【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の死亡理由を調査!岩柱の泣ける最期とは
『鬼滅の刃』の柱の中でも実力者である悲鳴嶼行冥。物語の終盤で活躍する悲鳴嶼行冥は残念ながら作中で死亡してしまいます。登場回数は少ないながらも存在感のあるキャラクー、悲鳴嶼行冥の死亡理由を調査しました。岩柱の泣ける最期とはどんなものだったのか紹介します。
目次
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥とは
悲鳴嶼行冥は『鬼滅の刃』の「鬼殺隊」の最高位である柱の1人です。大きな体と常に数珠を持って念仏を唱えているビジュアルはかなり特徴的。柱の中でも最強と呼ばれるほどの実力者である悲鳴嶼行冥について詳しく紹介します。
悲鳴嶼行冥の基本プロフィール
悲鳴嶼行冥の簡単なプロフィールを紹介します。悲鳴嶼行冥は8月23日生まれの27歳。柱の中では最年長です。身長は2m20cmで体重は130kgとかなりの大男。些細なことでも涙を流す涙もろい性格です。
岩柱・悲鳴嶼行冥の強さや能力
柱はそれぞれの呼吸法を使用して鬼と戦います。悲鳴嶼行冥は「岩柱」の称号を持ち、「岩の呼吸」を極めています。他の柱からも強さを認められており、底の知れない強さを持つ人物であることがわかります。
悲鳴嶼行冥はその体格と生まれ持った強さを持っていました。それは「岩の呼吸」を取得する前に素手で鬼を倒せるほど。盲目というハンデを持ちながらも、生まれ持った強さと鍛錬して取得した強さで鬼と戦います。
悲鳴嶼行冥が取得している「岩の呼吸」はその名の通り、堅い防御力と高い攻撃力を併せ持っています。悲鳴嶼行冥の使用する武器は他の柱が使用する刀などではなく斧と鉄球を鎖でつないだ特殊なもの。悲鳴嶼行冥ほどのパワーと戦闘センスがなければ扱えないような武器です。
漫画『鬼滅の刃』をおさらい
『鬼滅の刃』の概要
『鬼滅の刃』の舞台は大正時代の日本。原作は五峠呼世晴著によるダークファンタジー漫画。 単行本は全23巻で、2021年2月にはシリーズ累計発行部数が1億5000万部を超えるほどの大人気作品となりました。アニメ化、舞台化もされ、『鬼滅の刃』は社会現象ともなりました。
『鬼滅の刃』のあらすじ
『鬼滅の刃』の主人公、炭治郎は心優しい少年。家族の為に炭を売って暮らしていました。そんなある日、いつものように炭を売りに町へ出た炭治郎ですが、家に帰ると鬼に家族が食い殺されていました。なんとか1人生き残った妹も鬼へと変えられてしまいます。鬼になった妹を人間に戻すため、炭治郎の戦いが始まります。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の死亡理由や死亡シーン
柱の中でも最強と言われている悲鳴嶼行冥ですが、作中で死亡してしまいます。悲鳴嶼行冥の死亡の理由はなんだったのでしょう?涙なしでは見られない死亡シーンについても紹介します。
死亡シーン①無惨との戦闘に遅れて参加
『鬼滅の刃』の物語の終盤、柱たちと無惨との最終決戦が始まります。悲鳴嶼行冥は他の柱や鬼殺隊たちが無惨と戦っている中、遅れて登場します。悲鳴嶼行冥が遅れて登場した理由は、直前まで上弦の壱の鬼である黒死牟と死闘を繰り広げていたからです。
死亡シーン②戦闘中に致命傷を負う
無惨との闘いに遅れて登場した悲鳴嶼行冥は、無惨の攻撃を受けて細胞の死滅が始まってしまいますが、珠世の薬でなんとか切り抜けます。しかし無惨との闘いは厳しく、無惨の地割れ攻撃によって吹き飛ばされ、左足を失う致命傷を負ってしまいます。
死亡シーン③孤児に囲まれながら死亡
悲鳴嶼行冥は致命傷を負いながらも精神力だけで立ち上がります。そして逃げようとする無惨を鎖を使って必死に捕まえます。全員が力を合わせ、ついに無惨を倒すことに成功。
なんとか無惨を倒せましたが、柱たちは次々と死亡。そして悲鳴嶼行冥の怪我はすでに手遅れ状態でした。致命傷を負った悲鳴嶼行冥を鬼殺隊の隠の治療班たちは必死に治療しようとします。しかし行冥はその治療を拒否し、自分はいいから他の若い者たちを助けてやってくれと伝えます。
悲鳴嶼行冥はもう助からない状況でした。そこへかつて一緒に住んでいた孤児たちが姿を現します。行冥は孤児たちに囲まれ、穏やかな表情でこの世を去るのです。
悲鳴嶼行冥の死亡シーンの登場回
悲鳴嶼行冥の死亡シーンが登場するのは単行本コミックスの23巻、200話です。23巻は『鬼滅の刃』の単行本の最終巻です。23巻は行冥の他の柱の死亡シーンや炭治郎たちのその後も描かれている、涙なくして読めない巻です。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の切ない過去
柱として最強で他の柱からも頼られる存在の悲鳴嶼行冥ですが、実は過去に辛い経験をしています。そんな行冥の切なく悲しい過去を紹介します。
鬼に家族を殺される
悲鳴嶼行冥は過去にお寺で、身寄りのない子どもたちを育てていました。血はつながっていなくとも行冥にとっては家族同然でした。そんなある日の夜、鬼が寺を襲って子どもを食い殺してしまうのです。8人いた子どものうち4人が始めに殺されてしまい、残りの3人も行冥の言うことを聞かず外に出て鬼に殺されてしまいます。
孤児たちは7人死亡してしまいます。悲鳴嶼行冥は1人残った、一番幼い沙代だけでも守らなければと必死に鬼と戦います。この時既に盲目だった行冥でしたが、鬼の頭を夜が明けるまで殴り潰し続け、素手で鬼を倒したのです。
誤解で捕まり死刑判決を受ける
子どもたちを襲った鬼をなんとか倒した悲鳴嶼行冥でしたが、様子を見に訪れた人たちに行冥が子どもたちを殺したと誤解されてしまいます。それは唯一生き残った沙代がパニックを起こし、行冥が子どもたちを殺したと取れる証言をしてしまったからです。
鬼をは日光に当たると消滅してしまうため、寺には殺された子どもと行冥しかいなかったのです。沙代の証言により、行冥は誤解されたまま捕まり、死刑判決を受けてしまいます。そんな行冥を救ってくれたのは若き日のお館様でした。お館様は行冥が子どもたちを殺していないことを信じてくれたのです。お館様に助けられた行冥は鬼殺隊へ入ることとなります。
事件が200話で明らかになる
悲鳴嶼行冥の悲しい過去の真相が明らかになるのは200話です。行冥は言うことを聞かず外へ出て行った子どもたちは、自分が盲目で頼りないから置き去りにしたのだとばかり思っていました。しかし行冥の死に際に亡くなった子どもたちが現れ、真相を話してくれます。
過去に起きた事件の真相が、亡くなった子どもたちによって明らかになります。子どもの1人は外に武器を取りに行ったのだと謝りました。もう1人は人を呼びに行ったのだと言いました。子どもたちは皆、行冥が頼りないから置き去りにしたのではなく行冥のことが大好きで、盲目の行冥を自分たちで守ってあげたかっただけなのです。
悲鳴嶼行冥は死の間際で過去の事件の真相を知りました。子どもたちに裏切られたと思っていた行冥は真相を知り、穏やかな表情で子どもたちと共に旅立ちました。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥と沙代の関係
悲鳴嶼行冥に深い傷を負わせた過去の事件に深く関わる沙代。行冥と沙代の関係について見ていきましょう。
沙代は寺の孤児の生き残り
沙代は悲鳴嶼行冥が寺で育てていた孤児の中の1人です。鬼に襲われた日、唯一生き残った子どもです。家族である子どもたちが目の前で殺され、行冥が鬼を殴り殺す場面を目撃しており、沙代自身もかなり深い心の傷を負っています。
悲鳴嶼行冥の最期にいた女性の隠は沙代?
悲鳴嶼行冥の最期にいた女性の隠は沙代では?という考察がたくさん上がっています。その理由を説明する前に、まずは隠とは何かを説明します。隠とは、鬼殺隊の中で、直接戦うのではなく、事後処理や隊士の治療を行う隊士のことを言います。
悲鳴嶼行冥が無惨との闘いで負傷した際も、隠たちが一生懸命治療に取り掛かろうとしています。しかし行冥は自分はもう手遅れなので他の者の治療を優先してくれと治療を拒否し、その後亡くなってしまいます。その際、行冥の手を握る隠の姿が描かれており、その隠が沙代なのではないかと言われているのです。
なぜ悲鳴嶼行冥の手を握る隠が沙代ではと言われているのか、その理由は2つあります。1つ目は行冥の手を握る隠が女性であること。2つ目は行冥の手を握る隠が行冥のことを「悲鳴嶼さん」とさん付けで呼んでいることです。通常、隠が柱の名前を呼ぶ際は「様」付けで呼ぶので、「さん」付けで呼ぶということは過去に関係があった人間ではないかと予想されています。
16巻のコメントで書かれた沙代の証言の真相
悲鳴嶼行冥が死刑囚になる決定打となった沙代の証言について、『鬼滅の刃』の16巻で作者の吾峠呼世晴によって真相が明らかとなります。沙代は鬼が子どもたちを殺したと言いたかったが、事件のショックでうまく話すことができず、行冥の無実を晴らせなかったという事実が明かされました。そして沙代は過去に証言したことを成長し、14歳になった今でも後悔していると書かれていました。
沙代は決して悲鳴嶼行冥のことを裏切ったわけではなく、ショックのあまりうまく話せなかっただけでした。行冥に対して謝りたいとずっと思っていたのでしょう。成長した沙代が行冥に近づくために鬼殺隊へ入隊し、隠となっていた可能性は十分にありますよね。
【鬼滅の刃】悲鳴嶼行冥の死亡に対する世間での評判
悲鳴嶼行冥の死亡シーンに関しては、壮絶な過去を知った方たちから悲しみの声がたくさんあがっていました。 悲鳴嶼行冥の死亡シーンの世間での評判を見てみましょう。
悲しい過去を知った上で、悲鳴嶼行冥が穏やかな顔で逝けた姿を見て安堵した方がたくさんいました。
ずっと心に引っかかっていた子どもたちとの関係が、悲鳴嶼行冥の死亡シーンで解消されたので、行冥が最期に救われてよかったという声がたくさんあがっていました。
最期に子どもたちとの誤解は解けましたが、1人生き残った沙代は行冥に謝罪できないままだったのはかわいそうという声もありました。
ずっと辛い思いをしてきた行冥は、子どもたちに迎えられて旅立つことができたました。強いだけでなく優しい行冥に戻った瞬間だったのだと思います。
行冥の最期を看取った隠が沙代であってほしいと願う声もたくさんありました。もし沙代なら行冥の最期、傍にいられたことで救われたのかもしれません。
悲鳴嶼行冥は孤児達に見守られながら息を引き取った
悲鳴嶼行冥は柱としての役割を全うし、無残との壮絶な戦いに勝利しました。しかし行冥は致命傷を負ってしまい、既に手遅れ。最期は亡くなった孤児たちに見守られ安らかに息を引き取りました。死に際に孤児たちの本当の想いを知り、辛く悲しい過去から救われたことでしょう。
この記事のライター
yonekao
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