【ハンターハンター】十二支んの強さや能力一覧！特徴や声優についても紹介

『ハンターハンター』のキメラアント編が終わり、ネテロ会長に代わるハンター協会の会長選挙で登場した、個性豊かなキャラ達が揃った十二支ん。戦闘シーンなどの描写もなく、まだその活躍があまり描かれていないため、十二支んは謎な部分が多い組織です。まずはどのような組織なのかを見ていきましょう。

『ハンターハンター』にはハンター協会というものが存在します。十二支んはそのハンター協会の最高幹部とされている組織です。前会長のネテロが、実力を認めたハンター12人のメンバーを選んで構成されました。十二支んは全員一つ星（シングルハンター）以上の実力者です。それぞれに、十二支にちなんだコードネームが与えられていて、ネテロに心酔しているメンバーは、涙ぐましい努力を重ねてコードネームをイメージしたキャラ変をしているようです。

有事の際にはハンター協会の運営を任されることも多い十二支んですが、その多くはネテロの暇つぶしに付き合わされるなど、ネテロにはかなり振り回されているような様子もうかがえます。

十二支んのメンバーをご紹介する前に、『ハンターハンター』について少し説明していきます。『ハンターハンター』は冨樫義博氏による少年漫画で、1998年から『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載されている作品です。作者の持病により休載の多い作品となっていますが、『ハンターハンター』のファンは温かく見守りながら連載の再開を待っています。

『ハンターハンター』は、タイトルの通りハンター達が中心となっている物語です。主人公のゴン・フリークスは、幼い頃にハンターのカイトに助けられ、父親がとても凄いハンターで生きていることを知ります。このことがきっかけでハンターを目指すようになったゴンは、ハンター試験に臨める12歳となった時に、反対する叔母で育ての親でもあるミトの条件を見事にクリアして、ハンター試験に挑みました。

こうしてハンターとなったゴンは、様々な人々と出会い、仲間達と困難に立ち向かいながら成長していき、父親に会うことを目的に冒険をしていきます。

『ハンターハンター』に登場する十二支んは、途中でメンバーの入れ替えがありました。ここからは新しい十二支んのメンバーの特徴や強さなどをご紹介していきます。

クラピカは、感情の昂りによって眼が緋色に変わる一族・クルタ族の生き残りです。奪われた仲間の眼を取り戻すためにハンターになりました。ゴン・キルア・レオリオとはハンター試験で一緒になった同期です。とてもクールで知識力や判断力に優れているため、常にリーダー的存在とされる人物です。具現化系の念能力者でありながら、緋色の眼の間は特質系となり全系統の力が使えるようになります。とても厳しい制約をかけているため、とても強い能力を持っています。

ミザイストムは、コードネームをイメージした牛柄の帽子や迷彩服を身につけていて、常にミルクを持ち歩いているキャラです。クライムハンターで弁護士でもあることから、とても正義感の強い人物です。能力は3色のカードを使って相手の行動を制限するというもので、操作系の能力と考えられます。

カンザイは見た目にもトラそのもののキャラです。カンザイの能力はまだ不明となっていますが、職業などから武闘派であることが推測されるため、念能力も戦闘寄りだと思われます。カンザイ本人も戦闘力には自信があるようでした。残念なことに頭は悪い方で、世間的な情勢には疎い人物です。ヒソカによる強さの評価は85点でした。

ピヨンは、コードネームをイメージして、ミニスカートでうさぎの耳付きのカチューシャをつけている可愛らしいキャラです。そんな見た目とは裏腹に、毒舌なところがあり、言葉による攻撃は強そうです。会長選挙では常時司会を務めていました。戦闘シーンなどは描かれておらず、念能力などは不明となっています。ヒソカによる強さの評価は77点でした。

ボトバイは、コードネームから龍をイメージしたキャラです。龍の鱗のような皮膚をしていて、十二支んの中では一番の古参メンバーです。そのため、他のメンバーよりもかなり年配な人物のようです。最も会長に近い人物とされていました。まだ念能力や戦闘力などは不明ですが、数少ない三ツ星ハンターなので実力はかなり高いと思われます。

ゲルは細身の体系で、黒いタイトなロングワンピースを身につけていて、瞳が蛇のように細いキャラです。その能力もコードネームをイメージしたものなのか、腕を生きている蛇に変えることができます。その蛇を使って威嚇したり牽制しているシーンが描かれていました。それ以外での能力を使ったシーンは描かれていないため、詳細は不明となっています。蛇と毒に関係する能力であることは推測できます。

サッチョウは、コードネーム通りに見た目が馬のキャラです。十二支んの相談役でもあるサッチョウは、見た目からはあまり強そうには見えないキャラですが、2本の刀を所持していることから二刀流の剣士であると推測されます。名前の由来が「薩長同盟」「小早川秀秋」であることから、いずれ裏切るのではないかとファンの間では噂されています。

ギンタは、コードネームからの見た目には思えませんが、両耳に羊の角をつけていてモコモコのケープのようなものを身につけています。また、アフロヘアで体毛も濃くなっているようで、何となく羊要素はあるようです。とても穏やかそうに見えるギンタですが、パリストンが会長への立候補の意思を見せた際には怒りをあらわにしていたので、怒らせてはいけない人物かもしれません。

また、体も丸みのある大柄な体系ですが、目で追えないほどのスピードで移動しており、そのうような念能力なのではないかと推測されます。ヒソカによる強さの評価は90点と、かなりの高得点でした。

サイユウは、コードネーム通りに見た目が猿のキャラで、西遊記に登場する孫悟空のような容姿をしています。念能力によってミザル・キカザル・イワザルの念獣を作り出し、相手の視覚・聴覚・言語を奪ってから如意棒のような棒を使って攻撃します。このような攻撃から、具現化系の念能力だと推測されます。サイユウは、クラピカのダウジングチェーンによって、パリストンの内通者であることが判明します。

クルックは、十二支んの中では小柄な女性で、羽をつけた衣装をまとい、鳥を扱う能力からコードネームをイメージさせるキャラです。職業などから戦闘向きではないように思えますが、大量の鳥を扱うことができるので、もしかしたら鳥を使っての攻撃なのかもしれません。『ハンターハンター』の作中では、かなりの数の鳩を使って、ハンター全員に会長選挙の投票用紙を届けていました。

チードルは、見た目からもコードネームがわかるほど、犬っぽいキャラです。十二支んの中でも頭脳明晰なキャラであり、とても冷静に物事を考えていそうですが、感情的になると話し方も変わるため、ジンにはキャラが固まっていないと指摘されています。現在、ハンター協会の会長を務めていますが、十二支んも兼任しています。戦闘能力は高くはなさそうなキャラです。

レオリオは、ゴン・キルア・クラピカと同期のハンターです。見た目は少し老けていて、金と酒と女に目がないため、『ハンターハンター』の物語でも当初は残念な扱いをされていました。序盤から登場していたキャラですが、戦闘シーンは少ないためレオリオの専横能力は不明です。ですが、会長選挙の際には離れた位置にいたジンをオーラの拳で殴り飛ばしているため、それなりの実力はありそうです。

ここからは、十二支んを抜けた2人のメンバーをご紹介していきます。

元十二支んの1人目は、パリストンです。ネテロが会長を務めていた頃は副会長を務めていた人物です。会長選挙ではチードルと競い第13代会長となりましたが、すぐにチードルへと会長の座を引き渡して辞任しました。そんなパリストンの特徴や能力を見ていきましょう。

三ツ星ハンターの称号を持っているハンターです。コードネームは「子（ね）」ですが、他の十二支んのように、コードネームをイメージした容姿にはなっていないキャラです。策略家で話術に長けているパリストンは、十二支んの他のメンバーからはあまり良く思われていませんでした。ネテロが会長の頃には、会長の座から引きずり下ろすために様々な妨害手段を講じたようですが、それはあくまでもネテロとのやり取りを楽しむためのものだったようです。

パリストンの念能力は不明で、戦闘シーンなどもないことから戦闘力に関しても不明となっています。ですが、5000体の念を使うキメラアントを支配下に置いていることなどから、かなりの能力を持っていることは推測できます。それが念能力なのかは判断ができませんが。三ツ星ハンターであることからも、実力は確かだと言えるでしょう。

もう1人の元十二支んは、ゴンの父親でもあるジンです。グリードアイランドの創設者であり最高責任者でもある、ジンの特徴や能力について見ていきましょう。

ジンは遺跡ハンターで二つ星ハンターの称号を持っています。多くの歴史的分野で功績を残している、とても優れたハンターのようで、遺跡発掘に関しては遺跡保護のマニュアルとして世界中に普及しているほどに凄いハンターです。本来であれば三ツ星ハンターに値するのですが、ジンが面倒がって手続きをしないので二つ星のままとなっています。自分が楽しむことだけを考えている「浮動のバカ」と言われている人物です。

ネテロには、念能力で言えば5本の指に入ると言われていたため、相当な念能力の使い手であることがうかがえます。打撃系の技は、喰らうことでコピーできてしまうという、天才的な能力の持ち主です。念能力や系統などは何もわかっていませんが、『ハンターハンター』の中でもかなりの実力者と言えるでしょう。

ここからは、アニメ『ハンターハンター』で、十二支んのメンバーの声を担当した声優をご紹介していきます。

ギンタの声も、サッチョウの声を担当した鈴木琢磨さんが演じています。鈴木琢磨さんは、テノールの声質で様々な声を演じてきた声優です。

ここからは、十二支んに対する『ハンターハンター』のファンの皆さんの声を見ていきます。

十二支んの中でも、ピヨンは人気があるようです。見た目が可愛いのでファンも多いことでしょう。ピヨンの衣装も男性ファンを増やしているようです。『ハンターハンター』の登場人物の中でも、ひと際可愛いキャラです。

十二支んについては、会長のネテロがキメラアント討伐に向かったにも関わらず、十二支んが討伐に行かなかったことに疑問を感じる『ハンターハンター』ファンが多いようでした。十二支んがネテロとともに討伐に向かっていたら、ネテロは命を落とさずに帰って来れたのかもしれません。

『ハンターハンター』の十二支んについては、その能力が不明なキャラが多いため、能力や強さが気になるというファンがたくさんいるようです。今後の物語の中で明かされていくと思うので、『ハンターハンター』の連載の再開を楽しみに待っているようです。

『ハンターハンター』に登場する十二支んは、その能力などははっきりとは明かされていませんが、全員が一つ星以上の称号を持つハンターでした。それぞれが違った分野で活躍しており、その実力からネテロ前会長に選ばれたメンバーなので、強者ぞろいの組織であることは間違いないでしょう。メンバーが入れ替わって新しい十二支んとなりましたが、今後の活躍に期待です。