【五等分の花嫁】登場キャラの人気ランキング発表！評価の高いエピソードも紹介

連載当初から純愛ラブコメディと多くの読者を魅了してきた『五等分の花嫁』について紹介していきます。作者の思いも分かる内容となっていますので、まだ読んでいない方も劇場版まで観た方もチェックしてみて下さい。

『五等分の花嫁』の作者・春場ねぎは、幼少期から「絵が上手」と周囲から一目置かれる存在でした。小学校入学後には、早くも漫画家を目指しますが漫画家の苦しさを知り断念します。しかし、高校生になり友人が作った漫画を読んだことがキッカケで、再び漫画漫画を描き始めました。2010年トライデントデザイン専門学校に入学し、在学中から「第128回月例ヤングジャンプMANGAグランプリ期待賞」など数多くの賞を受賞しました。2013年より「カワードクロスワールド」で商業デビューし、現在に至ります。

漫画家・春場ねぎによって描かれた『五等分の花嫁』は、2017年8月から2020年2月まで週刊少年マガジンに連載されていました。作者は「4/5からは嫌われていい」という思いがあったと語っています。その思いとは反対に、純粋なラブコメディという作風に「胸キュン」という呟きが多く聞かれています。また作者の描くキャラがかわいいと高評価を得ていました。『五等分の花嫁』のコミックスは2022年12月時点で2,000万部を突破しました。またTVアニメや劇場版アニメも人気の作品です。

『五等分の花嫁』は、実家が借金を抱えている上杉風太郎と五つ子姉妹が主人公です。ある日、突然家庭教師をする事になった風太郎は相手が富豪の娘と聞き、これで借金が返済できると喜びました。しかし、家庭教師をする相手が食堂で言い争いをした転校生と言う事が発覚します。どうにか仲直りをしようと教え子宅へ行ったところで、さらに五つ子であることが判明しました。最初は心を閉ざした五つ子も徐々に風太郎に恋心を抱きます。作中で過去と未来を重ねるストーリーが魅力のラブコメディです。

作品のストーリーも人気ですが、『五等分の花嫁』に登場するキャラが可愛いと好評の漫画です。ファンの間で、キャラの人気ランキングが気になるという声も多く聞かれます。ここからは、登場人気キャラTOP10～4を紹介します。

人気ランキング10位の前田は名字はあるものの、名前がない数少ないキャラの一人です。『五等分の花嫁』3巻22話で初登場し、初回登場から一花に思いを寄せ告白します。しかし、一花とすり替わった三玖と風太郎に告白を阻止されてしまいました。最初はヤンキーキャラで、風太郎に絡む場面がありますが、登場回が増えるにつれ多くの読者から「癒し」として人気が出ました。一花への告白を阻止され、彼女とキャンプファイヤーを踊る夢はかないませんでした。

ところが別の女子生徒と踊り、一緒に踊った生徒とのちに結婚したのです。風太郎と四葉の結婚式には、キャンプファイヤーで結ばれたお腹の大きくなった奥さんと参列しています。

登場キャラ人気ランキング9位の上杉勇也は、『五等分の花嫁』に登場する風太郎と妹・らいはの父親です。金髪にサングラスといったワイルドでイケメンキャラですが、性格は明るく誰とでも仲良くなりそうな人柄が魅力的と多くの読者から人気があります。また、五つ子の父・マルオと知り合いだったというエピソードに、驚くファンが続出しました。

『五等分の花嫁』登場キャラ人気ランキング8位は、五つ子の継父・マルオです。彼は大病院の院長として忙しい日々を送っているため、五つ子に会う機会がほとんどありません。また、クールで冷酷な印象から、厳しいと五つ子に怖がられています。一見、黒髪に冷たい表情のマルオですが、誰よりも五つ子のことを思っているキャラです。

ツンデレキャラでかわいい要素ゼロですが、継父から本当の父親へと変化するエピソードが『五等分の花嫁』コミックス13巻11話に描かれています。それは、マルオのかつての恩師でもある無堂が、突如現れたときのことです。母親と同じ職業に就きたいという五月に対し、教師になる夢を諦めるよう必要以上に迫ったり、父親らしいことをしたいと言い放った無堂から五つ子を守りました。このエピソードでのマルオの変化に感動したとファンは語っています。

人気ランキング7位は『五等分の花嫁』の主人公・風太郎の妹で、幼いながらもしっかり者キャラの上杉らいはです。彼女の初登場時は料理もこなす小学６年生で、小さいながらも賢明な姿がかわいいと評判になりました。性格は風太郎と正反対で、とても明るく社交的な面から五つ子にも可愛がられています。

登場キャラ人気ランキング6位は『五等分の花嫁』主人公の上杉風太郎です。勉強好きの高校2年生で、彼もマルオと同じくツンデレキャラですが、五つ子の心を開くため彼女達と向き合います。またクールに見えて、少し間抜けなかわいい姿が稀に見られるところも彼の魅力の一つです。そんな風太郎に対して多くの読者からは、彼がいないと始まらないという声があがるほど重要なキャラになります。

『五等分の花嫁』登場キャラ人気ランキング5位は、五つ子姉妹の長女・中野一花です。彼女は高校生活を送りながら女優業をもこなしていました。右耳には母親の形見であるピアスとショートヘアが特徴です。長女と言う事もあり、五つ子の中ではお姉さんキャラとして描かれています。高校生でありながら、大人のようなオーラに憧れる読者もいるようです。

登場キャラ人気ランキング4位は、五つ子姉妹の末っ子・中野五月です。誕生日が一人だけ違うのは、日をまたいで生まれたからとコミック14巻に書かれています。『五等分の花嫁』の作中では、一番最初に風太郎と関わったキャラでもあります。彼女は、赤いロングヘアーと星の形をしたヘアピンをしています。登場初回から食いしん坊な姿がかわいいと評判になり、作中では亡き母親の背中を追いかけ頑張る姿に涙した読者もいました。

ここからは、『五等分の花嫁』登場キャラ人気ランキングTOP3の紹介しましょう。『五等分の花嫁』に登場するどのキャラも個性的で魅力があります。どのキャラが1位を制したのか、ランキング順をチェックしてみて下さい。

登場キャラ人気ランキング3位は、五つ子姉妹の次女・中野二乃です。姫カットに黒いリボンのヘアスタイルが特徴のキャラになります。5人姉妹の中では、怒りっぽい事からキレキャラと捉えられることが多いですが、実は１番に姉妹のことを大切に思っています。姉妹の中では、料理や片付けが得意で家庭的な面もあります。風太郎に恋をしてからは、かわいい要素もプラスされ一気にファンが増えました。

『五等分の花嫁』登場キャラ人気ランキング2位は、五つ子姉妹の三女・中野三玖です。彼女のキャラについて、作者の春場ねぎ曰く、実は一番最後に誕生した末っ子でキャラ設定に悩んだと語っていました。作者が一番悩んだのは三玖の性格だったそうです。読み切り予定だった『五等分の花嫁』で、どのような性格にすれば読者に響くか考えた結果「物静かでクール」な三玖が誕生しました。

五つ子姉妹の中では、風太郎に対する思いを他の姉妹に話すなど、恋愛には積極的な面を垣間見ることができます。また、家族旅行や結婚式で行われた五つ子ゲームで、三玖は風太郎に抱き着くなど性格の変化も見られるようになりました。

『五等分の花嫁』登場キャラ人気ランキング1位は、五つ子姉妹の四女・中野四葉です。読者の間では、推しが一番多くいるとも言われています。彼女は他の姉妹が風太郎に心を閉ざす中で唯一、彼にいち早く心を開いた存在です。運動神経万能で、明るく人懐こい性格の持ち主でショートヘアにリボンがかわいいと評判です。また頼まれた事を断れない性格から、文化祭では無理をして倒れるエピソードもありました。

『五等分の花嫁』コミックス全14巻の中から、評価の高いエピソードについて解説していきます。どのエピソードも、多くの読者から「胸キュンだった」や「涙なしには読めない」などの高評価を得ています。

『五等分の花嫁』コミックス7巻59話「最後の試験が二乃の場合」のエピソードです。試験勉強をしつつ、風太郎のことを意識してしまう二乃がかわいいと評判になりました。風太郎を意識していることが受け入れられない二乃は、試験後からは風太郎と会わない事を心に決めていました。しかし、赤点回避の祝賀会に現れない二乃を風太郎が迎えに行きます。

二乃は父・マルオに風太郎とは会わないことや、元のタワーマンションに戻らない事を伝えますが、マルオからは否定的な反応を受けます。そのとき、バイクに乗った風太郎が登場しマルオと風太郎のどちらかを選択することになったのです。二乃は迷わず風太郎のバイクへ乗り、マルオの元を去っていきました。家に帰る道中で、風太郎に反抗的な言動を発しますが結果的に二乃が風太郎へ自分の気持ちを告白します。このツンデレ二乃と風太郎のやり取りが多くの読者の胸をキュンとさせたエピソードとなりました。

魅力的なエピソードとして人気なのは、『五等分の花嫁』コミックス8巻67話になります。このエピソードの主役は三女・三玖です。彼女の風太郎に対するひそかな思いがかわいいと読者の心を掴みました。67話で中野家と上杉家の旅行先が偶然重なり、宿泊先で五つ子ゲームが開催されました。5人全員が五月に変装し風太郎は扮装した姉妹を見分けられなかったリベンジとして、自分から見破ると宣言します。

しかし、五つ子でどの姉妹にも見えてしまい、風太郎は焦ります。風太郎は五月に変装した三玖を、言葉巧みに様々な質問で攻め立てますが今一つ特徴を掴めません。最後のチャンスだと必死な風太郎は、三玖の放った「一花ちゃん」という呼び方をヒントに一花で間違いないと言い切ります。三玖は、風太郎に気付いてもらえなかった気持ちを抑えその場を立ち去ろうしました。その瞬間、風太郎は三玖である事に気付きとっさに彼女の名前を叫びます。自分に気付いてくれたことに三玖は嬉しくなり、風太郎に抱き着きました。

『五等分の花嫁』コミックス11巻90話は、今まで姉妹達のために中立的な立場を取ってきた四葉の思いが現れるエピソードです。五つ子の中で唯一、５年前の風太郎を知っていたのは四葉でした。ただ、風太郎は気付いていません。高校２年生で転校してきた四葉は、すぐに風太郎に気付き思いを寄せていました。しかし他の姉妹達が風太郎に思いを寄せていると分かると、母親の言葉を思い出し彼への思いは自分の胸にしまっておこうと決めたのです。

自分だけが幸せになってはいけないと風太郎への思いを誰にも話していません。日に日に風太郎への思いと、彼を思う姉妹の気持ちのはざまで四葉は、風太郎への思いを一人公園で吐き出しました。その時の表情が魅力的でもあり、今までかわいいキャラだった四葉ではなく「どこか切ない」と多くのファンの涙を誘ったエピソードです。

『五等分の花嫁』コミックス13巻111話で、五月が見せたかわいい笑顔のエピソードです。高校の文化祭に突如現れた実父・無堂先生が現れ五月に近づきます。突然現れ五つ子に父親らしいことをしたいと言った無堂に、母親の言葉を信じ五月に変装させた三玖に気付くか試したのです。結果的に気付くわけもなく、五月やマルオに追い返されました。一難去った後、風太郎に五月が今回の件を助けてくれたお礼を伝えに行きます。

この時に今まで母親を理想とするあまり、母親になろうとしていた事を告げ、母親脱却としてこれまで使っていた敬語をやめ風太郎に五月自身の思いを伝えたのでした。五月の少し無理したようにはにかむ笑顔が魅力的と、多くの読者から高評価を得ています。

ファンから最も高評価を得ているのは、コミックス14巻最終話の『五等分の花嫁』です。最終話で行われたのが、五つ子ゲームファイナルでした。このゲームで、風太郎は一人も外す事なく「愛の力」で当てることができ、一人ひとりの魅力と彼の思いを一言ずつ伝えていきます。このシーンが多くの読者の涙を誘いました。

『五等分の花嫁』のキャラはかわいいと評判ですが、中には嫌われキャラも存在します。前述で紹介した人気ランキングの反対でここからは、嫌いなキャラランキングについて解説します。

『五等分の花嫁』2巻の花火大会で初登場した、織田芸能プロダクションの織田社長が、嫌いなキャラランキング3位となりました。織田芸能プロダクションは、一花が所属する芸能事務所です。彼が嫌われている理由は、花火大会の日に抜け出した一花を探し、三玖を一花と勘違いして強引に連れ帰ろうとしたことではないかと言われています。また、織田社長の怪しい風貌が嫌われる理由だと呟く読者が少数います。

嫌いなキャラランキング2位は、陸上部の先輩である江場です。彼女は『五等分の花嫁』5巻47話に登場しています。江場が嫌われるキャラに選ばれた理由は、自己中心的な性格で周囲を巻き込むところだと言われています。コミックス2巻で普段温厚で明るい四葉が「合宿を何の相談もせずに決めるのは、ありえない」と、江場に詰め寄っているシーンが描かれています。

また四葉は部活を辞めたいとも語っていることから、江場のことを良く思っていないことがファンにも影響し、嫌われる要因になりました。また、一部の読者には、四葉に対する部活への勧誘がしつこいという声も聞かれています。

『五等分の花嫁』13巻111話に突如として現れた無堂は登場回数が少ないですが、嫌いなキャラランキング1位となりました。五つ子の母親が身ごもった子供が五つ子と判明したとたん、姿を消したことが嫌われている理由です。エピソード内では、いつも五つ子達のことを思っていたと話しますが、子供や零奈の大切な時期にいなかったとして嫌われています。

多くの読者が純愛ラブコメディに胸キュンした『五等分の花嫁』に対する、世間での評判について紹介しましょう。五つ子それぞれに推しがついていたり、誕生日には推し関係なくそれぞれのキャラクターカラーのケーキで祝ったりと、2次元キャラでもファンにとっては日常の一部として大切な記念日となっています。SNSがお祝いメッセージであふれている様子に『五等分の花嫁』人気の高さがうかがえます。

一度見ると、はまってしまうのが『五等分の花嫁』の魅力です。また5人のヒロインの中で誰が最終的に風太郎と結ばれるのかなど、ファン同士で様々な考察をしながら読むという楽しみ方をする人もいます。様々な楽しみ方ができるエピソードに対し、ラブコメディに興味がなかった人も『五等分の花嫁』で面白さを知ったとコメントしていました。

『五等分の花嫁』は、ラブコメディであり純粋すぎるエピソードに性別や年齢問わず多くのファンが魅了されています。例えばエピソードを自分に置き換えるような感覚でみたり、親のような気持ちで見守ったりなど、それぞれの見方をしている事がうかがえます。そのなかでも劇場版『五等分の花嫁』は、胸キュンできたり涙なしでは見られない魅力が詰まった作品と高評価を得ました。

『五等分の花嫁』は、エピソード以外にキャラの絵のタッチに魅力を感じてハマるファンも多くいます。また、推しのキャラグッズを集めて「祭壇」にするファンも多く、コンテストが開かれる程です。作画についても、元々絵を描く事が好きだった作者・春場ねぎの絵の表現が評判となっています。子供の頃から周囲に「上手い」と注目されていた作者は、キャラを描くこだわりを強く持ち、読者からかわいいと好評を得ています。

アニメ『五等分の花嫁』1期では、大手プロダクションにアニメーションを依頼していたのにもかかわらず、作画崩れが話題となり作者自身も気にするようなツイートを残していました。この作画崩壊が原因で、一部のファンから「打ち切り」の噂まで流れた時期もありました。しかし、2期から作者も満足する程の仕上がりになっており、ファンからも安どの声が聞かれました。

劇場版『五等分の花嫁』が公開されて半年以上たっても、人気は衰えず中には何度も繰り返し見るファンもいます。また一部のファンの中には、見る視点を変えた事で推しが変わるといった人や姉妹全員がかわいいから推しという人もいました。

『五等分の花嫁』登場キャラの人気ランキングと、評判の高い魅力的なエピソードについてについて紹介してきました。人気ランキングでは、登場回数が少ないながらもストリーが進むにつれ、人気となったキャラもいました。一方で嫌いなキャラランキングでは、登場回数が非常に少なく、読んだ人ではないと分からないキャラもいます。いかに多くの読者が『五等分の花嫁』を知り尽くしているのかうかがえたランキング順位となりました。