【呪術廻戦】嵌合暗翳庭は最強?伏黒恵の領域展開について詳しく解説!
『呪術廻戦』には、「嵌合暗翳庭」という領域展開が出てきます。嵌合暗翳庭とはどのような領域展開か、その能力や強さなどを詳しく解説します。嵌合暗翳庭の使い手である伏黒恵の術式や式神、アニメでの声優についても併せて紹介します。
目次
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭の使い手・伏黒恵とは?
伏黒恵のプロフィール
『呪術廻戦』の伏黒恵は呪術高等専門学校の1年生で、主人公の虎杖悠仁とは同級生です。誕生日は12月22日で、身長は175cm程度です。父親は伏黒甚爾で、呪術界の御三家と呼ばれている禪院家の出身です。禪院家の血を引いているため呪術師としての能力や才能に恵まれており、1年生ですでに2級呪術師として活躍しています。義姉の津美紀が呪いで寝たきりになってしまったことを受け、善人を救うことを信条に呪術師として活動しています。
呪術廻戦の概要
『呪術廻戦』は、芥見下々さんによる少年漫画です。2018年から週刊少年ジャンプで連載が開始し、2022年の現在でも連載は続いています。『呪術廻戦』の世界は、人の負の感情から生まれた呪霊という化け物が存在する世界です。この呪霊を祓うため、呪術師と呼ばれる人たちが活動しています。『呪術廻戦』は、この呪霊と呪術師たちによる戦いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画です。
2020年から2021年にかけてアニメも放送され、原作同様人気の作品となりました。アニメでは原作の途中までしか描かれませんでしたが、すでに第2期の放送が決定しています。2021年の12月には、『呪術廻戦』の前日譚を描いた『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されました。
呪術廻戦のあらすじ
『呪術廻戦』の主人公の虎杖悠仁は、杉沢第三高校に通う1年生です。ある日、高校に眠っていた呪物の封印が解かれてしまい、呪霊が現れてしまいます。虎杖は呪術師の伏黒恵とともに、取り残された先輩たちを助けにいきます。自分の力では呪霊を祓えないと知った虎杖は、呪力を得るために呪物を飲み込みます。呪物の力を宿すことになった虎杖には、死刑が宣告されました。しかし、五条悟のおかげで死刑は延期となり、虎杖は呪術師として人生を再スタートさせます。
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭は最強?伏黒恵の領域展開を考察
嵌合暗翳庭とは?
嵌合暗翳庭は、『呪術廻戦』において伏黒恵が使った領域展開です。領域展開は非常に多くの呪力を消費するため、呪力が一定以上ないと使うことができません。しかし、呪力があるからといって誰でも使えるものではなく、『呪術廻戦』の中でも領域展開を使えるキャラはわずかです。伏黒恵も初めは領域展開を使えませんでしたが、特級呪霊との戦いの最中に使えるようになりました。
伏黒恵が使う嵌合暗翳庭は、領域内が真っ黒な影の海で覆われるという特徴があります。その領域内では、普段は2体までしか同時に使えない式神を、3体以上同時に使うことができます。また、この影によって、伏黒恵自身の分身を作り出すことも可能です。
嵌合暗翳庭の能力が最強だといわれる理由
『呪術廻戦』では他にもいくつかの領域展開が出てきますが、伏黒恵の嵌合暗翳庭の能力は最強だといわれています。嵌合暗翳庭の能力が最強だといわれる理由は、その効果にあります。嵌合暗翳庭を使うと自分自身の分身を作れるため、攻撃や捕縛に際してかなり有利になります。また、式神を3体以上使うことができることで、多彩な技の使用が可能です。このように嵌合暗翳庭の能力は攻撃に特化しているため、他の領域展開と比べても最強だといわれるのです。
嵌合暗翳庭は未完成だった?
伏黒恵は嵌合暗翳庭を使ったとき、作中で「不完全だ」と言っています。領域展開には「ステータス向上」と「必殺必中」の効果がありますが、伏黒恵の嵌合暗翳庭には「ステータス向上」の効果しかありません。伏黒恵自身が言っているように、まだ不完全である故でしょう。もしも嵌合暗翳庭が完成して「必殺必中」の効果も得られるようになれば、それこそ最強の領域展開になることでしょう。
嵌合暗翳庭の登場シーン
登場シーン①7巻58話
伏黒恵が初めて嵌合暗翳庭を使ったのは、『呪術廻戦』7巻の58話でのことです。7巻の58話は起首雷同編の八十八橋でのシーンで、ここでは伏黒恵が1人で特級呪霊の相手をしています。伏黒恵は特級呪霊相手にピンチに陥りますが、五条悟との特訓で教わったことを思い出し、不完全ながらも嵌合暗翳庭を展開することに成功したのです。
登場シーン②13巻108話
次に伏黒恵が嵌合暗翳庭を使ったのは、『呪術廻戦』13巻の108話です。『呪術廻戦』13巻の108話は渋谷事変の最中で、禪院当主、禪院真希、七海が特級呪霊の領域展開の中に入ってしまいました。相手の領域展開の中で苦戦を強いられる3人ですが、そこへ駆けつけた伏黒恵は嵌合暗翳庭を展開します。伏黒恵の嵌合暗翳庭により、相手の領域展開の「必殺必中」は無効となったのでした。
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭の使い手・伏黒恵の術式
伏黒恵の術式「十種影法術」の強さ
『呪術廻戦』の伏黒恵の術式は、「十種影法術」というものです。この術式は、禪院家に伝わっている術式のひとつです。伏黒恵は禪院家の血を引いているため、十種影法術を使うことができます。十種影法術は式神を召喚して、自分の思い通りに操ることができる術式です。
しかし、初めから10種類の式神を使えるわけではなく、条件なしで使える式神は白と黒の玉犬のみです。それ以外の式神は、調伏の儀を行うことによって使えるようになります。伏黒恵はまだすべての式神の調伏しておらず、今のところ6種類の式神しか使うことができません。
伏黒恵の式神
伏黒恵が自由に操れる式神は、玉犬、鵺、蝦蟇、大蛇、満象、脱兎の6種類です。玉犬には白と黒の2体が存在しますが、2体合わせてひとつとカウントされています。玉犬は調伏の儀なしで使える式神のため、伏黒恵が使用する頻度の高い式神でした。しかし、玉犬の白は呪霊との戦いで倒されてしまいます。白の術式はそのまま黒へと引き継がれ、新たに渾という式神が誕生しました。
また、蝦蟇と鵺を合体させることで誕生した、不知井底(せいていしらず)という式神も存在します。こちらは蝦蟇か鵺のどちらかが破壊されない限り、何度でも再顕現させることができます。伏黒恵が召喚した式神には、八握剣異戒神将魔虚羅(やつかのつるぎ いかいしんしょう まこら)という式神もいます。この式神は最強と呼ばれており、伏黒恵もまだ調伏できていません。伏黒恵は自分も摩虎羅に攻撃されることを覚悟の上で、奥の手として使っていました。
調伏の儀とは?
調伏の儀は、式神を手懐けるために必要な儀式です。この儀式が済んでいないと式神は召喚者も敵とみなし、攻撃してきます。つまり、十種影法術を使用するためには、この調伏の儀を済ませて、式神を自由に使いこなせるようにする必要があるのです。調伏の儀は術師と式神が戦い、術者が式神を制することで成功となります。しかし、術者以外の者を巻き込んだ上で式神に勝ったとしても、それは調伏の儀成功とはなりません。
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭の使い手・伏黒恵の声優
伏黒恵の声優は「内田雄馬」
アニメ版の『呪術廻戦』では、伏黒恵を声優の内田雄馬さんが演じています。内田雄馬さんは『呪術廻戦』に出演する以前から、多くの主要キャラを担当してきました。そのため、内田雄馬さんの名前を知る人も多く、伏黒恵を演じることに喜びの声が上がっていました。実際の演技も高評価で、アニメの伏黒恵も非常に人気がありました。
内田雄馬のプロフィール
内田雄馬さんは1992年9月21日生まれで、2022年で30歳になります。声優を志したきっかけは、ゲームの『サクラ大戦』だそうです。『サクラ大戦』で声優業に関心を抱き、17歳で日本ナレーション演技研究所へ入学しました。養成所に在籍中の2012年に、アニメ版の『Holy Knight』で声優デビューを果たします。
卒業後はアイムエンタープライズに所属し、2014年の『ガンダムビルドファイターズトライ』のコウサカ・ユウマ役で初のレギュラーを務めました。その後数々の作品に出演し、2017年には第11回声優アワード新人男優賞を受賞しています。
内田雄馬の主な出演作品
内田雄馬さんの主な出演作品と担当キャラには、『りゅうおうのおしごと!』の九頭竜八一や、『BANANA FISH』のアッシュ・リンクス、『MIX』の立花走一郎などがあります。『呪術廻戦』出演以降は、『灼熱ガバディ』の宵越竜哉、『ゲッターロボ アーク』の流拓馬、『ディリシャスパーティ♡プリキュア』の品田匠海などを担当しています。
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭に対する世間での評判や人気
『呪術廻戦』の伏黒恵は、物語の途中で嵌合暗翳庭を使えるようになります。そのため、伏黒恵の成長を喜ぶ声や、これからの活躍に期待する声が見られました。もともと能力が高い伏黒恵ですが、嵌合暗翳庭が使えるようになったことで、さらに活躍の場が広がりそうです。
伏黒恵の嵌合暗翳庭は、本人も言っているようにまだ未完成の段階です。しかし、不完全にも関わらずその力は凄まじく、未完成だということが信じられないという人もいるようです。伏黒恵は170話で3回目の嵌合暗翳庭を展開させましたが、だいぶ完成形に近づいています。呪術師としての能力に優れている伏黒恵だからこそ、嵌合暗翳庭が完成する日も遠くはないでしょう。
伏黒恵が嵌合暗翳庭を使えるようになったのは、彼自身の心境に変化があったからこそです。それまで伏黒恵は、自分が死んでも敵に勝てればいいと考えていました。しかし、五条悟の教えによってメンタル面でも強くなった伏黒恵は、本気の自分を出して嵌合暗翳庭を使えるようになります。1回目の嵌合暗翳庭を使うシーンは彼の本気が伝わってくるため、読んでいて感動した人も多かったようです。
【呪術廻戦】嵌合暗翳庭は伏黒恵の領域展開だった
『呪術廻戦』にはいくつかの領域展開が出てきますが、伏黒恵は「嵌合暗翳庭」という領域展開を使うことができます。嵌合暗翳庭は未完成でも能力が高い領域展開で、特級呪霊にも負けていませんでした。この先、伏黒恵の成長とともに、嵌合暗翳庭もさらにパワーアップすることでしょう。
この記事のライター
NR4712
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