【東京リベンジャーズ】千咒の死亡は回避できた?タケミチのビジョンとは?
『東京リベンジャーズ』に出てくる不良集団「梵」の首領・瓦城千咒は、小柄ながらケンカも強く「無比の千咒」と呼ばれています。ところが、千咒には死亡フラグが立っていました。千咒は本当に死亡してしまったのでしょうか。本記事では、千咒の死亡フラグの真相を探ります。
千咒とは?
瓦城千咒(かわらぎせんじゅ)は、『東京リベンジャーズ』に出てくる「梵(ブラフマン)」の首領です。梵とは、東京卍會の解散後、2008年当時の東京を3つに分けた不良集団の1つで、他の「関東卍會」・「六波羅単代」と勢力を争っています。千咒は梵の首領を務めているだけあって、相当な実力の持ち主です。そこで、千咒のプロフィールから見ていきます。
瓦城千咒のプロフィール
- 本名:明司千壽(あかしせんじゅ)
- 生年月日:1991年9月10日
- 身長:154cm
- 体重:48kg
- 血液型:A型
瓦城千咒は、身長が154cmで、組織の首領としてはかなり小柄です。というのも、千咒は女性で、しかも高校生です。したがって、千咒には、梵の首領と女子高生の顔の2つがあります。また、明司という姓からも分かるように、明司武臣の妹です。
瓦城千咒のケンカの強さ
瓦城千咒は、小柄のため、軽い身のこなしを得意としています。梵が主催する地下格闘技のB-1では、ナンバーワンの実力を持っています。その強さが生かされたのが、2mを超える六波羅単代の総代・寺野サウスとの戦いです。身長差をものともせず蹴りをいれるなど、ケンカの強さを見せつけました。
瓦城千咒の性格
瓦城千咒の性格を一言で表すと「まっすぐ」なことです。ある時、梵の上客である中年男性が助けを求めてきました。助けることにはしましたが、千咒は「一般人が売春斡旋なんかに手を出すから足下をすくわれる」とすごんでいました。後で武臣は苦言を呈しましたが、千咒は「きれいごとだけでやっていけないことは分かっている」と言いつつ「梵が汚れるのはむかつく」と続けています。千咒の性格がまっすぐなことがよく分かるエピソードです。
東京リベンジャーズの概要
大人気漫画『東京リベンジャーズ』は、漫画家・和久井健が2017年13号から2022年51号まで、「週刊少年マガジン」(講談社)誌上で連載した作品です。第44回講談社漫画賞少年部門受賞作の本作は、ヤンキーが主人公ですが、SFやアクションの要素も併せ持つ、魅力あふれる作品となっています。漫画以外に、テレビアニメや実写映画、舞台も発表されており、単行本も2023年1月時点で発行部数が7000万部を超えるヒット作品となりました。
東京リベンジャーズのあらすじ
2017年に26歳だった花垣武道(タケミチ)は、フリーターをして生計を立てていました。ある日、中学時代の彼女だった橘日向が、弟の直人と共に東京卍會(とうきょうまんじかい)の抗争に巻き込まれ、死亡したというニュースを耳にします。その翌日、タケミチも何者かに電車のホームから突き落とされました。死を覚悟した瞬間、タケミチは12年前の2005年にタイムリープします。そこで、偶然直人に遭遇し、12年後の運命を伝えました。すると、タケミチは2017年に帰還し、生存していた直人に命を救われていたのです。
千咒の死亡フラグは回避できた?ビジョンを考察
瓦城千咒は、女子高生でありながら梵の首領というギャップが魅力のキャラです。「無比の瓦城千咒」と言われるほどケンカも強い千咒でしたが、死亡フラグが立っていました。なぜ、死亡フラグが立ったのでしょうか。ここでは、千咒の死亡フラグの真相を探ります。
千咒の死亡フラグが出た理由はタケミチのビジョン?
瓦城千咒に死亡フラグが出た理由は、タケミチの見た未来のビジョンが原因です。タケミチは、梵に加わるとすぐ、千咒から買い物の荷物持ちを言い渡されます。買い物が一通り終わった後で、一緒にアイスバーを食べました。食べ終わって千咒のバーを受け取った時、突然タケミチの脳裏に見たことのない映像が浮かびます。それは、雨の中で千咒が「約束、守ったぞ」と言いながら倒れており、その傍らでタケミチが号泣しているというものでした。
後日、梵の七夕集会の後で、千咒はタケミチを遊園地デートに誘います。乗り物を楽しんだ後、七夕なので願い事の短冊を書くことになりました。千咒は「花垣を守る」と書き、よろしくとタケミチが握手した瞬間、再び千咒が死亡する未来のビジョンがタケミチの脳裏に浮かびます。しかも、今回は場所もはっきり見えましたが、それは今いる遊園地でした。雨も降り始め、千咒が死亡する未来のビジョンは、今日これからの出来事であるとタケミチは確信します。
千咒の死亡フラグを回避することに成功
遊園地のレストランで千咒とタケミチは雨宿りをしていました。タケミチは先ほど見た未来のビジョンに心を奪われていて、千咒がトイレに行くと言った時も生返事をしていました。誰に襲われて千咒が死亡するのか考え込んでいましたが、ふと我に返ると目の前に千咒の姿がありません。ようやく千咒がトイレに行ったことを思い出すと、目を離したことを後悔して、千咒を探しに行きます。そこに現れたのが銃を手にした六波羅単代の下っ端でした。
下っ端に「オマエが花垣だな」と呼びかけられ、狙われているのは千咒ではなく自分だということに気付きました。そして「花垣を守る」という約束を果たして千咒が死亡することに思い至ります。そこに、千咒がダッシュをしてきました。タケミチは「来ちゃダメだ」と叫びながら千咒に突っ込み、2人は重なり合うようにして倒れ込みます。そのため、下っ端の撃った銃弾は当たらず、千咒の死亡フラグは回避することに成功しました。
千咒の代わりにドラケンが死亡?
しかし、ここで危機を回避できたわけではなく、相手は銃を持ったままです。外したことに気付いた下っ端は、さらに3発撃ちました。しかし、タケミチに命中することはなく、代わりに銃が地面に転がる音がします。そして、かたわらにはドラケンが立っていました。ドラケンがタケミチに「大丈夫か」と声をかけると、下っ端達はあわてて逃走しました。ドラケンが来てくれたことで未来が変わったことを喜ぶタケミチは、心から感謝したのです。
銃声が鳴り響いたことで、あたりは騒ぎになっていました。千咒は、自分たちも逃げようと促しますが、ドラケンはその場を動くことができず、倒れ込んでしまいました。下っ端の撃った銃弾が、3発ともドラケンに命中していたのです。タケミチは「大丈夫」と励ましますが、ドラケンは死期を悟り、タケミチに「マイキーを頼む」と遺言を残します。そして、搬送中の救急車の中で死亡してしまいました。
千咒は最終回で死亡せず生存した?
タケミチは、瓦城千咒が死亡するという未来のビジョンを見ました。しかし、千咒はタケミチやドラケンの活躍で、死亡フラグを回避することに成功します。ところで、千咒はその後も生存しているのでしょうか。実は、また死亡したのではないかと言われたことがありました。そこで、死亡フラグ回避後の千咒の活躍を見ていきます。
千咒の三天戦争での活躍
ドラケンが死亡したことで、明司武臣は六波羅単代に報復することを決めます。梵と六波羅単代がにらみ合う現場に、関東卍會も姿を現しました。こうして、三天がすべて揃い、意図せずして三天戦争が勃発しました。三天戦争も終盤に近づくと、千咒は六波羅単代の総代・寺島サウスと対峙します。武臣は千咒が勝てないと考え、止めるよう忠告しますが、千咒はそれをスルーします。千咒はこれまで力をセーブしていましたが、サウスを前に力を解放し、目からオーラを放ちました。
そして、サウスに蹴りを決めて、「梵の首領は瓦城千咒だ」と宣言します。千咒とサウスの戦いは続きますが、千咒はサウスに殴り飛ばされてしまいました。そこに関東卍會のマイキーが姿を見せます。千咒は、サウスとのタイマンを主張しましたが、マイキーにすごまれ、戦意を喪失してしまいました。
千咒は東卍伍番隊副隊長の座につく
瓦城千咒は、三天戦争でタケミチを助けるため梵の解散を宣言しました。その後、敗北後のショックからふさぎ込んでいましたが、タケミチが立ち上げた二代目東京卍會の伍番隊隊長の座につきます。そして、二代目東京卍會は関東卍會に戦いを挑みました。千咒は、序盤は快進撃を見せましたが、次兄の三途春千夜と戦いで敗北してしまいます。
この戦いから10年後、梵天という犯罪組織が存在することになります。構成員リストを見ると、関東卍會や六波羅単代の主要メンバーはほとんど載っていましたが、千咒とサウスの名前だけがありませんでした。このことから、千咒は死亡したのではないかと言われていましたが、千咒は生存しています。「新たな世界線」でタケミチとマイキーが創った東京卍會で、千咒は伍番隊副隊長の座につきました。
千咒は最終回の未来でどうなった?
11年後の2017年7月3日に、タケミチとヒナの結婚式が行われました。多くのメンバーの祝福を受ける中、三途春千夜と瓦城千咒の兄妹も姿を見せました。この2人は、美人兄妹ユーチューバーとして活躍中です。
千咒とタケミチや兄との関係
ここまで、瓦城千咒に立っていた死亡フラグの真相を解説しました。瓦城千咒は、フラグを回避し生存しています。しかし、死亡フラグは人間関係が影響していました。そこで、千咒の人間関係について考察します。
千咒とタケミチの関係性
兄を除けば、瓦城千咒に大きく関わっているのが、タケミチです。タケミチとの出会いが千咒を大きく変えました。タケミチは単に梵の構成員というだけの付き合いではありませんでした。プライベートでも大きく関わることになります。
関係①デートをする仲
瓦城千咒はタケミチを梵にスカウトし、買い物の荷物持ちに指名します。翌日、待ち合わせ場所に現れたのは女子高生でした。千咒が女の子であることを知らなかったタケミチはとても驚きましたが、その後は楽しくお買い物デートを楽しみます。また、梵の七夕集会の後でも、千咒はタケミチを遊園地デートに誘い、楽しそうにしている千咒の姿がありました。
関係②二人の約束
遊園地デートをした日は七夕ということもあって、2人は短冊に願いを書きます。タケミチは「マイキー君をぶっ飛ばす」と書き、千咒は「花垣を守る」という約束をしました。そして、タケミチに友だちと思ってもいいかと尋ねます。梵には同年代のメンバーがいないため、千咒にはタケミチの存在が嬉しかったのではないかと考えられています。
千咒と兄との関係性
瓦城千咒には、明司武臣と三途春千夜という2人の兄がおり『東京リベンジャーズ』の重要人物です。本人は「謎の三兄妹」と言っていますが、兄とはどのような関係なのでしょうか。ここでは、兄との関係を考察します。
関係①明司武臣
武臣は、明司家の長男です。明司家は父子家庭で、祖母の家で育てられていたので、弟や妹にとっては武臣が父親代わりでした。その後、武臣は初代黒龍の副総長を務め、梵でもナンバー2の地位にいます。千咒と武臣との関係は良好です。そもそも、梵の首領に千咒がついているのも、武臣が推薦したからでした。また、タケミチが梵に加わり、千咒から荷物持ちに指名した時は、「これから大変だぞー」と楽しそうにタケミチに話しかけましたが、これも妹思いから出た言葉です。
関係②三途春千夜
次兄の春千夜との関係は、良好ではありません。三天時代、春千夜は関東卍會に所属していますが、武臣が妹の千咒を梵の首領にしたことに納得がいかず、兄弟のきずなを絶ったからでした。しかし、千咒が「瓦城千咒」という源氏名は春千夜と一緒に考えたと語っていることから、千咒は春千夜のことをあまり悪く思っていません。むしろ、自分が春千夜を今の状況にしてしまったと負い目を感じている節があります。
千咒に対する世間での評判や人気
『東京リベンジャーズ』に登場する瓦城千咒には死亡フラグが立ちましたが、死亡することなく生存していました。『東京リベンジャーズ』の読者は、瓦城千咒の死亡フラグをどう受け止めていたのでしょうか。ここでは、SNSの投稿から読者の意見を探ります。
瓦城千咒は、謎の梵の首領として登場してから、怒濤の展開で女子高生であることが判明しました。タケミチとの買い物デートでは、かわいい魅力で読者の心を一気につかみましたが、突然の死亡フラグにとまどいの声が多く見られました。
瓦城千咒に死亡フラグが立った後、回避してほしいという投稿が一気に増えました。これは、ドラケンが助けに来てくれて、回避できるのではないかという希望が見えた時の投稿です。まだ、ドラケンが事実上の身代わりになったことが分かる前の投稿で、ドラケンに対する信頼感があります。
ドラケンの登場で、ひとまず千咒の死亡フラグは回避されました。しかし、千咒が美少女であることから、今後も死亡フラグが立たないか心配しています。実際、その後も死亡説が流れたこともありました。最終回で千咒が無事に生存し、登場していることを祈るこの投稿は叶えられました。
千咒の死亡フラグは回避できた
『東京リベンジャーズ』に登場する瓦城千咒には、死亡フラグが立ちました。それは、タケミチの脳裏に浮かんだ未来のビジョンでした。しかし、死亡するという未来は回避することに成功し、生存することができました。そして、「新たな世界線」では、千咒は兄の三途春千夜と共に人気のユーチューバーとして活躍しています。
この記事のライター
makkun402
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