【ハンターハンター】名言・名台詞まとめ！主要キャラのかっこいいセリフを紹介

『ハンターハンター』とは、いろんな職種のハンターが活躍する物語で、バトルシーンも多い少年漫画です。主人公のゴン=フリークスが、遺跡ハンターとして活躍する父親のジンに会うためにハンターとなり、様々な試練に立ち向かいながら成長していく姿が描かれています。

『ハンターハンター』には個性的で魅力的なキャラが数多く登場していて、それぞれのキャラが心に響く名言を残しています。とてもためになる名言、感動的な名言、面白い名言…物語の中でキャラ達が口にする台詞にはとても深いものが込められています。どのシーンを切り取っても名言と言われるような台詞が入っているのも『ハンターハンター』の面白さとなっていて、多くのファンに親しまれる理由となっています。

『ハンターハンター』は、2018年10月までに単行本が36巻発行されていて、2021年11月までの発行部数は7900万部を突破しています。1998年から『週刊少年ジャンプ』（集英社）での連載が始まり、休載を挟みながらの不定期連載となっている作品ですが、『ハンターハンター』の人気は衰えず休載中でもファンの間では何かと話題に上がる作品となっています。

また、『ハンターハンター』は2局でテレビアニメが放送されている作品でもあります。1999年からはフジテレビ系でテレビアニメが放送され、2011年からは新しい制作会社でリメイクされたアニメが日テレ系で放送されました。旧アニメと呼ばれているフジテレビ版では、オリジナルストーリーが数話挿入されましたが、原作では伝わりにくかった部分などが加わった形となったので、原作ファンの間でも評価は高くなりました。新アニメと呼ばれる日テレ版は、原作に沿った内容となっています。『ハンターハンター』は衝撃的なシーンも多い作品となっているため、規制がかかるようなシーンではどちらのアニメも設定を変更して制作されました。

くじら島で暮らす少年・ゴンは、父親がハンターであることを知りハンターを目指します。育ての親である従妹叔母のミトに反対されますが、ミトに出された課題をクリアしてくじら島から旅立ちました。そしてハンター試験でキルア、クラピカ、レオリオなど大切な仲間達と出会い、親友となったキルアとは行動を共にすることに。訪れる様々な試練に立ち向かいながら、ゴンはキルアと共に成長していきます。

ここからは、『ハンターハンター』に登場するキャラの中でも主要キャラである、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオの名言を、各キャラごとにまとめてご紹介していきます。まずはじめにご紹介するのは、主人公でもあるゴンの名言です。純粋で真っすぐな性格のゴンの台詞には、ストレートに表現した台詞が多いですが、時々核心をついた鋭い台詞を言うことがあります。そんなゴンの台詞の中から、厳選した5つの名言をご紹介します。

ゴンの名言①は、くじら島から旅立ってハンター試験の会場へと向かう船の中での台詞です。ゴンは、同じハンター試験を受けるクラピカやレオリオと出会いました。クラピカとレオリオは会話の流れで喧嘩となってしまい、それを止めようとした船長に対して言ったゴンの台詞がこの名言でした。これはゴンがミトに教えてもらった言葉です。嵐の中を進む船の上での喧嘩でしたが、このあと海に投げ出された船員を3人で救ったことで意気投合し、クラピカとレオリオはお互いに謝罪して喧嘩は収まりました。物語の序盤でのとても印象深いシーンでした。

ゴンの名言②は、ハンター試験が終わりネテロによる説明が行われるシーンでの台詞です。最終試験でキルアは、兄であるイルミと対峙した時に、ゴンと友達になりたいという自分の本心を話しました。ですがイルミは友達を作る資格も必要もないと言いました。その後様子がおかしくなったキルアは、レオリオの対戦相手を殺して不合格となりその場から去って行きました。このことでゴンが、キルアに謝れとイルミに詰め寄ったシーンでの台詞です。

ゴンの名言③は、グリードアイランドでの台詞です。グリードアイランドで「一坪の海岸線」を手に入れるため、ゴン達は2度目のチャレンジをしていました。その最終戦でのレイザーとの激しいドッチボール対決で、ゴンは念能力を使ってボールを放っていました。そのボールを支えるのはキルア。ボロボロになった手でボールを持つキルアに、ツェズゲラもビスケも交代するよう言いますがキルアは譲りませんでした。そしてゴンに説得するよう言った際に答えたゴンの台詞がこの名言です。ゴンが最も信頼するキルアがサポートするから、ゴンは全力で球に力を注ぐことができるのでした。

ゴンの名言④は、コムギの治療を終えたピトーに向かって言った台詞です。ゼノが放った龍星群（ドラゴンダイヴ）で瀕死の重傷を負ったコムギの治療をしていたピトーでしたが、ゴンがやって来たことで生命を維持するくらいにしか治療することができませんでした。まだ不安定な状態のコムギを心配したピトーの台詞を遮ったゴンの名言。精神的に追い詰められていたとはいえ、優しかったゴンの言葉とは思えないこの台詞に、衝撃を受けたファンがたくさんいました。

ゴンの名言⑤は、生き返らせることができないとわかったカイトに絶望したゴンの台詞です。コムギを治療したあと、ゴンはピトーと一緒にカイトの元へと向かいました。そこでピトーに、カイトは既に死んでいて生き返らせることはできないと言われたゴンは、絶望と怒りで自分のすべてをかけてゴンさん化しました。このシーンは、誰も予測できなかったシーンだったと思います。ゴンの名言の中でもかなり印象深い台詞となりました。

ここからは、ゴンの親友でもあるキルアの名言をご紹介していきます。クールで頭の回転が速いキルアは、常に最善を考えて発言し行動するキャラです。時に子供っぽい一面を見せることもあるキルアですが、とてもカッコイイ名言が多いようでした。

キルアの名言①は、グリードアイランドのプレイヤーとして参加するために、選考会でツェズゲラに念能力の「発」を見せたシーンでの台詞です。ゴンとキルアは、天空闘技場で念能力について知り習得はしましたが、まだ基本的な念能力しか知りませんでした。2人はグリードアイランドをプレイするために発の修行をして、キルアはツェズゲラにオーラを電気に変えて見せました。短時間でこのような能力を身につけたキルアに驚きを隠せないツェズゲラでしたが、キルアは幼少期から暗殺者としての教育を受けてきたため、オーラを電気に変えることが可能だったのです。

キルアの名言②は、グリードアイランドでゴンが「キルアに会えて良かった」と感謝の言葉を伝えた際の、キルアの心の声です。キルアは暗殺者として育てられてきましたが、ゴンと出会ったことで気持ちがどんどん変化していきました。そしてキルアの中でゴンは、とても大切で大きな存在となっていきました。暗殺者としてではなく、こうして普通の友達として、親友としてゴンの傍にいられることに、キルアは深く喜びを感じて感謝しています。

キルアの名言③は、ヨークシンでのセンリツとの会話です。キルアが幼少期から教えられてきた暗殺術の中に、暗歩と呼ばれる足音を立てずに歩く歩法があります。そのため、キルアは無意識に足音を消して歩く習慣がついていました。センリツが今まで会った人の中で一番静かだと言っており、キルアの生まれ持った才能が垣間見られるシーンです。キルアはゾルディック家でも一目置かれるほど、暗殺者としての才能に恵まれて生まれてきました。

キルアの名言④は、キメラアント編でキルアがイカルゴに対して言った台詞です。イカルゴはキメラアントです。キルアとは敵同士として戦っていましたが、仲間の能力を教えれば命は助けると言うキルアに、イカルゴは自分の命を捨ててでも仲間のことを話しませんでした。そんな仲間想いのイカルゴを助けたキルアが口にしたのがこの名言です。

キルアの名言⑤は、ピトーとの戦いで瀕死の重傷となったゴンに向かって言った台詞です。ピトーを前にして精神的にいっぱいいっぱいになったゴンに言われた言葉で、キルアは酷く傷ついていました。そしてそのままゴンは瀕死状態となってしまったため、2人の間にはいまだに溝ができたままでした。そんな状態でゴンと別れるのは嫌だという気持ちと、ゴンに死んでほしくないと心から願う気持ちが溢れ出したシーンです。

ここまで、ゴンとキルアの名言をご紹介してきましたが、ここからはクラピカの名言をご紹介していきます。クラピカは主要キャラの中でもとても知的な印象を与えるキャラです。頭が良くてクールなところはキルアと似ていますが、キルアとは違った知識の豊富さや経験が感じられます。

クラピカの名言①は、ハンター試験に向かう船の中でのレオリオとの会話での台詞です。出会ったばかりの2人でしたが、その性格からそりが合わないようでした。船長にハンターになりたい理由を聞かれて、クラピカが仲間の復讐のためだと説明したことに対し、レオリオは復讐ならハンターにならなくてもできるだろうと口を挟みました。そんなレオリオに向かって皮肉交じりに反論したこのクラピカの名言には、クラピカの頭の回転の良さがとても感じられます。

クラピカの名言②は、ヨークシンで幻影旅団のウボォーギンと対峙した時の会話での台詞です。一度は鎖で拘束したウボォーギンでしたが、仲間が救出に来て拘束から逃れると、クラピカを探してホテルの一室に乗り込んできました。幻影旅団の中でもかなりの強さを誇るウボォーギンでしたが、クラピカの台詞はウボォーギンが倒されることが前提となっているのが感じられます。クラピカの幻影旅団に対する復讐心が強く表現されているシーンです。

クラピカの名言③は、ハンター試験に向かう船の中で、船長にハンターになりたい理由を問われたシーンでの台詞です。会話の中でクラピカは、死ぬことよりも幻影旅団に対する怒りが薄れていくことの方が恐いのだと語ります。一族を幻影旅団に惨殺されたクラピカの怒りが、どれほど強い怒りなのかがわかるシーンです。

クラピカの名言④は、ヨークシンで幻影旅団の団長であるクロロを捕えたあとのクラピカの心の声です。クロロを捕えることはできましたが、ゴンとキルアが捕まってしまいました。ゴン達との再会によって、それまで幻影旅団に対する復讐を優先的に考えて行動してきたクラピカの心境に変化が見られたシーンです。ゴンとキルアを取り戻す方法が見つからず焦るクラピカ。本来であればここでクロロを殺すだけなのですが、ゴンとキルアを救出するために殺さない選択をしようとしていることに迷いが生じます。

そんなクラピカの脳裏にかつて失った親友の姿が浮かび、もう仲間を失いたくないという思いがクラピカの決断を後押ししました。とても緊迫したクラピカの心情が伝わってくるシーンでした。

クラピカの名言⑤は、クラピカが念能力の修行をしていた時の台詞です。クラピカの念の系統が具現化系だと判明し、師匠であるイズナビは具現化するものは慎重に選ぶようアドバイスしました。そんなイズナビにクラピカは、具現化するなら鎖がいいと即答しました。クラピカが、鎖を具現化しようと思った理由を問われた際の回答がこの名言となった台詞です。

主要キャラ3人の名言をご紹介してきました。最後にご紹介していくのは、主要キャラ4人目のレオリオです。単純で短気なレオリオの言葉には、感情が真っすぐに込められている台詞が多いようです。

レオリオの名言①は、ハンター試験の1次試験での台詞です。1次試験はひたすら走る試験でした。来ていたスーツを脱いで必死に走るレオリオ。そんなレオリオはクラピカとの会話の中でこの台詞を言いました。レオリオの友人は、手術代が払えるほどお金を持っておらず、満足な治療も受けられずに亡くなってしまいました。そのような経験からレオリオは、医者になって同じように苦しむ人達を救って、金なんかいらないと言ってやるためにハンターを目指したのでした。この名言は品性に欠ける台詞だと思われるかもしれませんが、レオリオがお金に執着するのには理由があったのです。

レオリオの名言②は、ピトーとの戦いで瀕死状態となったゴンを救うため、アルカを連れて病院に向かっているキルアに電話をかけた際のレオリオの台詞です。1度目の電話に出たゴトーに、一方的に切られてしまったレオリオはすぐに電話をかけ直し、声を荒げてゴトーに怒りをぶつけました。レオリオの性格がにじみ出ているシーンでもあります。

レオリオの名言③は、レオリオが会長選挙に立候補することになった時のスピーチでの台詞です。レオリオは自らの意思で選挙に立候補したわけではなく、流れで立候補することになりました。そのため、会長になる気などまったくなく、このスピーチでは自分の純粋な気持ちをストレートに話しました。この時のレオリオの頭の中は、ゴンを助けることだけでいっぱいになっていました。結果的にはこのレオリオの想いが投票者であるハンター達の心に響き渡りました。

レオリオの名言④は、ハンター試験の1次試験での台詞です。地下道から地上に出た試験官のサトツと受験生達でしたが、1次試験はまだ終わっていませんでした。目の前に広がる湿原を抜けて行かなければならず、持久走はまだ続きます。そんな中湿原には霧が発生し、その霧に乗じてヒソカが試験官ごっこと言いながら受験生を狩り始めました。一度は逃げたレオリオでしたが、その性格からヒソカの前に戻って来たのでした。

レオリオの名言⑤は、ハンター試験に向かう途中の船で、クラピカとの喧嘩となった際の台詞です。レオリオはクラピカに呼び捨てにされることが許せませんでした。2回目まではクラピカに注意を促していましたがどちらもスルーされて、さすがに3回目では苛立ちをあらわにしました。ゴンやクラピカよりも年上だったことや、クラピカとはまだ打ち解けてもいなかったのに呼び捨てにされたことが、レオリオのプライドとしては許せなかったのだと考えられます。この後お互いに謝罪し合ってからは、呼び捨てでいいとクラピカに言っていました。

『ハンターハンター』に登場する主要キャラ4人の名言をご紹介してきました。ここからはファンのみなさんの、いろんなキャラの名言に対するコメントを見ていきたいと思います。

『ハンターハンター』ではたくさんのキャラが心に響く台詞を残しています。中でもクラピカに捕まったクロロのこの台詞が心に響いたというファンは多いようでした。幻影旅団の仲間達への信頼と、団長としての余裕が感じられる台詞です。

『ハンターハンター』のアニメを始めて見始めたという方のコメントです。モブの台詞にも名言が多いと感じられたようです。アニメや単行本を見返してみる際には、モブの台詞にも注目してみると新しい発見ができそうです。アニメではよりモブの台詞が追加されているかもしれませんので、探してみると面白いかもしれません。

『ハンターハンター』は名言が多いという意見がとても多いようでした。そして、このモラウの言葉が好きだというコメントにに賛同するファンもたくさんいました。

『ハンターハンター』の主要キャラ、ゴン、キルア、クラピカ、レオリオの名言をご紹介してきました。この記事でご紹介した名言はほんの一部で、『ハンターハンター』にはたくさんのキャラが登場し、それぞれが多くの名言を残しています。テレビアニメではその名言がより心に響く演出になっていると思います。アニメや単行本を見返してみると、新しい名言を発見できるかもしれません。