【ようこそ実力至上主義の教室へ】相関図まとめ！恋愛事情やキャラ同士の関係も

よう実ことようこそ実力至上主義の教室へには数多くのキャラクターが登場しており、キャラクター同士の関係性が魅力的な作品となっています。その一方で登場キャラが多く関係性が分かりづらいと感じているという人もいます。ここでは、よう実登場キャラの相関図をまとめますが、まずはよう実の作者や作品概要、あらすじについてまとめていきます。

ようこそ実力至上主義の教室へを制作した作者は衣笠彰吾先生です。PCゲーム業界に憧れを抱き就職を決意するとシナリオライターとして採用が決まり、ゲームシナリオを作りながらよう実が制作されました。よう実のイラスト担当・トモセとは深い関係にありゲーム製作会社『てぃ～ぐる』を2人で設立し活動しています。

ようこそ実力至上主義の教室へは衣笠彰吾によってKADOKAWAから出版されているライトノベル作品です。進路が約束される名門校に入学した主人公が過酷な試練を乗り越えていくサスペンス群像劇が描かれており、先の読めないストーリーや壮絶な頭脳戦などが評価されました。2023年6月時点で累計発行部数840万部を突破しており2020年1月からは『ようこそ実力至上主義の教室へ2年生編』とタイトルを変更しています。

進学・就職率100％を誇る名門校・高度育成高等学校に入学した綾小路清隆はDクラスの一員として生活することになりました。しかし、Dクラスには問題児ばかりが集められており、特別試験に必要なポイントが1ポイントも振り込まれていませんでした。成績を残せない生徒は強制退学というルールが明かされると、自分勝手なクラスメイトらが起こす問題を解決しながら卒業するまでの戦いが始まるのでした。

綾小路はようこそ実力至上主義の教室への主人公です。よう実の物語は基本的に彼を主軸に動いており、様々な試練が与えられては卓越した頭脳とクラスメイトの特徴・個性を利用して困難を乗り越えています。その中で綾小路の活躍に惹かれている登場キャラは多く、気付いた頃にはハーレムのような相関図となっていきました。ここではようこそ実力至上主義の教室への綾小路の相関図とヒロインについてまとめていきます。

軽井沢恵は本来モブキャラの立ち位置にいたヒロインでしたが、綾小路の手駒として試練を乗り越えたことをきっかけに彼を意識するようになり1年生の春には恋人関係になりました。綾小路が選んだため現時点では彼女がメインヒロインと思われますが、綾小路は彼女に好意を抱いておらず恋愛の教科書としか見ていません。綾小路の中で進展がなければ2人の恋愛関係が維持されることは難しいかもしれません。

一之瀬帆波は豪華客船の騙し合いゲームにて綾小路と関係を深め、その後思い切って綾小路に告白をしました。しかし、軽井沢と付き合っていたことで告白は断られてしまいます。2人の恋愛が進展することは叶いませんでしたが、綾小路は一之瀬に「お前が退学になることは絶対に許さない」と言い残しており少なからず意識していることが窺えます。また、2年生編8巻にて再び綾小路と関わる展開が描かれており今後ヒロインレースにどう関与するのか期待されています。

佐藤麻耶は体育祭のリレーで綾小路の走りに惚れて好意を抱くようになりました。1度は彼に告白してフラれてしまいましたが、その後まだ綾小路を諦めきれていない様子が描かれました。軽井沢と友人の関係であることから彼女から綾小路を奪うということはしないと考えられますが、もしも綾小路が軽井沢と別れた時は猛烈にアタックしヒロインレースの主軸になりそうです。

佐倉愛里はグラビアアイドルとしての活動に気付いた人間からストーカーされていた時に、綾小路によって助けられたことから彼に好意を抱くようになりました。自分のことを性的な目で見ない綾小路のことをとても気に入っていましたが、2年生編の満場一致試験にて綾小路の手によって退学させられてしまいました。佐倉が再登場する可能性はまだ捨てきれませんが、本編から退場したことでメインヒロインから外れたと言えるでしょう。

坂柳有栖は7歳の頃にホワイトルームにて綾小路と出会っており、圧倒的な成績を残した彼に心を奪われました。その日から綾小路と戦うことを渇望するようになり、ヒロインの中では断トツの執着心を持っています。度々人の温もりを教えようとする様子が描かれていますが、もしかしたら自分が恋人になることで温もりを教えるという正ヒロイン路線があるのかもしれません。

櫛田桔梗はDクラスのみんなに愛嬌を振りまくことでアイドル的存在になっていましたが、裏には腹黒い素性を隠していました。しかし、綾小路に対してその素性を晒した時、そっちの方が好感が持てると言われ動揺しました。その後、本来の自分を受け入れてくれたことや試練で助けてくれたことが積み重なり、次第に綾小路に恋心を抱くようになりました。今後の動向に期待が向けられているヒロインです。

椎名ひよりはCクラスの生徒でよう実への登場頻度が少ないですが、綾小路と出会っていきなり図書館や学食に誘うなど積極的な姿勢を見せています。ひよりが綾小路にどれほど恋愛感情を寄せているのかは不明ですが、春休みには綾小路とデートをしており、軽井沢と付き合っていることが分かった時はよそよそしい言動を見せました。軽井沢との関係を知ったこの後の行動が気になるところでしょう。

龍園翔は綾小路と思考がとても似ており読者の間でも双子説が出ているほどです。龍園は綾小路と似ていることについて「まるで初恋のような気分」と話しており、同性ながら彼を意識していることが窺えます。また、綾小路からも龍園が退学されそうになった時に「まだ消えてほしくない」と言い残していたことから、まだ明かされていない意外な真実が隠されているかもしれません。

平田洋介はDクラスをまとめるリーダー的存在で学力・身体能力どちらも優秀であることから女子生徒から人気があります。よう実本編でそのように描かれている一方で、公式の紹介文で『異性よりも綾小路が気になるらしく』と記述されていたり、綾小路のことを名前で呼び合いたいと思っていることからファンの間で『実はそっち系では？』と噂されています。なお、物語序盤は軽井沢と付き合っていたため、綾小路が好きであれば平田は両性愛者ということになります。

ようこそ実力至上主義の教室へに描かれている相関図は主人公の綾小路だけでなく、サブキャラクター同士の関係性もあります。普段の生活や特別試験の中で特定のキャラクター同士が交流し、協力したり対決したり、或いは恋愛が発展したりという進展はサブストーリーとして非常に魅力的と評されています。ここではようこそ実力至上主義の教室へにおけるその他キャラクターの恋愛相関図をまとめていきます。

一之瀬帆波は綾小路に恋心を抱いていた女子生徒でしたが、フラれてしまった後に同性の白波千尋から告白され、南雲から恋人関係を強いられることになりました。よう実に訳ありキャラや腹黒キャラが多い中で唯一の善人キャラである一之瀬ですが、それゆえに他キャラクターからの人気があり、ストーリー上苦労人の立場に置かれることが多いと言えるでしょう。具体的な関係性を下記に説明していきます。

白波とは同じBクラスに所属するクラスメイトで初登場時から親友関係として描かれていました。しかし、白波は入学して間もない頃から一之瀬に好意を寄せており、ついには女性ながら告白する決断に至りました。突然の告白に驚いた一之瀬の返事は残念なものでしたが、白波は未だ一之瀬を諦めきれていない様子を見せており一之瀬が告白した綾小路のことを目の敵にしています。

高度育成高等学校の生徒会長である南雲は一之瀬と同じBクラスの生徒でしたが、ずば抜けた能力ですぐにAクラスへ昇格しその後も独走状態を続けています。そんな彼を一之瀬は尊敬しているものの、恋愛感情までは抱いていません。ある時南雲が一之瀬を自分のものにしようと画策すると、自分にすがるしかない状況を作り出そうとしました。しかしその作戦は失敗に終わってしまい、一之瀬は間接的に南雲との交際を断るようになりました。

須藤はDクラス男子生徒の1人で素行が悪く成績も悪い落ちこぼれのキャラクターとして描かれています。怒りの沸点も低く人としての魅力に欠けている人物でしたが、体育祭での出来事をきっかけに精神的成長を遂げよう実本編での存在感を強めていくようになります。須藤の恋愛事情は体育祭をきっかけに小野寺と堀北の間で揺れ動いています。具体的な関係性をそれぞれ下記に説明していきます。

2年生編の体育祭前日に小野寺はバスケ部として活躍していた須藤に目をつけると、体育祭で男女1位を狙わないかと彼を誘いました。この時の小野寺は自分の恋愛感情に気付いていませんでしたが、後に綾小路が告げ口したことで須藤に気があったのかもしれないと意識するようになりました。しかし、須藤は後述する堀北に好意を抱くようになり小野寺の気持ちを受け止めるためにもどちらかに告白しなければと揺れ動くことになります。

テストで赤点を取った挙句暴力事件を起こしてしまった須藤でしたが、そんなどうしようもない彼を見捨てずに助けてあげたのが堀北でした。その日から堀北に好意を抱いた須藤は2年生編の修学旅行の宿泊先でついにその想いを本人に直接伝えました。堀北は須藤の好意に気付いていなかったため告白されたことに驚く様子を見せますが、最終的に「想いに答えることはできない」と返事をしました。後に須藤は堀北のことを「高嶺の花」と称し完全に諦めた様子を見せています。

ようこそ実力至上主義の教室へには主人公とヒロインの恋愛関係以外に、サブキャラクター同士の関係性も緻密に描かれているところも特徴的です。よう実の登場キャラクターの魅力を語る上で、そのキャラクターの相関図は欠かせないものとなっていることでしょう。ここではようこそ実力至上主義の教室へにおけるその他キャラクターの関係や相関図についてまとめていきます。

堀北学と橘茜はそれぞれ生徒会長と生徒会書記を務めており、普段から同じ生徒会のメンバーとして行動を共にすることが多いです。堀北は厳格な性格ゆえに友人と呼べるような人間が少ないですが、橘に関しては気兼ねなく接している唯一の存在として描かれています。2人はあくまで生徒会の付き合いで恋人などの関係ではありませんが、卒業後も連絡が取れるようにと連絡先を交換していることから堀北が橘に対して好意を寄せていることが予想できます。

堀北学と堀北鈴音は兄妹の関係に当たります。学は幼い頃から神童として扱われ生徒会長になった後も歴代の中で最高と評されていました。鈴音はそんな兄に強い憧れを抱いていましたが、自分に依存してしまうことを恐れた学は彼女を突き放すような態度を取るようになりしばらく2人の関係は希薄なものになってしまいました。その後、よう実作中で鈴音が兄への依存を断ち切ることに成功すると、その日から関係は修復し兄妹としての絆を取り戻していくようになります。

椿は2年生編から登場した新入生で、入学後は同じクラスのリーダー的存在である宇都宮と行動を共にしています。2人の関係性は明確に描かれていませんが、椿は宇都宮のことをある程度信頼している様子が描かれており、宇都宮は椿のことを退学させないよう動いていたことが明かされています。お互いに深い事情に踏み込まないよう立ち回っているようにも見えるため、恋愛関係に発展していることはなさそうですが今後の展開が気になるところでしょう。

王ことみーちゃんは中国からやってきた留学生であり同じクラスメイトの平田に恋心を抱いています。なぜみーちゃんが平田のことを好きになったのかは具体的に描かれていませんが、困っている時に平田が優しく助けてくれたことがきっかけしているそうです。平田はみーちゃんから好意を寄せられていることに気付いていますが、綾小路に対して「付き合うことはない」ときっぱり話しており、2人が恋愛関係に発展する可能性は低いかもしれません。

篠原と池は同じDクラスに所属する生徒で入学当時は犬猿の仲でした。しかし、様々な試験に挑戦したことで池は自分の無力さを痛感していき変わらなければならないという思いを篠原に洩らしました。その出来事をきっかけに春休みなどに2人で出かけるようになり、2年生編の無人島試験の後にはついに池から告白し恋人関係になりました。龍園クラスの小宮も篠原を狙っていましたが最終的に篠原が選んだのは池でした。

一之瀬クラスの渡辺は同じクラスメイトの網倉に想いを寄せていました。よう実作中で綾小路に網倉の恋愛事情について訊いてほしいと頼んだこともありましたが、実際に調べてみると網倉には中学時代からずっと想い続けていた男がおり渡辺のことを友達としてしか見ていないことが明らかにされました。しかし、綾小路は「これからの1年間で密接な関係を築くことができれば可能性はある」と話していたため今後の渡辺の行動次第で関係性が進展するかもしれません。

長谷部と三宅は綾小路グループに属するコンビでグループが結成される前から親しい関係にありました。2人の関係は友人止まりではありましたが、よう実2年生編6巻で長谷部に淡い恋心を抱いていたことに三宅が気付くと彼女強く意識するようになりました。その後、長谷部が親友だった愛里を退学させられたことに憤りを感じていることを知ると、三宅は彼女の復讐に協力することを決断しました。今後の展開次第では2人が恋人関係になる可能性は十分高いと言えるでしょう。

ようこそ実力至上主義の教室へのストーリーは過酷な試験に綾小路やDクラスの生徒たちが挑むというシンプルなものですが、登場キャラクターの相関図を知った上で本編を見返すと意外な伏線に気付けたりと初見とは違った楽しみ方をすることができるでしょう。ここではようこそ実力至上主義の教室へ本編のあらすじを紹介していきます。なお、あらすじ紹介にはエピソードの結末に関するネタバレ記述を含むため閲覧する際はご注意ください。

全国屈指の名門校・高度育成高等学校に入学した綾小路は1年Dクラスに配属されましたが、そのクラスは問題児が集められた落ちこぼれクラスでした。その学校ではクラスのレベルに応じて金銭に代わるポイントが付与される制度がありましたが、最低レベルのDクラスはポイントが与えられず入学早々退学寸前のピンチに陥ります。綾小路は成績優秀な堀北と人付き合いが上手い櫛田と協力して勉強会を開くことでクラスメイトの学力を上げ、迎えた試験で結果を残し退学を免れるのでした。

クラスメイトの須藤がバスケ部のレギュラーに選ばれたことをきっかけに、Cクラスの生徒が須藤に暴行を働き学園に訴えるという事件が発生します。嵌められたという須藤の主張を受けて、綾小路はポイントのためにも須藤に着せられた濡れ衣を晴らそうと動き出します。事件を調べる中でクラスメイトの佐倉が目撃者であることが判明すると、彼女のストーカー被害を並行で解決しつつ須藤の無実を証明してみせるのでした。

夏休み期間に高度育成高等学校の生徒は豪華客船に招待されますが、その後1週間無人島でのサバイバル生活をする試験が課せられました。与えられた300ポイントは次学期に持ち越せるというルールからDクラスはポイントを節約する方向で動くことを決めますが、不便な生活から口論が勃発してしまったりCクラスからの刺客によって不満ばかりが募ってしまいます。その中で綾小路が刺客の情報を掴むとクラスメイトを説得し事件解決に動き出すのでした。

無人島の帰路にて高度育成高等学校の生徒たちは『シンキング』という試験が課せられます。クラス混合というそれまでの試験と一風変わった内容に戸惑う中、綾小路は自身を含めた5人グループを結成します。試験に挑む中で軽井沢の過去が明かされると、綾小路は傷口に塩を塗るような行為をしながらも軽井沢を救い出してみせます。その後Aクラスを罠に嵌めることに成功した綾小路でしたが、Cクラスの龍園の策略によって最後はCクラスの勝利となりました。

2学期に突入すると生徒たちは体育祭の準備に明け暮れていました。全クラスを赤と白に分けて行われるこのイベントでDクラスはAクラスと同じチームになることが決定します。Dクラスからは運動神経抜群な須藤がリーダーになることが決まりますが、Cクラスからの妨害によってDクラスは混乱状態に陥ります。そんな時に堀北が須藤を説得し、綾小路も本番の中で意外な実力を発揮してみせます。この活躍によりDクラスは躍進するのですが、その裏で綾小路に疑心を抱く生徒もいるのでした。

これまでようこそ実力至上主義の教室へ登場キャラクターの相関図についてまとめてきましたが、実際にようこそ実力至上主義の教室へ本編を読んでいたファンは関係性の変化や相関図から生まれるエピソードに対してどのような印象を抱いているのでしょうか。ここではようこそ実力至上主義の教室へを読んだファンから投稿されているコメントを参照し、ようこそ実力至上主義の教室への評判や人気について調べていきます。

ようこそ実力至上主義の教室へを読んでいるファンの間では主人公である綾小路の恋愛事情が注目されていました。綾小路は人と積極的に交流する性格ではないため軽井沢と付き合った展開に驚いたという人が多くいました。その一方で軽井沢との恋愛を実験のように扱っている描写に彼を畏怖するような意見もありました。

ようこそ実力至上主義の教室への物語が進むごとに恋愛描写が色濃くなっていると語る意見も多く寄せられていました。綾小路以外の登場キャラクター同士の恋愛要素が描かれていることに魅力を感じているという意見もありました。

現状のようこそ実力至上主義の教室へでは綾小路に好意を寄せているヒロインが大量に現れているわけですが、今後のよう実本編にて綾小路を取り合うヒロインレースが激化するのではないかと予想している人がいました。ライトノベル作品ではハーレム展開になる作品が多いですが、よう実がハーレムかヒロインレース、どちらの展開に転ぶのか気になっている人は多くいることでしょう。

ようこそ実力至上主義の教室へに登場しているキャラクターの相関図は複雑ながらもエピソードを密接に関わっている奥深い内容でした。綾小路を巡るヒロインレースやその他登場キャラクター同士の恋愛事情がどのように展開されるのか、今後の物語に注目している読者は多くいることでしょう。もしも本記事からようこそ実力至上主義の教室へに興味を持った人はぜひ本編をチェックしてみてください。