【東京リベンジャーズ】フィリピンにマイキーがいたのはなぜ？殺害の理由も

マイキーこと佐野万次郎（さのまんじろう）は、『東京リベンジャーズ』に登場するメインキャラクターの一人です。東京卍會の総長を務めている金髪の少年で、そのカリスマ性によってチームをまとめていました。しかしタケミチがタイムリープによって未来を変えた結果、マイキーは現代で旧東卍メンバーを殺害することになります。ここでは、まずはマイキーのプロフィールを紹介していきましょう。

『東京リベンジャーズ』のマイキーは、東京卍會の総長です。圧倒的なカリスマ性と喧嘩の才能を持っており、不良ですが悪人ではなく、無邪気な性格をしています。タケミチがタイムリープして未来を変えることで、マイキーも立場や容姿が大きく変化します。

『東京リベンジャーズ』は、『週刊少年マガジン』にて2017年から2022年まで連載されていた和久井健による漫画です。原作は全31巻が発売中で、累計発行部数は7000万部を突破しています。アニメ化や実写映画化、舞台化などのメディアミックスが展開されており、令和時代のヒット漫画の代表作とも言われています。

花垣タケミチは中学時代の彼女、ヒナが凶悪組織「東京卍會」に殺害されたことをニュースで知ります。翌日、バイト帰りに何者かによって電車のホームへ突き落されたタケミチは、12年前の中学時代に突然タイムリープしていました。人生を変えられることを知ったタケミチは、恋人のヒナを助けるため、自分の人生を変えるために、東京卍會の頂点を目指すことになります。

『東京リベンジャーズ』で旧東卍メンバーを殺害したマイキーは、日本ではなくフィリピンのマニラにいることがわかります。ここでは、マイキーがフィリピンのマニラにいた理由やその後の展開について解説していきましょう。

タケミチに対して、マイキーは「いつかフィリピンに行きたい」と語っていました。その理由は、マイキーとタケミチが使用しているバブのエンジンが、もともとフィリピンの廃墟にあったためです。マイキーの兄である真一郎がフィリピンで2のエンジンを見つけたとき、運命を感じたと言っていたことが影響しているようです。

マイキーはフィリピンから、タケミチの住んでいるボロアパートにフィリピン行きのチケットの入った手紙を送っています。その手紙には、「1月20日いつか話したあの場所で」と記載されていました。つまり、「かつて自分で話したバブがあったフィリピンの廃墟へ来てくれ」という意味になります。

フィリピンのマニラに渡ったマイキーは、タケミチが自分を追ってくることを予期していたようです。それは、かつて自分がフィリピンに行きたいということをタケミチに話していたためです。マイキーが乗っているバブとタケミチが乗っているバブは兄弟のような関係性です。このような理由から、マイキーはタケミチに対して手紙を送ったようです。

フィリピンのマニラでタケミチと再会したマイキーですが、すぐに死亡してしまうことになります。『東京リベンジャーズ』の作中ではっきりと明記されているわけではありませんが、マイキーはフィリピンのマニラに死に場所を求めていたと考えられています。マイキーはタケミチに対して、静かな口調で「俺を殺せ」と告げました。しかしタケミチには、マイキーを自分の手で殺害することはできませんでした。

マイキーはタケミチのことを本気で殺害するつもりはなかったようです。マイキーが持っていた銃にはセーフティがかかっていたため、タケミチを打つことはできない状態でした。しかしマイキーがタケミチに銃を突き付けているのを見たナオトは、マイキーに対して銃を向けることになります。

マイキーに「俺を殺せ」と迫られるタケミチでしたが、タケミチにはマイキーに手を下すことはできませんでした。銃を向けるマイキーを見たナオトがマイキーに対して発砲したため、マイキーはタケミチの腕に抱かれ、死亡することになります。死の間際、マイキーはナオトに対して、自分を殺してくれたことに感謝する言葉を発していました。そのため、マイキーは自分を殺してほしいという理由から、タケミチをフィリピンのマニラに呼び出したものと考察できます。

『東京リベンジャーズ』のマイキーは、タケミチが何度目かのタイムリープを行った後の未来で旧東卍メンバーを殺害することになります。今度こそ未来が良くなっていることを信じて現代へ戻ってきたタケミチですが、マイキーによって旧東卍メンバーが次々に殺害されていることを知るのでした。ここではマイキーが旧東卍メンバーを殺害した理由を紹介していきましょう。

『東京リベンジャーズ』ではタケミチの行動により、誰も死ぬことなく東京卍會の勝利という形で聖夜決戦を終わらせることができました。また、裏で糸を引いていた稀咲もマイキーによって追放されています。ここで現代へ戻ったタケミチですが、現代のタケミチはなぜか喪服を身に着けており、そこでは三ツ谷の葬儀が行われていました。さらに、千冬、八戒、ドラケンなど旧東卍メンバー全員が殺害されており、マイキーが指名手配されていることをナオトの口から告げられるのでした。

マイキーが旧東卍メンバーを殺害したのは黒い衝動が理由です。黒い衝動は、相手が誰であっても容赦なく攻撃を加えます。マイキーの黒い衝動が発動してしまうと、マイキーは旧東卍メンバーであっても殺害することを躊躇わなくなってしまいます。

マイキーに黒い衝動が生まれたのは、真一郎がタイムリープしたことが原因です。真一郎にとって最初の世界線で、マイキーは死亡していました。そのため、マイキーを助けるために真一郎は前のタイムリーパーを殺害し、タイムリープする能力を得たのです。そして真一郎はマイキーの死を回避することに成功しますが、その代償として、マイキーには黒い衝動が生まれてしまったのでした。

『東京リベンジャーズ』の聖夜決戦の後の未来では、マイキーの姿はそれまでと全く違った状態になります。フィリピンに渡った際のマイキーの姿は、非常にかっこいいとファンからも評判です。ここではマイキーのフィリピンでのタトゥーや髪型などを紹介していきましょう。

『東京リベンジャーズ』でフィリピンにいたマイキーのタトゥーは、ドラケンのタトゥーと似ています。作中ではドラケンと三ツ谷が似たドラゴンのタトゥーとしていたため、フィリピンでもマイキーは彼らと似たタトゥーを入れていました。原作でタトゥーについてマイキーの口から話を聞くことありませんでしたが、表向きは何も感じずに旧東卍メンバーを殺害したと言っていたマイキーも、内心は苦しんでいたと考察できます。

フィリピンのマニラにいたマイキーは、黒っぽいタンクトップに白っぽいカーディガンを羽織っている状態でした。日本で東京卍會の総長としていたときと違い、非常にラフな格好です。このような格好をしていた理由は不明ですが、日本で旧東卍メンバーを殺害し、フィリピンのマニラに逃げたマイキーですが、派手な格好をしていると目立つと考えた可能性があります。

フィリピンのマニラにいたマイキーは長めの髪をばっさりきって、短髪にしていました。それまでの12年前の金髪のマイキーとは全く違った髪型になっていましたが、タケミチは彼の雰囲気からマイキーそのものであることに安心していました。

X（旧Twitter）上には、『東京リベンジャーズ』の聖夜決戦後のフィリピンへ向かったマイキーの話を読んで、「そんなこと言わないでマイキー！」と叫んでしまったとポストしている人もいました。「俺の人生は苦しみだけだった」というマイキーの言葉を信じたくないというファンも多いようです。

『東京リベンジャーズ』が好きな人の中には、フィリピンマイキーのビジュアルが好きという人も多いです。黒髪刈り上げで、首筋のタトゥーが見えているフィリピンのマイキーが一番好きなファンもいるようです。

『東京リベンジャーズ』が好きな人の中には、「フィリピンのマイキーが髪を切ったのは結ってくれる人が近くにいなくなったからからだと思ってる」とコメントしている人がいました。梵天軸のマイキーも髪を切っているため、ドラケンなど旧東卍メンバーが側にいなくなった時間軸のマイキーだけが髪を切っていることがわかります。

『東京リベンジャーズ』の聖夜決戦後の世界線で、マイキーは旧東卍メンバーの殺害し、フィリピンのマニラに逃亡していました。マニラからタケミチに手紙を送った理由は、タケミチに自分のことを殺してほしかったのだと考えられています。フィリピンのマイキーが気になった人は、ぜひ『東京リベンジャーズ』をチェックしてみてはいかがでしょうか。