【ハンターハンター】アベンガネの能力や魅力まとめ!名言や担当声優も紹介
『ハンターハンター』グリードアイランド編に登場するアベンガネは、除念という特殊能力を持っています。登場回数は少ないものの、関連グッズが販売されるなど注目度の高いキャラクターの一人です。この記事では、そんなアベンガネの能力や魅力について解説します。
目次
アベンガネとは?
アベンガネは「グリードアイランド」のプレイヤーの一人です。「グリードアイランド」は、プレイするとゲームの世界に引きずり込まれてしまう危険なゲームソフトで、主人公のゴンとアベンガネはゲームの中の世界で出会っています。ここではアベンガネのプロフィールや性格について、アベンガネがグリードアイランドをプレイすることになったいきさつと共に紹介します。
アベンガネのプロフィール
- 名前:アベンガネ
- 性別:男性
- 職業:ハンター、除念師
- 所属:ハメ組
- ハンターランク:不明
- 念能力系統:具現化系
- 念能力:森の精霊の力を借りて除念の念獣を創造する(名称は不明)
ハンターと除念師という2つの肩書きを持つ黒人の青年アベンガネは、大富豪バッテラ氏に雇われてグリードアイランドのプレイヤーとなりました。プレイ開始直後に集団でカードを集める「ハメ組」にスカウトされ、チームに加わっています。
アベンガネはお金が好き?
アベンガネは、ゲームクリア時に支払われる賞金目当てにグリードアイランドのプレイヤーとなりました。しかし、結局はゲームクリアを諦め、ヒソカとともに現実世界へ戻っています。幻影旅団からクロロの除念を依頼され、高額報酬で引き受けたためです。これらのエピソードから、アベンガネはお金のために動くタイプであると考えられます。
ハンターハンターの概要
『ハンターハンター』は1998年から週刊少年ジャンプで連載されている少年漫画です。現在連載している少年ジャンプの漫画の中では2番目の長期連載作品ですが、休載になることが多く2022年5月現在も休載中となっています。しかしながら、複雑なストーリーや作り込まれた世界観から根強い人気を誇っており、連載再開のニュースが出る度にSNSを賑わせています。
ハンターハンターのあらすじ
『ハンターハンター』は、主人公の少年ゴン=フリークスが、死んだと思っていた父親が実は生きていると知らされたところから物語が始まります。父親が優秀なハンターであったことを知ったゴンは、自身もハンターになって父親に会いにいくことを決心し、故郷の「くじら島」を旅立ちます。ゴンは父親探しの手がかりを探る中で「グリードアイランド」の存在を知り、プレイヤーとしてゲームに参加します。
アベンガネの念能力や強さ
アベンガネは「除念」と呼ばれる、他者にかけられた念を解除できるスキルを持ったキャラクターです。『ハンターハンター』作中では、自らにかけられた時限爆弾の念を除念するシーンも描かれています。ここでは、アベンガネの念能力や強さについて解説します。
アベンガネは具現化系能力者
『ハンターハンター』には自らのエネルギー(オーラ)を使いこなすスキルを持った「念能力者」が多数登場します。様々な系統の念能力が存在する中で、アベンガネの念能力は「具現化系」と呼ばれる系統に属しています。具現化系とは、自らのオーラを物質化する能力で、『ハンターハンター』のメインキャラの一人であるクラピカも具現化系能力を持っています。
アベンガネの念能力の詳細
アベンガネの具現化系能力は「森の精霊の力を借りて、念を食べる念獣を創造する」というものです。生み出された念獣が念を食べることで除念ができる仕組みとなっています。しかし、除念した念が強力なほど大きな念獣が誕生し、アベンガネにまとわりついてしまうというデメリットがあります。本来の手続きで念を解除するか、念をかけた者が死亡しなければ念獣は消えません。
アベンガネの強さ
アベンガネは除念という特殊能力を持っているものの、戦闘能力はそこまで高くないのではないかと考えられます。作中にアベンガネの戦闘シーンがほぼ描かれていないためです。詳しくは後述しますが、どちらかと言えば頭脳派のイメージが強いキャラクターです。
アベンガネはゴンとビスケの強さを見抜いていない
アベンガネは自身に時限爆弾の念をかけた爆弾魔(ボマー)への敵討ちをゴンとビスケに依頼しつつも、2人が子供という理由で内心は期待せず見下した様子を見せていました。一方、ヒソカは見ただけでビスケの強さに気づいていることから、2人の強さを見抜けなかったアベンガネは、やはり戦闘能力に長けたタイプではないと考えられます。
アベンガネの魅力
アベンガネは除念ができることに加え、頭脳明晰で冷静な判断ができるという一面も持っています。ここでは、そういったアベンガネの魅力について具体的なエピソードを交えながら紹介します。
魅力①数少ない除念師
『ハンターハンター』に出てくる総勢200名以上のキャラクターの中で、除念師はアベンガネを含め4名のみと数少ない存在です。アベンガネ以外には以下のキャラクターが除念を行うことができます。
- ハンター協会に正式登録されている除念師(名前不明)
- ヒナ
- ウマンマ
魅力②常に冷静な性格
冷静な性格もアベンガネの強みの一つです。アベンガネが所属していたハメ組と呼ばれるチームの一人ゲンスルーが、メンバー全員の体に時限爆弾「命の音」を仕掛けたシーンでは、アベンガネだけが冷静さを保っていました。そして、カウントダウンが心拍数と連動することを見抜いたのです。
魅力③頭が良い
アベンガネは頭脳明晰なキャラクターとしても知られています。ハメ組加入直後には、1時間で覚えるよう指示された40枚ものカード情報を、メンバーの誰よりも早く一瞬で記憶するシーンが描かれています。
アベンガネの名言や名セリフ・名シーン
アベンガネのセリフが印象に残っているという『ハンターハンター』読者は少なくないようです。その中でも代表的なセリフを5つ紹介します。
アベンガネの名言①「初めてさ…」
初めてさ
だが少し頭を使えばわかることだろ
グリードアイランドに初めて来たアベンガネですが、そのシステムを説明されるまでもなく素早く理解していました。その様子を見た他のプレイヤーから、来たことがあるのかと尋ねられたときに口にしたセリフです。アベンガネの賢さゆえの自信が垣間見えます。
アベンガネの名言②「オレは一足先に…」
オレは一足先に現実へ戻り除念で大もうけだ
出典: comic-kingdom.jp
こちらはアベンガネの名言の中で最も有名なセリフです。アベンガネが、クロロの除念で大金を手に入れてやろうと目論んでいます。アベンガネのしたたかさがよく表れているセリフです。
アベンガネの名言③「全員の意志を…」
全員の意志を統一する必要がある
出典: comic-kingdom.jp
ハメ組メンバーの一人であるゲンスルーが自分が爆弾魔(ボマー)で、メンバー全員に時限爆弾「命の音」を仕掛けたことを明らかにした後のセリフです。他のメンバーが慌てふためく中、アベンガネだけは冷静さを失わず、仲間達に今後について呼びかけています。
アベンガネの名言④「おそらくは嘘…」
おそらくは嘘(プラフ)であろう
奴等の条件を信じてな…
アベンガネがハメ組を離脱し、ゴンとビスケに状況説明する際に述べたセリフです。ボマーはハメ組のメンバーに、集めたカードを渡せば時限爆弾を一斉解除するという取引を持ち掛けており、アベンガネ以外のメンバーはその取引に応じようとします。しかし、アベンガネだけはボマーの提示した条件が嘘であると見抜いていたのです。
アベンガネの名言⑤「奴をむざむざ…」
奴を むざむざ
ゲーム外へ逃したのも致命的だった
こちらもゴンとビスケに対してボマーの悪事を説明する際のセリフです。自身が窮地に追い込まれてしまった原因を冷静に分析して語っています。
アベンガネの声優
『ハンターハンター』グリードアイランド(GI)編は、過去2回アニメ化されています。1回目は2003年のOVA第2期で、2回目は2011年から開始した日本テレビ版のアニメーション内で放送されています。ここでは2回のアニメ化の際にアベンガネの声を担当した声優について紹介します。
GI編OVAの声優は平川大輔
GI編OVAでアベンガネを担当した声優は平川大輔さんです。平川さんは、元々子供と遊ぶことが好きで、アニメに出て沢山の子供達を楽しませたいとの思いから声優の道を志したそうです。『鬼滅の刃』の魘夢をはじめ、子供に人気のアニメ作品に多数出演されています。
平川大輔のプロフィール
- 名前:平川大輔
- 性別:男性
- 出身地:新潟県
- 生年月日:1973年6月4日
- 血液型:A型
- 職業:声優、歌手
- 所属事務所:フリー
「ひらりん」や「お兄ちゃん」等の愛称でも知られている平川さん、趣味があまり無いことから、配信動画の中で「様々な休日の過ごし方にチャレンジする」という企画を実施されています。
平川大輔の主な出演作品
- 2009年:BLEACH 斬魄刀異聞篇(千本桜)
- 2010年:名探偵コナン(寺堂雲平)
- 2011年:テキスト遊☆戯☆王ZEXAL(チャーリー・マッコイ他)
- 2018年:キャプテン翼(第4作)(次藤洋)
- 2019年:鬼滅の刃(魘夢)
- 2021年:はたらく細胞BLACK(脳細胞)
少年役から大人の男性まで幅広い年齢層のキャラクターを演じられています。性格に難があるキャラクターを担当されることも多く、演技力が高すぎて平川さん自身が視聴者に嫌われてしまったというエピソードもあります。
2011年日テレ版の声優は花輪英司
2011年の日テレ版では花輪英司さんがアベンガネの声を担当されました。アニメ以外に吹き替えの仕事も数多く担当されており、花輪さんの声に惚れ込んでしまったファンは少なくありません。
花輪英司のプロフィール
- 名前:花輪英司
- 性別:男性
- 出身地:山梨県
- 生年月日:1974年7月6日
- 血液型:O型
- 職業:声優、ナレーター
- 所属事務所:ケンユウオフィス
おもちゃやフィギュアが趣味の花輪さんは、自身のTwitterアカウントでもフィギュアに関する投稿を多数シェアされています。また、マーベルのファンでもあることから自身が演じたアイアンマンのフィギュアもコレクションされているそうです。
花輪英司の主な出演作品
- 2006年:NARUTO -ナルト-(トドロキ)
- 2016年:ハイキュー!!(穴原孝昭)
- 2016年:ONE PIECE(シシリアン)
- 2017年:マーベル フューチャー・アベンジャーズ(アイアンマン)
- 2021年:転生したらスライムだった件(ラーゼン)
- 2021年:SHAMAN KING(カリム)
花輪さんは、落ち着いた印象の青年や渋めの年配男性の役を多く演じられています。ネット上では、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の中川圭一役などで知られる宮本充さんと声が似ているという意見も出ていました。
アベンガネは幻影旅団に入った?関係を考察
作中では、アベンガネがクロロの除念を行うシーンや、その後の動向については描かれていません。しかし、アベンガネのその後に関心を持つ『ハンターハンター』読者は多く、「アベンガネは幻影旅団に加入したのではないか?」という説も浮上しています。ここではアベンガネと幻影旅団の関係について考察します。
アベンガネと幻影旅団の関係
アベンガネと幻影旅団が接触したのはグリードアイランドの中です。クラピカによって団長クロロにかけられた念を除念するため、幻影旅団は除念師を探していました。交渉役のヒソカが多額の報酬を支払う条件で、アベンガネに除念を依頼しています。後のストーリーでクロロが念能力を使っているシーンが描かれていることから除念は成功したと考えられます。しかし、除念後にアベンガネと幻影旅団の関係がどうなったのかは不明です。
アベンガネは幻影旅団に入ったと言われる理由
アベンガネと幻影旅団の関係について、作中では明確な描写が無いにも関わらず、アベンガネが幻影旅団入りしたと言われているのは何故でしょう?その理由について解説します。
理由①旅団は除念師がほしい
前述の通り、除念師は非常に貴重な存在です。作中でも除念の能力を持つ旅団員は登場していないことから、幻影旅団に除念師がいる可能性は極めて低いと考えられます。しかし、今後クラピカをはじめ対象者に憑りつくタイプの念の使い手と対峙した際に、除念師は欠かせない存在となるはずです。旅団が専属の除念師を確保しておきたいと考えるのは自然なことでしょう。
理由②アベンガネはクラピカを探している
アベンガネがクロロの除念をした際にも念獣が生み出されているはずです。さらにクラピカの念「ジャッジメントチェーン」は相手の心臓を具現化した鎖で巻き付けるという強力なものなので、それなりに大きな念獣であることが考えられます。アベンガネが念獣を消すためには、クラピカを探し出して念を解除してもらう必要があります。そうなると、クラピカの情報を持っている旅団と行動した方が何かとメリットがあるでしょう。
アベンガネは幻影旅団に入っていないと言われる理由
一方で、ネット上では「アベンガネが幻影旅団に入ったとは考えにくい」との声も出ています。その理由についても調べてみました。
理由①幻影旅団に入らない方がクラピカとの交渉に良い
クラピカは「 束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」と呼ばれる幻影旅団専用の念を使用しています。アベンガネも旅団入りすれば、その念の対象者となるため、クラピカとの交渉で不利になります。「自分は旅団とは無関係で何も知らずに除念を行った」ということにした方が、念を解除してもらいやすいかもしれません。クラピカは嘘を見抜く能力も持っていますが、少なくとも旅団員になるよりは交渉を進めやすくなるでしょう。
理由②アベンガネは悪人ではない?
残虐非道な行為を繰り返す幻影旅団の方針に賛同できるほど、アベンガネは悪人ではないという見方もあります。むしろ、ボマーの一件から「人を殺して欲しいものを奪う」というやり方に嫌悪感を抱いている可能性が高いでしょう。また、計算高いアベンガネが、警察や賞金首ハンターから追われるリスクを侵して、犯罪者集団である幻影旅団に加わることに対し疑問視する声も上がっています。
アベンガネの能力に対する世間での評判や人気
グリードアイランド編の中でも目立つタイプのキャラクターありませんが、アベンガネの能力や性格に魅力を感じるファンは少なくないようです。
「命の音」の除念によって現れた念獣のグッズも発売されています。SNSでは「欲しい」「買ってしまった」という投稿が目立ちました。
幻影旅団との関係などアベンガネのその後が知りたいという読者も多いようです。
アベンガネは具現化系能力者だった
アベンガネは自身の具現化系能力を用いて除念を行っていることがわかりました。その希少な能力に加え、賢く冷静な性格から、密かに人気のあるキャラクターです。アベンガネのその後が気になるという『ハンターハンター』読者は多く、幻影旅団との関係についても様々な説が浮上していました。今後のストーリーにアベンガネが登場するのか注目が集まっています。
この記事のライター
まつこ
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