【呪術廻戦】特級呪術師になる条件とは？4人の呪術師や特級呪霊も紹介

特級呪術師になる条件やメンバー一覧についてまとめていく前に、まずは呪術廻戦に登場する特級呪術師がどのような存在として描かれているのかについてまとめていきます。また、近年注目を浴びている本作『呪術廻戦』についても内容をおさらいしていきます。

特級呪術師は呪術師の実力や実績からあてられる階級の中で、最高位にあたる階級です。呪術師には1級～4級までの階級が設けられていますが、特級はその枠外であり一般的な呪術師の斜め上の存在として扱われています。特級呪術師は現在4人存在していることが明かされており、いずれも破格の性能を持った術式や単身で特級呪霊を祓えるほどの実力を兼ね備えています。

呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。人を襲う呪霊がいる日本を舞台に、呪術師たちがそれを祓う物語が描かれており、独特な世界観と個性的なキャラクターの噛み合いや、ジャンプ漫画らしからぬ奇抜な設定やシナリオ展開が話題を呼びました。累計発行部数は2022年8月時点で7000万部を突破しており、現在もアニメ2期が予定されていたりと人気が続いています。

高校生の虎杖悠仁はある日、学校に現れた呪霊から先輩を守るために立ち向かいます。呪霊は呪力がなければ祓うことができず、その話を呪術師の伏黒から聞いた虎杖は学校に封印されていた特級呪物・宿儺の指を食べることで覚醒し呪霊を祓いました。しかし、口にした呪物の影響で両面宿儺を復活させてしまい、その器になってしまった虎杖。宿儺を危険視する呪術界上層部から死刑宣告を下されてしまった虎杖は、猶予期間の間に宿儺の指をすべて食べることを義務付けられてしまうのでした。

ここからは呪術廻戦において特級呪術師になる条件や強さについてまとめていきます。特級呪術師は他の呪術師とは比べ物にならないほどの強さをしていますが、その階級になるためには様々な条件をクリアしなければなりません。

呪術師の階級は一番下から4級、3級、準2級、2級、準1級、1級と定義づけられています。階級を上げるためには基本的に上記の流れを経て、最終的に階級を上げるかどうかを上層部に判断されます。ただし、特級呪術師の場合は上記の流れとは別の条件が用意されている可能性があります。実際、乙骨憂太は呪術高専入学時点で特級呪術師でした。特級呪術師になるためには血縁関係や生まれながらの才能、領域展開の有無などが関係しているかもしれません。

呪術師の階級はその人が祓える呪霊の強さに比例しています。2級術師であれば2級呪霊を祓えて当たり前、1級術師であれば1級呪霊を祓えて当たり前といった具合で、特級呪術師は特級呪霊と渡り合えて当たり前の実力を持っています。

特級呪術師は日本に4人しかいないとされていますが、実力だけを見れば特級クラスになれる呪術師が1人います。それは東京校学長の夜蛾正道です。夜蛾は傀儡総術の第一人者であり準2級術師のパンダを生み出した張本人でもあります。彼の技術力は特級相当だとされていますが、その造り方を公表しなかったために1級止まりになっています。

ここからは呪術廻戦における特級呪術師のキャラを一覧にしてまとめていきます。日本にいる特級呪術師は全部で4人いるのが確認されており、それぞれが単独で特級呪霊と渡り合える圧倒的な実力者たちです。呪術廻戦世界における強者とも言えるキャラたちを一覧にして見ていきましょう。

キャラ一覧1人目は夏油傑（げとうすぐる）です。過去に百人を超える一般人を殺害して呪術高専を追放された最悪の呪詛師であり、呪術廻戦における悪役でもあります。かつて五条悟と共に請け負った護衛任務で失敗したことをきっかけに芽生えた、『非術師を皆殺しにして呪術師だけの世界』を作ろうとする危険思想を持っています。

会得している術式は呪霊操術で、降伏した呪霊を取り込み自在に操れる能力を持ちます。使役した呪霊の術式を発動可能な上、発動時に消費する呪力もその呪霊のものになります。取り込むためには呪霊を降伏させなければなりませんが、夏油傑の実力であれば特級呪霊を取り込むことが可能で、百鬼夜行では6400以上の呪霊を使役していたとされています。

キャラ一覧2人目は五条悟（ごじょうさとる）です。現代最強の呪術師と呼び声がある実力者で、彼の存在で世界の均衡が変わったとまで言われています。飄々とした性格でノリの軽い態度を常時見せていますが、その内側には六眼という特異体質や無限を現実にする最強の術式が秘められています。

五条悟は無下限呪術の使い手で、収束する無限を現実にする術式を発動します。術式によって五条悟の周囲に吸い込み反応や衝撃波を自在に生み出すことが可能で、応用すれば瞬間移動や重さによって生み出した強大なエネルギー弾を発射することもできます。なお、術式の発動には原子レベルの操作技術が必要ですが、五条悟がそれを可能にしている理由は両目に備わっている六眼の効果です。

キャラ一覧3人目は乙骨憂太（おっこつゆうた）です。呪術廻戦の前日譚である『東京都立呪術高等専門学校』で主人公にあてられたキャラクターであり、特級過呪怨霊・祈本里香に呪われ秘匿死刑が決定しかけたところを五条悟の進言によって東京校に転入したという曰く付きな経歴の持ち主でもあります。

乙骨の最大の特徴は大量に備えた呪力量から測れる潜在能力です。術師としては未熟な部分が残っているものの、呪力量だけを見れば五条悟を上回ります。術式を使用すると彼の親友であり呪霊となった『リカ』を5分間使役できるようになり、他者の術式をコピーして使用できたり、リカから呪力を供給したもらったり、果てにはリカを完全顕現させることも可能です。

キャラ一覧4人目は九十九由基（つくもゆき）です。高身長で金髪ロングが特徴的な女性術師であり、作中での活躍が少なく素性や実力に謎を多く残している存在でもあります。唯一戦闘描写が描かれた渋谷事変では、偽夏油と対峙し裏梅の氷擬呪法『直瀑』という広範囲攻撃を虎杖たち全員を守るように防いでおり、実力の高さが垣間見えます。

九十九由基の術式や強さについては明確な内容が分からない状態です。渋谷事変では特級呪霊クラスの攻撃を余裕で防いでいるため、他の呪術師よりも強いことは確かでしょう。また、彼女の周りに魚のような式神を連れている描写がされており、術式の系統は式神系ではないかと考えられます。

ここからは呪術廻戦における特級呪霊を一覧にしてまとめていきます。特級呪術師と相反する立ち位置にいる特級呪霊ですが、彼らも相当な強さを持った実力者として知られています。ここでは呪術廻戦作中で特級呪霊がどのような存在として描かれているのか、その概要を解説しながら特級呪霊一覧を紹介していきます。

特級呪霊は呪霊の最上位の階級、またはその階級にあたる呪霊の総称です。1級術師では単身で祓うことが難しいほどの強さを持った呪霊に対してその階級があてられます。個体によっては人間と変わらない知性を持っていたり、術式の極致である領域展開を発動できる存在もいます。ただし、特級以上の階級が存在していないため、特級同士であっても力の差が大きく開いている場合もあります。

特級呪霊は呪術高専が登録しているもので合計16体存在していることが判明しおり、現在までの呪術廻戦で登場している特級呪霊は上記にまとめた11体です。その中でも詳細が明かされている呪霊は4体に限られます。ここではその4体に関する情報をまとめていきます。

両面宿儺（りょうめんすくな）は呪いの王とも称される最強最悪の呪霊です。1000年以上前に実在していた人間で、当時の呪術師たちが総力をかけて両面宿儺に挑みましたがそれでも敵わなかったとされています。その強さは意志を持つ災いと呼ばれ、現代では五条悟であっても「しんどい」と言わしめるほどです。

両面宿儺が持つ術式は現状不明ですが、それらしき能力を発動している描写がされたことがあります。手を振るだけで相手を細切れにし、ビルをも切断できるほどの斬撃を放ったり、炎を顕現させて特大火柱を発生させたりと、完全体でないにもかかわらず繰り出す技の威力はどれも強烈です。また、領域展開を所有しているのが判明しており、領域内にいる敵は逃げる暇もなくみじん切りにされてしまいます。

漏瑚（じょうご）は人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊です。一つ目で頭部が火山のように変形した見た目をしています。作中では五条悟を相手に戦ったことがあり、領域展開発動をしてみせるも現代最強の呪術師を前に常時劣勢状態が続きました。五条悟相手では力の差がありましたが、渋谷事変では1級呪術師をあっさり撃破し特級呪霊としての強さを見せつけました。

真人（まひと）は人が人を恐れる感情から生まれた特級呪霊です。皮膚が継ぎ接ぎだらけなのが特徴的で、呪いが人間を駆逐し繁栄するための世界を生み出すために日々暗躍しています。軽薄な言動が目立つ性格をしていますが、術式『無為転変』を発動すると触れた魂を思うがままに変形・改造できるようになり、肉体の武器化や分身が可能になる他、相手の魂に触れればそのまま倒すこともできます。

祈本里香（おりもとりか）は乙骨への愛から生まれた特級呪霊です。生前は乙骨ととても仲がよく彼女自身も純粋無垢な少女でしたが、呪いになってからは見た目と性格が豹変しとても醜悪な存在に変化しました。呪霊となってからは乙骨に憑りついており、彼の声に反応して術式や能力を発動します。

呪いとしての実力は圧倒的だとされており、別名『呪いの女王』と呼ばれるほどの強さを持ちます。術式の効果は相手の術式をコピーして乙骨のものにする模倣能力で、作中では狗巻の呪言やドルゥヴの式神術をコピーしました。模倣するのに条件はなく、呪力も底なしのため無限に術式を発動できるという恐ろしさを秘めていますが、リカを顕現できる時間は5分のみという制限があります。

これまで特級呪術師の強さやキャラ一覧についてまとめてきました。呪術廻戦に登場する呪術師たちの中でも圧倒的な存在感を放っているのが特級呪術師でしたが、このような存在に対して呪術廻戦ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは特級呪術師に対する世間での評判や人気について、実際のコメントを参照しながらまとめていきます。

呪術廻戦を愛読しているファンにとって、特級呪術師はどれも最強でカッコイイ存在として映っているようです。作中で初めてその実力を見せた五条悟の強さに驚嘆し、その後乙骨や夏油の強さにまた驚いてしまったという人もおり、特級術師の存在が強く印象付けられているようでした。

特級呪術師になる条件については原作で明かされていないのですが、それに対して考察を唱える人やそれに賛否意見を語る人がいました。原則として特級呪霊を祓える強さがなければなれないとは思われますが、乙骨のように入学前から特級だったというケースもあるため、何かしら特別な条件があるのは考えられそうです。

呪術師の中には等級不明の人物も何人かいますが、その中で秤金次の活躍が描かれると彼の実力が特級クラスではないかと話題になっていました。秤の戦闘描写は死滅回游にて描かれており、シャルル・ベルナールを相手に領域展開を発動して翻弄してみせました。彼の階級が明かされる時を多くの人が期待して待っています。

呪術廻戦という作品では呪霊と戦う呪術師たちの活躍シーンなどが欠かせませんが、その中でも特級呪術師たちの活躍は常軌を逸した強さや能力が描かれています。今後の呪術廻戦でも彼らの活躍が展開を左右することでしょう。また、それに対抗する特級呪霊たちの動きも注目しておくと、今後の物語をより楽しく見れるはずです。