【進撃の巨人】アルミンは黒焦げになって死亡した?真相や復活説も考察
「進撃の巨人」のメインキャラクターであるアルミンは、劇中にて黒焦げになったシーンが登場し、死亡したのではとファンの間では一時期、話題になりました。アルミンが黒焦げになった理由やその真相、復活説などについても考察していきます。
アルミンとは?
アルミンは「進撃の巨人」に登場するキャラクターで、主人公・エレンの幼馴染で、エレン同様に訓練兵団を経て、調査兵団に入団します。非常に賢く探求心溢れる少年で、人々が壁の中の世界で暮らす中、「人類はいずれ壁の外の世界に行くべき」という独自の思想を持っています。
アルミンのプロフィール
- 身長:163cm
- 体重:55kg
- 年齢:15歳(初登場時は10歳、訓練兵団入団時は12歳)
- 出身地:ウォール・マリア南端シガンシナ区
- 誕生日:11月3日
- CV:井上麻里奈
アルミンは「進撃の巨人」に登場する他のキャラクター達に比べると小柄で、身体能力も高くはありません。しかし、彼の最大の武器は状況を判断し、常に最適な選択を導き出す高い「頭脳」であり、劇中でもその機転を使ってエレンだけでなく、多くの仲間達を救って見せました。物語の中で徐々に成長し、自身の強みに気付くことで自信を手に入れていきます。「進撃の巨人」の作中では登場シーンも非常に多く、作中の人気キャラクターの一人です。
進撃の巨人の概要
「進撃の巨人」は2009年より「別冊少年マガジン」にて連載された、諫山創さんによるダークファンタジー漫画です。連載開始以降、圧倒的人気で社会現象まで引き起こし、アニメ化、映画化と様々なメディア展開を続けています。2023年にはアニメの「進撃の巨人 The Final Season完結編」が放映されていることが決定しており、いまだなお高い人気を誇る名作漫画です。
進撃の巨人のあらすじ
世界に出現した「巨人」を駆逐すべく、主人公・エレンは調査兵団の一員として活動し、生存をかけた戦いを繰り広げていきます。しかし、その中で「巨人」についての真実に気付いていき、やがてマーレ、エルディアという二つの国を巻き込んだ、現在まで続く大きな「因縁」を知ることとなります。様々な人の思いが交差する中で、エレンは自身の過去とその体に宿った「巨人」の力の真実に気付いていきます。
アルミンは黒焦げになって死亡した?真相は?
「進撃の巨人」の初期から登場していたアルミンですが、物語後半、とある戦いの中で「黒焦げ」になるシーンが描かれ、ファンを騒然とさせました。劇中では苛烈な戦いにより様々なキャラクターが死亡していくため、アルミンも黒焦げになったことで死亡したのでは、と不穏な噂が飛び交ったのです。彼が黒焦げになったその真相や理由について、詳しく見ていきます。
アルミンの死亡フラグ
アルミンが劇中で黒焦げになる以前に、「進撃の巨人」の作中では様々な「死亡フラグ」ともとれる描写が見受けられました。元々、アルミンは壁の外の世界に強い興味を抱いていましたが、特に「エレン達と海を見に行く」ということを、強く望んでいました。これは逆に彼が「海を見れない=死亡してしまう」というフラグと考えられたのです。また、表紙に描かれた死亡キャラと同じ構図にアルミンがいたということも、彼が後に死亡してしまうということの伏線だと考えられていたのです。
アルミンが黒焦げになるのは何話?
アルミンが黒焦げになるのは「進撃の巨人」の82話です。とある理由から全身に大火傷を負い、無残な姿に変貌したその描写は、読者達に大きな衝撃を与えました。数々の死亡フラグが見受けられたこともあり、これによってアルミンは死亡してしまうと誰もが予想しました。
アルミンが黒焦げになった経緯や理由
「進撃の巨人」の序盤からエレンらと共に調査兵団として活躍し、成長してきたアルミンですが、黒焦げになるというショッキングな展開により、多くの読者を驚かせました。彼がはたしてどうして黒焦げになったのか、その背景や理由について見ていきます。
ネタバレ①超大型巨人との戦い
アルミンが黒焦げになったのは、「進撃の巨人」でも非常に重要なポジションであるキャラクター「超大型巨人」との戦いの最中でした。超大型巨人を討伐するために、アルミンは自身が囮となり注意をひきつける「陽動作戦」を提案します。超大型巨人がアルミンを狙っている間に、エレン達が隙をうかがい、そのうなじを狙うことで撃破しようと考えたのです。
ネタバレ②超大型巨人の熱を浴び続けたアルミン
超大型巨人の注意をひきつけるため、アルミンは巨人の「歯」にアンカーを引っかけました。超大型巨人はアルミンを引きはがすため、高温の蒸気を吹き付け続けますが、体が焼かれながらもアルミンはこれに耐え、注意をひき続けます。アルミンの活躍によって見事、エレンは超大型巨人の弱点を突くことに成功しますが、熱を浴び続けたアルミンの体は限界を迎えてしまいます。この熱を受け続けたことが、アルミンが黒焦げになった理由でした。
ネタバレ③まだ生きていたアルミン
作戦が成功し、超大型巨人の討伐に成功するエレン達ですが、彼らが屋根の上で見たのは全身が黒焦げになってしまったアルミンの姿でした。死亡したかに見えたアルミンですが、この状態でも辛うじて息があり、なんとか生存していたのです。しかし、全身の火傷を治療することはできず、その命も残り僅かかと思われていました。
アルミンの復活の経緯
陽動作戦を成功させ、結果的に「進撃の巨人」でも重要な敵である超大型巨人の討伐を成功させたアルミンですが、その代償は非常に大きく、誰もが彼の死亡を予感していました。しかし、結果的に彼は劇中で見事に復活することができたのです。ここからはアルミンがなぜ、黒焦げの状態から復活することができたのか、その経緯について詳しく見ていきます。
ネタバレ①エルヴィンも瀕死の状態に
アルミンらが超大型巨人と戦っていた最中、他の調査兵団の面々も、各地で激しい戦闘を繰り広げていました。そんな中、獣の巨人と戦っていたエルヴィンもまた、致命傷を負った状態で運ばれてきます。彼は内臓まで達する深手を負っており、このままでは命が危うい状況でした。
ネタバレ②巨人化できる注射は一つだけ
瀕死の状態になったアルミン、エルヴィンを救う方法は一つだけ残されていました。それは「巨人化の注射」を打つことで、対象を巨人に変え、傷を完治させてしまうことでした。しかし、注射が一人分だけしかないことで、アルミンに使用すべきか、エルヴィンに使用すべきか、エレン達は決断を迫られます。
ネタバレ③リヴァイの選択でアルミンが巨人化
巨人化の注射についての決定権を持っていたリヴァイは、この注射をエルヴィンに使うことに決めますが、アルミンを救いたいエレンらはこの決定を良しとしません。どちらを復活させるかで仲間割れが始まろうとする中、エルヴィンを運んできたフロックの一言が決定打となります。彼は「巨人を滅ぼすことができるのは悪魔だ!」と告げ、多くの兵士を死へと導いたエルヴィンを復活させて苦しませたい、と復讐心をあらわにします。この言葉を聞き、リヴァイはエルヴィンではなく、アルミンを復活させることを決意しました。
ネタバレ④巨人化したアルミンは超大型巨人を捕食
アルミンの奮闘により超大型巨人から引きずり出され、四肢を切断されていたベルトルトですが、屋根に放置されていた彼のもとに巨人達が迫ります。なんとか逃げようと足掻くベルトルトでしたが、彼は薬によって巨人化し復活したアルミンによって捕食されてしまいます。結果的にアルミンは巨人化の力を得ることで、黒焦げの重傷から復活することができました。
アルミンのその後
瀕死の重傷を負い、それでも巨人の力を手に入れることで奇跡の復活を遂げたアルミンですが、その後も引き続きエレンらと共に人類の自由を求めて戦い続けます。ここからは「進撃の巨人」の終盤における、アルミンの活躍について詳しく見ていきます。
超大型巨人になったアルミンの姿
「進撃の巨人」における最終決戦の場にもアルミンは登場し、そこで遂にベルトルトを捕食することで受け継いだ「超大型巨人」の姿を披露しました。ベルトルトのそれとは見た目が異なりますが、通常の巨人を圧倒する体躯から繰り出されるパワーと、熱を噴出する力は健在で、敵の大軍を蹴散らして見せました。一度はアルミンが黒焦げになる理由を作った超大型巨人の力が、復活したアルミンによって戦う術として使われる姿は、読者達にも大きな衝撃を与えました。
アルミンは最終回まで生き残った?
「進撃の巨人」では多くのキャラクター達が戦いの中で命を散らしていきますが、アルミンは死亡することなく最終回まで生き残ることができました。ベルトルトから受け継いだ「超大型巨人」の力を活かしつつ、調査兵団の団長にも任命され、戦い続けました。また、巨人がいなくなった世界ではエルディア国への和平を申し込むため、親善大使になった姿が描かれました。
アルミンはアニと結婚した?
「進撃の巨人」の作中ではあまり恋愛シーンは登場しなかったアルミンですが、実はアニに恋心を抱いていると思われるシーンも存在しています。アニは巨人の力によって4年間結晶化していたことがあるのですが、その間にアルミンがアニのもとへ足しげく通い話しかけていたのです。さらにエレンとの最終決戦直前に、アニからその理由を問われると「アニに会いたかったからだ」と答えています。二人が結婚したという描写こそないものの、ここから急速に親密な関係になっていくと予感させるシーンです。
アルミンに対する世間での評判や人気
「進撃の巨人」では様々なキャラクターが戦いや苦悩を通じて成長していきますが、アルミンもまたそんな成長を続けたキャラの一人です。序盤でこそ小柄で気弱だったアルミンが「戦士」として成長し、活躍する姿にファンは強く惹きつけられています。
「進撃の巨人」にてアルミンが黒焦げになったシーンでは、その衝撃はもちろんのこと、エルヴィンではなくアルミンに力を託すという葛藤や戸惑い、そして決断といった部分も見所の一つです。かねてから「海を見たい」という強い思いを抱いていたアルミンが、結果的に生き残り、最終的に海を舞台に戦いを繰り広げるという物語の巧妙な構造に、胸を打たれるファンも多いようです。
「進撃の巨人」の作中ではアルミンは気弱なことから自信がない発言が目立ちますが、実はエレンを救うために特攻とも取れる行動に出たり、超大型巨人の囮となるため体を張ったりと、思わぬ行動力を見せるキャラでもあります。単純な戦闘力ではなく、こういった知能、行動力で活躍するという点も、アルミンというキャラクターの大きな魅力の一つです。
アルミンは黒焦げになったが死亡していなかった
その純朴な見た目から「進撃の巨人」でも高い人気を誇るアルミンですが、彼が劇中で黒焦げになったシーンは非常に強烈で、読者、視聴者を戸惑わせました。しかし、様々な人の思いを引き継ぎ、巨人の力を手にすることでアルミンは生還することができました。新たに身に着けた力と、持ち前の正義感、賢さ、そして純粋さを胸に、最終決戦までアルミンは数多くの活躍を見せました。
この記事のライター
創也慎介
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