【ドクターストーン】獅子王司の人物像まとめ！千空との関係や妹についても

『ドクターストーン』の獅子王司は高校生ですが、総合格闘技のチャンピオンで「霊長類最強」と言われています。そんな獅子王司には、妹が脳死状態になってしまった過去があります。そして石神千空（いしがみせんくう）が作った復活液により、石化から復活します。しかし考え方の違いから、千空と対立することになります。

『ドクターストーン』は、原作を稲垣理一郎、作画をBoichiが担当している漫画作品です。「週刊少年ジャンプ」にて2017年から2022年まで連載されていました。科学の力を使って文明を復活させるというストーリーで、それにバトル要素も加わっています。『ドクターストーン』はアニメ化もされており、第1期が2019年7月、第2期が2021年1月、第3期は2023年4月から放送されています。

突然世界は謎の光に包まれて、人類は石化してしまいます。3700年経ち、『ドクターストーン』の主人公の天才高校生、石神千空が石化から復活します。すると人類の文明が滅んでしまいました。千空は幼なじみの大木大樹（おおきたいじゅ）を復活させることに成功し、全人類を石化から復活させようと誓います。文明が滅んでしまったため、二人はゼロから文明を作り直します。そして霊長類最強と言われる獅子王司と、科学の力を使って戦います。

『ドクターストーン』の獅子王司は文明が滅んだ状態でいいと思っていました。しかし千空は文明を復活させたいと考えています。二人の意見は交わることはありませんでした。そして獅子王司は「司帝国」を建国するのです。ここからは獅子王司の強さや能力、司帝国についてと獅子王司の過去や妹について考察していきます。

『ドクターストーン』の獅子王司は、「霊長類最強」の異名を持っている高校生でした。千空は野生化したライオンに襲われたたため、獅子王司を石化を解く復活液で蘇らせることにしました。蘇った獅子王司は、千空の期待通りにライオンを倒してくれました。また獅子王司は、クロスボウの矢を素手でキャッチすることもできます。

『ドクターストーン』の獅子王司は石化する前の世界で、権力を握っていた石化状態の大人を破壊していきました。そして武力や知力のある若者をどんどん復活させ「司帝国」を作り上げました。全人類を助けたい千空とは意見が合わず、対立します。一方千空は科学の力で文明を復活させようと「科学王国」を作ります。

『ドクターストーン』の獅子王司が格闘家になったのには、理由がありました。獅子王司には、未来（みらい）という一人の妹がいます。未来は6歳の時に脳死状態となってしまいました。獅子王司は、未来の治療費を稼ぐために格闘家になったのです。また獅子王司が権力を握る大人を嫌うのにも理由があります。それは未来にネックレスを作ってあげようと海岸で貝を集めていると、漁業権を持っていた大人に暴力を振るわれて、ネックレスを作ることができなくなったしまったのです。獅子王司にはそんな悲しい過去があったのです。

『ドクターストーン』の獅子王司はどれほどの強さなのか、また過去や妹、司帝国について解説してきました。次は千空や司帝国のメンバーなど、獅子王司と関係があった人物について紹介していきます。『ドクターストーン』の主役の千空のことは対立はしていますが、尊敬もしているようです。しかし司帝国のメンバーには裏切られています。

獅子王司は自分を復活させた千空のことを認めていましたが、考え方の違いから対立してしまいます。本当はできれば争いはしたくなかったでしょう。現に獅子王司は、千空のことを違う出会いだったら友達になれたかもと言っています。しかし千空が未来の石化を解き、復活させたことで獅子王司は千空と和解します。しかも未来は脳死まで治っていたのでした。

西園寺羽京は、司帝国のNo.3です。石化する前は自衛隊でソナーマン（海中の音を聞く）の仕事をしていました。そのため聴力が異常に高く、普通の人間では聞こえない音も聞き取れます。司帝国にいる西園寺羽京ですが、誰も死なないことを望んでいました。これは獅子王司の考えとは異なります。獅子王司は大人の石像を次々と壊し、それを見ていた西園寺羽京は恐怖を感じました。そして獅子王司を裏切って、千空側につくことになるのです。

あさぎりゲンは、石化する前はマジシャン・メンタリストとして芸能界で活躍していました。マジシャンなので当然手先は器用で、また頭も切れます。獅子王司は復活させる人物を厳選しており、その中にあさぎりゲンもいました。獅子王司から千空の生死を確かめるよう言われて千空の前に現れましたが、千空の科学に魅了されて、自分がスパイだとあっさりと告白します。そして千空側につき、獅子王司には「千空は死亡している」と嘘の情報を流しました。

氷月（ひょうが）は司帝国のNo.2です。 「尾張貫流槍術」をマスターしており、「管槍（くだやり）」と呼ばれる特殊な槍を扱います。最強と言われる獅子王司に並ぶ強さで、能力が低い人間は、見下しています。紅葉ほむらは氷月の右腕です。優秀な人間だけを生かすという考えの氷月は、獅子王司から離反します。そして獅子王司を管槍で攻撃し、重傷を負わせます。

コハクは千空が石化後に初めて出会った女の子で、石化しなかった人間の子孫です。科学王国の立ち上げから千空に協力していました。千空は獅子王司に攻撃され、倒れます。それを見ていたコハクは、獅子王司に奇襲攻撃を仕掛けます。コハクは可愛い女の子ですが、腕力は最強でゴリラ並みです。しかし獅子王司には敵わず、木の下敷きになり動けなくなってしまいます。しかし獅子王司は、コハクを死亡させることはしませんでした。

『ドクターストーン』の獅子王司の妹が、復活液により無事に復活します。しかし喜んでいる獅子王司の命を狙う人物がいました。獅子王司はどうなってしまったのでしょうか。獅子王司は死亡したのか、コールドスリープ計画、最強の敵スンタリーとの戦い、そして人類が再び石化して復活するまでを解説していきます。

『ドクターストーン』の千空は、獅子王司の妹はまだ生きていることを見抜き、妹を助ける代わりに停戦することを提案します。獅子王司はその条件を受け入れました。そして妹の未来を助けるために、未来が入院していた病院へ向かいます。そしてダイナマイトを爆発させ、未来を見つけます。早速未来に復活液をかけると石化が溶け、未来が目を覚ましました。しかも未来はすっかり病気が治った状態で蘇りました。実は石化には全ての病気や怪我を治す効果があったのです。

『ドクターストーン』の未来が健康な体で復活し、喜んでいた獅子王司でしたが、氷月に襲われます。氷月は獅子王司とは違う世界を作ろうと思っていたので、獅子王司の暗殺を狙っていました。氷月は未来を狙い、未来を庇った獅子王司は、氷月の槍で貫かれてしまいました。全て氷月の思惑通りでした。

氷月の攻撃によって致命傷を負ってしまい、誰もが獅子王司は死亡したのではと思いました。しかし霊長類最強の異名を持つだけあり、気力で立ち上がります。しかしこの状態では一人で氷月を倒すことはできません。そこで千空と協力して、氷月と戦うことにしたのです。

獅子王司の武力と、千空の科学の力で氷月と戦います。致命傷を負いながらも獅子王司は戦いますが、氷月には敵いません。獅子王司は氷月に槍を突きつけられますが、その時千空は小指を氷月に向けて電流を流し込みます。千空の小指にはスタンガンが仕込まれていたのです。千空は即席でスタンガンを作り、氷月を感電させたのです。

『ドクターストーン』の獅子王司を助けるため、傷口を塞ぐ処置はしましたが、傷ついた臓器はどうすることもできません。獅子王司は、自分は後数日で死亡すると悟ります。千空は獅子王司が助かる方法はないかと考え、辿り着いた答えは獅子王司を石化することでした。未来は石化から復活すると病気が治っていました。獅子王司も石化させれば元の体に戻るはずです。しかし石化させる方法が分かりません。千空は石化させる方法が見つかるまで、獅子王司をコールドスリープ（冷凍保存）状態にすることにしました。

『ドクターストーン』の千空は宝島を支配しているイバラに勝利し、石化装置（メデューサ）を手に入れました。しかしメデューサがちゃんと動いてくれるか不安がありました。千空達が祈り見守る中、メデューサはなんとか稼働し、獅子王司を石化することができました。そしてメデューサにより石化した獅子王司に復活液をかけます。獅子王司は無事に復活しました。

『ドクターストーン』の獅子王司や千空達は、コーンを求めてアメリカへ行きます。しかしそこでは千空のかつての師匠のゼノが「科学王国」を建国していました。またゼノの親友のスタンリーは最強で、元特殊部隊です。武力だけでは勝つことはできません。そこで獅子王司達はメデューサを使った作戦で挑みます。この作戦を成功させるため、獅子王司達はスタンリー達と戦います。

敵に捕まったスイカ達を助けるために、氷月は敵の通信装置を破壊することを提案します。通信ネットワークを制すれば勝てることができると考えたからです。獅子王司、氷月、コハクの前に現れたのは、スタンリーの部下である元女性格闘家全米チャンピオンのマヤです。銃を構えた最強のマヤに、獅子王司達は真っ正面から突っ込んでいきます。獅子王司はマヤと戦い勝利しますが、銃弾を浴びて倒れてしまいます。氷月はコハクを庇い倒れ、コハクは通信機器を破壊しますが、銃に撃たれてしまいます。

獅子王司とコハクは瀕死の状態、氷月は死亡しました。獅子王司は、後は全て千空に託すことにしました。千空は、再び人類を石化光線で石化させることにしました。人類を石化させて、自分達を再び復活させるのです。敵の銃によって、千空の仲間はどんどん倒れていきます。いよいよメデューサを発動させて、人類を石化させます。千空は石化される時に復活液を投げて石化を解くつもりでしたが、復活液ごと千空は撃たれてしまいました。

人類が石化して月日が経ち、仕掛けていた装置により、スイカが復活しました。仲間が石化した姿を見て、自分が人類を復活させる役目を任されたことを思い出します。そして復活液を探しますが、残っていませんでした。そこで千空が残してくれた復活液の作り方を見ながら、自分で作ることにしました。しかしとてつもなく時間がかかり、復活液を完成させたのは人類が石化して7年後でした。そして千空が復活し、千空は復活液を作り、次々と仲間を復活させました。そして死亡した氷月も無事に復活したのでした。

『ドクターストーン』の獅子王司は、妹が脳死になった悲しい過去がありました。妹の治療費を稼ぐために、格闘家になったのです。強いだけではなく、イケメンで妹思いの獅子王司は、ファンも多いです。ここからは『ドクターストーン』で獅子王司を演じた声優を紹介します。

『ドクターストーン』のアニメで獅子王司を演じたのは、中村悠一さんです。中村さんは落ち着いた声が印象的で、また強い役を演じることが多いです。『呪術廻戦』の五条悟は飄々としていてつかみ所がありませんが、頼りになる強いキャラです。また『フルーツーバスケット』の草摩紫呉も飄々としていて何を考えているか分からないところがあり、普段は優しいのですが怒らせたら怖そうです。中村さんは、「石の世界で現代の物を持って行けるなら何を選ぶか」という質問に、「素足は危ないので靴」と答えています。

『ドクターストーン』の獅子王司は、氷月やスタンリーとの戦いで致命傷を負い、コールドスリープ状態や石化も二回経験しています。そんな壮絶な過去を経験している獅子王司ですが、好きだという意見が多く、人気があります。ここからは獅子王司についての世間での評判を紹介していきます。

『ドクターストーン』の獅子王司は、強いだけではなく頭も切れます。中村悠一さんの声は、落ち着いていて知性も感じられるので、ぴったりです。また最強のキャラを演じることが多いという意見もたくさんありました。

『ドクターストーン』の獅子王司は、「霊長類最強」という異名を持つ高校生です。武力がない千空達にとっては、心強い存在だったことでしょう。しかし獅子王司は自分の過去の経験から、人類全てを復活させる千空の考えに反対でした。しかし千空が獅子王司の妹を復活させたことにより、二人は和解します。この瞬間を待っていたファンは多かったのではないでしょうか。

『ドクターストーン』の獅子王司は、武力と知力がある若者だけを復活させ、「司帝国」を作りました。極端な考え方の獅子王司に、危険な人物だと思った方もいたかもしれません。しかし獅子王司の過去を知れば、権力のある大人を憎む気持ちが分かります。声優の中村悠一さんの演技も素晴らしかったです。

『ドクターストーン』の獅子王司は、千空と意見が合わずに対立します。しかし千空が妹を助けたことにより、味方となりました。科学を受け入れることができなかった獅子王司ですが、少しずつ科学を認めていきます。科学を駆使する千空と力で戦う獅子王司が協力して戦うシーンは、感動的でした。これからの獅子王司の活躍に期待しましょう。