【炎炎ノ消防隊】ヨナの正体が判明した？目的や活躍シーンを紹介

「ヨナ」とは、『炎炎ノ消防隊』に登場する正体不明の人物です。ヨナは白装束の一味の一人として登場しますが、他の白装束とも違った異質な強さを持った正体のわからないキャラクターとなっています。ここでは『炎炎ノ消防隊』の正体不明なキャラクター、ヨナのプロフィールや、『炎炎ノ消防隊』の概要について紹介していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』のヨナは、伝道者一派と呼ばれている白装束の一味の灰焔騎士団遊撃隊に所属しているキャラクターです。白い肌に白い髪をしたオネエ言葉で話す人物ですが、性別は不明です。他人の顔を別の顔に作り変える能力を持っており、灰焔騎士団ではサポート役として活躍しています。能力そのものには攻撃に利用できるような強さはありません。

『炎炎ノ消防隊（えんえんのしょうぼうたい）』とは、漫画家、イラストレーターの大久保篤による少年漫画です。人体自然発火現象によって人が突然炎の化け物「焔ビト」になる世界で、焔ビトの脅威を戦う特殊消防隊をテーマにしたSF作品です。大久保篤初のファンタジー漫画であり、週刊連載作品となっています。

主人公の森羅日下部（シンラ）は、幼い頃に火事によって家族を失ったことをきっかけに、ヒーローを目指すようになりました。成長して特殊消防隊の訓練校を卒業したシンラは、第8特殊消防隊に配属され、仲間や先輩と共に訓練や消防隊の活動に励むことになります。そして焔ビトの事件に関与している謎の白装束の一味や、世界の秘密に近づいていくのでした。

『炎炎ノ消防隊』に登場したヨナは、白装束の一味として行動していましたが、その正体や目的は謎となっていました。しかし物語が進むにつれて、ヨナの正体が人間ではないことが明らかになっていきます。ここでは『炎炎ノ消防隊』のヨナの正体や目的について紹介していくため、チェックしてみてください。

ヨナの正体は、一度目の大災害によってこの世界へとやってきたアドラの悪魔です。大陸の大部分が焼失し、多くの生物が絶滅した大災害でしたが、ヨナによるとその大災害は失敗でした。そのため、ヨナは大災害を成功させるためにこの世界へと現れ、大災害へと繋がるシナリオを進めていくことになります。ヨナは顔を変えることができることから、作中で白装束の一味として行動しているときには人の姿をしていますが、その正体は人型の黒い怪物です。

ヨナの目的は、一度滅亡しかけた人類を再び繁栄させるというものです。ヨナは250年前の大災害の際に、意図的に焔ビトを作る「蟲」と共に異世界アドラからこの世界へとやってきました。また、その際にはアドラバーストを持った少女・アマテラスも連れてきており、火力発電所天照の動力として使用するなど、人類の繁栄のために行動しています。その目的は、人類を再び繁栄させて、250年前に失敗した大災害を成功させるというものでした。

ヨナの能力は、炎をコントロールすることで血液を操作し、顔を作り変えるというものです。ヨナはこの能力を使ってラフルス一世になりすまし、聖陽教を興して人類を統率していました。このように、ヨナの能力は相手を翻弄することに向いているため、戦闘の際に活躍できるような強さはないものと推測できます。しかしヨナの正体は250年前に大災害を引き起こしたアドラの悪魔であることから、まだ能力を隠していることが予想できます。

ヨナの能力は他人の顔を作り変えることであるため、その能力自体に戦闘で活躍できるような強さはありません。しかし作中でヨナは第8特殊消防隊が蟲を使って焔ビトを作り出していると第7特殊消防隊の隊員に思い込ませており、両者を争わせることに成功しています。また、両者が争っている間にどんどん人間の顔を作り変えて偽物を作り出しており、大混乱に陥れる活躍をしていました。さらに、混乱に乗じて鬼の焔ビトまで作り出していたことから、ヨナの能力の強さがわかります。

ヨナの正体は人間ではないこともあり、他のキャラクターとは一線を画した残酷な性格をしています。人の顔を作り変える能力を持つヨナは芸術家肌で、自分の美意識に沿った顔を作り上げることにこだわりを持っています。しかし思うような顔に仕上がらなかった時には、激怒してその相手を殺してしまいました。しかし顔を作り変えている最中は楽しそうな様子を見せており、子供のような無邪気さもあわせ持っています。

『炎炎ノ消防隊』のヨナは物語の秘密を握る重要なキャラクターです。アニメでは2期となる『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』から登場しており、物語も大きく動いています。ここでは『炎炎ノ消防隊』のヨナの活躍シーンやヨナの名言などを紹介していくため、チェックしてみてください。

ヨナが登場するのは、アニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』の第12話「浅草開戦前夜」です。ヨナは自分の部下を第8特殊消防隊の大隊長桜備と中隊長火縄に作り変え、浅草に火を放つ計画を話させました。それを聞いた第7特殊消防隊の紅丸は、第8特殊消防隊の人間を疑うことになります。さらにヨナは自分の部下の顔を浅草の町民に変えて紛れ込ませており、大混乱を巻き起こす活躍を見せています。

『炎炎ノ消防隊』のヨナは、人の顔を自由自在に作り変える能力を持った芸術家です。そんなヨナが作中で発したセリフも、芸術に関係した名言が多いです。ここではヨナの名言を2つ紹介していきましょう。

このセリフは、ヨナが他人の顔を作り変えている際にダジャレとして発した名言です。能力を使って人の顔を作り変えているときのヨナは、おもちゃで遊ぶ子供のように楽しそうです。アドラの悪魔という正体を持つヨナも、ついダジャレが口をついて出てしまいます。

このセリフも先ほどの名言と同じく、人の顔を作り変えている時のセリフです。しかしこちらは、ヨナの思ったとおりの顔にならず、怒りに任せて顔を変えていた人の頭を爆発させて殺害した際の名言となっています。罪のない人間をあっけなく殺してしまうヨナの姿を見ると、やはりその正体が人ではないということがわかります。

テレビアニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』で、ヨナは白装束の一味の一人として初登場します。ヨナは性別不詳のキャラクターですが、多くアニメで活躍している人気男性声優がヨナの声を担当したため、ファンの間でも話題になりました。ここでは『炎炎ノ消防隊』でヨナを演じている声優を紹介していきましょう。

テレビアニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』でヨナの声を担当しているのは、声優の「松岡禎丞（まつおかよしつぐ）」さんです。『ソードアート・オンライン』の「キリト」や、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の「ベル・クラネル」など、人気アニメの主人公を多数演じています。

松岡禎丞さんの主な出演作品として、『ソードアート・オンライン（キリト）』、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか（ベル・クラネル）』、『鬼滅の刃（嘴平伊之助）』、『五等分の花嫁（上杉風太郎）』、『さくら荘のペットな彼女（神田空太）』、『ダイヤのA（金丸信二）』、『冴えない彼女の育てかた（安芸倫也）』、『ノーゲーム・ノーライフ（空）』、『モブサイコ100（花沢輝気）』、『吸血鬼すぐ死ぬ（半田桃）』などがあります。

白装束のヨナの正体がアドラからやってきた悪魔であることが判明したことで、ファンの間でも話題になりました。ここでは『炎炎ノ消防隊』のヨナの正体に対する世間での評判や人気を紹介していきましょう。

『炎炎ノ消防隊』を『週刊少年マガジン』で呼んでいた人の中には、「ヨナの正体については単行本の24巻で明らかになるはず」とコメントしている人がいました。ヨナの正体が明かされたためか、その回のマガジンだけ持っているようです。

物語が進むことでヨナの正体がアドラの悪魔であることがわかりましたが、アーサーだけがヨナの正体に気付いていたと指摘している人がいました。作中では初めてヨナを見たアーサーが、「あいつ人間か？」と言っているシーンがあります。

『炎炎ノ消防隊』は複雑な世界観になっており、明らかになっていない謎も多いです。作中で人の集合的無意識がアドラの正体であることが判明したことで、「ヨナの正体とは？」と疑問に感じた人もいました。

『炎炎ノ消防隊』に登場する白装束の一味であるヨナの正体は、実はアドラからきた悪魔であり、物語の黒幕でした。ヨナは人の顔を変える能力を使い、ラフロス一世になりすまして再び大災害を引き起こそうとしています。ヨナの正体に興味を持った人は、ぜひ『炎炎ノ消防隊』をチェックしてみてください。