【ワールドトリガー】奈良坂透は三輪隊のスナイパー！トリガーセットや活躍まとめ

ブラックトリガー奪取作戦にて三輪隊が登場すると、その隊員の1人として奈良坂透というイケメンも登場し、理論派で模範的な狙撃手であることやボーダー内からも高く評価されていることが明かされました。ここではワールドトリガーに登場する奈良坂透のプロフィールをまとめ、ワールドトリガーの作品概要とあらすじについておさらいしていきます。

ポジションはスナイパーでNo.2の肩書きを持つ実力者です。戦闘訓練では頻繁に満点を叩きだしており、実戦ではただ敵を倒すだけでなく牽制するための狙撃を行ったりと頭脳派な活躍を見せることが多いです。

とてもクールで冷静な性格をしており、大抵のトラブルではまず動揺することがありません。戦闘では相手の揺さぶりを見抜けるほどの観察眼も持っており、実戦であっても取り乱す様子を微塵も見せません。また、文科系イケメンと公式で言われておりモテるキャラとして描かれています。

三輪隊は三輪秀次がリーダーを務めるボーダー本部所属のA級7位部隊です。近距離の2人が位置取りで敵を翻弄し浮いたところを遠距離の2人が狙い撃つ基本戦術を得意としており、それ以外にも多彩な戦術と練度の高いチームワークで奇襲や捕縛にも長けている万能なチームです。

ワールドトリガーは葦原大介によってジャンプスクエアに連載されている漫画作品です。異世界からの侵略者・ネイバーとそれに対抗する組織・ボーダーの戦いを描いたSFアクション漫画で、近未来的世界観と連携を意識したバトル描写が話題を呼びました。2013年～2022年にかけて単行本22巻まで刊行されており、アニメ化や舞台化といったメディアミックスも盛んに展開されています。

三門市に突如異世界の門が開いてネイバーが侵略を始めると、そこにボーダーを名乗る謎の一団が登場し防衛体制を敷いて街を守り抜きました。その大戦から4年半の月日が経つと、門は開いたままでも人々の記憶からネイバーの脅威は薄れていました。そんな時に異世界から三門市にやってきた空閑遊真はボーダーに在籍する三雲修と知り合い、更に迅悠一と雨取千佳を加えた4人で部隊を組むことになると、それぞれの目的を果たすためにボーダーでの共同生活が始まるのでした。

トップのランクについているボーダー隊員はそれぞれ得意としている能力に応じてトリガーセットを独自にカスタマイズしており、トリガーを巧みに利用した戦闘描写が読者からの好評を呼んでいます。奈良坂の場合は理論派な戦いを通すためバランスのいいトリガーが揃っています。ここではワールドトリガーにおける奈良坂透のトリガーセットや強さについてまとめていきます。

スナイパーとしての実力はボーダー内でも随一で、射程や技術は12点と高く射撃訓練でも毎回1位になっているほどです。中でも精密射撃を得意としており、ハイレインのサカナの群れに包まれた本体に命中させたり、1km先の的にも的確に命中させられたりと実戦でその強さを発揮しています。一方でスナイパーの基本を徹底しているせいか、特殊戦術は苦手でアドリブ能力に欠けています。

No.2と言われている奈良坂ですが、No.1である当真は彼とは真逆の感覚派です。射撃訓練はサボったりふざけてやるため点数が低いものの、実戦では天才的な戦闘センスを発揮するため常にトップの成績を残し続けています。また、当真は必ず当たる瞬間のみを狙って撃つことを信条としており奈良坂のように牽制の狙撃を撃つようなことはしません。

ワールドトリガーでは主人公以外の活躍や戦闘描写が多く描かれている作品で、奈良坂は三輪隊のメンバーと共に任務をこなしている様子やスナイパーとしての活躍などが描かれています。ここではワールドトリガーにおける奈良坂透の活躍や名言について、実際に本編に描かれている内容を紹介しながらまとめていきます。

奈良坂が作中初めて登場したのは単行本2巻のブラックトリガー奪還作戦で、最初は主人公の1人である空閑を襲撃する任務のために動いていました。その後はアフトクラトル大規模侵攻、スナイパー合同訓練、遠征選抜試験に登場しています。

空閑が玄界にやってきたばかりの頃、ネイバーに恨みを持っていた三輪はトリオン兵を倒した空閑がネイバーであることを突き止め、城戸の命令を受けて三輪隊メンバーで彼を倒すことになります。その任務で奈良坂は離れた建物からアタッカー2人を援護する活躍をし、空閑の腕を狙撃することに成功しました。しかし、迅が参戦したことによって三輪隊は最終的に空閑に敗北します。

空閑への襲撃が失敗したことを受けて、城戸は太刀川や出水、風間隊を揃えて再び空閑のブラックトリガー奪取を命令しました。後から嵐山隊が駆けつけたことによってA級部隊VS嵐山隊と迅の構図に発展します。奈良坂は太刀川と風間隊と共に迅と交戦しますが、迅のサイドエフェクト・未来視によって狙撃は回避されてしまい目立った活躍を残せませんでした。

敵対勢力であるアフトクラトルがボーダーに攻めてきた時、三輪隊はバラバラに行動することになり奈良坂は終盤に登場しました。敵のハイレインが使用する卵の冠（アレクトール）はトリオンを生き物の形に変えて自由に操作できる能力があり、アタッカーたちはそのトリガーに翻弄されてしまいます。そんな中、奈良坂を始めとするスナイパー組は浮遊しているトリオンの間を縫って弾を当てるという神業をやってのけ、ハイレインを足止めすることに成功しました。

スナイパー合同訓練が始まると、そこで奈良坂が常に1位の成績を残していることが明かされ高度な精密射撃手として存在感を放ちました。他のスナイパーとは射程と技術能力が飛び抜けて高い奈良坂ですが、一方でNo.1と言われている当真が訓練で遊んでいるのを見た時は「点数だけじゃ実力は測れない」と冷静に言い放っておりクールでイケメンな風格を漂わせました。

遠征選抜試験はA級隊員とB級中位以上の隊員をランダムに組み合わせて行う閉鎖環境試験です。その年は雨取のトリオンを借りることによって人員増加が可能になったことからB級隊員を増員することができ、試験のメンバーに選ばれていないA級隊員は試験を受けるB級隊員の審査員として配属されることになりました。奈良坂は審査員の1人に選ばれており、詳しい描写は描かれていませんがB級隊員の能力を審査したとされています。

奈良坂は作中でかっこいい名言を幾つか残しています。彼の名言からはクールでイケメンな人柄が窺えたり、スナイパーとしての実力が垣間見ることができます。ここではファンの間でも特に人気がある名言を2つ、描かれたシーンの説明を交えながら紹介していきます。

アフトクラトル大規模侵攻の時、敵兵の隊長であるハイレインはブラックトリガーを利用することで自身の周囲に魚の群れを生み出し、それを盾代わりにしてスナイパーからの攻撃を防ごうとしました。それに対して奈良坂は上記のように言い切って見事に群れの隙間を見切ってハイレインに弾を当てました。精密射撃に長けている奈良坂だからこそ可能にした名場面です。

スナイパー合同訓練にてスナイパー訓練の点数が毎回トップであることが明かされた奈良坂ですが、実力ランクにおいては当真より劣っており、その上当真は訓練を真面目にやらず的に顔を描いたりして遊んでいました。その様子に奈良坂は怒るような態度を見せず上記のセリフを冷静に口にし自らの見解を述べました。普段は理論派であっても柔軟な考え方ができる一面を見せつけました。

ここからはワールドトリガーにおける奈良坂透と他キャラの関係についてまとめていきます。奈良坂の人間関係は三輪隊のメンバーを始め、任務で一緒になった他部隊の隊員や同じスナイパーのポジションにいるキャラを中心に築かれています。

三輪秀次は三輪隊の隊長でありポジションはオールラウンダーです。三輪は過去にネイバーによって最愛の姉を失っていたことから、ネイバーである空閑を一方的に憎みブラックトリガー争奪編のきっかけを生み出しました。大規模侵攻編では奈良坂たちスナイパー組と連携してハイレインと戦っており、ハイレインの足止めを成功させたことから特級戦功を挙げました。

米屋陽介は三輪隊のアタッカーです。米屋は奈良坂と同い年で槍の名手として知られています。クールな奈良坂と違って明るく戦闘好きな性格をしており、持ち前の戦闘センスと培ってきた経験を活かした戦い方を得意としています。奈良坂とは対照的な人物ながら実勢での連携力は抜群です。

古寺章平は三輪隊のスナイパーで奈良坂の後輩に当たります。奈良坂から技術指導、オペレーターの月見から戦術指南を受けているため、古寺のスナイパーは奈良坂の理論派な部分を受け継いだような戦法を取っており、多彩な戦術も持ち合わせているため将来に期待されています。

月見蓮は三輪隊のオペレーターです。三輪は東春秋から戦術を習った正統後継者で、A級にも何人か弟子を抱えているほどの実力を持っています。実戦ではアタッカー組とスナイパー組に分けた戦術を取っており、アタッカーを的確に動かすことでスナイパーの狙撃が成功するよう導いています。

志岐小夜子は那須隊のオペレーターです。奈良坂と直接関わったことはないものの、読者の間で奈良坂に好意を抱いているのではないかと考えられています。日浦を送別するシーンにて、師匠である奈良坂が見送りに来なかったのは志岐に遠慮したからとメンバーが話したことで交友関係を疑われましたが、志岐が奈良坂を意識していたのではなく、単に異性が苦手でそうなったという考えも出ているため明確には分かりません。

那須玲（なすれい）はB級の那須隊隊長であり、奈良坂の従姉妹に当たります。2人の雰囲気はどことなく似ており、イケメンな奈良坂に対して那須も隠れファンを多く抱えた美少女とされています。那須のポジションはシューターで撃つ度に軌道を予測できる高い能力を持っています。

日浦茜は那須隊のスナイパーで奈良坂の弟子に当たります。日浦は天真爛漫で人懐っこい性格をしており、無類の猫好きとしても知られています。スナイパー合同訓練編では奈良坂と会話するシーンが描かれており、またガロプラ戦で日浦が出陣した時は奈良坂がシールドを展開して彼女を庇うシーンも描かれました。

ここからはアニメ版ワールドトリガーにて奈良坂透を演じている声優についてまとめていきます。長く続いているアニメ版ワールドトリガーにて、奈良坂や三輪隊は早々に登場しており声優の演技によってより奈良坂のイケメンっぷりが引き立ちファンを魅了しました。

奈良坂透を演じた声優は織田優成（おだゆうせい）さんです。CMのナレーションに憧れたことをきっかけに声優デビューを志した風変りな人物で、現在はバラエティ番組やニュース番組のナレーションを務めることで夢を叶えており、アニメ声優としても多くの作品に出演し、更には俳優や雑誌編集などでも活動しています。

奈良坂透の強さや活躍シーンなどについてまとめてきましたが、ワールドトリガーファンの間で奈良坂の印象はどのように受け取られているのでしょうか。ここではワールドトリガーファンが思う奈良坂透やイケメンな活躍に対する意見を、実際にSNS上に寄せられているコメントを参照しながらまとめていきます。

奈良坂のことを気に入っているファンは多く、イケメンな見た目やクールな人柄、スナイパーとして強いところが好まれていました。人によっては初登場時から好きになったと語る人もおり、雰囲気や言動から人を魅了していたそうです。

奈良坂の活躍シーンはどれもイケメンでかっこいいと評判になっていました。ハイレインの魚の群れを名言と共に狙撃したところや、ガロプラ戦にて奈良坂が日浦をシールドで庇った瞬間など、奈良坂の活躍は他のキャラに比べてイケメンで印象的なシーンが多いでしょう。

単行本のカバー裏には作者のコメントが記されていますが、2巻には奈良坂が圧倒的なたけのこ派と書かれておりファンの間でその内容が浸透しているようです。同じたけのこ派のファンにとっては嬉しいことのようで称賛されていますが、一方の派閥のファンからは少し残念に思われています。

ワールドトリガーに登場する奈良坂透は三輪隊のイケメンスナイパーであり、理論派で精密な射撃を得意とする凄腕の実力者でした。ハイレインとの戦いや訓練の成績1位というところが印象深いと思っているファンはとても多いことでしょう。遠征選抜試験ではあまり目立つ活躍をしていませんが、今後のワールドトリガーにて更なる活躍をしてくれることに期待しておきましょう。