【呪術廻戦】重面春太の術式や能力まとめ！関連人物や最期についても調査

呪術廻戦には呪術師たちと相反する組織として呪詛師が存在しています。呪詛師には夏油を始め歪んだ人格や思想を持つ人物が多く所属していますが、重面春太もその一員として相応しい人柄をしています。ここでは重面春太のプロフィールをまとめ、『呪術廻戦』の作品概要についてもまとめていきます。

重面春太（しげもはるた）は夏油傑に協力する呪詛師です。金髪をサイドテールにまとめ目元に入墨のような紋様を入れており、とてもノリが軽く子どもっぽい一面があります。呪術廻戦作中では姉妹校交流会にて初登場していますが、その時名前は明かされず、初めて紹介されたのは渋谷事変に入った時でした。

信条としているのは『自分が楽しければそれでいい』という独りよがりな思想で、特に女の子をいたぶることに快楽を感じる性癖を持っています。その逆に自分よりも強いと思った相手には弱腰になるという小物でもあります。

呪術廻戦は芥見下々によって週刊少年ジャンプに連載されている漫画作品です。呪霊が存在する日本を舞台に、呪霊が生きる世界を目論む呪詛師とそれを祓う力を持つ呪術師たちの戦いが描かれています。本作は2018年に初掲載を飾ると緻密な設定や予想できないシナリオ展開、頭脳派なバトル描写が人気を博し2022年8月時点で累計発行部数7000万部を突破しています。

高校生の虎杖悠仁は、ある日学校に出没した呪霊と呪術師の戦いに巻き込まれ、その最中に特級呪物・宿儺の指を飲み込み両面宿儺の器となってしまいます。両面宿儺は呪いの王とも称される危険人物で、呪術界上層部はその器をすぐに消し去ろうと虎杖に死刑宣告を下します。それを五条の提案によって『すべての宿儺の指を食べてから死ぬ』という猶予を付けてもらうと、虎杖は呪術師たちの戦いに身を投じていきます。

ここからは呪術廻戦における重面春太の術式や能力についてまとめていきます。初登場時は術式を発動することなく退場した重面ですが、渋谷事変が始まると釘崎や七海との戦いでその術式を発動しました。具体的な能力や強さをここで解説していきます。

重面の術式は『奇跡を貯める』という生得術式です。具体的な名称は不明。日常の小さな奇跡を記憶から抹消して貯え、戦闘時や危険を回避したい時に貯えた奇跡を放出することで効果を発動します。七海との戦いでは幾度となく致命傷に達するほどの攻撃を受けますが、その都度奇跡を消費して死亡を免れました。

重面が扱う呪具は仲間の呪詛師・組屋鞣造が生み出した、柄の部分が人の手になった奇怪な剣です。重面曰く自分が非力であるため、剣から自分の手を握ってもらっているとされています。呪具としての能力は明かされていませんが、渋谷事変では剣が自走するというホラー描写がされており、呪具自体に意志が宿っていると推察できます。

重面が戦ってきた相手は補助監督や女性術師など、自分よりも弱いと思った相手ばかりです。渋谷事変でもその姿勢に変化はありませんでしたが、不意打ちする形で七海が参戦。一級術師である彼と戦うことになりましたが、重面は奇跡で生き永らえるのがやっとの状態で終始七海の攻撃を受け続けていました。

ここからは呪術廻戦における重面春太の関連人物や最後についてまとめていきます。重面は呪詛師側の戦力に数えられており、呪術廻戦本編中で虎杖たちやその他呪術師たちと対峙する場面が多く描かれています。ただし、渋谷事変の終盤ではついに死亡シーンが描かれてしまいます。

組屋鞣造とは同じ夏油一派に所属している呪詛師仲間です。組屋は人体を素材にハンガーラックといった家具を作る猟奇的な趣味を持っており、重面が使用する呪具を製造した張本人でもあります。なお、重面の呪具を剣から掴んでもらうというコンセプトは組屋の発想から生まれています。

伊地知潔高は呪術師たちを裏でサポートする補助監督です。渋谷事変では帳の外で待機していたところを重面に襲われました。弱い物イジメが好きな重面によって何度か体を刺され重症を負わされますが、そこに七海が参戦したことにより一命を取り留めます。

釘崎は呪術高専1年の呪術師で、重面とは姉妹校交流会の時に対面しています。その時は女の呪術師ということで重面に舐められ、それに挑発される形で交戦に転じようとしました。結果的にそこで交戦が起きずに事が済むと、その後渋谷事変で再び遭遇し本格的に交戦。重面の強烈な一撃で平衡感覚を失ってしまうところまで追い詰められました。

七海健人とは渋谷事変で交戦しています。重面が伊地知や釘崎を追い詰めているところに七海が駆けつけると、普段はあまり感情を表に出さない七海が珍しく激昂し、重面をことごとく追い詰めていきました。戦いの結果は七海の圧勝で重面は気絶させられるも辛うじて生き残っていました。

伏黒恵とは渋谷事変にて遭遇しています。恵が降霊術によって蘇った伏黒甚爾と交戦した後、満身創痍の状態で仲間の元に戻ろうとしていたところに重面の奇襲を受けてしまい背中を刺されてしまいます。窮地に立たされた恵は重面を出し抜くために、十種影法術の切り札である八握剣異戒神将魔虚羅の調伏の儀に重面を巻き込みました。

渋谷事変にて虎杖に宿儺の指を複数飲み込ませたことで両面宿儺が顕現すると、その場に居合わせた漏瑚や枷場姉妹と騒動を起こします。その裏で重面が恵に奇襲を仕掛けていると、恵のピンチを察知した宿儺が2人の前に現れ、重面を軽くあしらうのでした。

渋谷事変で宿儺が顕現すると、彼はなぜか気に入っている恵のピンチを察知してすぐにその場に駆けつけます。そこで恵が八握剣異戒神将魔虚羅の調伏の儀を行っている場面に立ち会います。領域展開によって魔虚羅を下した後、一度は重面に対して「去れ」と見逃そうとしましたが、宿儺の無差別な斬撃に巻き込まれてしまい重面はそこで死亡してしまいました。

ここからはアニメ版呪術廻戦にて重面春太を演じた声優についてまとめていきます。呪術廻戦において敵側の存在でノリが軽く特殊な性癖を持っている重面春太でしたが、そんな彼をアニメで演じた声優はどんな人だったのか、ここで詳しく解説していきます。

重面春太を演じた声優は羽多野渉（はたのわたる）さんです。癖のない爽やかな声質が魅力的な声優で、高い歌唱力が評価されていると2011年に歌手デビューを果たしています。また、天然な一面もあり業界内やファンからよくいじられ距離感の近い声優として親しまれています。

1982年3月13日の長野県生まれ。血液型はO型、身長は171cm、現在の所属事務所は81プロデュースです。母親がアニメ好きだったことからアニメに興味を持ち始め、声優に関してもある程度の知識を持っていました。本格的に声優の道に入ったのは高校生の頃で、当時から第一線で活躍していた山寺宏一さんを目指して演技力を高めていきました。デビュー作は2001年放送の『タイムコップ』です。

これまで重面春太に関する情報をまとめてきました。ノリが軽く強者相手には引け腰になってしまう性格で、奇妙な呪具を扱いながら最終的には死亡してしまった重面でしたが、これについて呪術廻戦ファンたちはどのような印象を抱いているのでしょうか？ここでは重面春太に対する世間での評判や人気について実際に出ているコメントを参照しながらまとめていきます。

重面春太は小柄で華奢な体格で内面も子どものような無邪気なものでしたが、その人柄が可愛らしくて好きだと語る人が多かったです。虎杖たちにとって敵側の存在ではありましたが、禍々しい呪具を携えた初登場時こそ驚かれていながら、結果的に重面のことを恐ろしいと感じる人は少なく、どちらかと言うと好感を抱かれているようでした。

渋谷事変にて死亡してしまった重面春太でしたが、その扱い方が可哀そうだと同情するコメントも多くありました。呪術廻戦には両面宿儺や五条悟といった最強格のキャラクターが物語に関与することが多く、その被害者となったキャラクターが後を絶ちません。

重面春太の自己中心的な思考に対してある考察が流行っており、術式の効果で奇跡が起きた瞬間を忘れてしまっているため、楽しい記憶がしっかり記録されず結果的に人格に影響を与えたのではと考えられていました。重面の過去については呪術廻戦作中でまだ明かされていないため、非常に信憑性がある考察と言えるでしょう。

自分が楽しければそれでいいという自己中心的な人物だった重面春太。会得している奇跡の術式は強力で釘崎や恵を追い詰めていた恐ろしい敵でしたが、最終的には宿儺の斬撃で呆気なく死亡してしまいました。しかし、重面の出生や過去、術式の名称など、明かされなかった情報が今後の呪術廻戦本編で思わぬ展開を呼び起こすかもしれません。