【七つの大罪】ヘンドリクセンが敵から味方になった経緯は?過去や強さを考察
本記事では『七つの大罪』に登場するヘンドリクセンが敵から味方になった経緯について解説していきます。また、『七つの大罪』本編に描かれたヘンドリクセンの過去や強さ、十戒との関係やアニメ版の声優などについても併せてまとめていきます。
目次
【七つの大罪】ヘンドリクセンとは?
七つの大罪に登場したヘンドリクセンは二大騎士団長の1人に数えられる実力者で、メリオダスとは敵対関係にありました。そんな彼は物語の進行と共に素性が明かされていき、いつしかメリオダスに協力する心強い味方に変わります。まずはヘンドリクセンのプロフィールと、七つの大罪の作品概要とあらすじについてまとめていきます。
ヘンドリクセンのプロフィール
- 本名:ヘンドリクセン
- 年齢:39歳(七つの大罪)→55歳(黙示録の四騎士)
- 身長:182cm
- 体重:72kg
- 血液型:不明
- 誕生日:10月31日
- 出身地:リオネス王国
ヘンドリクセンの性格
ヘンドリクセンは聖騎士長を務めるリオネス王国の騎士です。冷静沈着で穏やかな人柄をしており、メリオダスとエリザベスからはそれぞれ「えらくおっとりした奴」「誰よりも穏やかで優しい人」と評されています。ドレファスとは同じ二大騎士団長の階級を持つ関係で、第一部における重要人物として描かれました。
七つの大罪の概要
七つの大罪は鈴木央によって週刊少年マガジンに連載されていた漫画作品です。異種族と聖戦を舞台にしたオリジナルファンタジーな世界観と緻密に練られたストーリーが評判を呼び、2023年1月時点で累計発行部数3800万部を突破しました。原作漫画は2012年~2020年にかけて単行本41巻までを刊行しており、完結した現在でもアニメ化や劇場映画化といったメディアミックス作品が盛況しています。
七つの大罪のあらすじ
十年前に聖騎士殺しの濡れ衣を何者かに着せられた憤怒の罪のメリオダスは、身分を隠しながら移動酒場を営んでいました。ある日、自国の助命を求める王女エリザベスと出会うと、メリオダスは冤罪の真実を調べるためにも彼女に協力してあげることを決断します。そうして国を助けるための戦力として伝説の騎士団・七つの大罪メンバーを集めながら、メリオダスは真犯人を解き明かしていきます。
【七つの大罪】ヘンドリクセンが敵から味方になった経緯や活躍
メリオダスたちがリオネス王国に辿り着くとそこで様々な事件が発生し、その黒幕候補としてヘンドリクセンが登場しました。しかし、ヘンドリクセンの正体が穏やかで優しい人物であることが判明すると、彼がエリザベスの秘密を知っていることやある目的を抱いていることが明かされていき最終的に味方に変わりました。ここでは七つの大罪におけるヘンドリクセンが敵から味方になった経緯や活躍、フラウドリンや十戒との関係についてまとめていきます。
ヘンドリクセンはドルイド出身だった?
ヘンドリクセンは浄化という魔力を持っていますが、これはドルイド特有の秘術であり過去にドルイドで生活していたことが明かされました。幼少期のヘンドリクセンは自然ならざるものの魂を得て死体が蘇らないようにするために一晩中墓を見張っていた経験があり、その出来事をきっかけに浄化を習得したとされています。時折世間ずれしている様子を見せているのもドルイド出身だからです。
ヘンドリクセンの過去やフラウドリンとの関係
10年前の過去にヘンドリクセンはダナフォールが消滅した原因を探るために崩壊したダナフォールを訪れました。そこで十戒の1人・フラウドリンと出会うと、彼の魔力によってヘンドリクセンは肉体を乗っ取られてしまいます。それを見たドレファスがヘンドリクセンを助けるために自らの体を差し出し、フラウドリンはドレファスの体に乗り移りましたが、以降もヘンドリクセンには操心術がかけられたままでした。
ヘンドリクセンはザラトラスを殺した犯人?
10年前の過去に聖騎士長ザラトラスが殺害される事件が発生しましたが、その犯人はヘンドリクセンとドレファスでした。2人はこの罪を七つの大罪に被せて二大聖騎士団長に昇進しましたが、このことでヘンドリクセンは狂気に呑まれるように冷酷な性格に変貌していきました。
ヘンドリクセンは死亡した?
ドレファスが魔神の力に魅入られて魔神の力を注入した聖騎士を作り始めると、ヘンドリクセンも魔神化の力を注入されメリオダスとエリザベスにも牙を向けました。しかし、横暴なやり方は王都に混乱を招いていき次第に騎士たちも彼らに敵対するようになると、最終的にメリオダス率いる七つの大罪と聖騎士たちの共闘によってヘンドリクセンは撃破されました。
ヘンドリクセンの目的は十戒の復活?
辛うじて生存していたヘンドリクセンはドレファスの血を飲まされて復活します。その際にドレファスから常闇の棺と女神の使徒の血を託されると、十戒を復活させるために行動を起こし始めました。女神族の罠に苦しみながらも魔人族復活の儀式を行って十戒復活を成功させると、闇を消し去る罠が作動したことによってヘンドリクセンにあった魔神の力が取り除かれました。
ヘンドリクセンが復活?洗脳が解けて味方に?
女神族の罠によって魔神の力と十戒のフラウドリンの操心術から解放されたヘンドリクセンは、十戒の禍々しい気配に圧倒されて身動きが取れなくなってしまいますが復活のお礼と称されて逃がしてもらえました。その後、灰色の魔神と対峙していたギルサンダーたちの元へ合流すると、灰色の魔神を撃破してみせ操られていた過去と十戒が復活した事実を話しました。
【七つの大罪】ヘンドリクセンの強さや魔力
七つの大罪本編の序盤はメリオダスたちの敵として魔神化の力で圧倒しており、フラウドリンの魔力から解放された後も様々な魔力を扱う技巧派な強さを披露しています。少年漫画ファンであれば、七つの大罪に登場するキャラの強さや能力は把握しておきたいものでしょう。ここでは七つの大罪におけるヘンドリクセンの強さや魔力についてまとめていきます。
ヘンドリクセンの強さ
- 闘級:2650(魔力1280/武力800/気力570)
- 赤魔神化時:不明
- 灰魔神化時:5800(詳細不明)
ヘンドリクセンの魔力①腐蝕(アシッド)
腐蝕は酸を操る魔力です。酸はあらゆるものを溶かす効果があり、頑丈な城壁や生物であっても溶かすことができます。腐蝕を利用して放つ技・万物の腐壊(アシッド・ダウン)は範囲内の物質を腐らせて崩壊させる恐ろしいもので、魔神化した時は人間を一瞬で蒸発させてしまうほどの威力がありました。
ヘンドリクセンの魔力②浄化(パージ)
浄化は自然ならざるものの魂を浄化するドルイドの秘術です。現存している物体を消滅させる腐蝕に対して浄化は生物の魂を消滅させることができる能力で、ザラトラスが使用していたものと同じ魔力でもあります。浄化を利用した禁呪・死者使役は死者の亡骸に命を与えることで擬似的な死者蘇生を行うことができ、その魂を一時的に使役することができます。
ヘンドリクセンの魔力③獄炎(ヘルブレイズ)
獄炎は黒い炎を操る魔神族の魔力です。ドレファスから与えられた魔神族の力で発現した魔力で、王都決戦以降は消失しています。獄炎の攻撃力と汎用性はとても高く、剣に纏わせて放つ波状の獄炎(ヘルブレイズ・ウェーブ)や衝撃波を放つ暗黒の環(ダーク・ネビュラ)、雨のように降らせて触れたものを絶命させる黒雪(ダーク・スノウ)など、多彩で強烈な派生技の数は七つの大罪作中においてもトップクラスです。
【七つの大罪】ヘンドリクセンの声優
七つの大罪はアニメ作品としても人気を博しており、2021年時点で第4期までが公開されるほどの長期作品となっています。アニメ版では原作に描かれたストーリーやキャラクターの活躍に加えて、声優の演技を楽しめるという利点があり評判となっています。ここではアニメ版七つの大罪にてヘンドリクセンの声を担当した声優についてまとめていきます。
ヘンドリクセンの声優は「内田夕夜」
ヘンドリクセンを演じた声優は内田夕夜(うちだゆうや)さんです。レオナルド・ディカプリオやライアン・ゴズリングの吹き替え担当として知られています。高校の頃から舞台関連の勉強を続けてきた経歴を持っており、舞台美術の仕事に携わる内に役者を希望するようになったとされています。
内田夕夜のプロフィール
- 性別:男性
- 出生地:埼玉県北葛飾郡三郷町
- 生年月日:1965年12月3日
- 身長:173cm
- 事務所:東京俳優生活協同組合
- デビュー時期:1991年
内田夕夜の主な出演作品
- 蘭堂(文豪ストレイドッグス)
- 暴力の魔人(チェンソーマン)
- シャーロット・ペロスペロー(ONEPIECE)
- 校長(魔法つかいプリキュア!)
- ルーファス=バルマ(PandoraHearts)
- キッド/武者小路紫苑(アイシールド21)
【七つの大罪】ヘンドリクセンに対する世間での評判や人気
これまで七つの大罪に登場するヘンドリクセンが敵から味方になった経緯やフラウドリンとの関係などについてまとめてきましたが、操られていた彼の存在やその後の活躍などに対してファンはどのように思っているのでしょうか。ここでは七つの大罪ファンが思うヘンドリクセンの印象について、実際にSNSに投稿されているコメントを参照しながら内容をまとめていきます。
七つの大罪作中におけるヘンドリクセンの扱いに対してファンの多くは可哀想と語っていました。フラウドリンとの関係によって魔神化して暴走してしまった展開など、洗脳された状態で悲劇を起こしてしまったことは可哀想と思われても当然でしょう。
ヘンドリクセンが好きな人の意見では、敵から味方に変わった時のギャップを気に入っていると言われていました。序盤はメリオダスたちを苦しめる非常に厄介な存在でしたが、仲間になってからは穏やかな人柄が描かれるようになりギャップを感じられるでしょう。また、アニメ版の声優の演技も称賛されています。
ヘンドリクセンの可哀想な扱いはスピンオフ漫画でも変わっておらず、そのことがよくネタにされているそうです。スピンオフ作品では七つの大罪本編では見られないヘンドリクセンの素顔を見られるため、気になる人はチェックしてみると良いでしょう。
【七つの大罪】ヘンドリクセンは敵から味方になったキャラだった
七つの大罪に登場したヘンドリクセンはフラウドリンに操られた敵キャラでしたが、洗脳が解けてからは味方として活躍するようになりました。フラウドリンとの関係を始め、ドルイド出身だった過去や魔神化した時の強さには多くの読者が衝撃を受けたことでしょう。
この記事のライター
zeile
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