【炎炎ノ消防隊】ミカコは普通の高校生なのに可哀想?両親が焔ビトになった?
本記事では『炎炎ノ消防隊』に登場する一般人女子高生・ミカコについて紹介していきます。『炎炎ノ消防隊』におけるミカコが普通の高校生であるはずなのに多くの読者から可哀想と言われている理由や人物像、母親と父親が焔ビトになってしまった経緯などについて解説していきます。
目次
【炎炎ノ消防隊】ミカコとは?
炎炎ノ消防隊主人公のシンラが第8に配属されて間もない頃、第8管轄内の地域に焔ビトが発生した報告を受けてシンラたちが出動するとそこにミカコという少女が登場しました。ミカコは名前以外の詳細な設定が与えられていない一般人ですが、その事件で描かれたミカコのエピソードに読者の間からは可哀想という感想が相次ぎました。まずはミカコのプロフィールを明らかにして、炎炎ノ消防隊の作品概要とあらすじについてもおさらいしていきます。
ミカコのプロフィール
ミカコは普通の家庭で生まれ育ったごく普通の女子高生です。耳が隠れた茶色のショートボブと童顔な見た目をしており、突出した能力を持たない一般人として描かれています。家族である母親と父親に対して強い愛着を持っており家族仲も円満でしたが、焔ビトが引き起こした事件によって悲劇に見舞われてしまいます。
炎炎ノ消防隊の概要
炎炎ノ消防隊は大久保篤によって週刊少年マガジンに連載されていた漫画作品です。謎の人体発火現象・焔ビトの謎や脅威との戦いが描かれたSF少年漫画で、2015年~2022年にかけて単行本34巻を刊行、世界累計発行部数は2000万部以上の人気を誇ります。作品は漫画のみならずアニメや舞台、ゲームなどメディアミックス展開も豊富に行われています。
炎炎ノ消防隊のあらすじ
とある大災害をきっかけに人体発火現象・焔ビトが発生するようになると、人々はいつ、誰が、どこで体を発火してしまうのかという脅威に苛まれました。それを解決すべく特殊消防隊が組織されると、彼らは焔ビトの撃破や謎の解明に勤しんでいきました。訓練校を卒業し第8特殊消防隊に配属となったシンラは、12年前に起きた火災事故の真相を探り、自らがヒーローになるために消防隊としての活動に励んでいきます。
【炎炎ノ消防隊】ミカコは普通の高校生で一般人なのに可哀想?
ミカコは炎炎ノ消防隊のモブキャラクターに当たる人物ですが、読者の間では最も知名度が高いモブキャラクターとして認知されており、どのキャラクターよりも可哀想な目に遭っていると同情されています。実際にミカコは焔ビトが原因で最愛の母親と父親両方を失っており、一般人の中では1番不幸な体験をしていると言えるかもしれません。ここでは炎炎ノ消防隊におけるミカコが一般人なのに可哀想と言われる理由についてまとめていきます。
ミカコの母親と父親は焔ビトになった?
ミカコの母親は2年前に焔ビト化してしまい、その日以来ミカコは父親と2人暮らしをしていました。しかし、ミカコが夕ご飯のためにいつも通り家へ帰宅するとリビングで焔ビト化した父親を目にしてしまいました。一方焔ビト化した父親は体が燃えているにもかかわらず夕ご飯の料理をしており、帰ってきたミカコに気付くと「おかえり」と挨拶を返しました。この時の父親はまだ自我が残っていましたがミカコにその言葉は届きませんでした。
ミカコは自分も焔ビトになるかもしれないと不安になる
母親も父親も突然焔ビト化してしまったミカコは自分自身もいつかそうなってしまうのではないかと不安を抱いてしまいます。あまりの恐怖に自身の家の前で震え上がってしまうこともあり、完全に焔ビト化した両親がトラウマとして残ってしまいました。
ミカコに対して秋樽桜備が言ったこと
不安から自宅の前で震えていたミカコの前にある人物が現れると、それは第8の大隊長・桜備でした。桜備はミカコの父親の鎮魂を終わらせた後に家にあった家族写真を持ちだし、父親のことを炎に立ち向かった勇敢な男であり、焔ビトになっても自我を保ってミカコを襲わなかった誇らしい親と語ります。この言葉でミカコは父親からの愛情を再確認し前を向けるようになりました。
【炎炎ノ消防隊】ミカコの伏線や再登場
炎炎ノ消防隊本編に描かれたミカコのエピソードは父親を失う悲劇として完結しましたが、このエピソードがきっかけで第8の隊員たちが変化した要素もあります。また、モブキャラクターの中では断トツで知名度が高いことからネット上ではミカコの再登場や消防隊入隊などが噂され話題となりました。ここでは炎炎ノ消防隊におけるミカコの伏線や再登場の真相についてまとめていきます。
森羅がミカコの一件で学んだこと
ミカコの父親を鎮魂する際、桜備はシンラとアーサーにミカコの前で武器を見せないように注意しました。消防隊にとって焔ビトを鎮魂することは仕事の1つではありますが、その行為は結果的に人殺しと一切変わらないものであり武器を見せることで遺族の心を傷つけてしまう可能性があったからです。ヒーローを志していたシンラはただ敵を倒すだけでなく、遺族に寄り添ってあげることも必要なことであると学びました。
ミカコが消防隊に入る伏線はある?
母親だけでなく父親も焔ビト化して失くしてしまったミカコでしたが、この時に受けたトラウマを克服した後、或いは克服するために特殊消防隊に加入するのではないかとネット上で噂されていました。過去に焔ビトによって絶望した自分の経験を糧に一般人を救うという理念があれば、キャラクターとしてもカッコよく見えるものになったことでしょう。
ミカコの再登場はあった?
炎炎ノ消防隊は2022年2月に最終回を迎えて物語が完結しましたが、本編初期に登場したミカコは結局再登場しませんでした。第8に救われてからの動向や25年後の世界で何をしていたのかは一切不明で、生存しているかどうかすらも分かりません。再登場や特殊消防隊加入を熱望していたファンにとっては残念な結果になってしまったと言えるでしょう。
【炎炎ノ消防隊】ミカコの声優
炎炎ノ消防隊が2019年7月に初めてアニメ化を果たすと、第2話にてミカコのエピソードが描かれました。先述した通りミカコは炎炎ノ消防隊におけるモブキャラクターで特徴を持たない一般人ですが、アニメ版のためにキャスティングされた声優は他作品で主演を担当することも珍しくない有名声優で当時ファンの間で大きな話題を呼びました。ここではアニメ版炎炎ノ消防隊にてミカコ役を担当した声優についてまとめていきます。
ミカコの声優は「古賀葵」
ミカコを演じた声優は古賀葵(こがあおい)です。小学生の頃にテレビで見たアフレコ現場に衝撃を受け、中学生の頃から本格的に声優を目指し始め高校卒業後に上京して声優養成機関に入った経緯があります。旅行や番組などで地方に行った際は必ずマンホールの蓋を探して写真に収めていると明かしており、その他にも古民家や神社巡りなど古風な趣味を持っていることで知られています。
古賀葵のプロフィール
- 性別:女性
- 出生地:佐賀県
- 生年月日:1993年8月24日
- 血液型:A型
- 身長:153cm
- 事務所:81プロデュース
- 声優デビュー時期:2014年
古賀葵の主な出演作品
- 四宮かぐや(かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~)
- 天吹万梨阿(ゾンビランドサガ)
- 古見硝子(古見さんは、コミュ症です。)
- 結城楓(究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら)
- アジサイ(くノ一ツバキの胸の内)
- エルル(この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる)
【炎炎ノ消防隊】ミカコに対する世間での評判や人気
これまで炎炎ノ消防隊に登場する一般人・ミカコの人物像やエピソード内容についてまとめてきましたが、彼女の悲劇を本編で読んでいたファンはどのような印象を抱いていたのでしょうか。ここではミカコやミカコのエピソードに対する世間での評判・人気について、実際にSNSへ投稿されているコメントを参照することで明らかにしていきます。
ミカコが登場するエピソードを実際に見たファンの間ではミカコが可哀想と評されていました。2年前に母親を失い、作中でも父親が突然焔ビトになって鎮魂されてしまったミカコの境遇に悲観する人は多く、父親も父親でミカコに被害を与えないよう接していた行動に感動したという意見もありました。炎炎ノ消防隊本編の序盤に描かれたエピソードだったからこそミカコのエピソードに衝撃を受けた人も多かったそうです。
炎炎ノ消防隊の物語は人や焔ビトの死亡描写であってもあまりシリアスな展開にならない作風になっていますが、それでもミカコのエピソードで泣いてしまったという人がいました。一般人の女子高生が唯一の家族だった父親を焔ビトという原因不明の現象で失ってしまうという展開は、単純ながらも涙もろい人ではガマンできない展開でしょう。
アニメ版にてミカコ役を古賀葵が担当していたことに驚いている人もいました。古賀葵は『かぐや様は告らせたい』の四宮かぐやの声優として有名で、本作を視聴していたファンからはまさかミカコの声優が古賀葵とは思っていなかったそうです。また、古賀葵が出演していることから本作に興味を持ったという人もいます。
【炎炎ノ消防隊】ミカコは普通の高校生なのに可哀想だった
炎炎ノ消防隊に登場しているミカコは普通の生活をしている女子高生でしたが、焔ビトによって家族を失ってしまった可哀想なキャラクターでした。ミカコほど可哀想な境遇に陥った一般人はそうおらず、ファンの間では最も可哀想なモブキャラクターとして知られ多くの人から同情されていました。もしもミカコやミカコのエピソードに興味を持った人は、ぜひ炎炎ノ消防隊本編をチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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