【ハンターハンター】流星街とは？出身者や謎を紹介！幻影旅団との関係は？

大人気作品ハンターハンターに登場する『流星街』。幻影旅団の出身地と言われていますが、詳細についてはまだまだ謎の多い場所です。流星街とはいったいどのような場所なのでしょうか？作中の誰と関係があり、どのような歴史を持つのでしょうか？その正体を追っていきましょう。

ハンターハンターの世界における流星街は、存在しない街とされています。そして、何を捨てても許される場所とされ、廃棄物から生まれてすぐの子どもまで色々なモノが捨てられます。流星街の住人はその廃棄物によって生活しているとされています。東京都と埼玉県を合わせた程度の広さとされている流星街は、まさに世界最大級のスラム街と言えるでしょう。

存在しない街である流星街は、政治的空白地域であり、公式には無人とされています。しかし、流星街には、そこに捨てられて育った子など、推定で800万人もの住人が暮らしているとされています。生まれてすぐに流星街に捨てられた子どもは、世界全体のデータベースには登録されないこととなり、この世に存在しない人間として生きていくことになります。

ハンターハンターは、1998年より『週刊少年ジャンプ』（集英社）にて連載開始された作品です。作者は富樫義博。現在は休載していますが、コミックスの累計発行部数は7900万部（2021年11月）を突破しています。2022年5月現在も『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』とのコラボが行われているなど、高い人気のある漫画です。

両親を早くに亡くし育ての親の元、くじら島で暮らしていた少年ゴン。彼はある日、森で獣に襲われたところをハンターの青年に助けられます。その青年から、ゴンの父親は生きており、ハンターとして活躍していることを聞きます。父親と会うため、そして世界一のハンターになるため、ゴンは旅立ち、様々な人々と冒険に関わっていきます。

存在しないとされながらも、800万人もの人々が暮らす流星街。では、ハンターハンターのキャラクターに流星街出身者はどのくらい存在するのでしょうか？また、それは誰で、どのような立場なのでしょうか？

幻影旅団のメンバーが流星街出身者ではないか、というのは冒頭にも述べましたが、実は意外な人物も流星街出身者でした。どのキャラクターでしょうか？ぜひ予想してみてください。

ハンターハンターに登場する暗殺一家ゾルディック家。ゾルディック家の三男であるキルアは主人公ゴンの友人です。実は、そのゾルディック家にも流星街出身のキャラクターがいます。それはキルアの母親であるキキョウです。

その他にも、ゾルディック家の執事長ゴトーや執事見習いカナリアも流星街出身です。ゾルディック家は流星街出身者を多く雇っており、ゾルディック家と流星街は密接な関係にあると考えられます。殺し屋という稼業にとって、存在しない人間は扱いやすいのかもしれません。

ハンターハンターを語る上で外せない幻影旅団。その正体は盗賊です。盗みや殺しなどの犯罪行為を行いますが、慈善活動をすることもあるとされています。冒頭にも述べたように、現在判明している創設メンバーは、全員流星街の出身です。そのためかメンバーや流星街出身者には仲間意識が強く、情に厚いようです。

ハンターハンターのキメラアント編にて登場したキャラクターであるジャイロ。ジャイロは容姿や能力もわからない正体不明のキャラクターです。謎に包まれているキャラクターですが、キメラアント編終了時、ジャイロは流星街にいるのではないかと予想されいています。また、父親からの愛情を全く受けずに過酷な環境で育った幼少期の描写から、流星街の出身ではないか、と予想するファンも多くいます。

ハンターハンターは現在、暗黒大陸編に入っています。暗黒大陸は世界の外側とされており、キメラアントも暗黒大陸からの外来種とされています。そしてこの暗黒大陸編には、流星街長老の能力を入手したクロロ、幻影旅団に同族を殺されたクラピカ、幻影旅団を殺そうとしているヒソカ、ゾルディック家のアルカに憑いている暗黒大陸のナニカ、というメンバーが登場します。

以上のメンバーはそれぞれ、流星街との繋がりがあるキャラクター達です。暗黒大陸と流星街には関わりがあるのでしょうか？関わりが直接的であれ間接的であれ、暗黒大陸編の中で流星街の詳細や出身者などが判明するのではないか、と噂されています。

幻影旅団の創設メンバーは流星街出身者であると述べましたが、果たして幻影旅団の活動は流星街と関わりがあるのでしょうか？幻影旅団と流星街の関係についてや、明かされていない謎について調査しました。

流星街出身者によって創設された幻影旅団ですが、作中では幻影旅団は流星街の中でも特に異質であるとされています。キメラアント編では流星街を守るために幻影旅団が行動することもありました。街のヒーローでもあるのかと思いきや、流星街と切り離せない関係であるはずのマフィアコミュニティを攻撃するなどの行動もあり、力関係などは謎が多くあります。

既に閉鎖されていますが、フィリピンのマニラにあるスラム街、「スモーキーマウンテン」が流星街のモデルと考えられています。ゴミを集める場所ですが、貧困層の人々がそのゴミを漁って生活するため、スラム街となったようです。実際にこのスラム街で生まれた子どもは役所へ届出などもされず、この世に存在しない人間になってしまうようです。

流星街にはどのくらいの歴史があるのでしょうか？実は、ゴミの廃棄場所としては1500年以上前から存在しており、長い歴史を持ちます。また、廃棄物処分ではなく、人種隔離政策によって誕生したとも言われています。その場合、1500年よりも更に長い歴史を持つ可能性もあります。

幻影旅団内部の関係性からも伺えるように、流星街の住民は強く深い結びつきがあります。その絆は報復として自爆テロを行うほどです。そのような流星街住民の思想を如実に表現したのが以下のメッセージです。

このメッセージの通り、流星街の住民が外の世界で不当な扱いを受けた場合などは、徹底的な報復が行われます。報復の際に上記のメッセージが残されている描写があります。このメッセージを遠隔で残すのは、流星街の長老の念能力であることが判明しました。意外なことに、流星街の中は独自の秩序が成立しているようです。

2022年5月現在の情報では、前述の流星街長老の念能力はクロロに奪われています。そして、キメラアント編の最後にジャイロが流星街にいるのではないかとも言われています。ジャイロはNGL自治国を支配していたキャラクターです。ジャイロは再登場する可能性も高く描かれており、流星街に自分の国を建国するのではないか、と予想されています。

流星街出身者の中でも、異質に思える人物がいます。他のキャラクターとは違う話し方をするフェイタンです。フェイタンとはどのような人物なのでしょうか？その正体を追っていきましょう。

幻影旅団の創設メンバーであるフェイタン。残酷な性格とも言われる彼は、どのような人物なのでしょうか？まずは、フェイタンのプロフィールを確認していきます。

フェイタンは普段も周囲と少し違った話し方をしますが、キレると漢語のような話し方をします。この言語がフェイタンの母国語ではないか、すなわちフェイタンは生まれてすぐ流星街に捨てられたのではなく、ある程度の年齢になってから流星街に来たのではないか、と噂されています。

フェイタンがハンターハンター世界の共通語ではない母国語を喋る理由について、別の視点から考えることもできます。生まれてすぐに流星街に捨てられたフェイタンを育てた親が、漢語のような言葉を喋っていたという可能性です。そうなると、自然とフェイタンが最初に喋れるようになる言語は育ての親の母国語になります。

フェイタンは幻影旅団の創設メンバーの一人であり、団員ナンバーは2です。しかし、流星街出身の創設メンバーに距離を感じているという発言をしています。また、作中ではフェイタンとフィンクスが幻影旅団の仲間達を疑う場面もあります。フェイタンとフィンクスは共に行動する描写が多いですが、逆に考えると、他のメンバーとの距離はフィンクスに対してより遠いと考えられます。

ハンターハンターでも異質な流星街。その流星街の世間での評判や人気はどの程度のものなのでしょうか？ファンの意見や感想を見てみると、高い人気を持つことが分かりました。

流星街はある種過激な思想をも持ち、特殊な環境として成立しています。ハンターハンター内でも特殊な街ですが、流星街が好き、流星街の住民の思想が好き、というファンは多く存在します。

強い絆や故郷への愛はとても素敵に見えるので、人気が高いのも頷けます。

流星街の歴史やその正体についてまとめました。流星街はハンターハンター世界で最大級のスラム街であり、その歴史は1500年以上と長く、作中の様々なキャラクターが関係しています。今後、正体不明のキャラクターであるジャイロがどのように関係してくるのかなど、まだまだ流星街はストーリーに関わってくると考えられます。ハンターハンターのこれからの展開にご注目ください。