異名を持つ、年齢不詳の「鉄の滅竜魔道士」です。最初は敵キャラでしたが、途中から主人公ナツ・ドラグニルの所属する魔道士ギルド「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」に加わりました。まず、ガジルのプロフィールを紹介します。

ガジル・レッドフォックスのアニメ初登場は第21話です。当時ガジルが所属していたファントムロードに、ルーシィの父親からフェアリーテイルにいる娘を連れ戻してほしいという依頼が入ります。ファントムロードは、依頼に応えるついでに敵対関係にあるフェアリーテイルを潰すために、攻撃を仕掛けました。その中でも中心にいたのがガジルです。その後、ナツ・ドラグニルと対決して敗北しました。

『フェアリーテイル』は真島ヒロ（ましまひろ）による漫画作品です。『週刊少年マガジン』（講談社）誌上で2006年から2017年にかけて連載され、コミックスは全63巻543話を数えます。テレビアニメは2009年秋に第1期が始まり、2018年から2019年にかけてファイナルシリーズ（第3期）が放送されました。2020年には累計発行部数が7,200万部を超え、海外でもフランスなど多くの国で大人気作品となっています。

金髪美少女の魔道士ルーシィは、立派な魔道士になるため、魔道士に仕事の仲介などを行う魔道士ギルド「妖精の尻尾（フェアリーテイル）」への加入を希望していました。しかし、フェアリーテイルの魔道士と称する男に騙され、危うく売られそうになります。そこへ、ナツが現れルーシィを助けました。ナツこそフェアリーテイルの滅竜魔道士でした。そこから、ナツやルーシィの冒険が始まります。

『フェアリーテイル』に登場するガジル・レッドフォックスは、ファントムロードの魔道士の中でも最強かつ狂暴な魔道士として、ギルド内でも恐れられていました。その強さは、フェアリーテイルに加わってからも変わることはありません。ここでは、ガジルの強さや能力を考察します。

ガジル・レッドフォックスは、攻撃にも防御にも優れた強さを発揮できる魔道士です。また、身体能力も高いので、オールマイティに強さを発揮できます。ガジルは鉄の滅竜魔道士なので、体の一部分を鉄の武器に変えたり、体から作り出した鉄から武器を作り出したりすることができます。また、鉄を食べることで体力を回復したり魔力を増強させたりすることもできます。

ガジル・レッドフォックスは一度死亡しました。スプリガン12のブラッドマンとの戦闘で、魔力を奪われたレヴィは倒れてしまいます。それを見たガジルは、魔障粒子を食べて同化することで、ブラッドマンを倒すことができました。しかし、ブラッドマンはガジルを黄泉の国への道連れにします。ガジルを助けようとするレヴィに、涙を流しながらレヴィに対する想いと別れを告げました。

ブラッドマンが、ガジル・レッドフォックスを黄泉の国への道連れにしたのとちょうど同じ時、スプリガン12のアイリーンが「ユニバースワン」を発動させました。この魔法は、世界の形を歪めることで特定の人物を移動させることができますが、他の人々はランダムに移動してしまうという反作用があります。ガジルもその影響を受けて、黄泉の世界に入る直前で他の場所に移動したため、復活することになりました。

ガジル・レッドフォックスとレヴィ･マクガーデンは、最初はお互いに敵対しているギルドに所属しました。しかし、ガジルがフェアリーテイルに加わってから、2人の距離はだんだん縮まってきます。ここでは2人の馴れそめから最後までを紹介します。

レヴィ･マクガーデンは、当初、フェアリーテイルに所属しているモブキャラの1人でした。しかし、人気が出たことから、重要キャラの1人に昇格します。小柄で、もともとは大きく描かれていた胸が小さく描かれるようになり、そのことを気にするようになりました。

ガジル・レッドフォックスがフェアリーテイルを襲撃した時、挑発するために、レヴィのチーム「シャドウ・ギア」を公園の木に吊して暴行を加えています。この時がガジルとレヴィとの出会いでした。この最悪の出会いのため、ガジルがフェアリーテイルに加わった時はガジルのことを恐れていましたが、シャドウ・ギアの他のメンバーがガジルに加えた報復には加わりませんでした。その後、ガジルのことを気にかけるようになりますが、「S級魔道士昇格試験」で2人はパートナーとなり、行動を共にすることが増えました。

『フェアリーテイル』最後の場面は、小説で賞を取ったルーシィの受賞記念パーティーです。会場でレヴィはガジルを呼んでひそひそ話をしましたが、ガジルは冷や汗をかいています。たまたま聞こえてしまったルーシィも赤面していますが、それは「赤ちゃん」という言葉が聞こえたからでした。

ガジル・レッドフォックスは、敵キャラで凶暴、言葉遣いも悪く、敵のギルド内でさえ恐れられていました。フェアリーテイルに加わってからも警戒されていましたが、次第に不器用ながらギルドを大切に思っていることが徐々に伝わり、ガジルの男気ある魅力が広まっていきました。ここでは、そのようなガジルの魅力を紹介します。

ガジルの魅力①は、ガジルの性格が変化したことです。ファントムロード時代のガジルは凶暴な性格で、同じギルド内でも「ガジルさん」と恐れられていましたが、ファントムロードに移籍してからは、次第に丸くなっていきました。移籍当初こそ、他のメンバーから警戒されていましたが、レヴィとの出会いで人を愛することを知り、最後はなくてはならないメンバーとなっています。

ガジルの魅力②は、ガジルの趣味です。ガジルは音楽が趣味で弾き語りを好んでいます。大魔闘演武では、サングラスに白いスーツという出で立ちでギターの弾き語りをしました。しかし、歌はお世辞にも上手いというレベルではありません。

ガジルの魅力③は、リリーとの関係です。ガジルは、ナツにはハッピーというパートナーがいることを羨ましく思っていました。その後、エドラスでパンサーリリーと共闘し、リリーを無理矢理パートナーとしました。リリーは生真面目で冷静ですが、ガジルと行動を共にしているため、性格や口癖が似てきています。

ここまで『フェアリーテイル』に登場するガジル・レッドフォックスについて解説しました。最初は凶悪で口の悪い敵キャラでしたが、フェアリーテイルに所属してからは少しずつ丸くなり、レヴィ･マクガーデンといい仲になるなど、大きく成長したキャラです。このガジルをテレビアニメでは誰が演じているのでしょうか。ここでは、ガジルの声優を紹介します。

テレビアニメ『フェアリーテイル』でガジル・レッドフォックスを演じた声優は、羽多野渉（はたのわたる）です。波多野は、無骨で男気のあるガジルの魅力をかっこよく表現していると高い評価をされています。

羽多野渉が声優になったきっかけは、声優に詳しかった母親の影響です。もともとアニメが大好きだった波多野は、母親から声優のことを聞き、声優に興味を持ちました。アミューズが開催したオーディションに合格したことから、アミューズメントメディア総合学院声優タレント学科に入学しています。テレビアニメは2001年の『よばれてとびでて!アクビちゃん』でデビューし、2004年には『ゆめりあ』の三栗智和役で初主演を飾っています。2008年には第2回声優アワード新人男優賞を受賞しました。

『フェアリーテイル』のガジル・レッドフォックスは、凶暴な敵キャラから、ギルド思いの男気のあるキャラへと変貌しましたが、『フェアリーテイル』のファンからは、どのように受け止められているのでしょうか。ここでは、SNSの投稿を参考に評判や人気を探ります。

『フェアリーテイル』に登場する多くのキャラの中でも、ガジル・レッドフォックスは人気のあるキャラです。ガジルは魅力的なキャラで、最後まで飽きさせることがありません。連載終了からはかなり歳月も経っていますが、未だに新しい読者を獲得しています。その中で、ガジルが好きだという投稿も多く見られます。

ガジル・レッドフォックスは、フェアリーテイルに加わってからは二重スパイも務めました。二重スパイについての考察もSNS上でちらほら見受けられますが、これはガジルの能力に合っているのではないかということを考察している投稿です。

ガジル・レッドフォックスとレヴィ･マクガーデンは、公式カップルです。2人の出会いは最悪でしたが、ガジルがフェアリーテイルに加入してからは、2人の距離が次第に縮まりました。この2人が出会ってから最後まで、関係がどのように変化していくのか追っていくのも再読の楽しみとなっているようです。

『フェアリーテイル』に登場するガジル・レッドフォックスは、最強かつ凶暴な敵キャラでした。それが、フェアリーテイルに加入してからは、不器用でありながら誠実さが認められていきます。また、愛する人ができたことから強さも増しました。『フェアリーテイル』を再読する際は、ぜひガジル・レッドフォックスの活躍に注目してください。