【炎炎ノ消防隊】オロチの人物像まとめ!能力は?攻撃についても解説
「オロチ」は炎炎ノ消防隊に登場するキャラクターで、主人公たちと敵対する組織の一つである紫煙騎士団に所属しています。この記事では炎炎ノ消防隊に登場するオロチの能力や攻撃方法などについて解説し、作中での活躍やオロチを演じた声優についても紹介していきます。
目次
【炎炎ノ消防隊】オロチは紫煙騎士団のメンバー
「オロチ」は炎炎ノ消防隊に登場したキャラクターで、主人公たちが所属する特殊消防隊と敵対する組織のメンバーです。紫煙騎士団という組織に属する武人肌の戦士として、悪役でありながらも独自の魅力を放っています。まずは、オロチについてのプロフィールや、炎炎ノ消防隊という作品の概要やあらすじについて紹介していきます。
オロチのプロフィール
- 名前:オロチ
- 性別:女
- 種族:人間
- 所属:紫煙騎士団
- 声優:伊藤静
オロチは伝導者一派内の組織・紫煙騎士団に所属する女性キャラです。そのため、オロチも他の伝導者一派のメンバーと同様に白装束を身にまとっています。顔の左半分を覆うようなボブヘアが特徴的なキャラクターです。
炎炎ノ消防隊の概要
『炎炎ノ消防隊』は「大久保篤」さんが週刊少年マガジンで連載を開始した作品で、2015年から2022年まで連載されていました。謎の人体自然発火現象により人間が「焔ビト」という怪物に変化するようになった世界で、それに対処する特殊消防隊の活躍を描いた作品です。個性的なキャラクターが繰り広げるバトルや、謎に包まれたストーリーの魅力が話題を呼び2019年にはテレビアニメ化もされています。
炎炎ノ消防隊のあらすじ
太陽暦佰九拾八年の東京皇国では、人体発火現象により発生する「焔ビト」とそれにともなう災害が人々を苦しめていました。この事態に対応するために特殊消防隊が組織されます。主人公のシンラは、12年前に突然の火事で母と弟を失います。「第三世代」と呼ばれる特殊能力者である彼は「第8特殊消防隊」に入隊し、任務に向き合う中で家族の死の真相や焔ビトの秘密を知る「伝導者一派」との戦いに身を投じていくことになります。
【炎炎ノ消防隊】オロチの人物像や強さ
炎炎ノ消防隊に登場するオロチは主人公たちと敵対する「伝導者一派」の中に存在する「紫煙騎士団」の一員です。炎の鞭を操る攻撃能力を持っており、シンラたちの仲間である第2特殊消防隊の亜門弾木を瞬殺しました。衝撃的な登場シーンに始まり、短い出番ながらも圧倒的な存在感と魅力を兼ね備えています。ここからは、そんなオロチの強さや人物像などを紹介していきます。
オロチの性格や魅力
炎炎ノ消防隊の作中においては、オロチの詳しい性格については言及されていません。しかし作中で描かれた場面などから、戦いにおいては冷徹でためらうことのないクールな人物として描写されています。それだけではなく、男勝りな一面もあり可愛らしい容姿とかっこいい性格を兼ね備えた紫煙騎士団の実力者として特殊消防隊を苦しめました。
オロチの強さや能力
炎炎ノ消防隊においては、特殊能力の持ち主はその能力が世代ごとに区分されています。オロチが何世代の能力者にあたるかは不明ですが、作中では圧倒的な強さと能力で特殊消防隊を追い詰めていました。このオロチの存在により、紫煙騎士団の底知れぬ恐ろしさも描かれています。ここではそんなオロチの強さや能力について詳しく解説していきます。
強さや能力①攻撃が早すぎる
オロチが瞬殺した弾木小隊長は目で熱を感知する能力を持っています。これは熱量や熱源を察知することで、敵の位置を瞬時に見抜くことのできる力です。この能力を使用した射撃により、弾木は多数の焔ビトを倒していました。しかしオロチの使う炎の鞭は、そんな目を持つ弾木小隊長ですら瞬殺してしまうほどのスピードを持っています。このスピードこそオロチの強さであり武器です。
強さや能力②鞭のような剣を使う
より正確に表現すると、オロチが使用する鞭は切断能力を持つことから鞭のような剣といえます。これは『メドゥーサウィップ』と呼ばれ、マシンガンなどの攻撃にも鞭の本数を増やすことで対応していました。強力な殺傷能力と、防御にも使える万能性に加えてオロチ自身の能力の高さも相成って非常に強力な威力となっています。作中では炎に対して耐性のあるタマキですらも、容赦ない攻撃で追い込んでいました。
【炎炎ノ消防隊】オロチの登場シーン
炎炎ノ消防隊の作中でオロチが登場したのは、白装束の実験施設を特殊消防隊が調査している時です。第2消防隊と第8消防隊の合同作戦の中で、隊員たちは複数の中隊を組んで捜査にあたります。その最中に、第2消防隊の弾木小隊長と大柄で臆病なジャガーノート、第8消防隊のタマキの前にオロチが現れました。ここではオロチの登場シーンと戦いの結末を紹介します。
登場シーン①弾木小隊長を殺害する
順調に前進していた弾木たちですが、突然の爆発と大量に発生した焔ビトの攻撃を受けピンチに陥ります。しかし、そこで弾木が自身の能力を活かしたライフル攻撃でまたたく間に焔ビトを撃破しました。それにより窮地を脱したかに思えた矢先、突然現れた紫煙騎士団のオロチの攻撃により一瞬で弾木は殺害されてしまいます。この場面では、目の能力を持つ弾木ですら対応できないオロチの恐ろしさが強調されています。
登場シーン②タマキと戦う
弾木小隊長がやられたことでジャガーノートはパニックに陥ります。孤立無援の状況の中で必死に戦うタマキでしたが、オロチの圧倒的なスピードから繰り出される鞭の攻撃で絶体絶命に陥ります。メドゥーサウィップを剣状に変化させてタマキにとどめを刺そうとするオロチでしたが、そこにタマキの姿を見て奮起したジャガーノートがオロチにパンチを放ちタマキを救いました。ここからジャガーノートの本格的な戦いが描かれます。
登場シーン③ジャガーノートに敗北する
臆病さ故に弾木の死で戦意を喪失していたジャガーノートですが、生前の弾木からかけてもらっていた言葉を想い出してタマキを守る決意をします。オロチの力は圧倒的で、それに為す術もないジャガーノートは右腕と左脚を切られてしまいます。しかし常に消防服を厚着していたおかげで致命傷は免れていました。そして最終的に、ジャガーノートが放った巨大なミサイル型の炎を顔面に受けたことでオロチは倒されました。
【炎炎ノ消防隊】オロチの声優
炎炎ノ消防隊はテレビアニメ化もされており多くの声優が作品に参加してキャラクターに命を吹き込んでいます。ここではアニメの炎炎ノ消防隊でオロチを演じた声優についての情報をまとめます。
オロチの声優は「伊藤静」
アニメの炎炎ノ消防隊でオロチを演じたのは声優の伊藤静(いとうしずか)さんです。賢プロダクションに所属している声優で、可愛らしい姿をしながらも武人肌な一面を持つオロチの魅力を表現していました。声優として20年近いキャリアを持つベテランであり、アニメだけでなくゲームや吹き替え、ラジオパーソナリティやアーティストなど多数のメディアで活躍しています。
伊藤静のプロフィール
- 性別:女性
- 出身地:東京都
- 生年月日:1980年12月5日
- 血液型:O型
- 身長:159cm
- 事務所:賢プロダクション
- デビュー時期:2000年代
伊藤静さんは10代の時に声優の林原めぐみさんを知り、演技以外でもマルチに活躍する姿をきっかけに声優という仕事に興味を持ちました。その後数々の作品に参加して演技力を磨き、2016年には第10回声優アワードで助演女優賞を受賞しています。伊藤静さんは黒髪ストレートの外見をしていますが、アニメの役柄でも本人に似た容姿の役を担当することもありました。キャリアを積み重ね、現在でも精力的に活動を続けています。
伊藤静の主な出演作品
- 天元突破グレンラガン(ブータ)
- クレヨンしんちゃん(2代目大原ななこ)
- 暗殺教室(イリーナ・イェラビッチ)
- 鬼滅の刃遊郭編(堕鬼の帯の鬼)
伊藤静さんはソプラノの声質が特徴で、それを活かして幅広い役柄を演じています。またアニメだけでなく吹き替えの仕事でも多数の作品に参加しており、映画だけでなく海外ドラマでも活躍しています。役柄を問わず演じ分けられる実力を持った声優として出演数は多岐にわたっており、さらに声優の生天目仁美さんとユニットを組むなど活動の場を広げてきました。
【炎炎ノ消防隊】オロチに対する世間での評判や人気
ここまでオロチの人物像や強さ、作中でのバトルの経緯などについてまとめてきましたが、こうした情報や作中での活躍について炎炎ノ消防隊のファンはどのように思っているのでしょうか。ここではSNSに寄せられたコメントを参照しながら、オロチに関する世間での評判や人気を調査します。
炎炎ノ消防隊ファンのオロチに関しての評価は、可愛いという意見が多く見られました。敵キャラクターでありながらも整った容姿や、ミステリアスな魅力に心を掴まれたファンも多いようです。その他にもアニメでオロチを演じた伊藤静さんの演技に対する高評価も見られました。一度だけの登場で終わるのではなく、再登場を望む声もあるなどファンからの人気を得ています。
オロチについては、悪役であっても死亡したのは辛いという声もありました。作中で弾木小隊長を殺害し、タマキやジャガーノートに重症を負わせたオロチですが、女性キャラということもあり死亡する展開はファンに強い衝撃を残しています。その最期も巨大なミサイル型の炎を顔面に叩きつけられ、顔が大きく歪むという女性にキャラクターの死としては壮絶なものとなっています。
オロチの魅力を語る上でジャガーノートとの戦いは外すことはできません。それまで臆病な一面が強調されていたジャガーノートですが、勇気を振り絞ることができたのはオロチの脅威があってこそです。結果として、オロチの強さと冷徹さがジャガーノートを成長させ熱いバトルシーンを生み出しました。またこのエピソードでのジャガーノートがカッコいいという声も多く見られました。
【炎炎ノ消防隊】オロチは強いキャラだった
炎炎ノ消防隊の中で登場した話数こそ短いものの、直前で大活躍を見せた弾木小隊長を瞬殺する強さと冷徹さでオロチは絶大なインパクトを残しました。最終的にジャガーノートに敗れたものの、タマキが全く歯が立たずジャガーノートにも重症を負わせるなど一貫して強敵として描かれています。そして強敵だからこそ、ジャガーノートの成長を表現するためのヤラレ役としての役割をオロチは全うしました。それがより一層、オロチの存在感と魅力を強めています。
この記事のライター
侑芽
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