【進撃の巨人】最終回までのあらすじを解説!物語の最初から結末までを紹介
巨人と人間の戦いを描いた進撃の巨人は、残酷な世界観や第1話から散りばめられていた伏線などが読者に絶賛されています。本記事では進撃の巨人のあらすじを解説していきます。1話から最終回までのあらすじを理解し進撃の巨人の大まかな流れを把握していきましょう。
目次
【進撃の巨人】とは?
ここでは進撃の巨人の作品概要と作者についてまとめていきます。進撃の巨人は圧倒的な力を持つ巨人に人間たちが抗う物語が描かれており、第1話から主人公の母親が捕食されてしまったり徐々に明かされていく巨人の正体に意外な秘密が隠されていたりと、奇抜な展開の連続が面白いと言われています。
進撃の巨人の作者
進撃の巨人を連載している作者は諌山創(いさやまはじめ)先生です。1986年に大分県日田市で生まれた諌山先生は、父親の反対を押し切って漫画を描き始め2006年に講談社マガジングランプリへ『進撃の巨人』を投稿し佳作を受賞しました。本作の連載が本格的に開始されたのは2009年であり、2011年には第35回講談社漫画賞少年部門を受賞しました。
進撃の巨人の漫画の概要
進撃の巨人は諌山創によって週刊少年マガジンに連載されている漫画作品です。巨人の脅威に人間が立ち向かうダークファンタジーとして連載された本作は、血みどろで残酷な世界観や綿密に練られたシナリオ設定などが読者の心を掴んでいき瞬く間に人気作品となりました。2022年9月時点での全世界累計発行部数は1億1000万部を突破しており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも豊富に展開されています。
進撃の巨人のアニメの概要
アニメ版進撃の巨人は2013年4月より第1期が放送開始され、2020年12月に完結編となる第4期が公開されています。テレビ放送以外にも劇場版も2018年に公開されており、原作単行本収録のOAD『イルゼの手帳』と『悔いなく選択』もテレビ放送されています。
【進撃の巨人】あらすじネタバレ
ここからは進撃の巨人のあらすじネタバレをまとめていきます。進撃の巨人の物語は大まかに9つの長編に分けられ、それぞれのシナリオに主人公たちの成長や巨人との戦い、その他キャラクターたちのアクションシーンなどが描かれています。なお、本記事はネタバレを含む記述をしているため閲覧する際はご注意ください。
あらすじネタバレ①トロスト区防衛戦編
巨人の脅威から身を守るため、人々は3つの高い壁を築き上げ城郭都市の中で生活していました。しかし845年、突如超大型巨人が出現すると壁が破壊されてしまい、主人公のエレンは目の前で母親を失ってしまいます。彼は「巨人を駆逐してやる」と復讐を誓うと幼馴染のミカサとアルミンと共に第104期訓練兵団に入団しました。
入団から3年の月日が経つと、再び超大型巨人が姿を現しました。城壁の中に侵入してきた巨人を撃退するべくトロスト区にいた兵士たちは戦闘を開始します。エレンはアルミンと行動を共にしますが、初めての戦闘で仲間はやられていき、エレンもアルミンを庇って巨人に食べられてしまいます。しかし、そこでエレンは巨人となって覚醒すると、その力を持って巨人の侵入口を岩で塞ぎトロスト区を守り切りました。
あらすじネタバレ②女型の巨人編
巨人化の力を危険視されたエレンはリヴァイ班に配属され最強の兵士の監視下に置かれました。父親グリシャが言い残した自宅の地下室に何かがあると明かされると、調査兵団は地下室を目指すことになります。しかし、突如女型の巨人が現れ彼らを襲い始め巨人化したエレンが敗北してしまいます。アルミンが女型の巨人の正体がアニだと断定すると、秘密裏に捕獲作戦が遂行されました。
あらすじネタバレ③ウトガルド城の戦い
アニ捕獲作戦の12時間前に、ユミルやクリスタたち104期生はエレンとの共謀を疑われアルミンやミカサたちと共にウォール・ローゼに軟禁されていました。その壁の内側から巨人の群れと獣の巨人が出現し、ユミルはとっさに巨人化して対抗しますがピンチに陥ります。そこにエレンたちの助けが間に合い兵士たちは一命を取り留めますが、そこでクリスタは自分の本名が『ヒストリア・レイス』であることを告白しました。
一方、女型の巨人だったアニと同じ故郷であるライナーとベルトルトに疑いの目が向けられると、エレンに対してライナーはいきなり「自分が鎧の巨人でベルトルトは超大型巨人だ」と明かしました。そしてライナーが巨人化するとエレンとユミルを拉致しそのまま2人は自分たちの故郷に向かっていきました。
あらすじネタバレ④エレン奪還戦
エレン誘拐を知ったエルヴィンは兵士を集めて混成兵団を作りエレンの捜索を始めます。一方エレンは薄れる意識の中でライナーの会話を耳にしていて、そこでライナーが二重人格であること、エレンのことを『座標』と呼んでいたことを知ります。やがて混成兵団がやってくるとエルヴィンは巨人の群れを連れてライナーと戦い、アルミンがエレンを見つけクリスタとユミルも一緒に連れ戻すことに成功します。
あらすじネタバレ⑤王政打倒編
エレンの座標の力を受けて王政は調査兵団にエレンを引き渡すよう命令しますが、それを無視した調査兵団はリヴァイをリーダーに据えた新リヴァイ班を結成し人里離れた山の中でエレンの巨人化実験を進めました。これに王政はエレンとヒストリアを拉致しリヴァイ班に部隊を送って攻撃を仕掛けます。その中にはリヴァイの育ての親であるケニー・アッカーマンの姿がありました。
囚われていたエレンはそこで失われていた記憶を取り戻すと、父グリシャがヒストリアの姉が持っていた『始祖の巨人』の力を奪ったこと、そして注射を打ったことでエレンに巨人の力を継承させていたことを思い出します。巨人は巨人を食べることでその力を受け継ぐことができ、ヒストリアの父ロッドは娘にエレンの力を継承させようと自ら巨人化しますが、最終的にロッドにとどめを刺したのは娘のヒストリアでありその勇気ある行動が市民の支持に繋がって彼女が女王に即位することになりました。
あらすじネタバレ⑥ウォール・マリア奪還作戦
エレンが始祖の巨人の力を手に入れたことでウォール・マリア奪還作戦が遂行され、硬質化で壁を修復していくエレンでしたが、隠れていたライナーとベルトルトが巨人化したことで彼らとの戦闘が始まります。かつてマルコを殺害したことを明かしたベルトルトの葛藤が描かれる中、その戦いは最後にアルミンがベルトルトを捕食したことで終結します。そして壁の外側で戦っていたエルヴィンがジークによって殺害されてしまうと、獣の巨人をリヴァイに託すのでした。
あらすじネタバレ⑦マーレ襲撃編
マーレ編ではガビやファルコの目線で物語が進行していき、そこでマーレ国に生きるエルディア人の素性や悪魔との契約で巨人化が生み出された経緯が明かされます。マーレ政府はパラディ島へ宣戦布告の演説を行うと、その会場にエレンがクルーガーと偽りの名前で潜入していました。彼はその場にいた人間たちを惨殺していき合流したリヴァイたちの助けもあってマーレを蹂躙しました。そこで友人や仲間を奪われたガビとファルコは復讐心を燃やし飛行船にいたサシャを殺害します。
あらすじネタバレ⑧衝撃の真実編
ユミルはかつて王に仕える奴隷であり、その王から「死後も巨人を作り続けろ」と命令を受け、『道』と呼ばれる精神世界に閉じこもって巨人を生み出し続けていました。エレンはそこにたどり着くこと、世界からすべての巨人を消滅させることが目的だったことを明かすと、そこでユミルを味方につけてパラディ島の3重の壁の硬質化を解き『地鳴らし』を発動しました。無垢の超大型巨人が大量に解き放たれたことでパラディ島以外のすべてが消滅の危機に陥ります。
あらすじネタバレ⑨最終決戦編
地鳴らしに対抗すべくアルミンは計画を立て超巨大化したエレンのうなじを爆破しようと動き出します。アルミンは始祖ユミルの力によってエルディア人が道で繋がっていることを突き止めると、それを利用して巨人たちに自分たちの声に呼応させて協力を促し、リヴァイやミカサたちの活躍もあって爆弾を起爆することに成功します。光るムカデによって再びエレンが動き出そうとしましたが、ミカサが口の中に侵入してエレンの首を切り、生首の彼とキスをするのでした。
【進撃の巨人】最終回結末をネタバレ
ここからは進撃の巨人の最終回のネタバレについてまとめていきます。巨人を駆逐するための物語から始まり、登場キャラクターたちの秘密や巨人誕生の経緯などが明かされたことで意外な方向にストーリーが進んでいきましたが、その結末がどんなものだったのかここで解説していきます。
進撃の巨人の最終回あらすじ
幼い頃のアルミンとエレンが描かれると、そこでエレンはこれまでの物語が104期生を英雄にするためのものだったと明かします。それから3年の月日が経つと、アルミンはエルディア国の英雄として和平交渉の連合国大使としてパラディ島にいました。そこに小さな墓石とミカサが待っていると、一羽の鳥がかつてエレンがしていたようにミカサのマフラーを巻きなおすのでした。
進撃の巨人の34巻で加筆されたシーン
進撃の巨人単行本34巻では少年マガジン本誌に掲載されたものから新しく加筆されたシーンがあります。加筆されたシーンも合わせて6つあり、それぞれキャラクターの雰囲気や物語の補填として描かれています。ここでは加筆されたシーンについてそれぞれ解説していきます。
加筆された部分①エレンの髪の毛
第138話にて光るムカデによってエレンが復活したシーンですが、単行本ではその時のエレンの髪の毛がとても長くなっていました。本誌でもエレンの髪の毛は長くなっていましたが、単行本ではその倍以上の長さが加筆されておりより不気味な容姿となっていました。
加筆された部分②アルミンのセリフ
エレンは道の中でなぜ世界を滅ぼしかねない地鳴らしを発動したのかについてアルミンに説明し、それを聞いたアルミンは「殺戮者になってくれてありがとう」と感謝を伝えるのですが、そこでのセリフが「この過ちは絶対に無駄にしない」から「君の最悪の過ちは無駄にしない」と変更されています。公正な判断を下せるアルミンらしいセリフに訂正されたと言えるでしょう。
加筆された部分③ミカサの頭痛
エレンを殺害した後ミカサの前に始祖ユミルが現れるシーンにて、ミカサのセリフが追加されると「あなただったのね、ずっと私の頭の中を覗いていたのは」と言いました。これにより度々発生していたミカサの頭痛の正体は始祖ユミルによるものだったことが判明しました。また、作者はこれについて彼女の『好奇心』だと語っています。
加筆された部分④ミカサとジャンが結婚?
本誌では一羽の鳥がミカサのマフラーを巻きなおすシーンで完結していましたが、単行本ではそこから更にセリフのない4ページが追加されました。そこでエレンの墓にミカサがバラを手向けるシーンが描かれていると、その隣には男性と赤子の姿がありました。男性の正体は明確に描かれていなかったものの、襟足の特徴や「律儀なクソ馬鹿野郎」というセリフからジャンであると考えられています。
加筆された部分⑤続いていく戦いの歴史
ミカサが長寿を全うした後、エルディア帝国は現代のような高層ビルだらけの街並みになっていました。巨人のいなくなった世界で平和が訪れていたはずですが、そこに数多の航空機が現れると爆撃を開始し戦争を起こそうとしました。エレンやアルミンたちの活躍によって平和になった世界でしたが、結局人類は争いをやめず過ちを繰り返していくのです。
加筆された部分⑥巨人の復活の予兆
戦後エルディアの文明は崩壊しましたが、エレンの亡骸が残る丘の上の木だけは奇跡的に残っていました。それから長い年月が過ぎると成長した木を1匹の犬を連れた少年が発見します。木は立派な大樹に成長しており、その根はエレンの墓標部分で二股に分かれて大きな穴が空いていましたが、それはまるで始祖ユミルが巨人化することになった『あの木』のようにも見えていました。
進撃の巨人の最終回がひどいと言われる理由
完結まで描かれた進撃の巨人ですが、一部のファンからは最終回がひどいと言われています。その理由は主にエレンやミカサが報われない、ハッピーエンドとは呼べない終わり方が消化不良な感じを与えているからです。また、巨人の力を失くすためとはいえ、結果的に大虐殺をしたエレンを肯定しようとするシナリオに納得できない人もいるそうです。
【進撃の巨人】伏線を考察
ここからは進撃の巨人における伏線についてまとめていきます。進撃の巨人には多くの伏線が随所に張り巡らされていましたが、そのほとんどが最終回にて回収されています。ここでは張られていた伏線の概要と回収されたシーンや結果について解説していきます。
伏線①エレンの目的達成
1話にてエレンは母親が巨人に捕食されるところを目撃したことで『巨人を一匹残らず駆逐する』という目的を抱く様になりました。この言葉は実際に巨人が存在しない世界を作り上げることで完遂されることになり、そのために必要な仲間を導く物語が本編として描かれていたことになります。
伏線②人類を救ったのはアルミンだった
ウォール・マリア奪還戦の時、リヴァイは瀕死になったアルミンとエルヴィンどちらに巨人化用注射を打つべきか悩むシーンがありました。そこでエレンは「人類を救うのはアルミンだ」と語っていましたが、そのセリフは最終回でアルミンがエルディア国と世界を繋ぐ和平大使になったことで現実のものとなりました。
伏線③エレンの母を死なせた人物
1話にて通称カルライーターによって死亡したエレンの母ですが、これは偶然ではなくエレンが仕向けた必然でした。超大型巨人から人間に戻ったベルトルトをカルライーターが襲った時、彼女はいきなり進行方向を変えてエレンの母の元へ向かいましたが、これはエレンが持つ始祖の巨人の力が発動したからでした。ベルトルトを守ったことによりエレンは間接的にアルミンを守ることに成功しています。
伏線④ライナーのヒストリアへの思い
ライナーはマーレの戦士でありながらエルディアの兵士であることに葛藤を感じ、精神が乖離していました。作中では謎めいた発言や理解しがたい行動などが目立っており、その中にはヒストリアへの恋慕を示す態度もありました。それまでただの奇行かと思われていた恋慕でしたが、最終回にて正気を取り戻したはずのライナーはヒストリアの手紙を読むだけで興奮していました。
伏線⑤「いってらっしゃいエレン」の意味
ミカサがエレンの首をはねる直前に「いってらっしゃいエレン」というセリフを残しましたが、これは第1話にて幼少エレンが夢で見たものと同じです。つまりエレンはこれから死後の世界に旅立つ物語の始めに、ミカサから餞別の言葉を受けていたのでした。
【進撃の巨人】最終回までの死亡者や生存者は?
ここからは進撃の巨人登場キャラクターの死亡者や生存者についてまとめていきます。エレンの母親が捕食されたシーンから始まり、作中では数多くのキャラクターが巨人の餌食になったり、誰かの策略にはめられて死亡しています。ここではどこで誰が死亡したのかをリストにまとめ分かりやすく紹介していきます。
最終回までの死亡者と生存者①104期生
キャラ | 生死 | 死因/その後 |
---|---|---|
エレン | 死亡 34巻138話 | 地鳴らしを止めるためミカサに首を切られる |
アルミン | 生存 | 連合国和平大使として世界平和に務める |
ミカサ | 生存 | エレンの首を丘に埋葬 |
ジャン | 生存 | 連合国和平大使として活躍 |
コニー | 生存 | 連合国和平大使として活躍 |
クリスタ | 生存 | エルディア国女王として国を治める |
サシャ | 死亡 26巻105話 | マーレ襲撃の帰り、飛行船に侵入したガビに射殺される |
マルコ | 死亡 4巻18話 | ライナー、ベルトルトの正体を知ってしまい殺害される |
ユミル | 死亡 23巻93話 | 顎の巨人継承のため犠牲になる |
マルロ | 死亡 | ウォール・マリア奪還作戦で獣の巨人の投石を受ける |
フロック | 死亡 | 調査兵団出航を妨害する際、ガビに射殺される |
最終回までの死亡者と生存者②調査兵団
キャラ | 生死 | 死因/その後 |
---|---|---|
リヴァイ | 生存 | 片脚を失いガビ、ファルコ、オニャンコポンらと共に 民間人として暮らす |
ハンジ | 死亡 33巻132話 | 地鳴らし巨人に対抗するも焼死 |
エルヴィン | 死亡 21巻84話 | 獣の巨人の投石を受け瀕死になり、唯一の巨人化注射を アルミンに打たれたことで死亡 |
ハンネス | 死亡 | カルライーターに敗北 |
キース | 死亡 | イェーガー派の追手阻止のためマガトと共に船に乗り込み爆破 |
ペトラ | 死亡 | 女型の巨人に敗北 |
最終回までの死亡者と生存者③マーレ側
キャラ | 生死 | 死因/その後 |
---|---|---|
ガビ | 生存 | どこかの国の市民として暮らす |
ファルコ | 生存 | どこかの国の市民として暮らす |
アニ | 生存 | 連合国和平大使として活躍 |
ベルトルト | 死亡 21巻84話 | 巨人化したアルミンに捕食される |
ジーク | 死亡 34巻137話 | 生きる意味と犯した過ちを悟り自らリヴァイに殺される |
ライナー | 生存 | 連合国和平大使として活躍 |
ポルコ | 死亡 | 巨人化したファルコを助けるため自ら捕食される |
ピーク | 生存 | 連合国和平大使として活躍 |
マルセル | 死亡 | 巨人化ユミルからライナーを守るため捕食される |
最終回までの死亡者と生存者④その他キャラ
キャラ | 生死 | 死因/その後 |
---|---|---|
ケニー | 死亡 | ロッド・レイス巨人化による地下崩落に巻き込まれ、 リヴァイに血縁の真実を伝えた後死亡 |
ニック | 死亡 | サネスにより王家の血筋に関する口封じの拷問を受ける |
ピクシス | 死亡 | ワインに混ぜられたジークの脊髄液を飲み巨人化 |
イェレナ | 生存? | 消息不明、『英雄』にはなれず |
オニャンコポン | 生存 | どこかの国の市民として暮らす |
ロッド・レイス | 死亡 | ヒストリアによって討伐される |
グリシャ・イェーガー | 死亡 | エレンに巨人化注射を打ち込み自ら捕食される |
カルラ・イェーガー | 死亡 | 巨人化したダイナに捕食される |
【進撃の巨人】アニメ最終回はいつ?
ここからは進撃の巨人アニメの最終回についてまとめていきます。進撃の巨人はメディアミックスの1つとしてアニメ化を成功させており、2013年の放送開始から第4期に及ぶほどの反響を呼んでいました。その盛り上がりもクライマックスに近づいておりアニメ版の完結の日が目前となっています。
進撃の巨人のアニメシリーズはどこまで放送された?
2013年4月から2022年4月にかけてアニメ版進撃の巨人は原作漫画の130話までの内容を放送しています。残る原作漫画の内容は9話分であり、次のアニメ放送クールも詳しい日時が決まっていないものの公開されることが確定しています。
進撃の巨人のアニメ完結編の放送はいつから?
アニメ版の完結編となる『進撃の巨人 The Final Season』は3つのクールに分けられています。最初のクールとなるpart1は2020年12月~2021年3月にかけて放送されており、その次のpart2は2022年1月~4月にかけて放送されました。最後のpart3は2023年に公開が予定されています。
進撃の巨人のアニメ完結編の放送はいつ終わる?
アニメのpart3の詳しい放送スケジュールは2022年10月時点で明かされていませんが、ネット上では2023年の4月から放送開始する可能性が高いと言われています。仮に4月から始まった場合、原作漫画の内容からして1クールで終わることが予想されるため6月に放送終了すると考えられます。
【進撃の巨人】伝えたかったメッセージを考察
ここからは進撃の巨人を通して作者が伝えたかったメッセージに関する考察内容をまとめていきます。ストーリーが複雑で難解な部分が多い進撃の巨人ですが、そのシナリオの中には強いメッセージ性が含まれており、完結した現在でもなお考察している人が存在しています。
メッセージ①人種差別
人種差別をテーマにする作品は大抵『差別がなくなる』ことを実現するために物語が動きます。しかし進撃の巨人は差別がなくならず『エルディア人は悪魔だ』という認識を強く表現しています。この描き方には批判も集まっていますが、本来人間は周囲との関係性に摩擦や誤解がつきもので、差別からは切っても切り離せない存在です。それをご都合主義で見えなくするくらいなら、アルミンたちのようにそれを教訓として後世に伝えるべきだと作者は考えているのかもしれません。
メッセージ②洗脳教育の恐さ
ガビは初登場時からしばらくエルディア人のことを悪魔と認識し、人であるのだと理解するまでに時間がかかりました。幼い頃からエルディア人は悪魔の子と教えられてきたガビにとって、その洗脳教育を塗り返すことは非常に難しいものだったのです。現代社会においても真実を隠し洗脳に近い教育を施してしまえば、それをきっかけに摩擦が生まれてしまう危険性があると作者は警鐘を鳴らしているのかもしれません。
メッセージ③自由の追求
進撃の巨人は終止自由を求めるシーンが描かれてきました。壁の外に出たいと思うエレンや、巨人のいない世界を望むといったものがそうです。その自由を追求していたエレンは最終的に『誰かの自由を奪わなければ自由を行使することができない』という結論を出しました。作者が描きたかったものはどこまでも残酷で救われない現実社会の風刺だったのかもしれません。
メッセージ④鳥の意味
最終回でエレンと思わしき鳥がミカサのマフラーを巻きなおしていたり、ガビがエルディア人を人間だと気づいたシーンの背景にも鳥かごが描かれていました。このように作中にて鳥が描かれているシーンが多くある進撃の巨人ですが、鳥は自由を象徴する生物と言われていることから、作者は鳥を描いて自由を表現及び強調していたと考えられます。
【進撃の巨人】に対する世間での評判や人気
これまで進撃の巨人のあらすじや加筆シーン、アニメ完結編情報などについてまとめてきましたが、この複雑なあらすじを受けて進撃の巨人ファンはどんな感想を抱いているのでしょうか?ここでは進撃の巨人に対する世間での評判や人気について、実際に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。
複雑で内容を理解するのが難しい進撃の巨人ですが、その分読み終えた時には凄まじい満足感を得られるそうです。残酷な世界であっても物語の内容は愛に溢れた美しいもので、その結末に感動して涙を流す人もかなりいました。
読み終えた人の中ではマーレ編以降が面白かったと語る人が比較的多かったです。マーレ編からはいきなりガビやファルコが主人公のような立ち位置になって巨人になる運命を背負った人間たちの事情が明かされていくのですが、そこでの伏線回収に多くの人が驚きを感じたそうです。
ストーリーが複雑で終わり方に批判が集まっていたのも事実でしたが、その分2周目に入ると違った楽しみがあるという意見も寄せられていました。最初は誰もが主人公が巨人を倒していく王道ストーリーと思って読み進めますが、最終回の内容を知った上で読み返していくと細かい描写や伏線の意図にも気づけてより楽しめることでしょう。
【進撃の巨人】あらすじは複雑だった
進撃の巨人のあらすじはとても複雑でしたが、エレンが物語の大筋を握っており、そこに様々なキャラクターの思惑や葛藤が入り混じって1つのストーリーが生まれたとまとめることができるでしょう。もしもあらすじを読んで本編が気になったという人はぜひ原作漫画やアニメなどをチェックしてみてください。
この記事のライター
zeile
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