【進撃の巨人】モブリット・バーナーとハンジの関係は？最期や声優情報も紹介

モブリット・バーナーは、進撃の巨人の作中に登場するシーンは少なく、あまり目立たないキャラクターですが、主要人物のハンジ・ゾエをいつも上手にサポートしています。ここでは、副隊長という難しい立場のモブリットは、どのような人物だったのかを解説していきます。

モブリット・バーナーは年齢が不明で、ハンジに振り回されているせいでストレスが多く、リヴァイやハンジ、エルヴィンよりもお酒をたくさん飲むようです。しかし、振り回されているだけではなく、しっかりツッコミを入れており、副隊長としての実力も持っています。

進撃の巨人は、作者の諫山創（いさやまはじめ）により、別冊少年マガジンで連載されていた漫画で、コミックスは全34巻になります。TVアニメ化もされていて、第4期の完結編は2023年に放送予定です。映画化やゲーム、小説等幅広く展開されている作品で、完結してもまだまだ人気が続いています。謎の巨人と戦うファンタジーで、死亡するキャラもたくさんいますが、最後まで戦い抜く彼らは魅力的で、様々な名言も残しています。

「進撃の巨人」の主人公エレン・イェーガーは、幼い頃に住んでいた街を巨人の群れに襲われてしまい、壊滅させられました。その時に母親を食われて、巨人を駆逐（くちく）することを心に決めます。厳しい訓練を受けて調査兵団に入団し、巨人たちとの絶望的な戦いを続けます。しかしエレンは進撃の巨人に変身出来るようになり、巨人化の謎が深まる中で、ストーリーがマーレ編に移行し、最後には巨人側の理由も解明されました。

進撃の巨人の中で、モブリット・バーナーは常にハンジの傍に付き、従っていました。モブリットには、第四部隊の隊長と副隊長という関係以上の想いはあったのでしょうか？死亡するまでハンジと一緒にいたモブリットの最後のシーンや、強さと能力についても考察していきます。

モブリット・バーナーは、第四部隊隊長であるハンジ・ゾエのことをいつも近くで見守っています。破天荒なハンジの行動にツッコミを入れつつ、保護者のように深い愛情を持って接しています。ハンジの性別は不明ですが、ハンジのことをいつも「分隊長」と呼ぶモブリットが、最後に「ハンジさん」と呼ぼうとしたので、特別な感情があったのかもしれないと推測されています。

エレン・イェーガーと、モブリット・バーナーが会話する場面は少ないようですが、分隊長のハンジがエレンに対して酷い実験を繰り返すので、エレンを心配するセリフが目立ちます。実験中に巨人と同化しそうになったエレンを、ハンジが無理やり引きはがそうとして、原形をとどめなくなったエレンの顔をスケッチしろとモブリットに言った時には「あなたに人の心はありますか？」とツッコミながらも、最後までしっかりスケッチしていました。

進撃の巨人で、モブリット・バーナーが巨人と戦う場面は少ないのですが、女型の巨人を捕まえる作戦に参加していることから、5年以上調査兵団で生き残っている実力者ということになります。調査兵団の無実を証明する為に、ハンジと二人で中央憲兵と戦ったり、拷問（ごうもん）にも立ち会っていまいした。

調査兵団は、ウォール・マリアの穴を進撃の巨人の硬質化により塞（ふさ）いで、鎧の巨人を追い詰めますが、そこにベルトルトが現れます。モブリットとハンジたちが、ベルトルトを倒そうとした時に超大型巨人に変身されてしまい、その爆風でモブリットは死亡してしまいますが、最後にハンジを井戸に突き飛ばして助けることが出来ました。

「進撃の巨人」のモブリット・バーナーの声優は西凜太朗（にしりんたろう）さんです。TVアニメ化されてから、モブリットの人気は益々上がりました。ハンジ・ゾエに激しくツッコミを入れる役のモブリットの声優はどのような人物なのか、西さんについて詳しく紹介していきましょう。

西凜太朗さんは、洋画の吹き替えやナレーションをしていることが多く、「進撃の巨人」のモブリットの声優と気付いて驚く人もいました。配偶者は女優の仁藤優子（にとうゆうこ）さんで、アニメ「機動警察パトレイバー」のオープニング主題歌「そのままの君でいて」を歌っていました。

西凜太朗さんは小学生の頃から演劇部に所属していて、俳優の松田優作に憧れていました。1991年に演劇集団「円」に入り舞台に出演しながら、事務所から台本を渡されて声優業も始めます。円を退団してからは大沢事務所に所属して、声優業（吹き替え・アニメ・ゲーム・ナレーション）で活躍しています。

西凜太朗さんの主な出演作品は、「七つの大罪」のナレーションとリオネス国王、「宇宙兄弟」のフレディ・サターン、「BLEACH」の射場鉄左衛門（いばてつざえもん）、「ダイヤのA」の轟雷蔵（とどろきらいぞう）、「侍戦隊シンケンジャー」の血祭（ちまつり）ドウコクの声優等です。

モブリット・バーナーの名言は、ほとんどがハンジ・ゾエ分隊長に関する内容で、残酷な世界である「進撃の巨人」の話の中では、笑える場面の一つです。モブリットはハンジ分隊長にどのようなツッコミを入れたのか、紹介しましょう。

ハンジ・ゾエが巨人を捕獲した後の実験中に、痛覚の確認をしていた時の名言です。内向的で大人しい性格の巨人ビーンの心臓を、棒で突き刺してもあまり反応がないので、うめくだけのビーンにハンジは顔を近づけますが、頭をかじられそうになりました。一歩間違えれば死亡してしまう程危険な実験で、ハンジは楽しそうに笑いますが、それを後ろからモブリットが引き離して助けた時に言ったセリフです。

突然巨人化したエレンを見て興奮したハンジに言ったセリフです。休憩中、椅子に座っていたエレンは、地面に落ちたティースプーンを拾おうとすると、右手だけが急に巨人化してしまいました。リヴァイ班のみんなは殺気立ちますが、そこへテンションの上がったハンジ・ゾエが乱入して、巨人化した腕に直接触ります。巨人の皮膚が出来上がっていないままの腕はとても熱く、ヤケドしたハンジにモブリットは慌てて静止しました。モブリットの方がハンジよりも先に死亡したので、ファンの間では泣ける名言になっています。

調査兵団が、中央憲兵の策略で悪者に仕立て上げられましたが、ハンジとモブリットの2人が新聞記者に協力してもらい、濡れ衣を払った際の名言です。トロスト区の廃墟に住むみんなの前で、中央憲兵に銃を向けられ危機一髪だったハンジが、そのまま憲兵を殴った後に手を痛がっている時に、モブリットがツッコミを入れました。

調査兵団は過去に5回も巨人の捕獲に成功しているので、ハンジは実験の反復をしていきます。意思の疎通を検証する時に、ハンジが巨人にいくつも質問をしますが、かじろうとしてくる巨人に近づき過ぎるのを押さえながら、モブリットが言ったセリフです。

調査兵団が保護していたニック司祭が、中央憲兵により拷問を受け殺されたため、ハンジが中央憲兵に文句を言うと脅されてしまいます。そのハンジをモブリットが庇（かば）った時の名言で、初めてモブリット・バーナーという名前が明かされました。

「進撃の巨人」で、登場回数がそこまで多くはないモブリット・バーナーですが、ハンジ・ゾエを陰ながら守り続ける姿に人気が集まりました。ハンジを中央憲兵から守った場面や、最後にハンジを命がけで救った姿に、モブリットを死亡させて欲しくなかったと言う意見も多く見られます。

「進撃の巨人」のTVアニメオリジナルシーンで、モブリットのハンジに対するツッコミが増えました。「目が泳ぎすぎです分隊長！」というセリフで、ファンにとても喜ばれました。

モブリットは「進撃の巨人」に登場するキャラの中でも人気が高く、変わり者のハンジのサポートが大変で気苦労も絶えないので、応援しているファンも多いようです。その的確なツッコミも人気の理由でした。

モブリット・バーナーは調査兵団の忠実な副隊長で、ハンジ分隊長を献身的（けんしんてき）にサポートしています。時々興奮して突っ走ってしまうハンジを上手くセーブして、何度も命を救っています。他の隊員よりも長く生き残っているモブリットへのスパイ疑惑もありましたが、最後はハンジを守って死亡したので、スパイ疑惑も晴れて人気も上がりました。ハンジとは恋愛感情も疑われる程、関係の深いキャラでした。