【東京リベンジャーズ】羽宮一虎の人物像や過去まとめ！東卍メンバーとの関係は？

この記事では東京リベンジャーズのキャラクターである羽宮一虎（はねみやかずとら）について紹介します。羽宮一虎が過去に犯してしまった罪やマイキー、東卍メンバーとの関係などもまとめていきます。まず、羽宮一虎のプロフィールを紹介しましょう。

羽宮一虎の初登場時は中学3年生で、主人公のタケミチと同じ大溝中学校の生徒でした。鈴のピアスと首の虎のタトゥーが特徴です。一虎は東京卍會と敵対している芭流覇羅のNo.3として登場します。しかし羽宮一虎は過去、東卍の創設メンバーの1人だったのです。誤ってマイキーの兄を殺害したことで情緒が崩壊しており、現在はマイキーを恨んで殺すことを目標としています。その理由は血のハロウィンで判明するのです。

『東京リベンジャーズ』（正式名称は『東京卍リベンジャーズ』）は2017年から2022年にかけて、週刊少年マガジンで連載されていた漫画で作者は和久井健さんです。2021年に『東京リベンジャーズ』のタイトルでアニメ化されました。東リベや東卍と略され多くファンを獲得、現在までに実写映画化、舞台化と多彩なメディア展開がされています。

東京リベンジャーズはタイムリープサスペンス物語です。主人公の花垣武道（はながきたけみち）、通称タケミチはうだつのあがらないフリーター生活を送っていました。人生のどん底のようば日々を送る中、中学時代の恋人が犯罪集団の東京卍會の抗争に巻き込まれて死亡したことをニュースで知ります。彼の人生は彼女のいた中学2年生が人生のピークだったのです。そんなタケミチが、ある日電車のホームから突き落とされ死が目前に迫ります。そして突如タイムリープの能力に目覚め12年前の世界に戻っていたのです。恋人を救い人生のリベンジを果たしたい、タケミチはそう心に誓ったのでした。

ここからは東京リベンジャーズの羽宮一虎の人物像についてまとめます。東京卍會の創設メンバーであった羽宮一虎がマイキーを恨んでいる理由や、彼の過去、犯してしまった罪の詳細をお伝えします。

羽宮一虎は幼少期から喧嘩っ早い性格で、1人で暴走族と揉めてしまうほどでした。敵か味方かどちらかで敵は殺して良いという考えを持っており、 DVを受けていた母親からの影響が色濃く反映されています。そのため暴力への抵抗がなく、ファンの間でもサイコパスな性格と考えられていました。そんな一虎にも中学時代に連れ立つ友人もおり、喧嘩っ早い一虎を見かねた場地圭介（ばじけいすけ）の提案で『東京卍會』が結成されていました。しかし罪を犯してしまったことで東卍からも去ることになります。

東京リベンジャーズの羽宮一虎は過去では東卍創設メンバーであり、マイキーが大好きで尊敬していました。一虎はマイキーの誕生日にバイクをプレゼントしようと考えます。しかし中学生の一虎に購入は無理であり、バイク店から盗み出す計画を立てました。場地と共に盗みに入りますが店主に見つかってしまい、その店主を撲殺してしまうのです。しかしその店主はマイキーの実の兄、真一郎でした。羽宮一虎は真一郎がマイキーのために整備していたバイクを盗もうとし、マイキーの兄を自らの手で殺害してしまう罪を犯してしまったのです。

元々の性格や歪んだ心のまま育った羽宮一虎は、マイキーの兄を自分が殺してしまった、という事実を受け止めることができませんでした。自分はマイキーにバイクをプレゼントするためここにおり、マイキーの兄を殺すわけがないと自分を肯定し続けます。その結果、責任転嫁することで自分の自我を保ち、殺してしまったのも、少年院に入ったのも全てマイキーのせいだと思い込んでしまったのです。この自己防衛とも言える責任転嫁がマイキーを恨み、殺そうとしている理由となります。

羽宮一虎の罪は過去だけでは済まず『血のハロウィン』でも罪を犯してしまいます。自分を支え続けてくれた場地圭介を裏切り者と認識し手にかけてしまうのです。過去にマイキーの兄・真一郎を殺害してしまった時に場地は一虎の側に最後までいると言ってくれました。そのため一虎は場地を信頼し、芭流覇羅で場地と共にマイキーを潰そうとしていました。しかし、場地の目的は稀咲（ちさき）を倒すことであり、場地に裏切られたと思った一虎は場地を刺してしまうのです。

過去ではその傷が致命傷となり場地は死亡しますが、タケミチのタイムリープにより羽宮一虎が刺した場所がずれ、その場で場地は死亡はしませんでした。しかし、一虎が刺してしまったことは事実であり、一虎のせいで自分が死んだことにならないよう、場地は自身で腹部を刺し自害するのです。タケミチがタイムリープする前の過去では、一虎は場地を殺された怒りで自制心を失ったマイキーによって撲殺されますが、場地自身での自害となったため、一虎は殴られるのみで死亡することはありませんでした。

場地が死亡した後、自首をした羽宮一虎は少年院で過ごすことになりました。現代では刑期を終え出所し大人になった一虎が存在しています。現代の羽宮一虎はマイキーや自分達が所属していた東卍が凶悪犯罪集団に変わり果てているのを知り、タケミチと共に東卍を取り戻そうと決意します。その理由には、場地が守ろうとした理想の東卍を復活させたいという気持ちがありました。

責任転嫁という自己防衛が理由でマイキーを逆恨みし、信頼していた場地をも刺傷している羽宮一虎と他のメンバーの関係はどうなったのか気になります。ここからは東京リベンジャーズの羽宮一虎と東卍メンバーとの関係についてまとめます。

東京リベンジャーズのドラケンは羽宮一虎と同じく東卍創設メンバーのひとりです。ドラケンは東卍の副総長でマイキーの右腕的存在であり、敵対する芭流覇羅メンバーである羽宮一虎とは一時期敵対関係にありました。しかし、マイキーが兄・真一郎の殺害の件を許し今でも一虎は東卍のメンバーと決めたことについて、服役中の一虎へ伝える役割をしていました。場地を死に追いやった負い目を感じ自殺しようとしていた一虎に「死ぬな」と声もかけています。この言葉を聞き涙した一虎は、本気で更生しようと考えるようになるのです。

東京リベンジャーズの羽宮一虎とタケミチは過去の『血のハロウィン』で関係していました。タケミチは『血にハロウィン』で場地が一虎に殺害され、それにキレたマイキーが一虎を撲殺することを止めに来ていました。結果、場地は自害となりましたが、一虎は撲殺されず生存することになるのです。その後現代では、タケミチが幹部となっていた東卍は変わらず凶悪犯罪組織となっており、絺崎にピストルで殺されかけていたタケミチを助けたのが一虎でした。一虎は千冬と共に東卍を立て直したいと思っており、タケミチともその想いを共有していきます。

羽宮一虎と松野千冬（まつのちふゆ）は場地を通じて過去から関係がありました。羽宮一虎は東卍創設メンバーであり、松野千冬は場地率いる一番隊の副隊長だった人物です。『血のハロウィン』で場地を刺してしまった一虎にどのような想いを持っていたのは描かれていませんが、一虎の出所時に迎えに行ったのは松野千冬でした。場地の大切にしていた東卍はその頃には腐りきった犯罪集団となっており、この現状を変えたい、志を同じくして戦ってくれるのは羽宮一虎なのではないかと考えたのでしょう。その後2人は行動を共にし、東卍を変えるべく策を練っていたようです。

アニメ版の東京リベンジャーズも大変人気があり、羽宮一虎も重要人物として登場しています。ここからはアニメ版の羽宮一虎の声優について紹介します。

東京リベンジャーズのアニメ版で羽宮一虎を担当している声優は、土岐隼一（ときしゅんいち）さんです。声優の土岐隼一さんのやさしく甘いイケメン声が羽宮一虎の容姿にもピッタリと言えます。土岐さんがどのような声優なのかまとめてみました。

東京リベンジャーズの羽宮一虎の声優の土岐隼一さんは、可愛らしい容姿ですが実は体は筋肉質ですごいとファンの間では密かな話題です。声優として多くのアイドルキャラクターの声も担当しており、2019年には歌手デビューもしています。また先祖は戦国大名であった土岐頼純（ときよりずみ）でその末裔であると公表しています。

東京リベンジャーズで重要な役どころである羽宮一虎について世間の声をまとめました。一虎の人物像や過去の罪、血のハロウィンなど皆さんの声を拾ってみました。

血ハロ（血のハロウィンの略称）で羽宮一虎と東卍メンバーである場地の過去が明らかになります。その内容に感動している方も多く見られました。

羽宮一虎の性格の形成にはDVなどの家庭環境、母親が大きく影響していました。小学生から中学生の期間の、人格形成に重要な時期のメンタルケアの大切さに言及されている方も多く見られています。

東京リベンジャーズの話の中でも『血のハロウィン』の出来事はかなり衝撃的な事柄が多く、皆さんの記憶にかなり残っていました。一虎の心境を深く考察している方も多くいます。

この記事では東京リベンジャーズの羽宮一虎の人物像や、過去の罪などについてまとめてきました。一虎は東卍の創設メンバーのひとりでしたが、マイキーのためにバイクを盗もうとした際、誤ってマイキーの兄を殺害してしまうという事件を過去に起こしていました。マイキーの大切な人を奪ってしまった事実を受け止めきれず、羽宮一虎の心は壊れてしまいます。マイキーを恨み殺そうとしていた理由は、自己肯定のための責任転嫁でした。そんな一虎はさらに場地を刺すという罪を血のハロウィン事件で重ねてしまいました。

しかし、元メンバーであるマイキーに許され、ドラケンから自死をしてはいけないと伝えられた事で更生の道を歩むことができました。大人になり現世では、タケミチ、松野千冬と腐ってしまった東卍を立て直そうとする前向きな姿が見られます。壮絶な過去を経て、大人になった羽宮一虎は更に魅力的な人物となったと言えるでしょう。