【進撃の巨人】ヒストリア・レイスの正体や過去を調査!かわいい魅力も
ヒストリア・レイスは、『進撃の巨人』に性格が優しくてかわいいキャラとして登場します。しかし、物語の進行につれて『進撃の巨人』の世界を左右する最重要人物になりました。本記事ではヒストリア・レイスの正体や過去について迫ります。
目次
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスとは?
『進撃の巨人』にはヒストリア・レイスという人物が登場します。しかし、物語開始時点ではクリスタ・レンズと名乗り、いい子でかわいい女性でした。なぜ正体を隠していたのでしょうか。そこにはヒストリア・レイスの過去が大きく関わっていました。本記事では、ヒストリア・レイスの正体や過去に迫ります。
ヒストリア・レイスのプロフィール
- 身長:145cm
- 体重:42kg
- 誕生日:1月15日(山羊座)
- 年齢:15歳
- 所属:第104期訓練兵団(12歳で入団)
ヒストリア・レイスは『進撃の巨人』にクリスタ・レンズとして登場します。同期のミカサやアニ、ユミルなど男勝りの女性キャラが多い中で、かわいいキャラとして人気がありました。また、性格も献身的で優しく仲間からも信頼されています。
進撃の巨人の概要
『進撃の巨人』は諫山創(いさやまはじめ)による漫画作品です。「別冊少年マガジン」(講談社)誌上で2009年から2021年にかけて連載され、単行本は全34巻139話となっています。圧倒的な力を持っている巨人と人間との戦いを描くダークファンタジーであり、架空戦記として読むことができます。徹底的に練られた世界観が世界中の読者を魅了し、実写映画やゲームなど幅広く展開しました。テレビアニメは2013年に第1期が始まり、2022年には第4期part2が放送されました。
進撃の巨人のあらすじ
突如出現した「巨人」の襲撃を受け、存亡の危機に立たされた人類は巨大な城壁を築き、その中での生活を余儀なくされました。最も外壁のウォール・マリナの南端にあるシガンシナ区でエレン少年は家族や幼馴染のミカサと暮らしていました。エレンは壁の外の世界に憧れていて調査兵団へ入団を希望していましたが、母親やミカサからは反対されます。エレンが10歳の時、超大型巨人がシガンシナ区の扉を破り巨人の群れが侵入してきました。そして母親は巨人に捕食され、エレンとミカサは第104期訓練兵団に入団します。
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスの正体や過去
『進撃の巨人』の中でヒストリア・レイスが最初はクリスタ・レンズとして登場したのには訳がありました。それにはヒストリアの血筋や過去の生い立ちが大きく関わっています。また、正体を明らかにしたのにはその後の人間関係が影響していました。ここではヒストリアの正体や過去について考察します。
ヒストリア・レイスの過去
ヒストリア・レイスは、ウォール・ローゼの北部にある貴族レイス卿の領地内にある牧場で誕生ました。父親は領主ロッド・レイスでしたが、母親はロッドの使用人でしかも妾だったため、ヒストリアは周囲から疎まれ、孤独な幼少期を過ごすことになります。ウォール・マリアの崩壊後、ロッドは母親とヒストリアを迎えに来ましたが、ヒストリアは中央憲兵に命を狙われます。しかし、ヒストリアが唯一の跡取りだったため、「遠くで慎ましく生きる」ことを条件に見逃してもらいました。
ヒストリア・レイスとユミルの関係
その後、ヒストリア・レイスはクリスタ・レンズと名前を変え、正体を隠して第104期訓練兵団に12歳で入団します。エレンと同期でしたがそこにユミルもいました。ユミルは打算的ですが洞察力が鋭く、クリスタの献身的な行動に欺瞞があることを見抜きます。しかし、2人とも幼少期に自己否定され孤独に過ごしてきたという共通点から、次第に2人の間には特別な感情が芽生えてきました。そして、ユミルが正体を明かしたらクリスタは本当の名前を名乗ると約束したのです。
ヒストリアが父に反抗した理由
レイス家は実は本物の王家でした。その末裔であるヒストリア・レイスは、父ロイドから巨人化してエレンを食うように頼まれました。というのもエレンが継承している始祖の巨人は本来レイス家のものだからです。愛情に飢えていたヒストリアは父親に抱きしめられ、頼られたことをとても嬉しく感じます。自分をかわいがってくれた姉のことも思い出しましたが、姉はエレンの父親に殺されたことも教えられます。それでロイドから巨人化の注射器を渡されたヒストリアは、一度は注射針を刺そうとしました。
しかし、ヒストリアはユミルから言われた「胸張って生きろよ」という言葉を思い出して注射器を投げ捨てました。その行動に父ロイドは激怒しましたが、ヒストリアは父親も投げ飛ばします。そこでロイドは巨人化の薬を口に含んで自らが超大型巨人となりました。ヒストリアやエレンが閉じ込められていた地下空洞を破壊し地上に出たロイドでしたが、ヒストリアは最後に民衆の目前で父ロイドのとどめを刺したのです。
ヒストリア・レイスの妊娠の真相
エレンが「地鳴らし」を打ち明けた後、ヒストリア・レイスは懐妊しました。ヒストリアは巨人化を迫られるおそれがありましたが、妊娠していれば時間稼ぎができる可能性がありました。しかし、ヒストリアのお腹の中が誰の子供であるのかは明らかにされていません。妊娠しているヒストリアのかたわらに帽子をかぶった一人の男性の姿が描かれています。そのため、エレンの子供であるという説とこの男性の子供であるという2つの説が浮上しました。
この帽子姿の男性は、幼少期に牧場にいるヒストリアに石を投げつけたことがあり、その罪悪感からヒストリアが女王即位後に作った孤児院で何年も黙々と働き続けていました。彼の存在にヒストリアが気付き声をかけます。中央憲兵隊の酒席で「婚礼もなしに、その辺の男と」と言われていることや物語と関わっていない、言わば「無害」の男性ということで、現在では父親候補の最有力となっています。
ヒストリア・レイスの死亡説
多くの登場人物が死んでいく『進撃の巨人』の中で、「ヒストリア・レイスもその例外ではなく、死亡する可能性がある」というのが連載継続中に囁かれていたヒストリア・レイスの死亡説です。『進撃の巨人』では役割が終了すると死亡することで物語から退場するキャラが多かったからですが、ヒストリアは女王という立場からさすがに死亡はないだろうとも言われていました。
ヒストリア・レイスの現在は?女王になった?
ヒストリア・レイスは巨人化した父ロイドを民衆の前で倒し、「真の王」であることを宣言します。女王が自ら巨人を倒したという事実は瞬く間に民衆の間に広がり、新しい女王として民衆からの支持を受けました。即位後は、貧しい子供を救うために孤児院などの施設を運営しています。『進撃の巨人』最終巻では、子供の3歳の誕生日を祝う料理を前にして子供を抱きかかえて笑みを浮かべるヒストリアの姿が描かれています。
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスのかわいい魅力や名言
『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスは、最初クリスタ・レンズという名前で読者の前に現れました。登場人物が次々に巨人に捕食され殺される『進撃の巨人』の中でかわいらしいクリスタは、言わば「女神」枠として読者やアニメ視聴者に認識されていました。ここではヒストリア・レイスのかわいい魅力や名言を紹介します。
ヒストリア・レイスのかわいい魅力①容姿
『進撃の巨人』に登場する女性キャラは男勝りなキャラが多く登場します。その中でクリスタ・レンズとして登場したヒストリア・レイスは金髪のかわいいキャラとして描かれました。作者の諫山創も当初は「萌えキャラ」として描いていたそうです。
ヒストリア・レイスのかわいい魅力②優しい性格
殺伐としたダークファンタジーである『進撃の巨人』の世界でクリスタ・レンズは、かわいいだけでなく優しい性格の持ち主として荒野に咲く一輪の花のような存在です。しかし、この優しい性格は見せかけの作り物でした。自身の出自から「いい人と思われたまま死にたい」という自殺願望を常に心に抱いていました。しかし、このいい人願望もヒストリア・レイスという正体を明かしてからは影を潜め、何でも思ったことを口にするようになったのです。
ヒストリア・レイスの名言
ここまで『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスの過去や現在について見てきました。かわいい萌えキャラとして登場したヒストリアが『進撃の巨人』の中で最重要人物として生まれ変わりましたが、その発言も名言として伝えられているものが数々あります。ここでは、その中からいくつか紹介します。
ヒストリア・レイスの名言①「死ぬなユミル…」
死ぬなユミル!!
こんなところで死ぬな!!
何いい人ぶってんだよ!! そんなにかっこよく死にたいのかバカ!!
性根が腐り切ってるのに今更天国に行けるとでも思ってるのか このアホが!!
自分のために生きろよ!! こんな塔守って死ぬくらいなら もう こんなもんぶっ壊せ!!!出典: sekihi.net
『進撃の巨人』原作第10巻41話「ヒストリア」での名言です。ウトガルド城で104期生は巨人の群れに襲われましたが、装備を持っていませんでした。塔の上に立てこもり危機に瀕した時、ユミルは巨人化し巨人の群れと戦います。その時にクリスタの叫んだ言葉がこの名言です。
ヒストリア・レイスの名言②「人のために生きるのは…」
人のために生きるのはやめよう
私達はこれから!
私達のために生きようよ!!出典: koryamata.jp
『進撃の巨人』原作第12巻50話「叫び」での名言です。正体を現したライナー達はエレンとユミルをさらって巨大樹の森へ逃亡します。調査兵団は奪還作戦を行い、無事救出に成功しました。退却の最中にヒストリア・レイスが巨人化したユミルの額に乗って話しかけたのがこの名言です。
ヒストリア・レイスの名言③「私は人類の敵だけど…」
私は人類の敵だけど...エレンの味方。いい子にもなれないし、神様にもなりたくない。でも...自分なんかいらないなんて言って泣いてる人がいたら...そんなことないよ、って伝えに行きたい。それが誰だって!どこにいたって!私が必ず助けに行く!!
『進撃の巨人』原作第16巻66話「願い」での名言です。ヒストリア・レイスの父ロッドが巨人化した場面で、拘束されているエレンをヒストリアが助けようとした時にエレンは自分を助けず逃げるように言います。それに対し、ヒストリアがエレンに向かって叫んだのがこの名言です。
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスの声優
『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスは正体を偽ってクリスタ・レンズとして生きることを余儀なくされました。そのため、常にいい子であろうとしています。しかし、正体を明かした後は自分の気持ちをストレートに表現するようになりました。そのようなヒストリアを演じているのは誰でしょうか。ここでは『進撃の巨人』の登場人物ヒストリア・レイスを演じる声優を紹介します。
ヒストリア・レイスの声優は「三上枝織」
ヒストリア・レイスを担当している声優は三上枝織です。三上枝織は在学中の19歳で声優デビューをし、新人賞も獲得しているなど早くから実績を残しています。ヒストリアも極めて重要な役柄となっています。
三上枝織のプロフィール
- 誕生日:1989年1月6日
- 出身地:青森県
- 出身校:東京アナウンス学院
- 資格・免許:漢検2級、船舶免許2級、自動車普通免許
- 趣味:津軽三味線
- 方言:津軽弁
- 所属:青二プロダクション
声優・三上枝織の趣味は写真撮影です。好きな食べ物は焼き肉で1年間で45回以上行ったこともあるそうです。長所として「マイペースなところ」、座右の銘として「私らしく行こう」を挙げています。声優のデビューは2008年の『しゅごキャラ!』の女子生徒役でした。2012年には第6回声優アワードで新人女優賞を受賞しています。
三上枝織の主な出演作品
声優・三上枝織を世に知らしめたのは『ゆるゆり』シリーズの主人公赤座あかり役です。その他の主な出演作品としては、『異世界迷宮でハーレムを』のロクサーヌ役、『180秒で君の耳を幸せにできるか?』の澤家月光(さわけあかり)役、『ふらいんぐうぃっち』の石渡那央役があります。
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスに対する世間での評判や人気
『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスのさまざまな側面を過去から現在まで見てきました。そのようなヒストリア・レイスを世間ではどの様に見ているのでしょうか。SNSの投稿から探ります。
『進撃の巨人』の中でヒストリア・レイスの印象に残る場面は数々ありますが、地下空洞におけるヒストリア、ロッド、エレン、そしてケニーの登場する場面も屈指の名場面と言っています。中でもヒストリアが注射器を投げ捨てる場面はヒストリアが真に自立したことを示しています。思い出の名場面の投稿もSNS上で多くありました。
クリスタもヒストリアも女王様も正体は同一人物ですが、物語の初めから終結に向けてヒストリア・レイスの成長に寄り添いつつ応援していたファンの投稿です。このような熱いファンもSNS上でよく見られます。
ヒストリア・レイスのファンだけでなく『進撃の巨人』ファンを困惑させたのがヒストリアの妊娠です。ヒストリアに関する投稿で最も多いのがこの妊娠に対する考察でした。政治やジェンダーの観点からも様々な意見が見られますが『進撃の巨人』原本で最後まで明確に種明かしがされていないので誰の子供なのか気になるファンも多いようです。
【進撃の巨人】ヒストリア・レイスの正体はレイスの娘だった
『進撃の巨人』に登場するヒストリア・レイスは、最初クリスタ・レンズという名前のかわいいキャラとして第104期訓練兵団に入団していました。しかし、クリスタの正体は壁の中の真の王様レイス家の唯一残された娘でした。正体を明らかにしたヒストリアは父亡き後、女王として即位しました。しかし、即位後も世界はめまぐるしく動きます。そんなヒストリア・レイスの活躍が描かれている『進撃の巨人』をチェックしてみてください。
この記事のライター
makkun402
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