【幽遊白書】戸愚呂兄弟のプロフィールまとめ!強さや最期についても紹介
『幽遊白書』に登場する妖怪、戸愚呂兄弟の詳しい人物像について徹底的に解説していきます。さらに、戸愚呂兄弟の強さや能力、名言や最期のシーンについて紹介しながら、『幽遊白書』ファンによる戸愚呂兄弟の人気や評判もまとめていきます。
目次
【幽遊白書】戸愚呂兄弟のプロフィール
完結後も多くのファンたちから注目されることの多い戸愚呂兄弟は、『幽遊白書』に登場する妖怪の兄弟です。『幽遊白書』を読んだことがない人でも戸愚呂というフレーズを聞いたことがある、というほど知名度の高いキャラクターで、CMなどで実写パロディ化されたこともあります。ここでは、戸愚呂兄弟の詳しいプロフィールや『幽遊白書』の概要についてまとめていきます。
戸愚呂兄のプロフィール
- 名前:戸愚呂兄(本名は不明)
- 誕生日:不明
- 身長:145cm
- 年齢:不詳
幽遊白書に登場する戸愚呂兄は、細身な体型でウェーブがかった長髪をしており、移動する際には戸愚呂弟の肩の上に乗るというインパクトの強いキャラです。人間から妖怪に転生した過去を持ち、人間だった頃の名前は不明なため、作中では常に戸愚呂兄弟の兄と描写されており、戸愚呂弟からは兄者と呼ばれています。垂金屋敷にて拷問役として初登場し、テレビアニメ版では妖怪集団のトップのような存在です。戸愚呂弟とは真逆の卑劣な性格で、笑いながら人を殺せる残虐性の高い人物です。
戸愚呂弟のプロフィール
- 名前:戸愚呂弟(本名は不明)
- 誕生日:不明
- 身長:216cm
- 年齢:不詳
『幽遊白書』に登場する戸愚呂弟は、細身長身で角刈りに三角形の黒のサングラスという厳つい見た目をしているのが特徴的です。作中で戸愚呂と言えば弟を指していることがほとんどです。卑劣さや残忍性が目立つ戸愚呂兄とは違い、優しい一面や強さを純粋に求める男気のある性格で、敵キャラながら高い人気にある人物です。
幽遊白書の概要
『幽遊白書』は冨樫義博さんが描くファンタジーやオカルト、格闘をテーマにしたシュールコメディな少年漫画で、週刊少年ジャンプにて1990年から1994年まで連載されていました。1992年からテレビアニメの放送がスタートし、OP曲に使用された『微笑みの爆弾』も高い人気を博しました。1993年には第39回小学館漫画賞を受賞するなど幅広い世代から人気を得ていた作品です。2019年には舞台化が発表され、2023年の12月からはNetflixで実写シリーズ化が放送される予定です。
幽遊白書のあらすじ
主人公・浦飯幽助は子供を交通事故から助けた代わりに死亡してしまいますが、霊界において予定外の死でした。そのため、霊界案内人のぼたんの補助を受けながら、生き返るための試練を受けることになります。試練を乗り越えた幽助は想定より早く生き返ることに成功し、人間界にはびこる妖怪たちの悪事を取り締まる霊界探偵として活動することになりました。そして霊感の強い同級生・桑原和馬・飛影・蔵馬と共に「暗黒武術会」に参加することになります。
【幽遊白書】戸愚呂兄弟の強さや最期
戸愚呂兄弟の強さや能力
『幽遊白書』に登場する戸愚呂兄弟は、敵ながら多くのファンから高い人気を得ているキャラクターで、原作を読んだことのない人でも戸愚呂という名前は聞いたことがあると言われるほど高い認知度を得ています。ここでは、戸愚呂兄弟の兄と弟が持つそれぞれの強さや能力について詳しく解説していきます。
戸愚呂兄の強さや能力
『幽遊白書』に登場する戸愚呂兄の強さは、ハッキリを明記されていません。戸愚呂兄は、自身の身体を自由自在に変形させる能力を持っており、爪や指を伸ばしたり硬化したりいている描写があります。個人で戦ってもそこそこの強さはありますが、弟の武器として変形することもあり、作中のバトルの勝率を霊界の定めた強さを元に見ると、B級下位~C級上位程度の強さだと思われます。しかし兄の強さは、攻撃力より再生力の高さにあり脳や心臓を破壊しない限り死なない能力を持っています。
戸愚呂弟の強さや能力
『幽遊白書』に登場する戸愚呂弟の強さは、霊界のレベルで言うとB級上位程度です。元々常人を逸脱したパワーがありますが、さらに筋力をコントロールできる筋肉操作の能力を持っています。40%もあれば大抵の敵を倒すことができ、80%になると見た目にも変化が現れ、突きの風圧で攻撃することが可能です。100%では、周囲からエネルギーを吸収し怪物のような仰々しい見た目になり、指弾を飛ばすこともできます。
戸愚呂兄弟の性格
『幽遊白書』に登場する戸愚呂兄弟は、見た目のインパクトの大きさからも当時からファンの間で話題になっていたキャラクターです。2人の能力や強さだけでなくギャップのある性格で、作中では名言や名シーンを残しています。ここからは、戸愚呂兄弟の性格について詳しく解説していきます。
戸愚呂兄の性格
『幽遊白書』に登場する戸愚呂兄は、卑劣で残忍性が高い性格をしていることが有名で、作中にも戸愚呂兄の卑劣さを表すシーンが多く描かれています。初登場から雪菜の拷問役として可愛がっている鳥をためらいなく殺すなど、残虐性の高さが描かれていました。笑いながら敵を殺したり、他人をいたぶったり卑劣さが目立つ兄に対し、戸愚呂弟からも見放された発言をされているほどでした。
戸愚呂弟の性格
『幽遊白書』に登場する戸愚呂弟は、厳つい見た目からは想像できませんが、紳士的で心優しい一面を持つギャップのあるキャラクターです。卑劣な兄とは違って、正々堂々と戦う戸愚呂弟は純粋に強い相手を求めており、倒すと決めたら徹底的に容赦しないため、戦闘シーンでは多くの読者を震撼させています。自分にも厳しく義理堅い性格をしており、敵ながら『幽遊白書』ファンから根強い人気があります。
戸愚呂兄弟の過去
『幽遊白書』に登場する戸愚呂兄弟は、元々人間だった過去を持ち玄海とは武術仲間の間柄で、弟は武術大会で優勝するほどの実力を持っていました。そんな戸愚呂兄弟を潰煉が暗黒武術会に招待しに来て、そのついでに弟子を皆殺しにしてしまいます。戸愚呂弟は潰煉を殺して見事復讐を果たし、暗黒武術会で優勝した褒美として、妖怪になることを望み、それに便乗し兄も妖怪になっていました。しかし戸愚呂弟は、復讐を果たした後も大事な弟子を失ってしまったことは、自分のせいだと自らを責め続けていました。
戸愚呂兄弟の最期
『幽遊白書』で驚異の強さと能力を見せつけた戸愚呂兄弟は、インパクトの強さから読者以外からも認知度の高いキャラクターです。しかし戸愚呂兄弟の最期は見た目のインパクト以上に印象的なものでした。ここからは、そんな戸愚呂兄弟が作中でどのような最期を迎えたか詳しく解説していきます。
戸愚呂兄の最期
『幽遊白書』で卑劣な性格と残忍性の高さで多くのファンを驚愕させた戸愚呂兄は、その性格で弟からも見放され暗黒武術会で吹き飛ばされます。それでも再生能力の高さで何とか生きており、次に寄生する強くて悪い相手を探して漂っていました。その後、相手の能力をコピーできる巻原に取り込まれそうになった戸愚呂兄は、逆に巻原に寄生し肉体や精神を支配することに成功し、再び幽助たちの前に現れます。正体を明かさずにいた戸愚呂兄ですが、巻原に寄生したことを蔵馬に見破られてしまいます。
最強の強さを手に入れた戸愚呂兄は巻原の能力を使って、精神的に蔵馬をいたぶろうと挑発し、蔵馬の逆鱗に触れます。何度攻撃しても倒れない蔵馬を不信に思っていると、蔵馬は戸愚呂兄の再生能力を逆手に取り邪念樹を植え付けていました。邪念樹は脳を破壊するまで幻影を見せ続けるもので、再生能力のある戸愚呂兄は死ぬことすらできなくなりました。蔵馬は戸愚呂兄に対して「死にすら値しない」と吐き捨てています。
戸愚呂弟の最期
『幽遊白書』に登場する戸愚呂弟は、暗黒武術会の前に、かつての武術仲間だった玄海と戦い殺してしまいます。その後暗黒武術会で幽助と迎えた決勝戦で、80%の力で優勢だった戸愚呂弟に対し、幽助も本気モードを出して応戦します。危機感を覚えた戸愚呂弟は、100%の力を出し圧倒しますが、幽助がさらに強くなれると感じ桑原を殺したように見せかけ挑発します。幽助は怒りMAXになり120%の力を出し、戸愚呂弟もそれに応戦するため「100%中の100%」で幽助の攻撃を受けますが肉体が耐え切れず崩壊してしまいました。
死後、戸愚呂弟は霊界裁判にて刑罰を取り決められることになります。人間時代のことを考慮し、情状酌量の余地があるとされましたが、戸愚呂弟はそれを拒否し刑罰の中でも最も重い冥獄界行きを望みます。様々な苦痛を1万年かけて与え、それが1万回も繰り返されるという重い刑罰に、コエンマは何度も考え直すように説得しましたが、戸愚呂弟の意志は固く冥獄界行きが決定しました。
【幽遊白書】戸愚呂兄弟の名言
名言①「おまえもしかしてまだ…」
おまえ、もしかしてまだ、自分が死なないとでも思っているんじゃないかね?
戸愚呂の名言①「おまえもしかしてまだ…」は、『幽遊白書』作中で戸愚呂弟が幽助に向かって言ったセリフです。バトルの最中、幽助の心に迷いがあることを指摘したこのセリフは、『幽遊白書』ファンの間でも非常に有名で、完結後も戸愚呂と言えばこの名言と言われるほど認知度の高いセリフです。
名言②「酒はダメなんで…」
酒はダメなんで、オレンジジュースください
出典: ciatr.jp
戸愚呂の名言②「酒はダメなんで…」は、左京が戸愚呂弟に協力を求め、それに応じ乾杯することになった際に戸愚呂弟が言ったセリフです。厳つい見た目の戸愚呂弟が酒が飲めないと言うことに衝撃を受けます。酒の代わりにオレンジジュースをチョイスするという見た目とのギャップで、多くの『幽遊白書』ファンの間で名シーンとして知られています。
名言③「世話ばかり…」
世話ばかりかけちまったな……。
出典: ciatr.jp
戸愚呂の名言③「世話ばかり…」は、冥獄界行きが決まった戸愚呂弟が玄海に向かって言ったセリフです。お互いに想い合っていた戸愚呂弟と玄海は、ある一件を境にすれ違い、離別してしまっていました。戸愚呂は、霊界裁判で自身に最も重い罰を与えるよう望み、その通り冥獄界行きが決まります。冥獄界へ行く途中気に掛けていた玄海に会った戸愚呂は、これまでの謝罪と別れの意を込めてこのセリフを言っています。
名言④「せっかく立ちあがったのに…」
せっかく立ち上がったのに悪いが 地面にへばりついてる方がお似合いだ
出典: mangakawiki.com
戸愚呂の名言④「せっかく立ち上がったのに…」は、戸愚呂兄が12巻で言ったセリフです。試合中も相手を見下し、挑発することが多い戸愚呂兄の性格がよく現れている一言と言えるでしょう。しかし戸愚呂兄は、挑発して相手の怒りを底上げすることが敗因となっていることも多々あります。
名言⑤「オレはよく約束を…」
オレはよく約束をやぶる
出典: mangakawiki.com
戸愚呂の名言⑤「オレはよく約束を…」は、戸愚呂兄がバトルした相手に向かって言ったセリフです。卑怯な性格をしていることで有名な戸愚呂兄は、自分と弟には唯一違っている点があると言いながら、このセリフを言って相手を殺しています。笑いながら残酷なことをする戸愚呂兄の狂気の性格が現れており、悪びれなくこのセリフを発しています。
【幽遊白書】戸愚呂兄弟の声優
戸愚呂兄の声優は「鈴木勝美」
『幽遊白書』のテレビアニメ版で戸愚呂兄の声を演じているのは、バリトンボイスが特徴的なベテラン声優の鈴木勝美さんです。現在は、洗足学園音楽大学の講師も務めている鈴木勝美さんの詳しいプロフィールと出演作品について紹介していきます。
鈴木勝美のプロフィール
- 名前:鈴木 勝美(すずき かつみ)
- 性別:男性
- 生年月日:1956年8月5日
- 出身地:愛知県刈谷市
- 血液型:A型
- 事務所:81プロデュース
鈴木勝美さんは、元々教師を目指していましたが、大学生の頃に見た声優の本や教員を務める兄の姿を見たことがきっかけで声優を目指し、1980年代から声優活動を始めています。趣味や特技に温泉巡りやスポーツ観戦、ハーモニカを挙げており、現在では名わき役としてなくてはならないベテラン声優です。
鈴木勝美の主な出演作品
- 『超時空要塞マクロス』の柿崎速雄、ワレラ・ナンテス役
- 『フォーチュン・クエストL』のアンドラス役
- 『スレイヤーズNEXT』の魔人形役
- 『今日からマ王!』のヴァンクリーフ役
- 『ツルネ』シリーズの森岡富男/トミー先生役
戸愚呂弟の声優は「玄田哲章」
『幽遊白書』に登場する戸愚呂弟の声を演じているのは、特徴的な太いバリトンボイスで有名な声優の玄田哲章さんです。玄田さんは、1970年から舞台俳優として活躍しており、1972年に『科学忍者隊ガッチャマン』で声優デビューしています。ここでは、玄田哲章さんの詳しいプロフィールや出演作品について紹介していきます。
玄田哲章のプロフィール
- 名前:玄田 哲章(げんだ てっしょう)
- 性別:男性
- 生年月日:1948年5月20日
- 出身地:岡山県
- 血液型:AB型
- 事務所:81プロデュース
玄田哲章さんは、24歳の時に声優や舞台演出家など幅広い分野で活躍していた野沢那智さんに誘われ、声優業に携わるようになっています。玄田さんの声質から、鍛え抜かれた体格の俳優の声を演じることが多く、アニメ以外にも多くの洋画吹替も担っています。アーノルド・シュワルツェネッガー直々に永久専属声優を公認されているベテラン声優です。
玄田哲章の主な出演作品
- 『ドカベン』の岩鬼正美役
- 『宇宙戦士バルディオス』の北斗雷太役
- 『ハイスクール!奇面組』の冷越豪役
- 『シティーハンター』の海坊主役
- 『闘牌伝説アカギ ~闇に舞い降りた天才~』の安岡役
- 『戦国BASARA』の武田信玄役
【幽遊白書】戸愚呂兄弟に対する世間での評判や人気
『幽遊白書』の漫画を初めて見た読者の中には、有名な戸愚呂兄弟の登場シーンを実際に読むことができて感動している人もいました。弟の活躍や過去編を見て、妖怪になったことに納得するものの、兄についてはあまり掘り下げておらず謎が残るうえ、兄の扱いの少なさに思っていたものと違うと困惑している様子も見られました。
SNS上では『幽遊白書』を実際に読んだことのない人でも、戸愚呂兄弟の存在だけは知っているという人は非常に多くいました。CMやSNSでも芸人がパロディで戸愚呂兄弟を演じたりすることもあり、キャラクターの存在感やインパクトの強いことが伝わります。
『幽遊白書』を完結まで読んだファンの中には、「戸愚呂兄弟の最期のシーンがトラウマになっている」という人が複数見られました。妖怪であり人間とは違う独特な最期の迎え方をしており、特に兄の方は一生苦しみ続ける最期だったため、もっと違う最期を望んでいたのかもしれません。
【幽遊白書】戸愚呂兄弟はかっこいい
『幽遊白書』の戸愚呂兄弟は敵役として登場していながら、インパクトのある容姿とキャラ設定で認知度の高い存在でした。特に戸愚呂弟は、かっこいいと言われ完結後もファンの間で人気の高いキャラクターです。原作は1994年に完結していますが、2023年12月からNetflixで『幽遊白書』実写シリーズの放送がスタートする予定です。実写版の戸愚呂兄弟の活躍を見たい方は、是非チェックしてみてはいかがでしょう。
この記事のライター
しばっち
この記事へコメントしてみる
コメントは運営が確認後、承認されると掲載されます。