【文スト】小栗虫太郎の作中での活躍まとめ!死亡説についても解説
本記事では『文スト』に登場する小栗虫太郎の作中での活躍や死亡説について紹介します。そして小栗虫太郎の異能力・完全犯罪や元ネタとなった文豪についても解説しています。更に『文スト』の小栗虫太郎に対する世間からの評判や人気もまとめています。
【文スト】小栗虫太郎の作中での活躍や死亡説
『文スト』に登場する小栗虫太郎は作中で異能力を使って活動する「隠滅屋」と呼ばれる情報操作のプロフェッショナルと謳われる人物です。本記事では『文スト』の小栗虫太郎の作中での活躍を紹介し、その裏で囁かれた死亡説についても解説していきます。
小栗虫太郎の金田一殺しの真相
まずは『文スト』に登場する小栗虫太郎の金田一殺しの真相について探っていきましょう。金田一殺しとは、金田一というペンネームで推理小説を書いているヨコミゾという人物が殺害された事件であり、金田一は自分の書いた小説と同じ方法で殺害されてしまいます。しかし、その真相は金田一自身の自作自演ということでした。この事件は金田一ことヨコミゾが望んだ自死でしたが、その裏でその死亡に関わっていたのが小栗虫太郎だったのです。
金田一は腑の癌に侵され、余命1年を宣告された身でした。しかし、金田一は「究極のミステリ」を完成させることを目的としていたため、虫太郎に推理小説の犯人役を依頼し、自分の自死の手伝いをさせました。虫太郎は金田一に恨みや目的があって殺害したのではなく、金田一の望みを叶えてあげたのです。そのため、虫太郎は金田一を殺害したことに変わりはありませんが、実際は自死を望んだ金田一の手助けをした自殺幇助ということになります。
小栗虫太郎の死亡説
『文スト』で金田一(ヨコミゾ)の望む自死の手助けをし、殺害した形となった虫太郎はある事件をきっかけに作中で死亡したのではないかという憶測が飛び交いました。小栗虫太郎が死亡しているという疑惑の真相を探っていきましょう。
小栗虫太郎はゴーゴリに襲撃される
小栗虫太郎の死亡説の真相ですが、結論から言うと、虫太郎は死亡していません。江戸川乱歩は金田一殺しの真相を「動機が怨恨ではない」「被害者と犯人が共犯」「犯人は金田一殺しで涙を流していた」と仮設し、虫太郎が自首しなければこの仮説を公表すると言います。しかし、この仮説が公表されてしまうと金田一が命をかけて完成させた「究極のミステリ」のネタバレとなってしまいます。それを避けたかった虫太郎は自首をしますが、その途中でゴーゴリに襲撃され、虫太郎も死亡したのではなかという憶測が出たのです。
小栗虫太郎の江戸川乱歩への言葉の意味
『文スト』の小栗虫太郎が死亡したとの憶測が出たシーンの直前に、虫太郎は江戸川乱歩に向けての言葉を残していました。その内容とは、「もうじき探偵社に大きな仕事が来るが、受けると探偵社は滅ぶので絶対に受けるな」というものでした。大きな仕事とは殺人結社である天人五衰が起こす殺人を阻止することを表わしており、連続猟奇殺人を天人五衰が今後起こすであろうことは予測できていました。
虫太郎の最後の言葉と思っていた江戸川乱歩は、忠告通りこの仕事を断ることを提案しますが、探偵社の社長である福沢諭吉はこの猟奇殺人を止めると言い張り、この大きな仕事を受けることになります。
小栗虫太郎は生きていて監禁されていた
ゴーゴリに襲撃された際に死亡したと推測されていた虫太郎ですが、実際は生きており、ゴーゴリに監禁されていました。ではゴーゴリはなぜ虫太郎を監禁したのでしょうか。その理由は虫太郎に異能力・完全犯罪の取り消しをさせるためでした。虫太郎は過去に完全犯罪を使用して太宰治の経歴を消していました。ゴーゴリの狙いは虫太郎に完全犯罪の取り消しをさせ、太宰治が過去にかけられた犯罪容疑で警察に逮捕されることでした。
小栗虫太郎はその後探偵社に助けられる
『文スト』の小栗虫太郎はゴーゴリに監禁されますが、その後探偵社の活躍により保護されることになります。虫太郎を助けるために中島敦と泉鏡花が監禁室に潜入し、脱出に成功したのです。そして、虫太郎は特務課の坂口安吾に天人五衰に関する情報を提供することにします。その後は探偵社と協力関係にあるエドガー・アラン・ポオの豪邸に住み、心の中で金田一(ヨコミゾ)と会話しながら、ミステリー小説を書く日々を送ることとなります。
【文スト】小栗虫太郎の異能力や元ネタの文豪
小栗虫太郎の異能力は「完全犯罪」
『文スト』の小栗虫太郎の異能力は「完全犯罪」です。この異能力は文字通り犯罪の証拠を消し、「完全犯罪」に仕立てる異能力です。この能力は戦闘には向きませんが、使用時は幽霊のような異能生存体を生み出し、極めて応用力の高い異能ともいえます。この異能力に探偵社も手こずらされますが、作中では江戸川乱歩に自供せざるを得ない状況に持ち込まれました。
小栗虫太郎の元ネタの文豪
『文スト』の小栗虫太郎の元ネタと言われる文豪は推理小説家の小栗虫太郎です。「黒死館殺人事件」を筆頭に、その作風は本格探偵小説でありながら、トリックや推理は現実離れしているというもので、文芸評論家などからの評価は賛否両論あります。『文スト』の作中で親友関係として描かれていた横溝正史(ヨコミゾ)とはお互いの代役として作品を発表する不思議な縁で繋がっていたようです。
【文スト】小栗虫太郎に対する世間での評判や人気
ここからは『文スト』の作中で異能力「完全犯罪」を使用する小栗虫太郎のSNS上の評判や人気を紹介します。『文スト』ファンは小栗虫太郎の活躍をどのように見ているのでしょうか。人気の理由を覗いてみましょう。
この記事のライター
ゆさは
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