【ハンターハンター】キメラアントの女王を考察！暗黒大陸との関係や能力を紹介

『ハンターハンター』には亜人種であるキメラアントという危険生物が登場します。そのキメラアントの産む親であるのがキメラアントの女王です。キメラアントの女王はアリの女王で、最強の敵であるメルエムを産んだことで知られています。そんなキメラアントの女王の正体や謎を解説していきたいと思います。人間の血が入っているなどの噂や能力も合わせてご紹介します。

キメラアントの女王は『ハンターハンター』に登場するキャラクターで、巨大な蟻の姿をしています。人間と同じ言語を話すことはなく、テレパシーのようなものでキメラアント同士で会話します。人間のような姿をしているが、人間ではない生物ということで、亜人種だと説明されています。キメラアントの女王の正体はまだ謎に包まれている部分が多く、正体を考察するファンも数多くいます。

『ハンターハンター』は日本の少年漫画で、作者は冨樫義博です。『H×H』や『hxh』と略されることもあります。『週刊少年ジャンプ』で長期連載している作品で、長年に渡ってファンから愛されています。『ハンターハンター』は休載が多く、また長期に渡って休載することが有名です。連載再開となるとネットニュースで取り上げられる程です。

『ハンターハンター』は主人公の少年、ゴン＝フリークスを主人公にした物語です。ゴンは父親のジンに会うため、ジンの職業であるハンターを目指しながら仲間と共に成長してきます。いざジンに会えるといったところで、ゴンは父親のジンではなく、カイトという人物に会うことになります。カイトの仕事を手伝う中で、キメラアントという危険生物の存在を知ります。

キメラアントの女王はどこからやってきたのか、正体はなんなのか、暗黒大陸と関係があるのか、人間の血が入っているのか、誰かが意図的に作り出した生物なのかと、たくさんのことが考察されています。まだまだキメラアントの女王の正体は謎に包まれている部分が多いようです。ここではその考察でも有力な説などをご紹介していきたいと思います。

キメラアントの女王は暗黒大陸からやってきたと言われています。単行本の33巻の「危険生物評価リスト」に説明が記載されているので、暗黒大陸に生息していたのは間違いないと思われます。暗黒大陸からやってきたキメラアントの女王は、何かしらの理由で一匹となり、負傷した状態でヨルビアン大陸に流れ着き、出産のための安全な場所を求めてNGL自治区まで行ったと言われています。

キメラアントの女王は亜人種で、大型の蟻の姿ですが人間のように二足歩行をします。また、キメラアントの女王のセリフで薄くはあるが、人間の血が混じっていることがわかっています。人間のように名前を求めるキメラアントがいた時、女王はそれを人間のようで面白いと考えます。それは女王自身に人間の血が混じっているからだと言っています。

キメラアントの女王は、初めは人間を食べるという発想がなかったと言われています。女王は小魚などを食べ、兵隊の蟻を3体産み、兵隊が狙った人間のこどもを食べて気にいった様子でした。それ以降に人間を食べるようになったとも言われています。女王は2m以上もある巨体で、人間を食べるのも容易だと思われます。

暗黒大陸には基本的に人間はいないとされています。しかし、キメラアントの女王には人間の血が混ざっていることがわかっています。人間が暗黒大陸に行って調査することもあるようなので、その際に人間と接触しているかもしれないという説もあります。また、暗黒大陸には人間が一人だけいるという説もあり、その人間の血や一部が混ざっているのはないかとも言われています。

ジャイロはNGLの影の首領であり、麻薬を蔓延らせたり世界に悪意をばら撒きたいという思考の持ち主です。そのジャイロが、女王を使って世界を混沌に陥れようとしていたかもしれないという説があります。ジャイロは女王に食べられ、キメラアントになってしまいますが、女王からコントロールされないという特異体質を持っています。ジャイロは登場回数が少なく、まだまだ謎が多い人物なので、今後明らかになっていくのかもしれません。

キメラアントの女王にカキン帝国という国が関係しているという説もあります。カキン帝国は暗黒大陸を調査しており、カイトに生物調査を依頼したのもカキン帝国です。カキン帝国は暗黒大陸に積極的に乗り出し、強引な外交姿勢をとるようで、カキン帝国がキメラアントを使って何かを企んでいてもおかしくはないと言われています。

キメラアントの女王に、パリストンという人物が関係しているという説もあります。パリストンはハンター協会の副会長ですが、笑顔の裏で何か良からぬことを考えている節が見られます。パリストンは過去に生きたままキメラアントの卵を回収したことがあり、それを使ってハンター協会の会長になることを目論んでいた可能性があると言われています。

『ハンターハンター』に登場するキメラアントは非常に危険な生物だとされています。キメラアントや女王にはどんな能力があるのでしょうか。ここではキメラアントやキメラアントの女王の大きさや能力について解説していきたいと思います。

キメラアントは大型の蟻ですが女王は特に大きく、2ｍ以上もあるのではないかとされています。突如として女王蟻の足が発見されましたが、足だけでも人間と同じくらいの大きさでした。足の大きさから推測すると、常識では考えられない大きさなのではないかと作中でも言われています。

キメラアントの女王はキメラアントを産むことができます。接触交配（せっしょくこうはい）と言われ、他の生物を捕食することで、その生物の特徴や能力を受け継いだキメラアントを生みだすことができます。最強のキメラアントであるメルエムも女王から産まれています。

キメラアントの女王が生み出したキメラアントにはどのような能力があるのでしょうか。第一級隔離指定種で危険度Bとされているキメラアントがどのような能力を持っているのかをご紹介します。

キメラアントの生命力は強靭で凄まじく、銃などの人間の兵器はほとんどキメラアントにダメージを与えることができなかったとされています。

キメラアントの兵隊には神経毒があり、普通の人間が神経毒をくらってしまうと一ヶ月は動けなくなってしまうほどです。そうして動けなくして生け捕りにした人間たちを、兵隊蟻達は団子状にして女王の餌とします。

生け捕りにした生物を団子状にして食べることで、能力や記憶、形状を引き継いだキメラアントを生みだすことができます。もとの姿の影響を受けることもあり、蟻の姿だけでなく、見た目のバリエーションが豊かです。

『ハンターハンター』の作中で登場するキメラアントにはどのようなキャラクターがいるのでしょうか。ここでは特に人気で、作中で活躍したキメラアント達をご紹介します。

イカルゴはタコの形をしたキメラアントです。キメラアントでありながら、キルアの言葉に感銘を受け、それ以降はハンター協会側としてゴンやキルア達と一緒に戦うことになりました。

メレオロンはカメレオンのような姿をしたキメラアントです。息を止めているときは体を透明にして姿を消すことができます。イカルゴと同じく、キメラアントでありながらハンター協会側としてゴン達に協力してくれるようになります。

ネフェルピトーは王直属護衛軍の一人で、猫耳や猫のしっぽが特徴的なキメラアントです。語尾が「にゃ」だったり、見た目が可愛いということから、キメラアントの中では圧倒的な人気を獲得しているキャラクターです。

シャウアプフはネフェルピトーと同じく王直属護衛軍の一人です。戦闘能力はあまり高くはありませんが、鱗粉を使って相手の気持ちを読んだり、姿を小さくしたりすることができます。頭が良く、参謀としても活躍しているようです。

モントゥトゥユピーはシャウアプフやネフェルピトーと同じ王直属護衛軍の一人です。護衛軍の中では最も強いオーラを持っており、高い戦闘力を持っています。『ハンターハンター』の作中では、一流のハンターたちが束になってかかって、ようやく互角に戦えるようになりました。

メルエムはキメラアントの王で、作中で最も最強だと言われているキャラクターです。戦闘力だけでなく、頭脳や思想にも優れています。囲碁や将棋な数回プレイしただけで世界チャンピオンを打ち崩すほどの頭脳を持っています。

キメラアントは人間にとって脅威ですが、ネテロ達は危害を加えないのを条件にして女王を救おうと治療班を向かわせる話がありました。そこで女王を治療する女医さんが気になるというファンの声もありました。女王の体から最期の赤ちゃんが見つかり、その子を大切に育てるとしてキメラアントと和解したようです。

キメラアントの女王は蟻そのものの姿をしていて、ショッキングな姿となっている一方、女王が好きというファンも一定数いるようです。キメラアント編は過激がシーンが多くありましたが、ファンの間では人気なエピソードでもあります。

キメラアントの女王の声優が、他の作品のヒロインを演じていて衝撃的だったというファンの声もありました。キメラアントの女王は巨大な蟻の姿なので、虫が苦手なファンはキメラアントを見るのが少し厳しかったかもしれません。

キメラアントの女王の正体の謎や能力、人間の血が混ざっていると言われている説などをご紹介ましたが、いかがだったでしょうか。『ハンターハンター』の作中でも人気のエピソードであるキメラアント編で活躍するキメラアントの女王ですが、まだまだ謎が多いキャラクターとなっています。暗黒大陸の話が進み、謎が明らかになるかもしれません。『ハンターハンター』を見る際はキメラアントや女王についても注目してみてください。