【呪術廻戦】ふるべゆらゆらの術式は能力が高い?伏黒はまだ操れない?
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらは伏黒恵が術式の発動のために唱えた言葉であり、作中でも最強クラスの能力を持つ式神を呼び出しています。そんな『呪術廻戦』のふるべゆらゆらについて呼び出される八握剣異戒神将魔虚羅の強さや能力、言葉の元ネタについてまとめました。
目次
【呪術廻戦】ふるべゆらゆらの使い手・伏黒恵とは?
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらについて詳しく見ていく前に、まずは術式の使用者である伏黒恵のプロフィールや十種影法術について見ていきましょう。
伏黒恵のプロフィール
『呪術廻戦』の伏黒恵は東京都立呪術専門高等学校の1年生で、二級呪術師の少年です。呪術界御三家の禪院家の血筋であり、家系特有の術式を受け継いでいることから呪術師としての能力の高さが期待されています。性格は冷静沈着でとっつきにくいところもありますが、信頼関係がある人物には付き合いの良さを見せることもあります。
伏黒恵の術式は「十種影法術」
『呪術廻戦』の伏黒恵は禪院家の血筋であることから特有の術式である十種影法術が使えます。能力としては手で影絵を作ると、その動物を式神として実体化させて従えるというもので、式神の種類によっては二体を合体させた姿にして使用することもあります。
呪術廻戦の概要
芥見下々の『呪術廻戦』は『週刊少年ジャンプ』に連載されている少年漫画です。主人公達呪術師が様々な相手と戦っていくストーリーで、ダーク・ファンタジーやバトル、学園ものの要素があります。2020年にはアニメ化、2021年にはアニメ映画化もされており、アニメの放送によってコミックスの発行部数も増加しました。
呪術廻戦のあらすじ
主人公の虎杖悠仁は呪霊が関わる騒動に介入したことで、強大な力を持つ特級呪物「宿儺の指」を喰らうことになり、両面宿儺を体内に宿すことになります。そして、呪術師の学校に通うことになり、力の使い方を覚えながら様々な場所で出現する呪霊と戦いを繰り広げていきます。
【呪術廻戦】ふるべゆらゆらの術式は能力が高い?
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらは物語の序盤から術式の存在が示されており、後に強力な能力を披露しました。そんな『呪術廻戦』のふるべゆらゆらについて、術式の詳細を紹介します。
「布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)」とは?
『呪術廻戦』の布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら)とは十種影法術の最強の式神である八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎいかいしんしょうまこら)を呼び出すための祓詞(はらえのことば)です。他の式神を呼び出す際は手で影絵を作るだけでしたが、魔虚羅の場合のみ突き出した左手首に右手の拳をあてた状態でふるべゆらゆらを唱えるようになっています。
八握剣異戒神将魔虚羅の強さや能力
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらによって呼び出される八握剣異戒神将魔虚羅は他の式神のように現実の動物ではなく、巨大な人型になっています。目の部分には羽が生え、右腕には包帯で巻き付けられた剣、背中には紋章が浮かんでおり、異形の怪物とも呼べる姿です。強さとしては純粋な身体能力の高さに加えて2つの能力があります。1つは適応能力であり、1度受けた技への耐性や相手に合わせて攻撃の性質を変化させられます。
適応は背中の紋章が回転することで行われ、それと同時にダメージも回復しますが、あくまで耐性を得るだけなので無効化する能力ではありません。もう1つの能力は右腕の退魔の剣であり、この件には反転術式と同様の正のエネルギーが含まれた対呪霊用の武器になっています。これらの能力から最強の後出し虫拳と作中で称されています。
八握剣異戒神将魔虚羅の倒し方
『呪術廻戦』の八握剣異戒神将魔虚羅は能力によって一度見せた能力や技に適応しながら回復してしまい、本体の身体能力も非常に高いことから最強クラスの術式と言えます。そんな魔虚羅を倒すには適応しきれないほどの手数があるか、回復力を上回るダメージをあてるしかありません。作中では虎杖の体から出た宿儺が激闘した末に退散させられています。
伏黒恵はまだふるべゆらゆらを操れない?
『呪術廻戦』の伏黒恵は作中でふるべゆらゆらを唱えるのを途中で止めるシーンが2度描かれています。これは現状の伏黒恵では魔虚羅を制御できず、呼び出した際は自分も巻き込んで相手を巻き添えに倒す、捨て身の奥手でしか使えないからです。歴代の十種影法術を使ってきた者達も制御できた例はなく、強力でありながらも危険性が非常に高い術式になっています。
伏黒恵のふるべゆらゆらを宿儺が欲しがっている?
『呪術廻戦』で伏黒恵がふるべゆらゆらを唱えたのは渋谷事変で重面春太と戦った時ですが、その時は自分諸共相手を倒すつもりでした。その状態から魔虚羅を止めたのは宿儺でしたが、その宿儺が魔虚羅の能力を欲しがっている可能性が考察されています。伏黒恵が最初にふるべゆらゆらを発動させようとしたのは宿儺が虎杖の体を乗っ取った時でした。
その際、宿儺は伏黒恵に対して発動するように挑発しており、ふるべゆらゆらによって呼び出される式神を理解していたことになります。それから、宿儺は何かと伏黒恵を気に入って例外的に助けており、その目的が魔虚羅を欲していると考えられるのです。ただ、実際に魔虚羅との対戦時は伏黒恵を救う形になっていることから単に本人を気に入っているだけであるようにも見えます。
【呪術廻戦】ふるべゆらゆらの使い方や元ネタ
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらはオリジナルの言葉ではなく、呼び出される魔虚羅を含めて元ネタが存在します。そんなふるべゆらゆらや魔虚羅に関する元ネタについて見ていきましょう。
ふるべゆらゆらの使い方
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらは魔虚羅を呼び出すための祓詞であり、この言葉と構えさえあれば簡単に術式を成功させられます。伏黒恵はこの簡易的な発動条件と術式の性質を合わせることで、呼び出す儀式に相手を巻き込みながら魔虚羅を召喚します。その後、術者である伏黒恵が先に倒されてしまえば、残った相手が魔虚羅を止められない限りは確実に相手を倒せます。
ふるべゆらゆらの元ネタ
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらは日本の様々な史書に登場する「十種神宝(とくさのかんだから)」が元ネタになっています。十種影法術の元にもなっているもので、その名の通り10種類の宝物のことを指しています。その中で宝物を扱う際の「十種祓詞」の中に「布瑠部、由良由良」の言葉があるのです。
魔虚羅の元ネタ
『呪術廻戦』の八握剣異戒神将魔虚羅についても十種神宝が元ネタであり、宝物の1つに「八握剣(やつかのつるぎ)」が存在しています。つまり、八握剣を扱うためにふるべゆらゆらを唱えるという流れは元ネタとほぼ同じ形式になっているのです。なお、伏黒恵の十種影法術で呼び出す動物にも他の十種神宝に対応する紋章が体のどこかに浮かび上がっています。
【呪術廻戦】ふるべゆらゆら以外の伏黒恵の式神一覧
『呪術廻戦』の伏黒恵は十種影法術で他の式神も呼び出して戦闘に活かしています。そんな十種影法術の他の式神について紹介していきます。
式神①玉犬「白」
十種影法術の玉犬(ぎょっけん)「白(しろ)」は犬の影絵で呼び出せる式神で、十種神宝の道返玉(ちかへしのたま)の紋章が額にあります。伏黒恵が最初から使えた式神の1体で、呪力に対する嗅覚が優れています。
式神②玉犬「黒」
十種影法術の玉犬「黒(くろ)」は「白」と同じく犬の影絵で呼び出せる式神で、足玉(たるたま)の紋章が額にあります。「白」と同時に呼び出すことが可能で、同じく嗅覚で呪力を探れます。
式神③玉犬「渾」
玉犬「渾(こん)」は破壊された「白」の術式が「黒」と合わさった式神です。二足歩行が可能なり、伏黒恵を運びながら移動するなど、攻撃力や瞬発力が上昇しています。
式神④鵺
十種影法術の鵺(ぬえ)は骸骨のようなマスクを付けて毛に覆われた大鳥の式神です。唯一の飛行能力を持っており、少しの時間であれば人を乗せて飛べます。
式神⑤大蛇
十種影法術の大蛇(オロチ)は巨大な白い蛇の式神で、生玉(いくたま)の紋章が額にあります。片手で影絵を作れる式神で、相手を体に噛み付いて攻撃します。
式神⑥蝦蟇
十種影法術の蝦蟇(がま)は巨大なカエルの式神で、沖津鏡(おきつかがみ)の紋章がお腹にあります。人一人を飲み込めるほどの大きさがあり、長い舌で攻撃や拘束をする他、仲間を体の中に隠すなどの使われ方をしています。
式神⑦不知井底
不知井底(せいていしらず)は鵺と蝦蟇を合体させた羽の生えたカエルの式神です。複数呼び出せて破壊されても再度呼び出せますが、大きさは元の鵺と蝦蟇よりもかなり小さくなっています。
式神⑧満象
十種影法術の満象(ばんしょう)は子供の像くらいの大きさがある像の式神で、辺津鏡(へつかがみ)の紋章が額にあります。本物の像のように鼻から水を吹き出したり、巨体による攻撃が可能です。ただし、他の式神よりもひと回り大きいことから1体辺りの呪力の消費が多くなっています。
式神⑨脱兎
十種影法術の脱兎(だっと)は白い兎の式神です。攻撃には向いていませんが、大量に呼び出せることからかく乱させるために使用しています。
【呪術廻戦】ふるべゆらゆらに対する世間での評判や人気
ここでは『呪術廻戦』のふるべゆらゆらについて世間での評判や人気を紹介していきます。序盤から単語の一部は登場し、特徴的な召喚の言葉から印象に残る人が多かったようです。
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらについては、単語の語感が気になるという人が多く、その中で十種神宝の元ネタにたどり着いている人もいました。術式の中でも式神は日本の文化が色濃く出ており、詳しく元ネタを知るとより楽しめるようになったという意見も見られました。
一方で、ふるべゆらゆらは別作品で使われることもあるので、既に知っていたという人もいました。十種神宝は漫画やゲームのネタとしても使いやすく、武器や技として用いられています。その中でも呪術廻戦は八握剣を得意なものとしており、ふるべゆらゆらの言葉が出たことで注目を集めました。
『呪術廻戦』の伏黒恵がふるべゆらゆらを使用することについては様々な思いや意見が見られました。物語の序盤からほとんど自爆技のような術式を使おうとしていたのはファンにとって冷や冷やする状況だったようです。また、今後も苦戦した時に唱えざるを得ない場面が来る可能性があるので、その時に伏黒恵がどうなってしまうのか想像する人もいました。
【呪術廻戦】ふるべゆらゆらは伏黒恵の術式の最後の式神だった
『呪術廻戦』のふるべゆらゆらは、十種影法術における最強の式神である 八握剣異戒神将魔虚羅を呼び出すための言葉であり、作中で使用した伏黒恵は相手を巻き込んで倒す捨て身の術式として使用しています。その元ネタは日本の十種神宝の祓詞であり、10種類の神宝は十種影法術の元ネタにもなっています。今後の展開によっては伏黒恵がまた唱える可能性もあるので、注目して見てみましょう。
この記事のライター
十文字猛
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