【炎炎ノ消防隊】ナタク孫の正体を徹底考察！能力や黒野との関係性も調査

ナタク孫とは、大人気漫画『炎炎ノ消防隊（えんえんのしょうぼうたい）』に登場するキャラです。まだ少年ですが、第三世代の能力者でアドラバーストも覚醒したことから、柱として注目されています。まずナタク孫のプロフィールから紹介します。

大人気漫画『炎炎ノ消防隊』に登場するキャラの1人、ナタク孫は、7月9日生まれの11歳です。身長は142cmしかありませんが、同級生からは優等生と呼ばれていました。医者の家系に生まれ、両親からは医者になるよう期待されており、期待に応えようとがんばっていました。しかし、その期待がプレッシャーとなり、がんばり過ぎる性格になっています。

大人気漫画『炎炎ノ消防隊』は、大久保篤が2015年9月から2022年2月まで「週刊少年マガジン」（講談社）誌上で発表した作品です。消防士SF漫画ですが、サスペンスあり、バトルアクションありの作風です。テレビアニメは、2019年に第1期、2020年に第2期が放送され、第3期も製作が発表されています。2022年には、コミックスの累計発行部数が2000万部を突破しました。

世界は、人体発火現象である「焔ビト（ほむらびと）」の脅威にさらされていました。突然発火して全身が炎に包まれると、自我を失って死ぬまで周囲を焼き尽くしてしまいます。この発火現象から人々を守り、人体発火現象の謎を解明するために組織されたのが「特殊消防隊」でした。太陽暦佰九拾八年（198年）の東京皇国では、森羅日下部がヒーローになるために第8特殊消防隊の一員となります。森羅日下部は、12年前の火事で母と弟を亡くしましたが、第三世代の能力者であったため、「悪魔」と呼ばれていました。

大人気漫画『炎炎ノ消防隊』に登場するキャラの1人、ナタク孫は敵なのでしょうか。それとも味方なのでしょうか。ここでは、ナタク孫の正体や灰島重工の裕一郎黒野との関係性を考察します。

『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫は、過去にアドラバーストの観測実験を受けています。この実験は、『炎炎ノ消防隊』の主人公森羅日下部も受けていて、訓練学校に通うまでは灰島重工に保護されていました。森羅日下部は第8特殊消防隊に加わってからアドラバーストに覚醒したため、森羅日下部をみすみす逃してしまった灰島重工は、アドラバーストの観測実験を以前より強化しています。

『炎炎ノ消防隊』に登場する烈火星宮（れっかほしみや）は、第1特殊消防隊に所属する中隊長で神父です。第三世代能力者でもある烈火星宮は、正義感の強い人物として部下からの信頼も厚く、慕われていました。しかし、烈火星宮の正体は伝道者一派の仲間でした。烈火星宮は、能力者かどうかを調べるため、特別な蟲を子供たちの体内に入れていましたが、能力がないと焔ビトとなってしまいます。ナタク孫は焔ビトとならなかったので、適合者と判明しました。

その後、烈火星宮は、森羅日下部や第1特殊消防隊の隊員達の手で捕らえられますが、口封じのため、伝道者一派に殺されます。しかし、努力を強要する烈火星宮の記憶はナタク孫の心に大きく刻み込まれ、トラウマになってしまいました。

『炎炎ノ消防隊』に登場する優一郎黒野は、灰島重工に所属している第三世代能力者です。「弱い者いじめ」を生きがいとしており、ナタク孫など子供たちに対して、過酷とも言える実験を行っていました。森羅日下部が灰島重工を訪れた際に、ナタク孫はアドラバーストに覚醒しましたが、そのことに伝道者一派が気づき、6人目の柱を確保するため、灰島重工に乗り込んできました。そして、ナタク孫を巡って三つ巴の争いが起こります。

さらに、伝道者一派のハウメアが脳に干渉し、ナタク孫は暴走してしまいます。森羅日下部は暴走を止めようとしますが、上手くいきません。それができたのは、優一郎黒野でした。優一郎黒野は、ナタク孫が今以上に強くなると困るため、「強くなる必要はない」と話しかけます。その言葉は、それまで努力を強いられていたナタク孫にとって救いの言葉でした。優一郎黒野のおかげで正気を取り戻したナタク孫は、そのまま灰島重工の監視下にとどまることになりました。優一郎黒野は、ナタク孫にとっては守り人的存在です。

結局、『炎炎ノ消防隊』に登場したナタク孫は第8特殊消防隊にとって、味方なのでしょうか。この答えは、以下の点から味方であると考えられています。ナタク孫は、三つ巴の争奪戦の後、引き続き灰島重工の監視下に置かれることになりました。その後、森羅日下部ら第8特殊消防隊のメンバーは灰島重工の社長と面会しましたが、社長はある条件を満たすことで、第8特殊消防隊に協力すると宣言しました。したがって、ナタク孫は第8特殊消防隊の味方ということになります。

『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫は、烈火星宮が行った蟲による実験で発火能力に目覚めました。当初は普通の発火能力でしたが、優一郎黒野から過酷な戦闘テストを受け、さらに、森羅日下部とアドラリンクしたことから、アドラバーストが覚醒しました。そのため、11歳とは思えない強さや能力があります。ここでは、そのナタク孫の強さと能力を考察します。

『炎炎ノ消防隊』で、ナタク孫は伝道者一派のリツの能力により大焔人に取り込まれ、ハウメアのプラズマの脳内介入で、放射能を帯びた炎を発射しました。この放射能は第三世代の能力によるため、無能力者にとっての安全圏は、200m離れる必要がありましたが、暴走状態が進み、危うく東京を壊滅させるところでした。

森羅日下部が灰島重工を訪れた時、灰島重工はナタク孫の存在を隠していましたが、離れていたにもかかわらずナタク孫とアドラリンクしました。その結果、ナタク孫はアドラバーストが覚醒し、灰島重工の研究者がそのことを観測しました。しかし、同時に伝道者一派も感知することになります。ナタク孫自身は、覚醒したものの、まだ上手く使いこなすことができていません。

『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫はまだ11歳ですが、暴走した時に森羅日下部では歯が立たなかったことなどから、森羅日下部や他の柱キャラと比較して、同等かそれ以上ではないかと考えられています。しかし、未知数の点が多いことや、森羅日下部は時に関した能力があるため、ナタク孫の強さや能力がどの程度有効なのかは不明です。

ここまで、『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫について、優一郎黒野との関係性や第8特殊消防隊とは味方の関係になるのか考察してきました。このナタク孫をテレビアニメ『炎炎ノ消防隊』では誰が担当しているのでしょうか。ここでは、ナタク孫の担当声優を紹介します。

テレビアニメ『炎炎ノ消防隊』で、ナタク孫を担当している声優は、田村睦心（たむらむつみ）です。ナタク孫は少年なので、女性声優の担当となっています。田村睦心はハスキーボイスのため、もともと少年キャラを得意としていて、ナタク孫の辛い境遇をよく表現していると評判です。

田村睦心が声優を意識したきっかけは、小学3･4年生の頃にテレビアニメ『るろうに剣心 －明治剣客浪漫譚－』の資料集に掲載されていた声優のプロフィールやコメントを読んだことです。声優の演技は日本ナレーション演技研究所で学び、『ef – a tale of memories.』でデビューしました。初主演は『バトルスピリッツ 少年突破バシン』のバシン／馬神トッパ役です。

『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫は、両親から医者になるよう期待されていました。そのようなナタク孫を、『炎炎ノ消防隊』のファンはどのように見ているのでしょうか。ＳＮＳの投稿を通じて探ります。

ナタク孫に関する投稿で一番多く見られるのが、ナタク孫のこれまでの境遇です。両親に期待を強いられている様子は、『炎炎ノ消防隊』の中だけでなく、現代社会によく見られます。そのことを伝える投稿です。

優一郎黒野は最強クラスの強さを持ちながら、「弱い者いじめが好き」という人格破綻者です。その優一郎黒野も「強くあらねばならない」という強迫観念に囚われていたナタク孫には、救いとなり、味方とも言える存在でした。この2人の関係性に関する投稿もよく見られます。

ナタク孫は、『炎炎ノ消防隊』の登場人物の中では子供キャラなので、とてもかわいいです。しかし、他の漫画やアニメの子供キャラと異なり、「かわいい」ことだけをつぶやいているツイートはあまり多くありません。その意味でもこのツイートは貴重です。

『炎炎ノ消防隊』に登場するナタク孫は、両親や周りの大人から過度な期待をかけられ、それに応えようと無理な努力をしてきました。また、それが自分の存在意義であるかのようにも感じていました。その結果、アドラバーストの観測実験で児童虐待とも言える実験の被害者になりましたが、優一郎黒野との関係から自分を取り戻します。また、第8特殊消防隊の味方にもなりました。これから『炎炎ノ消防隊』を読む時は、ナタク孫に注目してください。