【ハイキュー】国見英の声優は田丸篤志！人物像から主な出演作品まで紹介

ここでは漫画『ハイキュー!!』のあらすじや概要の紹介と、作品内に登場する青葉城西高校バレーボール部1年生、国見英についてポジションや性格をまとめていきます。

国見英（くにみあきら）は、漫画『ハイキュー!!』に出てくる青葉城西高校のバレーボール部の1年生です。身長は182.8cmで、ポジションはウィングスパイカーです。国見は無駄のない効率的なプレースタイルを好み、熱血なスポーツマンとは対照的です。そのため、周りからはやる気が無いように受け取られることもありますが、試合では後半まで体力を継続させるなど、計算されたプレーを見せ、1年生ながらレギュラーとして活躍しています。

『ハイキュー!!』は、古舘春一（ふるだてはるいち）さんの作品でバレーボール部に所属する高校生が、切磋琢磨しながら全国大会を目指していく漫画です。『ハイキュー!!』は、週刊少年ジャンプに2014年〜2020年まで掲載されていました。コミックスは、2020年11月4日発売の45巻で完結していますが、2022年8月時点で累計発行部数5500万部を達成しており、根強い人気がある作品です。

『ハイキュー!!』の主人公日向翔陽（ひなたしょうよう）は、中学からバレーボールを始めます。中学では部員が1名で十分な練習ができず、最後の試合に敗れますが、その悔しさをバネに憧れの選手の出身校である烏野高校に入学します。そこには中学最後の試合で敗れた相手、影山飛雄（かげやまとびお）も入学していました。チームメイトでありライバルでもある2人が最強のコンビとなり、全国大会への出場を目指す青春漫画です。

『ハイキュー!!』は2014年からアニメ化されており、国見英は1期から登場しています。ここでは演じている声優田丸篤志さんのプロフィールや経歴をまとめながら、人物像について紹介していきます。

田丸篤志さんは、埼玉県出身で現在マウスプロモーションに所属しています。2007年の「第2回シグマ・セブン公開オーディション」に合格したことから声優の道へ進んでいきます。趣味は、音楽鑑賞や映画鑑賞、ボードゲームです。憧れの声優は、山寺宏一さんと石田彰さんと語っています。落ち着いた青年キャラや元気いっぱいの少年キャラの声などレパートリーが多い実力派声優です。

田丸篤志さんは、高校時代にラジオ番組で流れていたアニメソングに興味を持ったことがきっかけで声優を志しています。大学2年から声優養成所に通い始め、2009年「クプ〜!!まめゴマ!」の佐々木さん役でテレビアニメデビューしました。声優以外でも、ナレーターやラジオのパーソナリティとして活躍しており多彩な経歴を持ちマルチに活動しています。

田丸篤志さんはプラネタリウムのナレーターとしての経歴も持っています。プラネタリウムのナレーションが夢の1つだったと語る田丸篤志さんは、癒やしのプラネタリウム番組「Seasons～星の広がる高原～」でナレーターを務めています。他にも『WorldMuseum』というスマホやタブレットで博物館を楽しむアプリの中で「春のプラネタリウム」のナレーションを担当しており、声優外の活動も積極的に行っています。

田丸篤志さんの経歴でもう1つ取り上げるとしたら、ラジオのパーソナリティがあります。田丸篤志さんは、声優を目指すきっかけとなったラジオ番組にも多数出演しています。2015年から超!A&G+『BELOVED MEMORIES』というラジオ番組に同じ人気声優の内田雄馬さんと出演していました。2022年8月8日よりソロラジオ番組「おもちゃのたまや」の配信がスタートし、ラジオのパーソナリティとしても活躍しています。

田丸篤志さんは数多くの作品への出演経歴をもっています。ここではその経歴の中から代表的なキャラクターの紹介と田丸篤志さんの声優としての表現力についてもまとめていきます。

オンラインゲーム『刀剣乱舞』に登場する一期一振（いちごひとふり）の声優を演じています。一期一振は、穏やかな笑顔の持ち主で、兄弟の中で長男ということもあり「いち兄」と呼ばれています。田丸篤志さんは、優しく落ち着いている長男としての一面や戦闘シーンでの忠誠心や芯の強さを表現しています。

『A3!』は、劇団員を育成するスマートフォン向けのアプリゲームで、田丸篤志さんは月岡紬の声優を担当しています。月岡紬は、しっとりとしたシリアスを得意とする冬組リーダーです。温和で気弱な性格ですが、演劇にかける熱い思いや各公演ごとの役を声色を使い分けられており田丸篤志さんの演技力の高さが感じられます。

『たまこまーけっと』は2013年に放送されたアニメで、田丸篤志さんは、主人公北白川たまこへ想いを寄せる高校生、大路もち蔵の役を演じています。大路もち蔵は、少し抜けたところがありますが、一生懸命で気遣いのできる人物です。抜け感がありつつも芯の強さを表現できる田丸篤志さんの声がぴったりでした。

『魔法科高校の劣等生』は、2014年に放送されたライトノベル原作のアニメです。作中に登場する吉田幹比古は、魔法の腕前は神童と称される実力でしたがスランプに陥り劣等感を抱えています。少し自信なさ気で遠慮がちな声であったり、落ち着いた口調で魔法を扱う声が、キャラと合っており少し影がある雰囲気が表現されています。

『かくりよの宿飯』は2018年に放送されたアニメで、白夜の声優は田丸篤志さんが担当しています。白夜は、お帳場の長という金銭面を扱う役柄で非常に厳格な性格です。彼がいるだけで周辺の空気が引き締まるほどの厳しさがあり、田丸篤志さんの透き通った声がより際立たせています。

『ガンダムビルドダイバーズ』は、2018年に放送されたガンダムのプラモデルを用いた「ガンプラバトル」を題材としたアニメです。ナナセ・コウイチは、世界大会に出場するほど実力がありましたが、とある出来事で引退しています。押しに弱い性格で控えめなところもありますがガンプラへのこだわりは強く、譲れない力強さを田丸篤志さんが演じています。

国見英は漫画『ハイキュー!!』に登場するキャラの中でも熱血さがあまり無いスポーツマンです。ここでは国見英のプロフィールでは現れないファンが感じている魅力や、人気のポイントを、雰囲気や好物などに触れながらまとめていきます。

国見英は『ハイキュー!!』に登場するキャラの中でも爽やかさが印象的です。国見自身が熱血とは言い難い性格から、その容姿もサラサラとした黒髪でスラッとした長身で、熱血なバレーボールを部員の中ではより清潔感が際立ち爽やかさを増しています。

国見英の好物は塩キャラメルです。同じ青葉城西高校の1年生で熱いキャラの金田一勇太郎（きんだいちゆうたろう）の好物が「焼きとおもろこし」に比べると、熱いものが嫌いな国見英の特徴が好物にも現れています。甘い中にしょっぱさが含まれるというギャップも、普段は無気力に見えて試合では賢くプレーするスタイルにとても合っています。

国見英と影山飛雄は、同じ中学校のバレーボール部でプレーしていました。影山飛雄はいつでも100%のプレーを自分にもチームメイトにも求めたため、国見英の効率的なプレースタイルと馬が合わず、度々衝突しました。関係は悪いまま、高校へ進学しましたが、国見英も影山も、互いのことは気にしており、違うチームでプレーし成長していく姿を見ながら時間をかけて関係を修復していきます。

国見英は、アニメでも1期から登場しており当初から人気があるキャラですが、田丸篤志さんの相性はどう捉えられているのでしょうか。ここでは、『ハイキュー!!』ファンの国見英の評判を見ていきます。

漫画からわかる国見英の気だるさを、アニメになったことでよりそのまま感じられ、国見英そのものとファンも感じているくらいに、田丸篤志さんが上手に表現していることがわかります。

がむしゃらという言葉を嫌うスポーツ漫画にはあまり出てこないようなキャラの国見英の特徴を、声だけで表現していることがファンにも伝わっており、田丸篤志さんの声優としての実力が感じられます。

国見英の無気力な雰囲気だけでなく魅力の1つである爽やかさがアニメでもファンにしっかり伝わっていることがわかります。キャラの魅力をうまく引き出している田丸篤志さんの声優としての表現力の高さを感じます。

田丸篤志さんは、『ハイキュー!!』に登場する国見英の無気力さだけでなく、バレーへの熱意や爽やかさ含めて魅力を表現している声優でした。穏やかな雰囲気の男性役を多く演じていますが、その優しい声を活かしてプラネタリウムのナレーションやラジオでも活躍する多彩な経歴の持ち主です。田丸篤志さんの魅力を知りたい方は、『ハイキュー!!』以外の作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。