【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスはただの主婦ではない?失った臓器とは?
人気漫画『鋼の錬金術師』に登場するイズミ・カーティスについて徹底調査しました。イズミ・カーティスの活躍や名言などを紹介するとともに、失った臓器について考察します。また、アニメ『鋼の錬金術師』でイズミ・カーティス役を務めた声優情報もまとめました。
目次
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスとは?
『鋼の錬金術師(ハガレン)』ではイズミ・カーティスという人物が登場します。イズミは『鋼の錬金術師』の主人公エルリック兄弟の師匠として知られています。しかし、過去に禁忌の術を行ったことから、その対価として内臓の一部を失うことになりました。
イズミ・カーティスのプロフィール
イズミ・カーティスは36歳の既婚女性です。外見上の特徴は黒髪ドレッドで左の鎖骨に入れ墨があり、いつもトイレのサンダルを履いています。夫のシグとは修行からの帰り道で出会い、南部の町ダブリスで「カーティス精肉店」を営んでいます。夫婦で旅行するのが趣味です。
イズミ・カーティスの性格
イズミ・カーティスは、性格的に頑固なところがあります。厳しさと優しさの両面があり、弟子のエルリック兄弟に対して過酷な修行を行う一方で、兄弟が人体錬成を行ったことを知った時には責めるのではなく「無理しなくていい」と抱きしめていました。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
大人気漫画『鋼の錬金術師』は、漫画家荒川弘(あらかわひろむ)が2001年から2010年にかけて「月刊少年ガンガン」(スクエア・エニックス)に連載した作品です。『ハガレン』の略称でも親しまれている本作品は、架空の錬金術が存在するファンタジーとなっています。テレビアニメは、2003年から2004年の第1期と2009年から2010年の第2期『鋼の錬金術師FULLMETAL ALCHEMIST』の2種類が制作されています。両者はストーリー展開や内容、声優などで異なる点があります。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
『鋼の錬金術師(ハガレン)』の主人公エルリック兄弟は、流行病で亡くなった母親を蘇らせるため、禁忌の錬金術「人体錬成」を行いますが失敗し、兄のエドワードは右腕と左足、弟のアルフォンスは身体全部を「真理の扉」に持っていかれました。エルリック兄弟は失ってしまった体を元に戻すため「賢者の石」を探し求める旅に出ます。
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスはただの主婦ではない?
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するイズミ・カーティスは、夫婦で「カーティス精肉店」を営んでおり、夫を支える主婦です。しかし、ただの主婦ではありません。その正体は錬金術師でした。イズミは錬金術師としてどれだけの強さがあるのでしょうか。ここでは、イズミの強さと活躍を考察します。
イズミ・カーティスの活躍
『鋼の錬金術師(ハガレン)』で、イズミ・カーティスと言えばエドやアルにとって大切な師匠です。それだけに錬金術師としての強さを生かした活躍をさまざまなシーンで見ることができます。そこで、イズミの活躍を時系列に沿って紹介します。
活躍①失った子供を取り戻すために人体錬成をする
イズミ・カーティスは、修行からの帰り道にシグと出会い結婚しました。幸せな結婚生活を送っていましたが、子供には恵まれず、ようやく授かった子供も流産してしまいます。諦めきれなかったイズミは禁忌の人体錬成を行いましたが、失敗したあげく、その対価として内臓や臓器をいくつも失いました。ただ真理を見た結果、錬成陣がなくても錬成術を行うことができるようになっています。
活躍②エルリック兄弟と出会う
イズミ・カーティスは旅行でリゼンブールを訪れましたが、大雨で川が氾濫しかかっていました。そこで錬成術で堤防を作っていましたが、体調を崩して吐血し、介抱してもらいます。そこへエルリック兄弟が弟子入りしたいとやってきました。イズミは弟子を取らない主義でしたが、エルリック兄弟の目を見て「仮修行」ということで受け入れることにします。
仮修行では、2人をダブリスのカウロイ湖の無人島・ヨック島で1か月間生活させ宿題を与えます。兄弟は宿題の答えを見いだすことができ、正式にイズミの弟子になりました。それから半年間、イズミはエルリック兄弟に錬金術を教えましたが、自分自身の体験から何度も人体錬成は行ってはいけないと戒めています。
活躍③エルリック兄弟と再会する
エルリック兄弟は、修行を終えて数年後にダブリスを訪れ、イズミ・カーティスと再会しました。国家錬金術師になっていた兄弟をイズミは責めましたが、笑顔で迎えます。兄弟から「賢者の石」の情報を尋ねられた時は、ヴァン・ホーエンハイムのことを話しました。その後、エドワードが錬成陣を使わずに錬成したのを見て、兄弟が「真理の扉」を見たことを悟ります。人体錬成を行ってはならないという師匠の言いつけを守らなかったことに対して破門を言い渡しましたが、兄弟がそのまま滞在することは許しました。
活躍④グリードと対峙する
イズミ・カーティスは、アルフォンスがホムンクルスのグリードに誘拐された時、潜伏先のバー「デビルズネスト」に一人で出向き、グリードと対峙しました。その時、初めてホムンクルスの存在を知ります。そして、取引を持ちかけられますが、断ってその場を立ち去りました。その情報はエドワードに伝えています。
活躍⑤ホーエンハイムとの再会
イズミ・カーティスは、夫のシグと旅行中、ヴァン・ホーエンハイムと再会しました。楽しく会話をしている最中にイズミは体調を崩し、それを見たヴァン・ホーエンハイムはイズミが人体錬成を行っていたことを指摘します。シグが薬を求めて席を外した時に、ヴァン・ホーエンハイムはイズミの内臓の血流を改善しましたが、ヴァン・ホーエンハイムが「賢者の石」からできていることを知ります。
活躍⑥約束の日
イズミ・カーティスはメイスンから「約束の日」の情報を得て、ブリッグズ要塞にいるマイルズ・バッカニア大尉に伝えました。「約束の日」当日、イズミはブリッグズ兵と行動を共にします。中央司令部まで錬成した地下トンネルでアームストロング姉弟の元へ赴き、ホムンクルスのスロウスとの戦闘に参加して撃退しました。それから「お父様」の側に立つエジソン中将と遭遇し「お父様」の目論みを知ります。国土錬成陣発動の人柱とされますが「お父様」の撃退に成功し、その後はダブリスで平和に暮らしています。
イズミ・カーティスの能力や強さ
イズミ・カーティスは、人体錬成を行った結果、内臓の一部を失い虚弱体質になります。しかし、そもそも人体錬成に挑戦するだけの強さがありました。その強さは人体錬成後も衰えることはありませんでした。それは、アルがさらわれた時に1人でグリードに詰め寄ったことや、「約束の日」の人柱候補になっていたことからもうかがえます。また錬金術だけでなく筋力も並外れた力を持っています。
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスが失った臓器・内臓とは?
イズミ・カーティスは、『鋼の錬金術師』で禁忌となっている人体錬成を行おうとしたため、「真理の扉」の通行料として内臓の一部を失うことになりました。しかし、『鋼の錬金術師』では具体的にどの臓器や内臓を失ったのかは明らかにされていません。そこで『鋼の錬金術師』で描かれている情報をもとに失った内臓を考察します。
イズミ・カーティスが失った内臓は子宮?
イズミ・カーティスは『鋼の錬金術師』の中で「死んだ子供を蘇らせようとして、二度と子を望めない体になった」と語っています。子供の誕生に関係する臓器と言えば子宮です。このことから、イズミは子宮を失っているのではないかと考察されています。
イズミ・カーティスが失った内臓は肺?
イズミ・カーティスは「あちこち持って行かれた」と語っていることから、複数の臓器を失っています。『鋼の錬金術師』では何度も吐血していますが、吐血とは胃などの消化器官からの出血を指す言葉です。複数の臓器と言っても呼吸器官の肺は失っていないと考えられています。
イズミ・カーティスが失った内臓は胃?
吐血とは消化器官から血が出ることですが、皆が集まって食事をしている場面で、イズミ・カーティスだけがお茶を飲んでいる描写に注目が集まっています。病気で胃を摘出した患者は食事量が大幅に減ります。イズミも胃を失ったため、食事量が減っているのではないかと考察されています。
イズミ・カーティスが失った内臓は脾臓?
イズミ・カーティスは「あちこち持って行かれた」結果、虚弱体質になっています。生命への直接的な危険性は少ないですが、疲れやすさを感じさせる臓器として「脾臓(ひぞう)」を失ったのではないかと考察されています。
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスの名言
ここまで、『鋼の錬金術師(ハガレン)』におけるイズミ・カーティスの強さや活躍を紹介しました。イズミは錬金術師ですが、普段は『カーティス精肉店」を営む家庭の主婦です。一般人の立場から他のキャラとは異なる様々な名言を残しました。そのようなイズミの名言を3つ紹介します。
イズミ・カーティスの名言①「一は全…」
「一は全、全は一」
出典: comic-kingdom.jp
エルリック兄弟はイズミ・カーティスの弟子にしてもらうことを希望していました。そこでイズミは、2人にカウロイ湖にある無人島のヨック島で1か月生活し、ある言葉の意味を正しく理解するようにという課題を出します。その言葉が名言①です。エルリック兄弟は正解に辿り着くことができ、正式に弟子になりました。
イズミ・カーティスの名言②「主婦…」
「主婦だ」
出典: comic-kingdom.jp
アルフォンスはグリードにさらわれますが、イズミは1人で救出に向かいます。敵から「何者だ」との問いかけに対して「主婦だ」と一喝しました。この「主婦だ」という言葉はイズミの決まり文句となっています。
イズミ・カーティスの名言③「貴方の魂に…」
貴方の魂に恥をかかせない生き方を選べばいいじゃない
「約束の日」当日、「お父様」の側に立つエジソン准将は国の成り立ちや「お父様」の目的を語ります。それを聞いた者の中には、このまま上官の命令に従うべきかどうか、とまどいを隠せない軍人もいました。その軍人らに対してイズミ・カーティスはこの名言③を語ります。迷っていた軍人達も家族など大切な人のために戦う決意を固めました。
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスの声優
『鋼の錬金術師(ハガレン)』は、2003年に一度アニメ化された後、2009年に再アニメ化されました。2003年版は連載が始まって間もない時期のため、後半はほぼアニオリ展開となっています。それに対して、2009年版はほぼ原作通りの展開になり、設定なども一部異なっています。また、担当声優が異なるキャラも多数存在しています。それでは、イズミ・カーティスを担当する声優はどうでしょうか。ここでは、イズミ・カーティスを担当した声優を紹介します。
イズミ・カーティスの声優は「津田匠子」
テレビアニメ『鋼の錬金術師』は2003年版と2009年版があり、担当声優が異なるキャラも多数いる中、イズミ・カーティスはどちらも同じ声優が担当しています。イズミの担当声優である津田匠子(つだしょうこ)は、イズミ・カーティスの少し頑固で、厳しくも優しくもある主婦を上手く演じていると評価されています。
津田匠子のプロフィール
- 生年月日:1963年1月30日
- 出身地:長崎県
- 身長:160cm
- 血液型:O型
- 所属:賢プロダクション
津田匠子は、高校まで長崎で過ごした後、上京して桐朋学園大学演劇科に入学しました。大学を卒業してからは、演劇集団「キャラメルボックス」に入団し舞台女優として活躍し、2005年に退団しました。その後は、アニメ・吹き替え・ゲームなどの声優としても活動しています。
津田匠子の主な出演作品
- 『のだめカンタービレ』ニナ・ルッツ役
- 『魍魎の匣』楠本君枝役
- 『蒼穹のファフナー』春日井諒子役
- 『十二国記』碧霞玄君玉葉(へきかげんくんぎょくよう)役
- 『アイカツ!』浅倉美和役
- 『若おかみは小学生!』藤原虎子役
- 『ゼルダの伝説』インパ役
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスに対する世間での評判や人気
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するイズミ・カーティスは、普段は『カーティス精肉店』を営む家庭の主婦ですが、実は相当な強さを誇る錬金術師でした。それでは、イズミは世間でどのような受け止め方をされているのでしょうか。ここでは、SNSの投稿を通じて評判や人気を探ります。
イズミ・カーティスは、ことある毎に「主婦だ」と言っています。イズミの主婦に対するこだわりと誇りが感じられます。また、決め台詞としてもカッコいいです。そのことを伝える投稿となっています。
イズミ・カーティスは主婦で錬金術師ですが、理屈抜きにカッコいいキャラでもあります。少年漫画では男の子キャラばかり目が行きがちですが、『鋼の錬金術師』は女性キャラも魅力的だと評価する投稿も多いです。
イズミ・カーティスは師匠として、弟子のエルリック兄弟には何度も人体錬成を行ってはいけないことを伝えていました。しかし、エルリック兄弟は禁忌の術を行い失敗しています。この設定がストーリー上欠かせないことは分かっていても、いたたまれない気持ちにさせるものがあることを伝える投稿です。
【鋼の錬金術師】イズミ・カーティスはただの主婦ではなかった
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するイズミ・カーティスは、主婦でありながら、エルリック兄弟の師匠でもある錬金術師です。過去に子供を流産したことから禁忌の人体錬成に手を染め臓器をいくつも失い、虚弱体質になりましたが、強さが衰えることはありませんでした。次に『鋼の錬金術師』を読む時は、イズミ・カーティスに注目してください。
この記事のライター
makkun402
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