【七つの大罪】アーサーは意外にも重要キャラ?衝撃の死亡シーンについても
本記事では、漫画『七つの大罪』に登場するキャメロット国のアーサー王について紹介します。『七つの大罪』ではそれぞれのキャラクターが重要な役割をもっています。登場時から好青年で剣術が得意なアーサー王はどのようなキャラクターなのか、死亡シーンもまとめました。
目次
【七つの大罪】アーサーとは?
ここでは、本記事で取り上げる漫画『七つの大罪』に登場するキャメロット国・アーサーの基本的なプロフィールの紹介と、漫画『七つの大罪』の概要やあらすじをまとめていきます。
アーサー・ペンドラゴンのプロフィール
アーサーのフルネームはアーサー・ペンドラゴン、キャメロット国の国王です。身長は170cm、体重は64kg、血液型はA型です。年齢は16歳ですが、岩に突き刺さっているエクスカリバーを抜いたことで国王となりました。細身な身体ですが、剣術で彫刻を作ってしまうくらい剣術が得意です。チャームポイントは変なくせ毛で、本作品の主人公・メリオダスに憧れています。明るく前向きな性格で、国民に慕われています。
七つの大罪の概要
漫画『七つの大罪』は、2012年45号から2022年17号まで週刊少年マガジンから掲載していた鈴木央(すずきなかば)さんの作品です。コミックスは全41巻発行していて、2023年1月時点で累計発行部数は3800万部を突破しています。アニメや映画など多くのメディアへ展開しています。
七つの大罪のあらすじ
人間と人間ならざるものが共存する古の時代、ブリタニアという国が舞台です。7人の大罪を犯した罪人が組織する伝説の騎士団"七つの大罪"の戦いが描かれています。濡れ衣の憤怒の罪を課せられた騎士団長・メリオダスは身分を隠し、酒場で過ごしていました。そこに、リオネス国復活を願う第3王女・エリザベスが現れます。メリオダスは自身の罪の真相を知るため、エリザベスは国の復活を目指すため、"七つの大罪"のメンバーを集める旅を始めます。
【七つの大罪】アーサーは重要キャラ?死亡シーンや元ネタを解説
ここでは、アーサーが漫画『七つの大罪』でどんな位置づけのキャラクターなのか、漫画の場面と併せて解説します。衝撃の死亡シーンやアーサー王の元ネタなども紹介します。
アーサーがエクスカリバーの能力を覚醒
アーサーがもつ聖剣エクスカリバーは、最初は能力がない普通の剣でしたが受け継がれた儀式によって、英雄たちの魂が宿った特別な能力をもつ剣になりました。多くの英雄が宿っているため、聖剣エクスカリバーが覚醒することができる人物は限られています。『七つの大罪』の中ではアーサーが唯一覚醒させることができ、それだけ重要な人物ということがわかります。
アーサーの死亡シーン
エクスカリバーを覚醒させたアーサーは、最上位魔神の4人と対戦していました。メリオダスが魔神王になるのを止めるためです。しかし、4人の魔神王は強くアーサーは手も足も出ません。ボロボロになったアーサーは、間一髪でマーリンに救われますが、魔神王・キューザックの術により操られ、自分自身をエクスカリバーで貫いてしまいます。アーサーはまだ魔力が覚醒していない状態なので、この場面での死亡シーンは読者にも衝撃が走りました。
アーサーが復活し生き返る?
聖戦終結時、七つの大罪メンバーはそれぞれの目的が叶ったことを喜びます。その中でマーリンの目的はまだ達成されていませんでした。ディアンヌがマーリンに尋ねると、マーリンは自分の目的は死亡した"アーサーの復活"と伝えます。マーリンはエクスカリバーが突き刺さり死亡したアーサーの死体に、ブリタニアで最も魔力を蓄えているソーズルベリーの湖の魔力を使い、アーサーを復活させます。
アーサーの正体は混沌の王だった?
マーリンの術によって復活したアーサーですが、ソーズルベリーの湖に溜められた魔力を得て、混沌の王として復活しました。マーリンは「人間こそが善悪の両極端の性質をもつ混沌である」とし、アーサーに力を与えます。復活したアーサーは、右目が白黒反転した状態になり、善悪両方の特性をもつ特別な力を持っています。
アーサーの元ネタはアーサー王伝説?
作者である鈴木央さんは、コミックス1巻の巻末で「アーサー王伝説の鈴木央的前日譚(ぜんじつだん)です」とコメントしています。つまり、七つの大罪はアーサー王伝説をモデルにしていることがわかります。伝説の中で、アーサー王に仕える魔術師はマーリンと記されているので、読者からも間違いないと言われています。
アーサー王伝説におけるアーサー王の最期
アーサー王伝説では、アーサーは絶世の美女・グィネヴィアと結婚しますが、その平和は長くは続きませんでした。グィネヴィアと円卓の騎士・ランスロットが不倫したことで、息子のモルドレッドが反乱を起こします。アーサーは、ランスロット討伐を中止し、モルドレッド討伐に切り替え見事討ちますが、致命傷を受けてしまいました。最終的には伝説の楽園・アヴァロン島へ運ばれ、そこで息を引き取る悲しい結末になっています。
【七つの大罪】アーサーの人物像や名言
ここでは、漫画『七つの大罪』で描かれるアーサー王の性格や生い立ちなどの人物像をみていきます。アーサーの魅力がわかる、活躍シーンや他のキャラクターとの関係性、名言もまとめていきます。
アーサーの性格
アーサーは、16歳で年相応な好青年です。明るく礼儀正しく、その器は「王」の器といえるくらい懐の深い人物です。回想シーンで描かれる少年のころから、言動や行動が大人びていました。ただ、憧れのメリオダスに会うと興奮していたりと、少年っぽい純粋さも見せています。
アーサーの生い立ち
アーサーは、キャメロット国の国王になっていますが前国王と血の繋がりはありません。アーサーが聖騎士の息子として迎えられたかは不明ですが、3歳年上の義兄にはイジメられていて家庭環境はあまり良くありませんでした。
アーサーの活躍
ここでは、漫画内でアーサーの活躍によって、物語が大きく動く場面を3つ紹介します。どの活躍もアーサーの性格や能力があったからこそ生まれた場面で、アーサーの人物像がよくわかります。
活躍①アーサーの初登場
1つめの活躍は、アーサーの登場シーンです。隣国リオネス王国で内乱が発生していると聞き、アーサーはマーリンとともに訪ねます。アーサーにとってバルトラは命の恩人であるため、その恩義を尽くすためでした。リオネス王国の騎士長ヘンドリクセンと対峙し、見事な剣術を披露します。残念ながら劣勢となり、メリオダスと交代しますが、初登場から大物感を出していました。
活躍②ドルイドの試練を突破する
2つめの活躍は、ドルイドの試練です。キャメロットを襲った魔神たちにアーサーをは太刀打ちできず自分が弱いことを実感します。魔神たちよりも強者である十戎と戦う力を得るためにドルイドの里で試練に臨みました。ドルイドの試練では、それぞれが鍛えるべき力にそって試練が与えられます。アーサーはゴウセルと共に試練に臨み、見事突破しキャスと呼ばれる猫のような生物を連れ帰りました。
活躍③キャメロットに潜入する
3つめの活躍は、魔神に占領されたキャメロットを奪還するために単身乗り込む場面です。聖剣エクスカリバーを手にし覚醒させることに成功しましたが、魔力の覚醒までは至らず、魔神族最上位のキューザックとチャンドラーに破れます。窮地をマーリンによって救われますが、キューザックの術が解けておらず自害することになります。
アーサーとマーリンの関係
アーサーの登場シーンから側に仕えていたマーリンとの関係は、師弟関係にあります。マーリンがアーサーのことを大事に想っていて、恋心があるような描写もありますが、それは師弟愛であることを作者の鈴木央さんも明言しています。アーサーに剣術や魔術の特訓をしたのはマーリンであり、アーサーにとっては敵に回したくない人物です。
アーサーとななしの関係
大喧嘩祭りで出会った異国の剣士・ななしとの縁が続き、アーサーは祭りのあとも共に行動します。魔神がキャメロット国を占領したときも、アーサーはななしと共に戦っています。大喧嘩祭りでもななしは、剣術の腕前を披露していて、旅を続ける中でアーサーに剣術を教える関係性になりました。アーサーからすると、マーリンに次ぐ2人目の師匠です。
アーサーとキャスの関係
ドルイドの試練のあと、アーサーに懐いている謎の猫のような生物がキャスです。アーサーは、キャスのことをペットのようにかわいがっていて一緒に旅をする仲間のような関係です。最初は鳴き声しか発しませんでしたが、そのうち人の言葉を話すようになり、アーサーに魔力を覚醒するように告げたりと、謎が多い生物です。
アーサーの名言
アーサーの名言は数多く取り上げられますが、ここでは代表的なものを2つ紹介します。どちらの名言も剣術も強く王としての器がわかる、アーサーならではのものです。
アーサーの名言①「これがリオネスの…」
これがリオネスの聖騎士長か…案外 なんとかなりそうだ
出典: twitter.com
隣国リオネス王国を訪れた際、リオネスの2大聖騎士長の1人、ヘンドリクセンを前にして言った名言です。アーサーはまだ16歳の青年で、ヘンドリクセンは聖騎士長を務めるほどの実力者で、周りから見てもヘンドリクセンのほうが優勢とわかります。アーサーは、経験の差にも物怖じせず戦いを挑み、ヘンドリクセンと互角の戦いをみせました。
アーサーの名言②「それでも誰かが…」
『それでも誰かがやらねばならない』
『諦めなければいつか光は射すよ』出典: bibi-star.jp
自国キャメロット国を守るため、異国の剣士・ななしと共に魔神族を戦っていました。メリオダスやマーリンほどの戦力は持っていないため、灰色の魔神の制圧に手こずります。アーサーの部下が「先が思いやられる」と発したことに対し、アーサーが自分たちの使命であることを伝え部下を勇気づける名言です。
【七つの大罪】アーサーの強さや装備
漫画『七つの大罪』に登場するアーサーは特技が剣術ということもあり、その強さは国民からも認められていますが、『七つの大罪』の他のキャラクターに比べるとどれくらい強いのでしょうか。また、アーサーは右腕を失い混沌の王となったことで続編『黙示録の四騎士』では新たな装備を手にしています。
アーサーの強さや魔力
七つの大罪では、闘級と呼ばれる数値で強さを測っています。コミックス22巻時点で、アーサーは闘級40000ですが、上位魔神には手も足もでないレベル感です。しかし、アーサーは混沌の王として復活後、魔力が使えるようになります。混沌の王になったあとも闘級はわかりませんが、メリオダスにも引けをとらないほどの強さと予想されています。
アーサーの装備
アーサーは魔力が使えないうちは、剣術だけで魔神族と戦っています。魔神族を倒せるほどの強力な剣ですが、その剣にはなにか特別な力があるのでしょうか。また混沌の王となり魔力が使えるようになり、装備に変化があったのか、併せて解説していきます。
装備①エクスカリバー
アーサーの装備1つめは、国王になるきっかけを作ったエクスカリバーです。エクスカリバーは、その剣に英雄の魂が宿っているという伝説の剣で、英雄の魂が宿る度にどんどん強さを増し、切れ味と強度が上がっていったと言われています。
装備②カルンウェナン
漫画『七つの大罪』の続編として連載中の『黙示録の四騎士』にてアーサーが所持している混沌の神具です。何度刃が折れようとも刃が欠けようとも再生する武器で、何度でも使える最強の武器です。
【七つの大罪】アーサーの声優
漫画『七つの大罪』は、2014年にアニメ化していて、2020年には劇場版なども公開しています。ここでは、アニメ版でアーサーを担当した声優のプロフィールや代表作品を紹介します。
アーサーの声優は「國立幸」
アーサーの声優は劇団ひまわりに所属している國立幸(こくりゅうさち)さんです。國立さんはイケメン男性キャラを演じていることが多く、好青年であるアーサーの声はぴったりだったと評判でした。
國立幸のプロフィール
國立さんは、1984年7月9日生まれで声優だけでなく女優としても活躍しています。TBSのドラマ『オレンジデイズ』や『バツ彼』などに出演していて、2000年代から声優としても活動を開始しました。2004年のアニメ『今日からマ王!』でアニメ声優デビューしています。趣味や特技は、ピアノ、日本舞踊、ソフトボール、殺陣(たて)です。
國立幸の主な出演作品
國立さんの主な出演作品は、『銀牙伝説WEED』のウィード役、『家庭教師ヒットマンREBORN!』のフラン役、『クロスファイトビーダマン』の白銀スバル役、『おそ松さん』のチビ太役、『ポチっと発明ピカちんキット』の鳴戸レオ役などがあります。
【七つの大罪】アーサーに対する世間での評判や人気
漫画『七つの大罪』の中で、七つの大罪のメンバーと同じくらい重要な役割をもつアーサーの世間での評判はどのようなものがあるか、実際にファンのコメントをみながらアーサーの印象についてまとめていきます。
アニメや映画など全部鑑賞し終わり、最終的には混沌という善悪の両面をもつアーサーが最強なのではというコメントです。実際に混沌の王としての活躍は描かれていませんが、最強ランキングにおいても、両方の特性をもつアーサーが最強と考える読者が多いです。
王でありながら側近のマーリンに世話を焼かれているところなど、まだまだ少年らしさの残るアーサーをかわいいというコメントです。あどけない雰囲気やチャームポイントのくせっ毛が、よりかわいらしい印象を与えています。
何度読み返しても、アーサーのカッコよさは変わらないと実感しているコメントです。アーサーは、普段はすこし天然さもありますが、戦闘では国王として国を守ろうとする男らしさや器の大きさがその言動からわかり、年齢の割に頼りがいがあるところもポイントです。
【七つの大罪】アーサーは重要キャラだった
漫画『七つの大罪』に登場するアーサーは、最初はメリオダスに憧れる青年でしたが、作中で力をつけ国民に頼られる立派な王として活躍しています。一度命を落としたものの、混沌の王として復活を遂げ、続編である『黙示録の四騎士』に続くための重要な人物でした。アーサーの成長や活躍が見たい人は、漫画『七つの大罪』を見返してみてください。
この記事のライター
macoco
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