【チェンソーマン】荒井ヒロカズは新人デビルハンター!契約悪魔や能力は?
チェンソーマンの世界は悪魔が跳梁跋扈する世界であり、荒井ヒロカズは政府機関である公安退魔特異4課に配属された新人のデビルハンターです。チェンソーマンでは目覚ましい活躍もなく退場してしまった荒井ヒロカズですが、そんな彼の契約悪魔や能力について紹介していきます。
目次
【チェンソーマン】荒井ヒロカズは新人デビルハンター
「チェンソーマン」の世界において、荒井ヒロカズは公安退魔特異4課に所属するデビルハンターという役割を背負った人物です。まだ半年の訓練を受け終えたばかりの新人で実践経験はないですが、やる気は十分でした。残念なことに短い間の登場で終わってしまいましたが、強烈なキャクター揃いの中で実直な性格の荒井ヒロカズは感情移入ができる数少ない存在だったのではないでしょうか。
荒井ヒロカズのプロフィール
荒井ヒロカズは「チェンソーマン」の第1部の前半部で登場したのみなので詳細なプロフィールは彼自身の自己紹介が中心となっています。もっともこの時点で詳しいプロフィールがわかる人物は主人公のデンジを含め、皆無といえます。
- 名前:荒井ヒロカズ
- 年齢:22歳
- 所属:公安退魔特異4課
- バディ:東山コベニ
- 契約した悪魔:狐の悪魔
- 趣味:俳句
チェンソーマンの概要
「チェンソーマン」は藤本タツキ作のホラーサスペンス系ダークファンタジー。悪魔が出現する現代社会を舞台に描かれた同作は「週刊少年ジャンプ」2019年1号〜2021年2号まで第1部「公安編」が連載され、2022年7月より「少年ジャンプ+」から第2部「学園編」がスタートしました。また2022年10月からはテレビ東京他でアニメ版「チェンソーマン」の放送も開始され、今一番の注目作品として人気も上々のマンガです。
チェンソーマンのあらすじ
子犬のような悪魔ポチタを相棒に、父親の残した借金返済のため不当な扱いにも耐えデビルハンターとして働くデンジ。借金相手のヤクザの裏切りに遭い惨殺されてしまいます。死亡したデンジでしたがポチタが心臓となって蘇りチェンソーの悪魔へと変貌、自分を斬殺した悪魔達を一掃します。この出来事の後、デンジは公安退魔特異4課に所属することになり、悪魔たちと死闘を繰り広げていくことになります。
【チェンソーマン】荒井ヒロカズの性格や契約悪魔
「チェンソーマン」内において荒井ヒロカズの活躍はごくわずかですが、それでも彼の性格や人物を知ることができます。実直で真面目な性格であるが故に、自己紹介をしてくれていたおかげです。またほんの少しですが過去の思い出なども語ってくれています。不明な点も多いのですが、わかることに基づいて「チェンソーマン」での荒井ヒロカズはどんな人物なのかを見てみることにしましょう。
荒井ヒロカズの性格
荒井ヒロカズは公安退魔特異4課の中で誠実でまじめな新人そのものに見えます。まじめという点では早川アキもまじめな性格と感じられますが、彼はまともな神経といえない描写も散見される人物です。他のデビルハンターと比較するまでもなく「チェンソーマン」の登場人物の中で一番普通の人間らしく描かれていたのが荒井ヒロカスではないでしょうか。新人という立場上の緊張のせいか、堅物のようにも感じられる点も作品内において好感を待たれます。
荒井ヒロカズの契約悪魔や能力
「チェンソーマン」で公安デビルハンターは悪魔と契約します。荒井ヒロカズの契約悪魔は狐の悪魔ですが、彼はその能力を発揮することなく死亡しました。なお狐の悪魔は人間と友好的で、契約している公安デビルハンターは複数存在します。荒井ヒロカズの所属する公安退魔特異4課では早川アキが契約していて、デンジのピンチをその能力で救いました。契約者の「コン」という呼びかけとハンドサイン(影絵の狐)で敵に攻撃を仕掛けます。美男子の契約者なら頭部で攻撃しますが、そうでない契約者の時は足での打撃で済ませます。
荒井ヒロカズの活躍シーン
「チェンソーマン」での荒井ヒロカズの活躍は初登場の第10話で早川アキが「ヒルの悪魔」を駆逐後、生存者の救出保護と避難誘導でした。ただし描写はありません。その次は第14話からの「永遠の悪魔」との戦いが初実戦となります。しかし戦闘前から戦意喪失し、デンジを永遠の悪魔に差し出そうとまでしていました。結局デンジが敵を倒し、荒井ヒロカズは事後の報告を命令されます。公安デビルハンターとしての活躍は新人ゆえかパッとしないものでした。
活躍シーン①森野ホテル事件
「チェンソーマン」第14話は荒井ヒロカズと東山コベニの実質的なデビュー戦となります。姫野に悪魔を倒したらほっぺにキスしてあげるという宣言に対し荒井ヒロカズはやめてくださいと姫野を嗜めます。彼らしいまじめさが垣間見えるシーンです。デンジと姫野のキスを阻止すべくデンジに張り合う元気もありましたが、永遠の悪魔の圧倒的な力にデビルハンターとしての能力を使うこともなく、デンジを差し出そうとする始末。デンジの活躍で悪魔は倒せたものの荒井ヒロカズにとってはバツの悪いデビューとなりました。
活躍シーン②新人歓迎会
先の戦いがすっかりトラウマになり、公安を辞めると言いだす新人2人。その引き留めと親睦を深めるため4課全員とマキマで新人歓迎会を開きます。この席で酔っ払った姫野がデンジにキスを…と思いきや、姫野はデンジの口に嘔吐してしまいます。これまでの習性からゲロを飲み込んでしまったデンジは、荒井ヒロカズに介抱されながらトイレで嘔吐します。この時に荒井ヒロカズは自身の過去を少しだけデンジに打ち明けました。あまりキレイではないものの「チェンソーマン」内で貴重なほっこりシーンとなっています。
【チェンソーマン】荒井ヒロカズは死亡?正体は暴力の魔人?
デンジやパワーといった常識はずれの存在を信用できなかった荒井ヒロカズも徐々に打ち解け始めたところに特異課を揺るがす大事件が発生します。マキマを始め1〜4課に対してテロ攻撃が仕掛けられたのです。この事件によって荒井ヒロカズは死亡してしまいます。姫野から半年の訓練を受け、やっと公安デビルハンターとなった矢先でした。
荒井ヒロカズが死亡した理由
荒井ヒロカズが死亡した理由、それはテロリストによる銃撃です。市街地をバディである東山コベニとパトロール中に背後から銃撃されました。最初の一射で致命傷を受けた荒井ヒロカズでしたが、その後に狙われた東山コベニを庇って弾丸を受け死亡します。この直後、テロリストに連れ去られそうになった瀕死のデンジを奪還したのは東山コベニでした。マキマの反撃でテロリストたちを殺害してはいましたが、もし荒井ヒロカズが東山コベニを救えなかったらデンジはどうなっていたのでしょうか。
荒井ヒロカズは死亡後に暴力の魔人になった?
荒井ヒロカズは死亡後に暴力の魔人になったという考察があります。テロの襲撃によって特異課は壊滅状態となり、再編を余儀なくされました。この時から特異4課には複数の魔人と悪魔が配属され、その中に暴力の魔人がいます。魔人は人間の死体に悪魔が取り憑いた存在であることを考えると、タイミングとしては荒井ヒロカズと入れ替わる絶妙なものでした。暴力の魔人が荒井ヒロカズだったという説に説得力があります。
荒井ヒロカズと暴力の魔人の共通点
荒井ヒロカズが暴力の魔人になったと考える人は、彼らに共通点があることも指摘しています。身長と体格がほぼ同じであること、東山コベニとバディを組んでいることなどを考えると、暴力の魔人は荒井ヒロカズが仮面を付けているようにも見えてきます。魔人にしては穏やかな性格なのも、荒井ヒロカズに悪魔が取り憑いたと思えば納得できます。何かとコベニを気遣う暴力の魔人の様子もコベニを庇って死んだ荒井ヒロカズと被るものがあるのではないでしょうか。
【チェンソーマン】荒井ヒロカズとコベニやデンジの関係
「チェンソーマン」での荒井ヒロカズは、コベニへの接し方もデンジへの接し方も自分が兄として面倒を見ているという雰囲気を感じます。コベニもデンジも共通して生い立ちが不幸であることから荒井がそのような感情を抱いたとしても不思議ではありません。元々面倒見が良いと思われるエピソードが新人歓迎会の時にデンジを介抱した時の思い出話から窺い知ることができます。
荒井ヒロカズとコベニの関係を考察
荒井ヒロカズと東山コベニは公安退魔特異4課の同期の新人です。荒井は子供の頃から仕事帰りの酔った母親の介抱をしていたことを推測すると、同期とはいえ年下のコベニを放っては置けないのでしょう。一方のコベニは9人姉妹で家庭の事情により強制的にデビルハンターになってしまっています。引っ込み思案かつ小動物的な性格で運にも恵まれない薄幸な子です。荒井が守ってあげたいと思う気になるのも無理はありません。
荒井ヒロカズとデンジの関係を考察
「チェンソーマン」の冒頭におけるデンジの境遇は悲惨そのものでした。もし荒井ヒロカズがこの時のデンジと遭遇していたら放っておけなかったでしょう。しかし実際に出会った時のデンジはあまりに自由奔放かつ自分勝手で、不信感を持ってしまっています。永遠の悪魔との戦いで荒井は自分の能力不足とデンジへの罪悪感で落ち込みますが、新人歓迎会でのアクシデントから距離を縮めることができました。この辺りから荒井はデンジのことを手のかかる弟くらいに感じ始めたのではないでしょうか。
荒井ヒロカズと姫野の関係を考察
姫野は荒井ヒロカズをデビルハンターとして半年間指導した教官という立場です。姫野の荒井に対する評価は実力不足だけどやる気は十分ということでした。永遠の悪魔との戦いでその評価は正しく証明されています。しかしデビルハンターの仕事以外では、乱れ気味の姫野に振り回されてしまうのが荒井の役目です。もし死亡することがなければ、荒井の性格から早川の補佐として特異4課のまとめ役になっていた可能性もあったことでしょう。
【チェンソーマン】荒井ヒロカズに対する世間での評判や人気
「チェンソーマン」では目立つこともなく、ともすれば空回り気味な荒井ヒロカズですが「チェンソーマン」ファンにはどのように思われているのでしょうか。彼のファンの意見から新たな魅力を見出すことができるかもしれません。
狐の悪魔と契約していたけれど、結果的に悪魔を召喚することがなかった荒井ヒロカズ。もし彼が使ったとしても、やはり頭以外だったでしょうか。「チェンソーマン」の第1部で頭が使えたのは早川アキと対魔2課の副隊長でした。がんばって男を磨けば荒井も使えるようになっていた可能性もあったでしょう。
「チェンソーマン」第1部では明らかにされていませんが、暴力の魔人はやはり荒井ヒロカズだったのでしょうか。闇の悪魔との戦いで暴力の魔人は東山コベニに仮面を外してもらい、素顔を晒します。その顔は確かに荒井ヒロカズに似ているのですが…真相が気になります。
改めて考えてみると「チェンソーマン」における荒井ヒロカズの役は実は重要なものだったといえます。荒井が庇った東山コベニは第1部の最終局面まで生き残っていました。もし暴力の魔人が荒井ヒロカズだとすると、デンジとマキマの最後の戦いの直前まで登場していたことになります。またデンジの守護天使の役目も担っていたと考えられます。コベニを庇って死亡したのも、この展開に至るまでに必要なことだったといえるでしょう。
【チェンソーマン】荒井ヒロカズは新人デビルハンターだった
登場人物の死亡率が高い「チェンソーマン」では能力を発揮できずに退場することも多いですが、新人デビルハンターの荒井ヒロカズもその1人となりました。しかし彼の行動は第1部の終盤に影響をもたらすものとなっています。なお心残りがある人の中には趣味の俳句を一句でも詠んでほしかったと意見もありました。何かの機会に俳句の能力を持つ悪魔として再登場する展開があるかもしれません。
この記事のライター
zedafenrir
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