【呪術廻戦】祈本里香(おりもとりか)とリカちゃんの関係は?過去や強さも解説
祈本里香は『呪術廻戦0』にて特級過呪怨霊として乙骨にとりついていた人物です。劇中で成仏しているものの、『呪術廻戦』本編で乙骨が使役する呪霊「リカちゃん」との関係性が注目されています。本記事では祈本里香とリカちゃんとの関係や、彼女の過去・強さについて解説します。
目次
【呪術廻戦】祈本里香(おりもとりか)とは?
祈本里香は、本編では描かれていなかった前日譚を描いた『呪術廻戦0(東京都立呪術高等専門学校)』に登場する人物であり、『呪術廻戦0』の主人公である乙骨にとりつく特級過呪怨霊と呼ばれる呪霊です。乙骨とは入院していた時に病院で知り合った幼なじみで、将来、乙骨と結婚を誓い、乙骨に指輪まで渡すほどの仲良しです。ここでは、祈本里香のプロフィールについて紹介します。
祈本里香のプロフィール
- 名前:祈本里香(おりもとりか)
- 性別:女性
- 年齢:(享年)11歳
- 等級:特級過呪怨霊
- 好きなもの:乙骨
- 嫌いなもの:乙骨以外の人間(特に女性と年上男性)
祈本里香は、幼少期に両親を亡くしている過去をもっています。検査で入院していた病院で、乙骨と出会ったことで乙骨との関係が始まります。乙骨と同じ小学校へ通っていた祈本里香は、交通事故に合い11歳の若さで死亡します。乙骨の目の前で交通事故に合ったことで、事故の際、大好きな乙骨にとりつきます。それ以降、乙骨に害をなす者に対して乙骨の意思もなく自動的に顕現して攻撃することで、乙骨を守る存在となります。
呪術廻戦の概要
芥見下々先生による漫画『呪術廻戦』は、2018年3月から週刊少年ジャンプにて連載している作品です。2020年10月からは、第1期のアニメが放送開始となりました。そして、2023年に放送開始となった第2期のアニメでは、五条悟と夏油傑たちが呪術高専の生徒として過ごした物語が放送されています。また、作品の前日譚となる物語の『呪術廻戦0』が劇場版となり、世界中で人気を集めている作品となっています。
呪術廻戦のあらすじ
『呪術廻戦』の主人虎である虎杖悠仁は、宮城県にある高校に通う高校生でした。ある日、呪霊との戦闘中に特級呪物に指定されている両面宿儺の指を食べたことで、自分の身に呪いを宿してしまいます。また、危険な特級呪物を取り込んだため、虎杖が死刑の身となります。しかし、虎杖の様子を見て判断した五条悟が、虎杖に両面宿儺の指を全て食べさせてから死刑にすることを提言しました。その後虎杖は、呪術高専にて呪術を学び、呪いの被害に苦しむ人たちを助けられる呪術師を目指します。
【呪術廻戦】祈本里香の過去やリカちゃんとの関係
『呪術廻戦0』では、本編につながる物語として、祈本里香の過去が描かれています。そもそも乙骨と祈本里香は、どのような関係であり、いつ知り合ったのでしょうか。ここでは、祈本里香の過去を振り返ると共に、『呪術廻戦』の本編で乙骨がリカちゃんと呼んで顕現させているものと、祈本里香の関係について紹介します。
祈本里香の幼少期
祈本里香が5歳の時に、彼女の母親は死亡しており、父親と2人暮らしでした。祈本里香が小学生に入学する2日前に、父親と登山に出かけますが、2人は行方不明になります。1週間後に山頂の避難小屋で発見されますが、そこに父親の姿はありませんでした。
父親は生死不明となったため、祈本里香は父方の祖母の家に預けられました。しかし、祈本里香は祖母のことを嫌っていました。逆に祖母も自分の息子とその嫁が無くなり、娘だけが生きていることを不審に思い、祈本里香に殺されたのではないかと強く考えていました。以上のように、過去に祈本里香は壮絶な幼少期を過ごした経験を持っています。
祈本里香と乙骨の出会い
父親と登山中に行方不明となった祈本里香は、発見されたのち、検査のため病院に入院します。その入院先で、肺炎のため入院していた乙骨と出会います。乙骨との関係は、ここから始まります。祈本里香は退院後、乙骨と同じ小学校へ復学しました。11歳の頃、公園で自宅から持ち出してきた母親の結婚指輪を乙骨にプレゼントしました。この時、祈本里香は乙骨に大人になったら結婚しようと告げます。
祈本里香が特級過呪怨霊になった理由
乙骨の目の前で祈本里香が交通事故にあった際に、呪いとして乙骨にとりつきます。乙骨と結婚すると約束していた程、大好きだったこともあり、離れたくない強い気持ちから祈本里香が、『呪術廻戦』でも屈指の強さを持つ特級過呪怨霊となり、とりついたように『呪術廻戦』で描かれています。しかし、それは間違いで乙骨自身が祈本里香の死を受け入れられなかったことで、祈本里香と離れたくない思いが呪いにつながりました。つまり、祈本里香を特級過呪怨霊にしたのは、乙骨ということです。
祈本里香の解呪
乙骨は呪術高専に入り、呪いとなった祈本里香の解呪を目指します。ある日、百鬼夜行を画策していた呪詛師の夏油が呪術高専に現れ呪術高専の同級生が倒されます。そのことを知り、乙骨は祈本里香と共に夏油と戦い、勝利します。夏油との戦いの際、乙骨は祈本里香と一緒に死ぬことを決意したことで、主従契約が破棄され、解呪となりました。その後、幼少期の姿をした祈本里香が現れ、実は乙骨が祈本里香に呪いをかけていたこと、そしてその呪いが解けたことが明らかにされます。
祈本里香は成仏した?
主従契約が破棄されたことで呪いが解け、祈本里香は幼少期の姿となって、乙骨の前に現れました。過去に祈本里香が交通事故にあった際、祈本里香の死を拒んだ乙骨が呪いをかけていたことが五条悟から明かされます。その事実を知り、乙骨は自分を責めますが、祈本里香は乙骨を優しく抱擁し、一緒にいれて幸せだったと感謝を伝えます。その後、祈本里香は、乙骨に別れを告げて成仏しました。
リカちゃんとは?
リカちゃんとは、単行本第16巻に登場した乙骨憂太が顕現させた呪霊です。『呪術廻戦』の本編で、乙骨が虎杖との戦闘でリカちゃんを召喚しています。作中では、乙骨が指輪を付けるとリカちゃんが顕現し、乙骨へ呪力を供給している姿が描かれています。『呪術廻戦0』で描かれていた祈本里香は、里香ちゃんと漢字で書かれていましたが、本編ではカタカナでリカちゃんと書かれています。
祈本里香とリカちゃんは別物?
『呪術廻戦0』では、乙骨が祈本里香のことを「里香ちゃん」と呼んでいました。しかし、本編の『呪術廻戦』では、祈本里香が過去に成仏しているにもかわらず、乙骨は「リカちゃん」と呼び、呪霊を使役している場面が描かれています。「リカちゃん」と呼ばれるその姿は、「里香ちゃん」とは違います。また、「リカちゃん」の正体は、祈本里香が乙骨に遺した外付けの術式と呪力の備蓄であると説明があります。以上のことから、「リカちゃん」は祈本里香ではなく、別物であると推測できます。
【呪術廻戦】祈本里香はメンヘラ?名言も紹介
祈本里香は、乙骨が大好き過ぎるゆえに怒ったり泣いたり異常な行動を見せています。そのため、ネット上ではメンヘラと評されることも多いキャラクターです。ここからは、祈本里香のメンヘラな行動が描かれているシーンや、作中で放った名言を紹介します。
祈本里香はメンヘラ?
祈本里香は、乙骨のことが好き過ぎてメンヘラ気質なところがあります。夏油にやられたパンダ、狗巻、真希の治療を乙骨の反転術式で治療している時に、祈本里香は真希の治療を邪魔します。その際、乙骨は真希を丁寧に扱うよう祈本里香に命令します。すると、祈本里香は泣いて乙骨に謝ります。『呪術廻戦0』では、感情の起伏が激しい祈本里香が描かれています。
祈本里香の名言
『呪術廻戦0』では、特級過呪怨霊となった祈本里香が残した名言があります。これから、特級過呪怨霊となった祈本里香が戦闘中に放った名言と、『呪術廻戦0』の終盤に乙骨へ送った印象深い名言の2つを紹介します。
祈本里香の名言①「りかあか…」
りかあかすきぃ
出典: renote.net
小学校に出没した呪霊を祓うために、乙骨は真希と一緒に小学校へ向かいました。呪霊との戦闘中に飲み込まれた真希と乙骨は、呪霊の中から脱出を試みます。祈本里香の力を使うことを躊躇していた乙骨ですが、意を決し自ら祈本里香を呼び出します。校舎ほどの大きさがある呪霊を倒し、乙骨たちは呪霊の体内いから脱出できました。このセリフは、呪霊から噴き出した血を見た際に、祈本里香が発した言葉です。
祈本里香の名言②「里香はこの6年が…」
里香はこの6年間が生きている時よりも幸せだったよ
出典: renote.net
このセリフは、祈本里香に呪われているのではなく、自分が祈本里香を呪っていた事実を知り、自分を責めていた乙骨にかけた言葉です。両親が亡くなり、引き取られ祖母との関係も悪かったなど、祈本里香は過去に波乱の人生を送っていました。そのようなこともあり、どんな形であれ乙骨と一緒に過ごせたことが幸せだったのです。乙骨を一途に愛している祈本里香の本心が読み取れるセリフです。
【呪術廻戦】祈本里香の強さを考察
『呪術廻戦』で特級過呪怨霊と認定されるほどの強さを持つ祈本里香ですが、実際はどれほどの強さのでしょうか。『呪術廻戦0』では、最終的に夏油を倒したため、夏油を圧倒する力は持っています。また、乙骨は祈本里香の解呪前に参加した交流会で圧勝しています。呪術高専内では、圧倒的な強さを持っていますが、呪術界隈ではどうでしょうか。ここでは、『呪いの王』と称される虎杖が取り込んだ両面宿儺と、呪術界最強と言われている五条悟と比べて、祈本里香の強さを考察していきます。
祈本里香の強さ
呪いの女王とも呼ばれている祈本里香の強さは、乙骨に危害を加えるものが現れた時に描かれています。学校で乙骨をいじめていた4人の男性生徒が、祈本里香によって教室のロッカーに詰め込まれてしまう場面が『呪術廻戦0』で描かれています。その強さは圧倒的であり、ロッカー内には折りたたまれた生徒たちがいました。
呪術高専に侵入してきた夏油と乙骨が対峙した時、祈本里香は狗巻家の高等術式である呪言を見様見真似でありながら、乙骨に使わせました。狗巻家の呪言は、一朝一夕でできるものではないため、祈本里香は変幻自在に呪力を使えるほどの強さを持っています。最終的に夏油との戦いに終止符をうったのは、祈本里香が放った呪力のビームでした。
祈本里香は五条悟より強い?
呪力を変幻自在に操れる祈本里香ですが、『呪術廻戦』で呪術界最強として描かれている五条悟よりも強さは劣ると推測できます。何故なら、五条悟は至る所にある無限を現実に持ってくる無下限呪術を使い、術式や呪力を詳細に見られる六眼(りくがん)を両目に持っているためです。また、五条悟は呪術の最終段階である領域展開も使えます。以上のことから、ネット上では祈本里香は五条悟ほどの強さは持ち合わせていないと考察されています。
祈本里香は宿儺より強い?
呪いの女王と呼ばれている祈本里香に対して、虎杖が取り込んだ両面宿儺は呪いの王と呼ばれています。両者の強さについては、ファンブックにて両面宿儺の方が上であると明言されています。その明言を裏付ける場面があります。両面宿儺は全ての指を手に入れていないにもかかわらず、『呪術廻戦』の序盤から呪術の最終段階である領域展開を使用して特級を倒しています。また、無くなった虎杖の手首を反転術式で治しています。以上のことから、祈本里香は宿儺よりも強くないと言われています。
【呪術廻戦】祈本里香の声優
祈本里香が描かれている『呪術廻戦0』は、本編の前日譚であり、序盤に登場していない乙骨が描かれる作品であることから、注目度が高い作品となっています。ここからは、『劇場版呪術廻戦0』にて幼少期と怨霊の両方の祈本里香を演じた声優のプロフィールと代表作について紹介します。
祈本里香の声優は「花澤香菜」
『劇場版呪術廻戦0』で祈本里香役の声を担当したのは”花澤香菜”という女性の声優です。高い演技力を持っているため、日本だけでなく中国においても支持を受けている国民的声優です。また、声優業だけでなく、2012年4月に歌手としてデビューしています。リリースした楽曲が4作連続でオリコンTOP10入りを果たしており、確実な実力を持つ人気声優です。
花澤香菜のプロフィール
- 名前:花澤香菜(はなざわかな)
- 性別:女性
- 生年月日:1989年2月25日
- 身長:158cm
- 出身地:東京都
- 所属:大沢事務所
芸能界に入るきっかけは子役のオーディションで、幼稚園の頃から子役として活動してきました。花澤香菜は、2003年放送のアニメ『LAST EXILE』のホリー・マドセイン役として声優デビューします。声優活動を開始したのは2004年で、アニメやゲームなど、これまで100を超える作品に出演してきました。また、お笑いコンビ『ジョイマン』のファンであることからイベントで真似をしたり、三井住友から『花澤香菜VISAカード』が発行されたり、多岐に渡ってその実力を発揮しています。
花澤香菜の主な出演作品
祈本里香役で『劇場版呪術廻戦0』に出演している花澤香菜は、多数のアニメ作品にも出演しています。『物語シリーズ』の千石撫子役、『鬼滅の刃』の甘露寺蜜璃役、『ヂュラララ!!』の園原杏里役、『ニセコイ』の小野寺小咲役、『五等分の花嫁』の中野一花役、『PSYCHO-PASS サイコパス』の常守朱役、『はたらく細胞』の赤血球役、『盾の勇者の成り上がり』のオスト=ホウライ役などの有名作品で活躍する人気声優となっています。
【呪術廻戦】祈本里香に対する世間での評判や人気
『呪術廻戦0』に登場する「里香ちゃん」は、祈本里香の魂を乙骨の呪力で覆っていたものではないかという意見がありました。祈本里香が成仏したことにより、彼女の魂は抜けたものの、それを覆っていた乙骨の呪力は残っており、それが「リカちゃん」として『呪術廻戦』本編に登場したのではないかという考察です。「里香ちゃん」と「リカちゃん」の関係性は多くの読者の考察対象になっています。
『呪術廻戦0』で描かれている祈本里香と乙骨の関係性を再度みても、感動するファンがいました。交通事故で無くなった祈本里香に呪いをかけたのは、乙骨本人であったにもかかわらず、祈本里香は乙骨を許して成仏するなど、『呪術廻戦0』には感動的な場面が描かれています。
『呪術廻戦0』では、乙骨に助けられた真希に嫉妬して、真希の治療を邪魔する場面があります。それを見た乙骨が祈本里香に、真希を丁重に扱うよう命令すると、泣きながら謝ります。怒ったり泣いたり、祈本里香がメンヘラな状態になる場面が好きだというファンがいました。
【呪術廻戦】祈本里香とリカちゃんの関係は不明だった
過去に成仏している祈本里香と、本編に登場する乙骨が顕現させたリカちゃんの関係は、明確に分かっていません。しかし、リカちゃんの正体について、祈本里香が乙骨に遺した外付けの術式と呪力の備蓄であると説明されていることから、少なくとも関係性が0ではないことが分かります。また、祈本里香は過去に成仏しているため、リカちゃんは別物であることが分かりました。本編で乙骨が使役するリカちゃんは、どのようにして作られたのか、今後の動向をチェックしておきましょう。
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ノーー
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