【ベルセルク】パックは死亡説が濃厚?ガッツとの出会いやかわいい魅力も紹介
本記事では『ベルセルク』に登場し死亡説が濃厚である妖精、パックについて紹介します。パックの死亡説が流れた経緯やラスボス説を考察し、パックとガッツの出会いやかわいい魅力をまとめています。更にパックに対する世間での評判も紹介していきます。
目次
【ベルセルク】パックとは?
ベルセルクの初期から登場している妖精のパックは、ガッツが戦闘における暴力を表現しているのに対して、日常におけるギャグ要因として描かれております。パック自身は戦闘能力はほぼ皆無で、普段はガッツの鞄を住処に所々で突っ込みやギャグパートを挟んできます。パックはいわゆるベルセルクにおいてのマスコットキャラとして確立されており、原作者の三浦健太郎さんも勝手に動かすと全く別物の話になってしまう、と明言する程やんちゃで魅力的なキャラです。
パックのプロフィール
- 出身地:妖精郷
- 種族:エルフ、羽精
- 住処:ガッツの鞄
- 所有物:妖刀ざっくり丸、ベヘリット(ベッチー)
- 必殺技:パックスパーク
パックは昨今のイメージで描かれるエルフではなく、どちらかというと伝承に基づいて描かれた小妖精タイプのエルフです。出身は妖精郷ですが、飽きた為単身世界に飛び出し旅芸人一座と共に旅をしていましたが、その一座が皆殺しにされた際に捕虜となってしまいます。そこをガッツに救われ、勝手に鞄に住み着いて今度はガッツの旅に同行します。
ベルセルクの概要
ベルセルクは中世ヨーロッパを舞台にした、剣と魔法の物語で主人公のガッツがゴッドハンドという人類の敵に対して復讐をするダークファンタジーです。連載は1989年8月から掲載されており、作者は三浦健太郎さんです。三浦健太郎さんが急逝してしまってからはスタジオ我画が引き継ぐ形で連載を継続しており、現在までに発行部数5500万部を超える大人気作品になります。
ベルセルクのあらすじ
主人公のガッツは黒の剣士と呼ばれており、身長よりも長い大剣を扱います。物語はガッツが復讐の旅に出る所から描かれており、過去篇を経て現在の物語まで進行しております。パックはその中でもかなり特殊な立ち位置におり、ベルセルクにおける重要な立ち回りをする事が多いです。
【ベルセルク】パックは死亡で消滅?ラスボス説も考察
一時期パックは死亡したのではないか、という話題がファンの中で上がったことがあります。そして同時にパックは実はラスボスなのではないか、という考察があり、一定の信ぴょう性があるのも事実です。ここからはこの二つの項目について解説していきます。
パックの死亡説が流れた経緯や理由
まずは、パックが死亡したのではないか、という説ですがこれはパックの出身地による影響がとても大きいと考えられます。明確に描かれたものではありませんので、考察という点になりますがその根拠となっていた部分を解説します。
ネタバレ①妖精郷の崩壊
死亡説が流れた一つ目の要因はパックの出身地である妖精郷の崩壊です。この妖精郷は本来幽界に存在しており、妖精郷が崩壊するという事は本来幽界の存在である妖精も消滅する事を意味します。この妖精郷の崩壊にまきこまれてパックも同時に死亡、または消滅したのではないか、という考察があります。
ネタバレ②パックは他の妖精たちと共に消えた?
二つ目は妖精であるという事です。妖精郷はパックの出身地でもあり、故郷です。この妖精郷の崩壊により他の妖精達は消滅しており、パックも同様に死亡、または消滅したのではないかと考えられています。ベルセルクの作中ではこの時期にパックの存在が確認できなかった事も、パック死亡説、消滅したのではないか、という考察が出来た原因にもつながります。
パックは生存していた
ここまで死亡、消滅説を紹介してきましたが、ベルセルク第370話にパックの存在が描かれており無事だった事が判明しています。パックはベルセルクにおいては非常に魅力的なキャラで重要な立ち回りをするキャラですので、ある意味ほっとした読者も多いようです。実際に死亡していた場合にはもっと重要な表現がされるはずなので、再登場してくれてよかったとも言えます。
パックのラスボス説の理由
では死亡説の次にパックがなぜラスボスになるのではないか、と言われているのかを解説します。これには明確な回答はないものの、もしかしたらそうなるのではないかという描写がいくつか見受けられます。その理由として挙げられるのは、人をゴッドハンドへと転生させるベヘリットの存在です。ベヘリットは真の所有者の元にしか行かないのですが、この所有者がパックではないかと考えられており、後にゴッドハンドとなってガッツの前に立ちはだかるのではないかと考えられている為です。
【ベルセルク】パックとガッツとの出会いやかわいい魅力
ベルセルクにおける癒し枠、ギャグ枠担当のパックですが、どのような形でガッツと出会ったのかを紹介します。またパック自身の魅力やかわいい点なども一緒に紹介します。ベルセルクという作品自体は非常にダークで重い物語ですが、パックという要素を加えることでコミカルな場面も演出でき、非常に重要なキャラです。
パックとガッツの出会い
まず最初に紹介するのは、パックとガッツがどのようにして出会ったのかというものです。パックは妖精郷を飛び出した後は、旅芸人の一座と行動を共にしていましたが、その一座が盗賊によって皆殺しに会います。その中でパックは捕獲された後に酒場でダーツの的として弄ばれている所をガッツに助け出され、無理やりガッツの旅に同行します。
パックのかわいい魅力
パックはベルセルクにおいては非常にかわいい見た目をしており、その魅力はくりパックと呼ばれる主にギャグパートに出てくるパックにも共通しています。その他にも魅力的な特徴を多数兼ね揃えており、作中ではガッツとは対照的にかわいい部分や面白い場面を強調した所が多いです。
かわいい魅力①優しさがある
パックの魅力はただ可愛い所だけではありません、例え敵だろうとその境遇を考えて優しい言葉をかけられるなど、ただの悪戯が好きな妖精というだけではないです。また人の感情を読み取ることが出来る為、恐怖の感情を読み取って怖がってしまう一面もまたパックの魅力の一つです。
かわいい魅力②ギャグ担当
やはり最大の魅力と言えるのは、ベルセルク作中のギャグパートに登場するパックです。パックの容姿は一般的に妖精ですが、ギャグパートになった途端くりパックと呼ばれる別形態に変化します。そのあまりにもギャップが激しいパックのお陰で、ベルセルクはシリアスな物語なのにギャグも存分に入れられるバランスの取れた作品に仕上がっています。
かわいい魅力③パックのつけるニックネーム
魅力というにはちょっと残念な部分ですが、パックのネーミングセンスは絶妙なツボがあります。そのネーミングセンスは微妙に元の名前を残しつつ、少し残念にしたものが多いです。本来であれば危険なベヘリットをベッチーと言って可愛がっているなど、そんなパックも非常にかわいい魅力の一つです。
パックの名言
パックにはふざけた一面やかわいい部分が多いですが、とてもギャグ担当とは思えない名言も残しています。ここではそんなパックの名言を紹介していきます。かわいい所だけではなく、名言まで残せるのはベルセルクではパックだけの魅力です。
パックの名言①「復讐よっか…」
復讐よっか…それから先のことの方がもっと大切なんじゃないかなーって思う
この発言はベルセルク序盤でフードを被った男性に助けられた時に発したものです。パックはその男性を見て復讐を考えていることはわかっていましたが、それから先のことの方がもっと大切なんじゃないか、と言っています。その発言を聞いた男性は笑顔になっていることから、パックの発言によって救われたのではないかと考えられます。
パックの名言②「あんたこそ儚い人間…」
ほんとはあんたは…自分の心の苦痛から逃げ出すためにそうなったんだ!!自分から逃げ出すために…!!あんたは人間であることをやめたんだ!!あんたこそ儚い人間じゃないか!!
出典: koryamata.jp
この発言は本来敵である使徒に言った言葉です。この名言もベルセルク序盤で発せられたもので、伯爵と呼ばれる使徒がガッツに倒された際に投げかけられます。伯爵は絶望から使徒となっており、使徒となった後も人間のような感情を抱いていたことをパックに見抜かれて、上記の言葉をパックに言われています。
【ベルセルク】パックの能力や強さ
ではここからはパックの魅力の一つである、その強さを解説していきます。戦闘における強さというより、パックの持っている能力による強さです。パックは妖精なので人間には出来ないことを数多くこなせます、その一方でギャグ的な能力もありますので合わせて紹介していきます。
能力や強さ①飛行能力
強さというよりかはパックの妖精としての能力の一つで、当然のように空を飛ぶことができます。歩くよりかは楽なようで、基本的には浮いている事が多いです。また本気を出すとマッハで飛ぶことも可能なようです。
能力や強さ②治癒能力
この能力はパックの持つ能力の中でもずば抜けて強力で、この能力のお陰でガッツが助かった場面もあります。治癒の能力はパックの羽についている鱗粉によるもので、その鱗粉を浴びれば傷が塞がり痛みも和らげるなどの効果があります。
能力や強さ③感知能力
この能力は感知という側面もありますが、感応といった能力に近いです。基本的には意志があるものの感情を読み取り、自身でイメージとして見ることが可能です。しかし、この能力のせいで強い感情が渦巻いている所では、その感情に引きずられてパック自身に精神的なダメージを与えてしまうなどいい面だけではありません。
能力や強さ④剣術
自称エルフ次元流剣術免許皆伝とのことで、イシドロに押しかけ師匠としてパックは強制的に師事させています。パックの得物は妖刀ざっくり丸という先端にイガグリがついた棒で、主に突く技が得意なようです。
能力や強さ⑤「パックスパーク」という技
パックの超必殺技、パックスパークは自身から出ている光を強めて、相手の目を眩ませる奥義です。別段強いと言わけではなく、ただ一瞬相手をひるませるなどの効果もあり援護としては非常に優秀な能力です。
【ベルセルク】パックに対する世間での評判や人気
ここからはベルセルク屈指のマスコットキャラで魅力たっぷりなパックの評判を紹介していきます。作中でも癒し枠やギャグ枠で混沌としたベルセルクの世界観を和らげてくれていますが、実際の世間での評判を3つほど見ていきます。
こちらのコメントはパックの妖精としての交配が行われるか、という考察がメインになっております。パックは男の子といての容姿で描かれていますが、作中には女の子のような容姿をした妖精も登場します。明確な表現はありませんが、本来妖精は性別がないためこちらの考察は非常に興味深いコメントです。
パックはベルセルクにおけるギャグ枠だけではなく、荒廃した世界観、復讐といった物語におけるオアシスとも言えます。こちらのコメントはそんなパックの存在が重要だという意見です。妖精郷の崩壊時にはパックも死亡したのでは、という噂が立ち、一時期ファンの中では絶望が広がったほどです。しかしパックは死亡しておらず、ガッツ一行に元気に混ざっていたことから安堵した人も多かったはずです。
こちらのコメントは実際の作家さんのコメントで、自身の作品にもパックの影響を多分に受けていると発言しております。もちろんパックに影響を受けている人も多いですが、ベルセルクという作品自体に影響されている作家さんも非常に多いです。
【ベルセルク】パックは死亡していなかった
結局の所パックは死亡しておらず、元気にガッツ一行に加わっています。妖精郷が崩壊した際に他の妖精と共に死亡、消滅してしまっていたら殺伐としたベルセルクの世界観がより一層ダークになったと考えられます。そう考えるとベルセルクのパックは非常に重要なだけではなく、物語的にも死亡してしまっていては困る立ち位置にいると考えられるでしょう。
この記事のライター
ヒロ1129
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。