【東京リベンジャーズ】佐野真一郎はマイキーの兄でタイムリーパー?人物像紹介
『東京リベンジャーズ』に登場する佐野真一郎はタイムリーパーであったのかを考察します。佐野真一郎がタイムリーパーになった経緯や目的を解説し、人物像や死亡理由を紹介します。更にアニメ『東京リベンジャーズ』で佐野真一郎の声を担当した声優情報もまとめています。
目次
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎はマイキーの兄
連載漫画が完結しても衰え知らずの人気を誇る『東京リベンジャーズ』で、最重要人物といえる存在が「佐野真一郎」という男です。マイキーの兄である佐野真一郎は物語の終盤で俄然注目を浴びる存在となりました。『東京リベンジャーズ』の鍵を握る男、佐野真一郎とはどんな人物だったのか、作中から読み取れる情報を駆使し彼を紹介していきましょう。
佐野真一郎のプロフィール
- 名前:佐野真一郎
- 生年月日:1980年8月1日
- 身長/体重:182㎝/69㎏
- 血液型:O型
- 星座:獅子座
- 好きなもの:コーラ
- 嫌いなもの:努力
- イメージカラー:金色
東京リベンジャーズの概要
週刊少年マガジン2017年13号から2022年51号にかけて連載された『東京リベンジャーズ』は、2005年から漫画家として活躍する和久井健の作品です。『東京リベンジャーズ』はいわゆるヤンキー漫画ですが、タイムリープというSF要素を取り入れたことにより、サスペンスや謎解きといった複数ジャンルのテイストも含んだ面白さを生み出しました。単行本は累計7000万部を超える大ヒット作となり、テレビアニメ・実写映画・舞台・ミュージカル作品として展開されています。
東京リベンジャーズのあらすじ
「花垣武道(タケミチ)」は冴えない26歳のフリーターです。ある日のニュースで中学時代の彼女「橘日向」とその弟「直人」が、犯罪集団"東京卍會"の抗争に巻き込まれ死亡したことを知りました。その翌日に電車待ちしていたタケミチは何者かにホームへ落とされ、確実に死ぬと思えた瞬間、12年前の中学時代へとタイムリープします。タイムリープの力を得たタケミチは日向を死の運命から救うため、東京卍會での成り上がりを目指し再び過去へと遡りました。
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎はタイムリーパー?目的も考察
『東京リベンジャーズ』での最大のポイントともいえるのがタイムリープであり、その鍵を握るのが「佐野真一郎」という存在でした。はたして、彼こそがタイムリーパーだったのでしょうか。ここでは物語の終盤でその真実が語られることとなった佐野真一郎とその役割について、考察していきましょう。原作漫画で明らかになった事実は『東京リベンジャーズ』ファンに衝撃をもたらしました。
佐野真一郎はタイムリーパー?
佐野真一郎がタイムリーパーであることが判明し、読者が驚愕させたのが『東京リベンジャーズ』第268話において、タケミチとやり合うマイキーの告白によるものでした。これは最新の世界線で、二代目東京卍會と関東卍會の最終決戦時でのことです。兄・佐野真一郎がタイムリーパーであることをマイキーが知ったのは、三天戦争の後に初代黒龍の特攻隊隊長「ワカ」から教えてもらったとのことでした。
佐野真一郎が未来を変えようとした目的
佐野真一郎が未来を変えようとした目的は、弟・万次郎(マイキー)の死を回避させたかったからです。第一の世界線では、マイキーは不慮の事故で植物人間となり、その4年後に死亡していました。真一郎は弟の死や家族の離散という現実を変えることができる手段として、偶然知った情報「時を戻せると言っていたホームレス」を元に、タイムリープの道を求めることにしたのです。
佐野真一郎がタイムリーパーになった経緯
弟(マイキー)が遊んでいた時の事故で植物状態になってから、佐野真一郎はどれだけ時を戻したいと思ったことでしょう。本来なら実現不可能な望みですが、佐野真一郎は結果的に弟を助けるためにタイムリーパーになりました。その経緯はどういったものだったのでしょうか。ここからは作中での佐野真一郎の動向を追って、今一度整理してみることにしてみます。
経緯①ホームレスを殺害する
マイキーが植物状態になって4年、介護も虚しく死亡した後のことです。ワカの誘いでワカの店へ行った佐野真一郎は"オレは時を戻せる"と言っていたホームレスの話を耳にしました。真一郎はその話をしていた人間を脅し、ホームレスの元へ案内させます。ホームレスとの対面に成功した真一郎は、時を遡るタイムリープの入手方法を知り、その1つである"力を持つものを殺して奪い取る"ことを選択します。弟を助けることに耳を貸そうともしないホームレスを鉄パイプで殺害してしまうのでした。
経緯②自ら命を絶つ
ホームレスを殺害するという罪を背負いながらもタイムリープの力を得たはずの佐野真一郎でしたが、過去に遡ることができません。人を殺したことだけがのしかかる現実に絶望した真一郎は、マイキーの事故の日に雨で増水した川へと自らの身を投げます。死を覚悟した真一郎ですが、その直後に眼前で生きているマイキーを確認します。真一郎がタイムリープの成功を実感できた瞬間となりました。
佐野真一郎にホームレスの言い残した呪い
佐野真一郎がタイムリープの能力を奪う際、ホームレスは「呪われろ」とまさに呪いの言葉を何度も呟いてから息絶えます。この呪いは"黒い衝動"という形でマイキーの中に芽生えてしまったようです。また、真一郎もホームレス同様に凶器で殴り殺される最期を遂げてしまいます。ホームレス自身も前の能力の持ち主を殺して能力を奪ったようなので、その副作用としての呪いを知っていたのでしょう。能力を強奪すると相応のリスクを負うようです。
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎の人物像や死亡の理由
『東京リベンジャーズ』で佐野真一郎が最重要人物とされる理由が"タイムリーパー"だったからだとわかりました。そんな佐野真一郎とはどんな人物だったのか、ここからは彼の人物像と、物語の始まる前から死亡していたその理由をひも解いていきましょう。
佐野真一郎は初代黒龍総長
佐野真一郎が初代黒龍総長であることは、十代目黒龍総長だった柴大寿によって明かされました。真一郎が創設し率いた初代黒龍は、東京中の不良をまとめ上げ、不良界の伝説になるほどのチームです。真一郎のカリスマ性は伝説のチームの総長に相応しいもので、今なお尊敬・敬愛される存在となっています。
佐野真一郎の性格
第一に挙げられるのが無鉄砲なことでしょう。自分よりはるかに強い相手にも臆することなく喧嘩に挑んでしまうほどです。むしろ喧嘩は自分より強いヤツとしかしないので最弱王とも言われてしまいます。またひたすらに優しかったともいわれる性格でもあったようで、まさに弱きを助け強きを挫く正義のヒーローとでもいうべき男だったといえます。
佐野真一郎とタケミチは似ている?
佐野真一郎とタケミチが似ていることは、真一郎の弟であるマイキーが第5話の時点でタケミチに話しています。マイキーがそう思う点として、無鉄砲な点をあげていましたが、タケミチほどダサくはないと笑ってもいました。自分より明らかに強い相手に怯まず立つ向かうところや自分の信念を曲げない、決して諦めないなど、真一郎とタケミチが似ているところは多数あるようです。
佐野真一郎に彼女はいた?
佐野真一郎の外見は、長身痩躯のイケメンです。しかもひたすら優しく高いカリスマ性も持ち合わせている人物です。しかし作中では彼女がいたという描写はありません。それどころか「告白20連敗」という武勇伝を持ち、マイキーからは「女のケツばっか追いかけてる」と言われ、喧嘩だけでなく恋も最弱王とされています。信一郎のモテなさは『東京リベンジャーズ』最大の謎ではないでしょうか。
佐野真一郎の死亡理由
佐野真一郎が23歳と若くして死亡したのは、バイクを盗みに侵入した羽宮一虎に頭部をチェーンカッターで殴られたことによります。一虎は場地と共にマイキーへの誕生日プレゼントとしてバイクを盗むつもりでした。盗みに入ったバイク店がマイキーの兄・真一郎の店だったわけです。タイムリープ能力を奪ったホームレスと同様、撲殺された真一郎でしたが、これも呪いだったのでしょうか。
佐野真一郎とマイキーの関係
すでに何度か触れてきていますが、佐野真一郎とマイキーの関係は実の兄弟です。年齢的には10歳ほど離れています。身長や喧嘩の強さなどに大きな差があるものの、面影や高いカリスマ性などはよく似た兄弟だったといえます。また兄弟仲は年齢差がある分、良好だったといえるでしょう。どちらかといえばマイキーにとっての真一郎は兄よりも親に近い存在だったのかもしれません。
佐野真一郎とエマの関係
エマは真一郎やマイキーとは異母兄弟にあたり、4歳の時に佐野家へと引き取られています。当初は兄ができたことよりも、母に捨てられたことのショックが大きかったので、エマは孤独に塞ぎ込んでいました。しかし真一郎とマイキーの優しさに触れ、次第に打ち解けていきます。真一郎のことを「真兄」と呼び、彼から色々と教わるようになっていく過程で、マイキーと同じく真一郎を親のように感じていったのでしょう。
佐野真一郎とイザナの関係
イザナは当初、エマと兄妹として育てられましたが、エマが佐野家に引き取れる1年ほど前に施設へと預けられています。施設で過ごすうち、兄が欲しいと思っていたイザナの前に"お前の兄だ"と名乗ったのが佐野真一郎でした。その後は真一郎からバイクや喧嘩を始め色々と教わったイザナでしたが、本当の弟であるマイキーの存在やエマが他人だったことを知ります。真一郎を兄と慕いつつも自分が実の兄弟ではないことがイザナを歪めていく元凶となりました。
佐野真一郎とイヌピーの関係
イヌピーこと乾青宗は、初代黒龍総総長の佐野真一郎に憧れていた少年でした。真一郎が総長を引退しバイクショップを経営するようになってからは、彼を慕う不良連中に混じりながら真一郎を尊敬の眼差しで見上げていました。やがて真一郎がいた頃の黒龍への回帰を目指すようになります。イザナによって悪に染まる黒龍で自らも悪に染まりましたが、タケミチと出会い彼を支えることになります。タケミチに真一郎の面影を感じるほどに慎一郎に心酔していました。
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎の声優
『東京リベンジャーズ』はテレビアニメ版が放映され、現在までに第3期「天竺編」が放送されています。物語の始めから佐野真一郎はすでに死亡している人物となっていますが、アニメ版では第16話の過去回想シーンで登場します。『東京リベンジャーズ』の最重要人物でもある佐野真一郎を演じる声優は誰なのか、ここでは今後も真一郎として活躍する声優にスポットを当てていきましょう。
佐野真一郎の声優は「松風雅也」
佐野真一郎の声優は1997年から役者デビューし、それ以降は声優としても活躍している「松風雅也」でした。芸能活動をする前は塗装工を務めていたという異色の人物です。塗装工をしていただけあって手先が器用で、仲の良い"よゐこ"の有野晋哉の家具は、ほとんどが彼の特製のものだそうです。
松風雅也のプロフィール
- 名前:松風雅也(まつかぜまさや/本名:渡邊政也)
- 出身:福島県
- 生年月日:1976年9月9日
- 身長:177㎝
- 血液型:O型
- 職業:声優/ラジオパーソナリティ/DJ/俳優/タレント
- デビュー年:1997年(俳優活動)/1999年(声優活動)
松風雅也の主な出演作品
- KAIKANフレーズ(大河内咲也役)
- ポケットモンスター(マツバ役)
- 桜蘭高校ホスト部(鳳鏡夜役)
- 銀魂(中村京太郎役)
- 続 夏目友人帳(リオウ役)
- 斉木楠雄のΨ難(才虎芽斗吏役)
- ワンパンマン(スイリュー役)
- 進撃の巨人(コルト・グライス役)
- EDENZ ZERO(イレイサー役)
- スーパー戦隊シリーズ
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎に対する世間での評判や人気
『東京リベンジャーズ』作中で、故人でありながら重要な役を担っていた佐野真一郎はファンからどのような印象を持たれていたのでしょうか。初代黒龍総長という伝説の存在ながら告白20連敗など、不思議な魅力を持つ真一郎への評判または人気についてを見ていきましょう。
初代黒龍総長で不良の頂点という伝説の男ですから、短い生涯だったといってもエピソードが半端なくありそうです。『場地圭介からの手紙』というスピンオフ作品もできましたし、佐野真一郎が主人公のスピンオフ作品も期待したいファンも多いことでしょう。
あのルックスでモテないなんて、これは本当に不思議です。ひょっとして、周りが不良だらけで敬遠されているのでしょうか。だとしたら本人にとっても不幸でありましたが、それに不満を持つ男でもないでしょう。
それだけ佐野真一郎は愛情深い人間だったのでしょう。だからこそ兄妹だけでなく不良たちにも慕われるわけです。最初の世界線でマイキーの事故がなければという思いとタイムリープの話を聞きつけてからが、全ての元凶になったのですが、家庭崩壊する現状を目の当たりにしたら、藁にもすがる思いでやらかしてしまうものかもしれません。
【東京リベンジャーズ】佐野真一郎はマイキーの兄でタイムリーパーだった
初代黒龍の創設者で総長を務め、マイキーの実の兄である佐野真一郎という男は女にモテないけれど、不良が憧れるかっこいい伝説の不良です。そして『東京リベンジャーズ』で最も重要なタイムリーパーでもありました。不運にも23歳という若さで死んでしまいますが、弟を助けるための行動が物語を大きく動かすことになります。やがてタケミチに託したタイムリープの力は、彼らの望みを成就させることになりました。
この記事のライター
zedafenrir
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