【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の関係性とは?二人の目的や過去についても
『鋼の錬金術師』の主人公であるエルリック兄弟について解説します。エルリック兄弟の関係性や目的、2人の強さや性格の違いなどを徹底調査しました。また、アニメ『鋼の錬金術師』でエルリック兄弟の声を担当した声優についてそれぞれ紹介します。
目次
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟とは?
『鋼の錬金術師(ハガレン)』に登場するエルリック兄弟は、兄の「エドワード・エルリック」、弟の「アルフォンス・エルリック」の通称です。作中においては、特に二人の過去を知るキャラクターがこのような呼び方をします。ここでは『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟のプロフィールなどを紹介していきましょう。
エドワード・エルリックのプロフィール
- 名前:エドワード・エルリック
- 出身地:アメストリス国東部リゼンブール
- 所属:無所属の国家錬金術師
- 誕生日:不明
- 身長・体重:不明
『鋼の錬金術師』に登場するエドワード・エルリックは、エルリック兄弟の兄です。父親が高名な錬金術師であるため、自身も弟と共に錬金術師として腕を磨いていました。病気で亡くなった母親を蘇らせるために禁忌である人体錬成を行ったことで、その代償として身体の一部を失うことになりました。
アルフォンス・エルリックのプロフィール
- 名前:アルフォンス・エルリック
- 出身地:アメストリス国東部リゼンブール
- 誕生日:不明
- 身長・体重:不明
『鋼の錬金術師』に登場するアルフォンス・エルリックは、エルリック兄弟の弟です。兄と同じく人体錬成という禁忌を犯したため、肉体すべてを失うことになりました。エドワード・エルリックが自らの右腕と引き換えに、魂だけを取り戻して鎧に定着させたため、現在は鎧の姿をしています。
鋼の錬金術師(ハガレン)の概要
『鋼の錬金術師(ハガレン)』とは、2001年から2010年まで『月刊少年ガンガン』で連載していた荒川弘先生による漫画作品です。19世紀、産業革命期のヨーロッパを舞台に、錬金術が存在する世界を描いています。世界累計7000万部を突破しており、スクウェア・エニックス発行の漫画としては最高記録を持っています。また、2度のアニメ化やノベライズ化、実写映画化など、多方面でのメディア展開を行っている人気作品となっています。
鋼の錬金術師(ハガレン)のあらすじ
病で母親を亡くしたエドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックは、人体錬成によってもう一度母親に会おうと試みます。しかし禁忌を犯した代償として、エドワード・エルリックは左足を、アルフォンス・エルリックは全ての肉体を失ってしまったのでした。エドワード・エルリックは自らの右腕を対価にして、弟の魂だけは取り戻し、鎧に魂を定着させます。そしてエルリック兄弟は元の身体を取り戻すため、旅に出るのでした。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の関係性や目的
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟が旅をしている目的は、過去に人体錬成という禁忌を犯した際に失った身体を取り戻すためです。ここでは『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟の関係性や過去、目的について解説していきます。
エルリック兄弟の関係性
『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟は、実の兄弟という関係性です。家族は母親と父親、兄のエドワード、弟のアルフォンスという4人家族でしたが、父親のホーエンハイムは行方知れずになっています。エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックの兄弟は、目的を達成するために2人で旅をしているため、深い信頼関係で結ばれています。
エルリック兄弟の過去
エルリック兄弟は、過去に人体錬成という錬金術における最大の禁忌を犯しています。病気で最愛の母親を失ったエルリック兄弟は、もう一度母親に会うために人体錬成を試み、その代償としてエドワード・エルリックは左足を、アルフォンス・エルリックは肉体すべてを失いました。辛い過去を乗り越えた2人は、アルフォンスの肉体を取り戻すために旅をしています。
エルリック兄弟の目的
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟は、人体錬成という禁忌を犯し、真理の扉を開いてしまった代償として肉体を失いました。2人が旅をしている目的は、失ってしまったアルフォンス・エルリックの人間の体を取り戻すことです。
エルリック兄弟は最終回で体を取り戻せた?
『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟は、ホムンクルスとの激しい戦いの末、肉体を取り戻すという目的を果たしています。物語の終盤で、アルフォンス・エルリックはエドワード・エルリックが戦闘不能に陥ったことから、自らの命を捧げて兄の体を修復します。勝利を収めたエドワード・エルリックは、弟の魂を取り戻すため、「自らの錬金術能力を差し出す代わりに弟を元に戻してほしい」と真理の扉に語り掛けます。そうして2人で扉を出ると、アルフォンス・エルリックの肉体も戻っていました。
エルリック兄弟のその後
目的を果たしたエルリック兄弟は、信頼関係で結ばれながらも、それぞれ別の道を歩むことになります。アルフォンス・エルリックはリンが皇帝になったシンを目指して東へと、エドワード・エルリックはその反対に西へと旅に出ます。また、旅に出る前にエドワード・エルリックは幼馴染のウィンリィにプロポーズとも取れる言葉を告げており、承諾してくれたウィンリィと共に旅に出ることになります。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の強さや性格
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟は、錬金術師として非常に優秀な能力を持っています。エドワード・エルリックは、過去に真理の扉を見てしまった関係で手合わせ錬成ができる国家錬金術師です。アルフォンス・エルリックも国家資格は持っていないものの、錬金術として優秀な能力を持っています。
エルリック兄弟の強さや能力
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟は、高名な錬金術師を父に持っていた関係で、幼い頃から独学で錬金術を学んでいました。さらに、過去にはイズミ・カーティスの師事することで、本格的な錬金術を習得しています。ここでは『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟の強さや能力などを紹介していきましょう。
エドワード・エルリックの強さや能力
エドワード・エルリックは錬金陣なしで錬成術が使用できます。これは、彼が過去に肉体の一部を失った代わりに得た能力ですが、手合わせ錬成ができるというエドワード・エルリックの能力は非常に強力です。また、エドワード・エルリックは接近戦にも対応できるため、地面などから武器を錬成したり、オートメイルを武器化したりして、戦うことが可能です。
アルフォンス・エルリックの強さや能力
アルフォンス・エルリックは国家錬金術師である兄のエドワード・エルリックよりは劣るものの、錬金術師として優れた能力を持っています。物語初期は錬成陣を書いていましたが、最終的には錬成陣なしで錬成術を使うことも可能になっています。また、さまざまなバリエーションの錬金術を扱うことが可能です。
エルリック兄弟の性格
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟は、それぞれ性格が全く異なっています。エドワード・エルリックが勝気で喧嘩っぱやいところがあるのに対して、弟のアルフォンス・エルリックは優しく温和なため、兄の喧嘩の仲裁に入ることもしばしばです。ここでは『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟の性格を紹介していきましょう。
エドワード・エルリックの性格
兄のエドワード・エルリックは、その小柄な見た目に寄らず豪胆な性格をしています。相手が年上でも臆すことなく、言いたいことをズバズバと言える強気な性格をしているため、時には相手を怒らせてしまうこともあります。また、血気盛んで喧嘩っぱやいところがあり、身長に関する悪口を言われるとすぐにキレてしまいます。
アルフォンス・エルリックの性格
弟のアルフォンス・エルリックは、強気で喧嘩っぱやい兄に対して、温和で優しい性格をしています。穏やかで心優しく、鎧姿のその見た目に反して子供っぽい素直さが残っています。しかしその一方で、本気で怒ったときにはエドワード・エルリック以上に乱暴な言葉を吐いたり、毒舌になったりすることもあります。滅多に怒ることはありませんが、怒ったときにはエドワード・エルリック以上に怖いとも言われていました。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の名言
『鋼の錬金術師(ハガレン)』の作中にはさまざまな名台詞が登場します。物語を盛り上げる多くの名言が登場することも、『鋼の錬金術師』の魅力の一つです。ここではエルリック兄弟の名言を紹介していきます。
エドワード・エルリックの名言
『鋼の錬金術師(ハガレン)』作中で登場するエドワード・エルリックの台詞は、彼の性格を表すような熱い台詞が多いです。また、主人公らしい苦悩を表す名台詞もあります。ここではエドワード・エルリックの名言を紹介していきましょう。
エドワード・エルリックの名言①「人間なんだよ…」
「人間なんだよ たった一人の女の子さえ助けてやれない ちっぽけな人間だ」
出典: comic-kingdom.jp
この台詞は、合成獣にされてしまった少女、ニーナを助けることができなかったエドワード・エルリックが発した言葉です。錬金術という万能とも思える力があっエも、一人の少女すら救うことができない無力さを感じさせる台詞です。
エドワード・エルリックの名言②「おまえの手は…」
「お前の手は人を殺す手じゃない 人を生かす手だ」
出典: comic-kingdom.jp
この台詞は、ウィンリィが自身の親の仇であるスカーに銃を向け、引き金を引くことを迷っている際にエドワード・エルリックが発した台詞です。ウィンリィはその技術で人を幸せにしてきました。エドワード・エルリックも、ウィンリィにその手を汚してほしくないという思いから、このような言葉を発し、彼女の手を止めます。
エドワード・エルリックの名言③「錬金術が無くても…」
「錬金術が無くてもみんながいるさ」
出典: comic-kingdom.jp
この台詞は、真理の扉の前にいる人物に対して、エドワード・エルリックが発した言葉です。命を差し出してエドワード・エルリックを助けたアルフォンス・エルリックを取り戻すために、エドワード・エルリックは自らの錬金術の力を差し出します。「もうこれが無くても大丈夫か?」と尋ねる真理の扉の前にいる人物に対して、エドワード・エルリックはこのように返しました。
エドワード・エルリックの名言④「等価交換だ…」
「等価交換だ 俺の人生半分やるから おまえの人生半分くれ!」
出典: comic-kingdom.jp
この台詞は、戦いが終わり、新たな旅に出る際にウィンリィに対してエドワード・エルリックが告げた言葉です。このような「等価交換」という錬金術師ならではのプロポーズに対して、ウィンリィも「全部くれてやるわよ」と承諾します。
アルフォンス・エルリックの名言
『鋼の錬金術師』で登場するアルフォンス・エルリックの台詞は、彼だけがわかる苦しみやその優しさ、彼の強さを感じる台詞が多いです。ここではアルフォンス・エルリックの名言を紹介していきましょう。
アルフォンス・エルリックの名言①「兄さんも『天才』…」
「兄さんも『天才』だなんて言われてるけど『努力』という代価を払ったからこそ今の兄さんがあるんだ」
出典: bibi-star.jp
この台詞は、恋人が生き返ることを信じているロゼに対して向けられたアルフォンス・エルリックの言葉です。「努力という代価を支払ったからこそ今の天才と言われる今の兄がいる」と語るアルフォンス・エルリックからは、兄への尊敬の念や信頼関係が感じられます。
アルフォンス・エルリックの名言②「たしかにこの身体だと…」
「たしかにこの身体だと不自由なことはたくさんある」
「だけど不自由である事と、不幸である事はイコールじゃない」出典: bibi-star.jp
この台詞は、スカーに「人間としての体を失った姿が哀れだ」と言われた際に、アルフォンス・エルリックが返した台詞です。「不自由であることと不幸であることはイコールじゃない」というアルフォンス・エルリックの言葉に救われた読者も多くいました。
アルフォンス・エルリックの名言③「10もらったら…」
「(幸せを)10貰ったら自分の1を上乗せして、11にして次の人へ渡す」
出典: bibi-star.jp
この台詞は、戦いが終わり、新たな旅立ちを迎える日にアルフォンス・エルリックが残した名言です。過去には辛い戦いの日々を過ごしてきたアルフォンス・エルリックですが、同時にたくさんの幸せも貰ってきました。これまで『鋼の錬金術師』の世界では「等価交換」という法則が描かれてきましたが、このアルフォンス・エルリックの台詞により、「もらった分に上乗せして次の人へ渡す」という新しい法則が誕生したことがわかります。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の声優
アニメの『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟を演じているのは、女性声優です。『鋼の錬金術師』を見ていた人の中には、どのような人がエルリック兄弟を演じているのか気になったという人も多いです。
エドワード・エルリックの声優
アニメの『鋼の錬金術師』でエドワード・エルリックを演じているのは、声優の「朴璐美」さんです。朴璐美さんは少年から大人の女性までさまざまな役を演じている声優です。ここでは、まずはエドワード・エルリックの声優を紹介していきましょう。
朴璐美のプロフィール
- 名前:朴璐美(ぱくろみ)
- 職業:声優、俳優、アーティスト
- 生年月日:1月22日
- 出身地:東京都
- 所属事務所:LAL
朴璐美の主な出演作品
朴璐美さんの主な出演作品としては、『∀ガンダム(ロラン・セアック)』、『BLEACH(日番谷冬獅郎)』、『NANA(大崎ナナ)』、『トリコ(小松)』、『進撃の巨人(ハンジ・ゾエ)』、『NARUTO -ナルト-(テマリ)』、『デジモンアドベンチャー02(一乗寺賢 / デジモンカイザー)』、『戦国BASARA(上杉謙信)』、『SHAMAN KING(道蓮)』などがあります。
アルフォンス・エルリックの声優
アニメの『鋼の錬金術師』でアルフォンス・エルリックを演じているのは、声優の「釘宮理恵」さんです。可愛らしい声質をしているため、10代の少女を演じることが多い声優です。ここでは、まずはアルフォンス・エルリックの声優を紹介していきましょう。
釘宮理恵のプロフィール
- 名前:釘宮理恵
- 職業:声優、アーティスト
- 生年月日:5月30日
- 出身地:熊本県
- 所属事務所:アイムエンタープライズ
釘宮理恵の主な出演作品
釘宮理恵さんの主な出演作品としては、『銀魂(神楽)』、『ゼロの使い魔(ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール)』、『ハヤテのごとく!(三千院ナギ)』、『アイドルマスター(水瀬伊織)』、『とらドラ!(逢坂大河)』、『FAIRY TAIL(ハッピー)』、『ペルソナ4(久慈川りせ)』、『東京喰種トーキョーグール(鈴屋什造)』、『呪術廻戦(西宮桃)』などがあります。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟に対する世間での評判や人気
エルリック兄弟は多くの読者、視聴者から愛されています。連載は終了していますが、今でも『鋼の錬金術師』のエルリック兄弟に関するツイートをしている人は多いです。ここではエルリック兄弟に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。
『鋼の錬金術師』を読んでいた人の中には、今でもエルリック兄弟のことが好きという人が多いです。物語の最後には体を取り戻すという目的を果たし、ハッピーエンドを迎えた2人は、今でもファンの心に強く残っています。
ファンの中には、幼くして2人きりになってしまったエルリック兄弟が賢く優しい子供に育ったのは、リゼンブールの人たちが優しく見守ってくれていたおかげだとツイートしている人もいました。主人公達だけでなく、周囲の人々の優しさを感じられる点も『鋼の錬金術師』の魅力です。
テレビアニメの『鋼の錬金術師』は2度アニメ化していますが、旧アニメ版は原作途中でのアニメ化だったため、後半はオリジナルストーリーになっています。旧アニメ版ではエルリック兄弟がお互いに何かを代価にして相手を助けるという構図が共通していることから、予め結末を知っていたのではないかと推測しているファンもいました。
【鋼の錬金術師】エルリック兄弟の絆は強かった
『鋼の錬金術師(ハガレン)』のエルリック兄弟は、過去に禁忌である人体錬成に失敗し、肉体を失いました。エルリック兄弟は失った肉体を取り戻すという目的を達成するために過酷な戦いを乗り越えたことから、強い信頼関係で結ばれています。エルリック兄弟のことが気になった人は、『鋼の錬金術師』をチェックしてみてください。
この記事のライター
azu
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