【鬼滅の刃】伊黒小芭内が口に包帯を巻く理由とは?過去や傷が関係している?
『鬼滅の刃』に登場し、鬼殺隊最強位の柱の称号を有している伊黒小芭内。見た目でもかなり特徴的なキャラクターのひとりで、口を包帯で隠している伊黒小芭内ですが、なぜ口を包帯で巻く必要があるのでしょうか?その理由を本記事では紹介をしていきます。
目次
【鬼滅の刃】伊黒小芭内とは
『鬼滅の刃』に登場し、鬼殺隊最強位の柱の称号を有している伊黒小芭内。謎が多く、見た目でも特徴的なキャラクターのひとりです。そんな伊黒の特徴のひとつである、口を包帯で巻いている理由を今回は紹介していきます。伊黒の過去や能力、強さなども併せて紹介をしていくので、最後まで読み進めていってください。
伊黒小芭内のプロフィール
伊黒小芭内(いぐろおばない)とは、作中で鬼を退治する鬼殺隊で最高位の柱と呼ばれる称号を有している剣士です。特徴は首に白い蛇、口周りには包帯を巻きつけています。また、目にも特徴があり、左目は緑色で右目は黄色の左右異なる目です。何かと物事に対してネチネチという言う性格で、初めて伊黒を作中で見た人は良い印象を受けなかったと思います。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
ではまず、伊黒小芭内の口に包帯が巻かれている理由についてご紹介する前に、漫画『鬼滅の刃』についておさらいしていきましょう。『鬼滅の刃』について、詳しく知らないという方や断片的に話を知っているだけで、概要やあらすじについて知りたいという方は、ゆっくり見てみてください。
『鬼滅の刃』の概要
タイトル”鬼滅”とあるように、この物語は鬼を滅するバトルアクションです。週刊少年ジャンプに連載をしていた、作品で小さい子どもでも分かりやすく、ドキドキハラハラする作品になっています。見所はやはり、人間と鬼が直接対決をするアクションシーン。人間は”呼吸”と呼ばれる必殺技を用いて鬼を退治しようとし、鬼は”血鬼術”と呼ばれる必殺技で人間に対抗しようとします。キーワードは、家族愛・絆・過去。
『鬼滅の刃』のあらすじ
大正時代が舞台の『鬼滅の刃』とは、主人公の竈門炭次郎(かまどたんじろう)の家族が、鬼に襲われて物語が始まります。山奥で暮らしていた竈門家は決して楽な暮らしではなかったものの、家族みんなで暮らす日々に幸せを感じていました。ですが、その暮らしが一変し家族は鬼に襲われ、妹の禰豆子だけが鬼になり生き残ってしまいます。鬼になった禰豆子を、人間に戻すために炭次郎が長い旅に出る物語です。
伊黒小芭内が口に包帯を巻く理由とは
それでは、本題ですが伊黒小芭内が口に包帯を巻く理由とは何でしょうか?現代で包帯や布を巻くとなると、ケガや病気、毒気からの感染を防ぐことに意味がありそうですが、果たして伊黒はどんな理由で包帯を巻いているのか。下の段落から少しづつ紹介をしていきます。
伊黒小芭内の容姿
まず伊黒小芭内の容姿ですが、初めに紹介したように首に白い蛇、口には包帯を巻きつけていて、左目は緑色で右目は黄色の異なる目をしています。服装は、白と黒を基調としているストライプを隊服の上から着ています。ただでさえ目立つ蛇が首にいるのに、口周りを包帯で隠す理由も非常に気になりませんか?
包帯の下は口が裂けている
実は、伊黒の包帯の下は口が裂けているのです。元あった口から、さらに何かに引き裂かれてしまったかのような傷跡と共に口が裂けています。まるで、人間ではなく動物のような口周りですが、伊黒の口には一体何があったのでしょうか?
過去が関係している
伊黒の口が裂けているのは、伊黒の過去が関係しているようです。一体どんな過去があって、伊黒の口が裂けてしまったのでしょうか。さらに、なぜ口周りを包帯で巻くようになってしまったのでしょうか?甘露寺と仲の良い伊黒ですが、仲の良い理由と過去が関係しているのかもしれません。
口を隠すのは甘露寺に見せたくないから
伊黒が口を隠すのは、鬼殺隊の仲間でもあり、伊黒の想い人でもある甘露寺蜜璃(かんろじみつり)に見せたくないからです。見た目で口が裂けている所を、甘露寺に見られたくないというわけではなく、辛い過去によってできた傷を見られたくないという理由です。
伊黒小芭内の過去
前述したように、伊黒小芭内の口が裂けてしまった理由は、辛い過去が原因ですが、具体的にはどんな過去があったのでしょうか?伊黒は鬼殺隊での強さもかなり上位の剣士で、肉体的にも精神的にも相当鍛えられています。そんな伊黒が辛いと考えてしまう過去について、次は紹介をしていきます。
醜く汚い一族に生まれた伊黒小芭内
伊黒は、醜く汚い一族に生まれてきました。生まれたばかりの赤ん坊を生贄に生計を立てている家系でした。なおかつ伊黒が生まれてきた一族は、なぜか女しか生まれないという、珍しい一族だったのです。そんな中で、伊黒は370年ぶりの男として生まれてしまったので、大事に育てるために座敷牢に入れられて生活をしていました。
蛇鬼に支配されている一族だった
伊黒が12歳になる頃、突然座敷牢から出されて、きらびやかな部屋に連れていかれます。そこで待っていたのが、下肢が蛇のような女の鬼がいました。つまり、伊黒の一族は赤ん坊を蛇鬼に捧げ、その蛇鬼が代わりに金品を持っている人を殺して、生計を立てていたということです。伊黒は男でもあり、左右で異なる目をしていたため、蛇鬼にすぐに食べられることなく生かされ続ける事となりました。
口を裂かれる
左右で異なる目をしていて、尚且つ370年振りの男となれば、蛇鬼からして珍しい存在だったのです。そんな伊黒は12年間生かされ続けることになり、その際に蛇鬼は口を自分と揃えると言い、伊黒の口を切り裂いたのです。伊黒からすれば、口を裂かれたということよりも、口を裂いて醜悪な蛇鬼と同じような容姿になってしまったことの方が、辛かったのでしょう。
屋敷から逃げ出し炎柱に助けられる
蛇鬼が一族を支配していることを知った、伊黒はこのままでは生き残れないと考え、屋敷から抜け出そうと考えます。盗んだかんざしを使い牢を削って抜け出そうとします。その際に、牢に迷い込んできたのが、現在首に巻いている白い蛇、鏑丸(かぶらまる)なのです。屋敷から無事に逃げ出せたかと思いきや、蛇鬼に追われ、殺される寸前の所で炎柱に助けられました。
その後鬼殺隊に入る
炎柱に助けられた後、孤独の身になってしまった伊黒は、やり場のない思いを全て鬼に向け、ひたすら鬼を恨み、憎しみ続けました。鬼が人間を襲い、人々の安寧を脅かす存在だからこそ、伊黒は弱い人間の為に必死に鬼を退治し続けたのです。そうして誰かの為になると信じ命を懸けると自分が何か少しだけ”いいもの”になれる気がしたからです。伊黒は過去は消せずとも、これからに目を向けて前向きに生きようとする姿が分かります。
伊黒小芭内の強さや能力
伊黒小芭内には蛇鬼に口を切り裂かれたという、壮絶な過去があったのです。そんな辛い過去を持っている伊黒の強さは、一体どれほどのものなのでしょうか。女だけの一族に生まれ、蛇鬼に支配されていた伊黒の呼吸や日輪刀、強さの秘訣について紹介をしてきます。
蛇の呼吸
伊黒は水の呼吸から派生をした、蛇の呼吸の使い手です。剣筋も持ち前の関節の柔らかさを生かした、蛇のような剣技を繰り出します。一般的な直線的な軌道を描くのではなく、蛇のように変則的で自由に相手の首を狙うことが出来るのが、伊黒の戦い方です。技名も”蛇”に関するもので名づけられています。蛇の一族支配された一族に生まれたからこそ、蛇の呼吸を習得し現在の伊黒の強さになっているのです。
日輪刀
伊黒の日輪刀は、蛇のようにぐにゃぐにゃとした刀身になっていて、刀身の色は薄い紫色です。前述をしたように、伊黒の元々の呼吸は水の呼吸ですので、水の呼吸の青い刀身から、蛇の呼吸に派生し薄い紫色になったということです。日輪刀がこの形になっているのは、伊黒の曲がるような太刀筋と唯一呼吸法である蛇の呼吸の強さを最大限生かす為に、この形になっているようです。
赫刀と痣
最終決戦である、無限城で伊黒は赫刀と痣を出現させます。伊黒は唯一鬼殺隊で刀の柄を、万力の握力で握りしめることで赫刀の出現させました。また、体温を39度以上、心拍数を200以上にすることで痣が体のどこかに出るのですが、それも同時に伊黒は無限城の戦いで左腕を中心として、蛇の模様が出現しています。
透き通る世界
透き通る世界とは、その名の通り、世界が透き通って見えるような状況で相手の体が透けて見え、鬼の臓器の位置や体の仕組みが肉眼でも分かるような現象です。透き通る世界に入ることが出来るのは、作中でも限られた剣士だけでしたが、伊黒も最終決戦の無限城戦で透き通る世界に入っています。
鬼舞辻無惨との戦いでの活躍
赫刀や痣の出現、さらには透き通る世界に入ったことによって、伊黒は鬼の根源である、鬼舞辻無惨との戦いで活躍をします。甘露寺と一緒にほぼ無傷で無限城戦を生き抜いている伊黒は、炭次郎と共に無惨を追い詰めることになるのです。作中で、全くといっていいほど、出番がなくただネチネチと仲間に対して暴言を吐くような悪者のような役回りが多かった伊黒ですが、無惨との戦いでそれを払拭してくれるほどの、活躍をしていきます。
伊黒小芭内のアニメ声優を担当したのは
伊黒小芭内の辛い過去や能力、活躍をこれまで紹介をしてきましたが、ここからは鬼滅の刃が人気作となったひとつの要因である、アニメについてご紹介をしていきます。伊黒の声を担当したのがどんな人なのか、気になりませんか?次の段落から詳しく紹介していきます。
伊黒小芭内の声優は「鈴村健一」
伊黒の声を担当した声優は、鈴村健一さんです。鈴村健一さんは他の作品でも主役を務めることもある、かなり有名な声優です。アニメはもちろんですが、ゲームやラジオのパーソナリティ、音楽番組への出演も多く、様々な分野で活躍をされている人物です。
鈴村健一のプロフィール
- 名前:鈴村健一
- 性別:男
- 生年月日:1974年9月21日(47歳)
- 血液型:A型
- 事務所:株式会社インテンション(代表)
- 出身地:大阪府豊中市
鈴村健一さんは1994年にマクロス7で初の声優デビュー。2008年には声優アワードでダブル受賞。2011年には声優の坂本真綾さんと結婚。2012年に長年声優として所属をしていたアーツビジョンから離れ、担当マネージャーと共に株式会社インテンションを立ち上げました。その後も数々の賞を受賞していて、今もなお声優の第一線で活躍をされています。
鈴村健一の主な出演作品
ここでは鈴村健一さんの主なアニメ出演作品についてご紹介をします。
- 2014年「曇天に笑う」比良裏役
- 2013年「京騒戯画」明恵役
- 2012年「黒子のバスケ」紫原敦役
- 2012年「恋と選挙とチョコレート」毛利夜雲役
- 2006年「銀魂」沖田総悟役
- 2006年「桜蘭高校ホスト部」常陸院光役
- 2004年「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シン・アスカ役
伊黒小芭内の口に対する世間での評判や人気
伊黒小芭内がかなり可哀そうという声が上がっています。作中で、かなり嫌われキャラをしている伊黒ですが、辛い過去を知ってしまった読者やファンの方は、伊黒に対してギャップ萌えしてしまいます。
やはり、伊黒に対して痛々しいという意見を述べている人もいます。若干12歳という現代に置き換えたら若い年齢で口を裂かれて、その裂かれた口と過去を封じ込めるように傷口を隠す伊黒は何とも痛々しいという表現が合ってしまいます。
痛々しい、可哀そうという意見の一方で、口を隠している伊黒さんが好きという方の意見もあります。口周りを包帯で隠すからこそ、なんだか魅力が増して伊黒小芭内というキャラクターを好きになってしまうというのはありますよね。
伊黒小芭内がもしも〇〇だったら
ここからは伊黒小芭内が、もしも○○だったらという妄想をしていきます。作中での伊黒の性格や行動から、伊黒が○○だったらどんな行動をとっていくのかを考察していきます。
伊黒小芭内「彼氏」篇
作中で、伊黒は想い人である甘露寺に対して一目惚れで、好きになったようです。また他の鬼殺隊の隊士などに対する、ネチネチとした態度とは裏腹に甘露寺に対してだけ、優しく接しています。そのことからも、伊黒が彼氏になったら恋人に対してぞっこんで周りが引いてしまうくらい、彼女の事を愛してしまいそうです。
伊黒小芭内「友達」篇
伊黒がもし友達だったら、暴言は吐くけどなんだかんだ仲良くしてくれる、とても良い友達になってくれると思います。 『鬼滅の刃』鬼殺隊見聞録・弐 には、柱がそれぞれの柱の印象についての掲載があるのですが、そこで伊黒はかなり良い評価を周りの柱から得ていて、尚且つ伊黒自身の評価で音柱の宇随天元に対しては、昔の生い立ちの話をする機会があり、意気投合しているようです。
伊黒小芭内「部活の先輩」篇
伊黒がもし部活の先輩だったら、きっと厳しい先輩のような存在になっていたでしょう。体が小さい伊黒ですが、天才的な才能を持ち、後輩をネチネチと指導していたと思います。真剣に育てたいと考えているからこそ、そのような態度になるのでしょう。作中でも、隊士を育てる柱稽古で後輩の隊士に厳しく当たっていたのは、決して鬼との戦いで死んでほしくないからだったのだと思います。
伊黒小芭内の口の包帯には辛い過去が関係していた
今回の記事では、伊黒小芭内が口の周りを包帯で隠している理由を中心に紹介していきました。口を隠す理由の裏側には、甘露寺への想いや辛い過去が関係しているということでした。口周りを隠しているのは、毒気を防ぐためや強さを隠しているわけではなく、過去のトラウマ体験を隠す単なる道具ということでした。
この記事のライター
横山広樹
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