【チェンソーマン】主要キャラの名言まとめ！名シーンも合わせて紹介

独自の作風で人気を博す『チェンソーマン』は、他の作品では見られない言葉の言い回しにも特徴がある作品です。そのため、作中で登場した多くのセリフからは多くの名言や迷言が生み出されています。作中でも特に人気な名言や迷言について触れる前に、まずは『チェンソーマン』の基本的な情報について振り返ってみましょう。

『チェンソーマン』の作者は藤本タツキ先生で、1992年10月10日生まれの漫画家です。2013年から活動している藤本タツキ先生は、『恋は盲目』にて第9回クラウン新人漫画賞を受賞したことをきっかけに、ジャンプSQ.19に同作が掲載されました。2016年から2018年までは少年ジャンプ+にて『ファイアパンチ』で連載し、2019年からは週刊少年ジャンプにて『チェンソーマン』の連載をスタートしています。

『チェンソーマン』は、第1部が2019年から2021年にかけて週刊少年ジャンプにて連載されていました。2022年からは少年ジャンプ+に移籍し、学園編と銘打った第2部の連載がスタートしています。2022年10月から12月までアニメ放映もされていた人気作品で、コミックス15巻までのシリーズ累計発行部数は2023年8月時点で2600万部を突破しました。

『チェンソーマン』の主人公でもあるデンジは、亡き父の借金を返済するためにチェンソーの悪魔でもあるポチタとデビルハンターとして細々と働いていました。ある日、デンジは依頼主のヤクザに騙されゾンビの悪魔に殺害されますが、それをきっかけにポチタがデンジの心臓の代わりとなることで復活を果たします。チェンソーの武器人間として生まれ変わったデンジはそのピンチを切り抜け、現場に駆けつけたマキマの計らいで公安のデビルハンターとして働くことになりました。

独自の作風で人気を博す『チェンソーマン』では、今までに多くの名言や迷言が登場しています。まずは、主人公でもあるデンジが作中で残した言葉の中から、名言や迷言と呼ばれているセリフについてチェックしてみましょう。

借金が原因で父が自殺してしまい、デンジは生きる意味を見出せずにいました。その時、瀕死だったポチタに出会い、契約という名目で救うことを決心します。生きることを諦めなかったポチタを見たことで自分も死にたくないと強く願い、作中屈指の名コンビが誕生した人気の名シーンです。

ゾンビの悪魔に襲われたデンジは、現場に到着したマキマによって自分に殺害されるか飼育されるかの2択を迫られました。マキマは自分に飼育されれば朝食はバターとジャムが乗った食パンにサラダとコーヒー、デザートを提供すると提案します。普通の生活ができていなかったデンジにとって、ごく普通の朝食ですら至高のものでした。

公安のデビルハンターとして働くことになったデンジは、アキによって裏路地に連れ込まれました。半端な気持ちでデビルハンターになるなら直ぐに辞めろと脅すアキに対して、自身の言葉で覚悟を表現しています。過酷な生活を続けていたデンジにとって、デビルハンターは生きる意味そのものでした。

晴れて普通の生活ができるようになったデンジは、アキの家でパンにジャムを塗る朝食を食べました。見た目こそ悪かったものの、今まで夢のまた夢とも思っていたご馳走が実現できたことがこの迷言の中に現れています。

デンジは、ヒルの悪魔との戦闘中に自身の夢を問われました。デンジは「女性の胸を揉むこと」と答えるとヒルの悪魔は馬鹿にします。周りのような強い信念こそ持たないものの、ずっと持っていなかった目標を馬鹿にされたデンジは怒りを露わにしました。

上記の名言に続けて、デンジは相手に対して夢バトルを提案しています。自身が勝てば女性の胸を揉むという夢が上回るという、デンジらしい怒りの言葉をヒルの悪魔にぶつけた迷言とも呼べる名言です。

岸辺との特訓にて、あまりにも過酷な状況に対してデンジは楽しくない状況でも頑張ることに対して疑問を持ったセリフです。地獄のような日々を送っていたデンジですら音を上げそうになる状況が、この言葉の中に現れています。

永遠の悪魔との戦闘中、デンジは常識外れでありながらも合理的な考えに行き着いたことを自分の言葉で表現しています。このセリフは、デンジだけが持つ規格外の考えと強さが力強く表現されている迷言とも呼べる名言です。

レゼからの猛烈なアプローチを受けたデンジは、命の恩人だったマキマ一筋と決めながらも揺れ動きました。今まで女性関係を持たなかったデンジらしさが詰まっている迷言です。

マキマとの戦闘中、国民を犠牲にすることでマキマが無限に修復され続けてしまうことでデンジが思いついた方法が、マキマを食べるということでした。今までマキマに対して愛を貫いてきたデンジだからこそ、愛を持って食べることでマキマ討伐に成功した名言です。

続けて、『チェンソーマン』内で残そいたマキマの名言や名セリフ・名シーンについてチェックしてみましょう。

自分のせいでポチタが死んだことを嘆くデンジに対して、マキマはデンジの中でポチタは生きているというセリフを残しました。この先、デンジがどのような宿命を抱えているのか、このセリフに現れています。

酔った姫野によってファーストキスを奪われたデンジは、そのまま吐瀉物まみれにされてしまいました。吐瀉物の味を忘れられなくなったデンジに対して、マキマは自身が食べていたチュッパチャップスをデンジに咥えさせます。マキマのフォローがあったからこそ、デンジは悲痛な思い出を抱え込まずに済んだ人気の名シーンです。

レゼを追い詰めたマキマが、自身が飼い慣らしたネズミと戯れながらこの名言を残しました。デンジとの会話でしか登場していない内容をマキマが全て把握していたことから、この名言からはマキマが持つ恐ろしさが強く現れています。

マキマとクァンシが対峙した際、絶対に勝てないことを悟ったクァンシは降伏しました。多くの言葉で助けを乞うクァンシに対して、マキマはあえてピンツイが使っていた言葉を流用し、デンジに対して行った行為と全く同じく首を刎ねて殺害している名シーンです。

デンジとの戦闘にて、マキマは自分の掲げるチェンソーマンの理想像をぶつけました。その上で、第1話で残したデンジの言葉をオマージュした上で、心臓を奪い取っています。このシーンからは、マキマが持つ真の恐ろしさが色濃く表現されている名シーンです。

ここでは、『チェンソーマン』内でアキが残した名言や名セリフ・名シーンについて詳しくチェックしてみましょう。

幼少時代のアキは、銃の悪魔によって弟を含めた家族全員を亡くしています。最後に交わした言葉がキャッチボールをしようという言葉でした。このシーンは、わずかな時間で多くの命を奪い取ってしまった銃の悪魔が持つ恐ろしさが判明した瞬間でもあります。

バディを組んでいた姫野からタバコを勧められた際、初めこそ断っていたものの1本だけなら吸ってやると渋々承諾しました。この言葉を発言した後もずっとタバコを吸っていることから、今のアキと姫野の信頼が増していることも表れている人気の名言です。

『チェンソーマン』内ではデンジとは仲の悪い雰囲気が漂っていたアキでしたが、デンジのピンチの際には自身を犠牲にしてでも庇っています。大切な仲間だということを認めた上で、デンジもアキのことを少しずつ信頼するようになりました。

突如デンジは金玉蹴り大会の開催を提案しました。初めこそ渋っていたアキでしたが、今までほとんど見せたことのない穏やかで楽しそうな表情でこのセリフを残しています。デンジとアキの距離が、今まで以上に縮まったことをファンに感じさせた人気の名シーンです。

思うような感情表現ができなかったデンジが、アキが魔人化したことで初めて涙します。これにより、アキが今まで本当に追い求めていたものが悪魔の討伐や家族の仇を取ることでなく、平穏な日常を過ごしたいという気持ちだったということを思い出した人気の名シーンです。

ここでは、『チェンソーマン』内で残したパワーの名言について、詳しくチェックしてみましょう。

初めこそ食べるためにニャーコを食べるために飼育していたパワーは、ニャーコを殺して食べることを楽しみしていました。パワーはニャーコと過ごす時間が増えるにつれ愛着も湧き、次第に大切な家族へ変化しています。

岸辺からの特訓を受けることになったパワーとデンジは、打倒岸辺を掲げて対策を練り始めました。一見すると迷言とも取れるでもありつつ、頭を使わずに戦ってきた2人が強い相手を倒すために戦略を立てることの大切さを見出した人気の名言でもあります。

パワーはコベニが購入した新車を奪い取り、勝手に運転した上にデンジと天童を轢いてしまいました。その際、悪びれる様子もなくコベニに責任を押し付けた迷言です。直前にパワーも汗まみれだったにもかかわらず、平静を取り戻して責任転嫁してしまうパワーらしさが表れています。

結果はなんであれ、轢いた黒瀬の正体が敵の変装だったことが判明しました。直前でコベニに責任転嫁したにもかかわらず、パワーはさも自分の手柄かのような振る舞いを見せています。態度が目まぐるしく変化するパワーの姿は作中のキャラクターのみならず、多くのファンを混乱させる結果になりました。

『チェンソーマン』第1部の最後では、パワーは友達のデンジのために命を賭して戦い抜きます。その際、ポチタと契約したときと同様にゴミ箱の中でデンジと契約した人気の名シーンでもあります。ファンからは重要な表現である可能性も考えられているため、第2部以降でのパワーの再登場も期待されています。

『チェンソーマン』では、今まで紹介したキャラクター以外からも多くの名言や迷言も生まれています。ここでは、作中に登場したセリフの中から、名言や迷言と呼ばれているものについて、作中の描写を交えてチェックしてみましょう。

デンジによって助けられたポチタは、死ぬ直前だったデンジに対して自身の心臓を捧げました。デンジはポチタと契約することで奇跡の生還を果たし、チェンソーの武器人間としてゾンビの悪魔を討伐しています。こうしてデンジを主人公にした『チェンソーマン』の物語が開幕しました。

ニャーコを助けるためにデンジをコウモリの悪魔に捧げた際、デンジの血を飲み干したコウモリの悪魔が復活を遂げます。しかし、普通の人間ではなかったデンジの血は非常に不味く、コウモリの悪魔は激怒しました。その代償としてニャーコとパワーは丸呑みにされてしまいました。物語冒頭で対峙した敵の強大さが描かれている名シーンでもあります。

作中でも高い人気を誇っていた姫野がサムライソードとの戦闘の際、バディのアキと共に窮地に立たされてしまいます。その際、自身の全てを代償にゴーストの全てを手に入れました。その結果、サムライソードの脅威から逃れることはできたものの、姫野は完全に消滅してしまった作中でも高い人気を誇る名シーンです。

仲間は死に絶え続けることで公安を辞める人物が大勢現れる中、コベニは公安に残りました。その理由を問われた際、ボーナスが理由で続けているという言葉を残しています。命にかかわる問題であっても、お金が理由で辞めない決断ができるコベニの思考が常識はずれであることがわかる名シーンです。

デンジとデートをしていたレゼは、イソップ物語を例に挙げた上でどっちのネズミがいいか問いかけました。レゼとデンジはそれぞれ違うネズミが良いと答え、幸せに対する考え方が人それぞれであることがセリフです。また、先述したマキマとレゼが対峙した際の伏線にも繋がる名シーンでもあります。

作中屈指のデビルハンターでもある岸辺は、デンジとパワーに対して生き残るためにはイカれた奴になる必要性をこの言葉に込めています。もともと作中でイカれた奴だった2人でしたが、その2人を特訓することになった岸辺の実力がさらに底知れぬものだということがわかる名シーンです。

クァンシと岸辺が交渉の場を設けた際、クァンシは幸せでいるためにはあえて物事を知らないことも大切だというセリフを残しています。クァンシ自身も多くのことを知りすぎてしまった立場にいるからこそ、実際の生活でも参考にした句なるような名言が生まれました。

突如として表れた吉田ヒロフミでしたが、岸辺との会話の中で現役の高校生であることが判明したセリフです。公安のデビルハンターに劣らない風格や実力を持つ民間のデビルハンターだった吉田でしたが、現役の高校生であることが判明した際は多くのファンを驚かせることになりました。

怠け癖がひどい天使の悪魔は、アキからもっと働くように脅されることもありました。それに対して天使の悪魔は働くことよりも死を選ぶほどです。一見するとひどい怠惰癖にも見えますが、このセリフにはかつて自分の集落を滅ぼした過去から無意識に能力を使いたがらない伏線に繋がっています。

作中でデンジを誘惑し続けていたレゼが、ビームが発したセリフによって敵であることが判明した名シーンです。非常に可愛らしく、ファンからの人気も確立していたレゼがデンジを狙いながらも間一髪でビームが助けに入り難を逃れています。このビームの助けが無ければデンジも命を落とした可能性すらありました。

ここで、『チェンソーマン』に登場した名言に対する世間での評判や人気をチェックしてみましょう。

『チェンソーマン』に登場するギャグとも思える迷言の中に多くの伏線が隠されていることに驚くファンの声も見受けられます。普通に読むだけではギャグパートのような迷言の中にも、のちの伏線に繋がる名言が数多く存在するのも本作の魅力です。

『チェンソーマン』にしか登場しないような独自の言葉に好感を覚えるファンの声も見受けられました。主人公のデンジが少年誌特有の主人公らしさを持ち合わせていないからこそ、独特のセリフがのちの名言に繋がっているのも魅力です。こういった独自の言葉が楽しめるのも、『チェンソーマン』が高い人気を誇る秘訣でもあります。

改めて『チェンソーマン』を読み返したファンからは、名言の多さに改めて好感を覚える声もあがっています。連載を追っていたとしても、全てを覚え切るのが難しいほどの名セリフや名言が多く登場しました。改めて読み返すことで多くの発見ができる『チェンソーマン』だからこそ、現在のような人気を確立することができました。

『チェンソーマン』に登場する名言は、本作でしか楽しめない面白い迷言や作品の展開に繋がる名言のほかに、作中に登場するキャラクターの個性を色濃く表現したかっこいい言葉が排出されていることが判明しました。現在『チェンソーマン』は少年ジャンプ+にて第2部が連載されています。今後の展開でも多くの名シーンや名言が登場する可能性があるため、どのような言葉で表現されているのかこまめにチェックしながら連載を追ってみましょう。