【テニスの王子様】白石蔵ノ介の魅力とは！声優や名言は？技なども紹介！

「テニスの王子様」の白石蔵ノ介は四天宝寺中学校の選手の一人であり、基本に忠実なプレイスタイルと癖のある言動があるキャラクターです。まずはそんな白石蔵ノ介プロフィールを見ていきましょう。

白石蔵ノ介は四天宝寺中学校のテニス部部長である3年生です。4月14日生まれのB型で、身長178cm、体重66kg。整った顔立ちをしていますが、「んんーっ、絶頂（エクスタシー）！」という台詞が口癖だったり、左手を包帯巻きにして「毒手」と称したりしている変わったところがあります。

部長としては二年生から続いており、その立場にあるだけのテニスの実力を持っています。そのプレイスタイルは基本に充実に動く「パーフェクトテニス」であり、その名の通り完璧なテニスを披露します。

『テニスの王子様』は、許斐剛による漫画であり、『週刊少年ジャンプ』に1999年から2008年まで連載されました。アメリカから帰国した天才テニス少年・越前リョーマを主人公にテニスの名門校である青春学園中等部にしたリョーマや部員たちの熱い試合を描いていく作品です。個性豊かなキャラクターや作中で描かれる様々な必殺技が魅力であり、通称「テニプリ」の愛称で親しまれながら根強い人気を誇っています。

「テニスの王子様」の展開は漫画だけに留まらず、アニメや実写版、ミュージカルも人気となっています。アニメは2001年から2005年にかけて放送され、豪華声優陣が出演し、漫画と共に放送当時のテニスブームを起こしました。ミュージカルは近年流行の2.5次元舞台の先駆けとも言えるもので、再現度の高い俳優陣の姿とミュージカルとしての表現は「テニミュ」の愛称で今も続いています。

また、2006年には本郷奏多が越前リョーマを演じた実写映画が公開されたり、中国でも実写ドラマ・映画が制作されたりしました。アニメ・漫画のジャンル以外でも展開されることから様々な入り口で多くのファンを楽しませています。

漫画『テニスの王子様』の連載終了後、2009年には『ジャンプスクエア』で『新テニスの王子様』の連載が開始され、2021年7月現在も連載が続いています。キャラクターの成長を描きながら更に派手になっていく必殺技はもはやテニスの域を超えている場合もあり、そのような回が連載されるとTwitterのトレンドに上がるなど、未だに話題性のある作品になっています。

白石蔵ノ介は四天王寺中学の生徒の中でもインパクトのあるキャラクターとなっています。そんな白石蔵ノ介と特に関係性の強いキャラクターを見ていきましょう。

白石蔵ノ介には妹である白井友香里がおり、妹に対しては他のキャラクターと少々違った反応になることがあります。

白石蔵ノ介の13歳の妹。登場しているのは「テニスの王子様」の公式ガイドブックの『ペアプリ』のVol.2であり、ぱっつんにした前髪とビックテールが特徴。白石蔵ノ介のことは「クー兄ちゃん」と呼んでいる。ただし、通っている中学などの詳しい情報は不明。

ある日、白石友香里は白石蔵ノ介にとって家族であるカブトムシに対して「冬は越えられない」と楽し気に言い放ち、白石蔵ノ介は思わず涙目になってしまいます。。それから白石蔵ノ介はそれを聞いて夏にも関わらず暖房を入れ始めて、白石友香里は思わずツッコミました。日常の一コマではありますが、兄妹らしいやり取りと言えるものです。

白石蔵ノ介が初めて登場した全国大会準決勝シングルの相手は青学の中でも天才的なテニスプレーヤーである不二周助でした。

青春学園3年生であり、常に笑顔を絶やさず物腰柔らかな態度であるが、テニスコートでは「天才」と称されるほどの実力を誇る。プレイスタイルはカウンターパンチャー。

全国大会決戦のぶつかることになった白石蔵ノ介と不二周助ですが、序盤は不二周助が大量得点を取って優勢であるかのように見えました。しかし、不二周助の動きに無駄が多いことを指摘すると、白石蔵ノ介は徐々に打ち返し始め、最後には不二周助の新技も押し切り勝利します。基本に忠実な動きは失点しながらも攻略するためのものだったのです。不二周助にとってはこの時点でシングル初の敗北になりました。

遠山金太郎は同じ四天王寺中学の部員であり、個性豊かな面々の中でも特に世話を焼く人物になっています。

四天宝寺中学の1年生でありながらレギュラーになっており、「西のスーパールーキー」と称される人物。通称「金ちゃん」と呼ばれ、明るく無邪気な性格。プレイスタイルはオールラウンダーですが、驚異的な身体能力を活かした野性味溢れるもので、普通では読めない動きです。

白石蔵ノ介と遠山金太郎は部長と部員の関係であり、何かと自由に動く遠山金太郎に対して、白石蔵ノ介の左手の「毒手」で諫めようとするのがお決まりになっています。遠山金太郎にとってその「毒手」はあまりやられたくないようです。一方で、チームメイトとしては普通に仲が良い姿を見せていることから純粋な先輩後輩の関係でもあります。

ここでは白石蔵ノ介の学校やテニスのプレイスタイルについて更に詳しく紹介していきます。

白石蔵ノ介が部長を務める四天王寺中学は大阪代表の学校で、関西大会の優勝校でもあります。「勝ったモン勝ち」のスローガンを掲げるこの中学のテニスプレーヤーは良くも悪くも個性が尖っており、そんな面々の部長である白石蔵ノ介はテニスの実力と共にまとめ上げる能力もあることが窺えます。そんな白石蔵ノ介は通常「四天宝寺の聖書（バイブル）」です。

白石蔵ノ介のプレイスタイルはオールラウンダーであり、更に詳しく言えばその動きはテニスの基本に忠実であり、それは自身の通称でもある「聖書」に例えられます。一見すると地味ですが、この忠実さこそが白石蔵ノ介の持ち味でもある「パーフェクトテニス」に繋がっており、様々な技を駆使する相手に対してもこのプレイスタイルを崩さずに戦っていきます。

白石蔵ノ介の愛用ラケットは大手スポーツメーカーMIZUNO（ミズノ）のWenew 900TI、愛用シューズはイタリアのスポーツ用品メーカーDIADORAのスピードゾーンPROです。どちらもテニスの関連商品をよく取り扱っており、基本に忠実なテニスに合ったアイテムになっています。

白石蔵ノ介の試合では「パーフェクトテニス」が中心となるので、技はそれほど多く出てきませんが、要所では強みを活かした技を使っています。

ボールに強烈な横回転を与えることで、ボールが12個に分身して円運動を行うようになるスマッシュ。不二周助との戦いで使用していますが、あくまでプレイスタイルの中に入れた技であり、この技自体が決め技になるわけではありません。

『新テニスの王子様』で使用した技であり、パワーやスピードなどそれぞれ一点に特化したプレイスタイルに切り替えることで、その特化した能力を上昇させる。切り替えは瞬時に行われるため、相手に読まれにくい強みも持つ。自身のテニスに限界を感じたことで新たに見出したもので、この動きは四天王寺中学の面々の動きを見てきたことがベースになっています。

作中で登場している技は上記の二つだけであり、一方はプレイスタイルの発展形であることから、白石蔵ノ介の強さはやはり基本に忠実なテニスが中心になっていることがよくわかります。驚異的な能力を発揮する他のプレーヤーが多い中で異彩を放つテニスですが、その「聖書」に従う動きが正確にできることが、白石蔵ノ介の最大の強みと言えます。

白石蔵ノ介はプレイスタイルこそ基本に忠実で、個性豊かな四天王寺中学をまとめる部長ですが、白石蔵ノ介自身の性格や魅力はどちらかというと個性豊かな方に属するものです。

白石蔵ノ介の性格は無駄があることを嫌う完璧主義タイプです。それはプレイスタイルである「パーフェクトテニス」にも表れていますが、それ以外は健康にも完璧さを求めるなど、完璧に関しては凝り性な一面があります。他者に対しても無駄があることを指摘しますが、四天王寺中学の面々には何度行って無駄なようです。

白石蔵ノ介の包帯で撒かれた左手は「毒手」と言われていますが、『テニスの王子様』内ではこの謎について明らかになりませんでした。しかし、『新テニスの王子様』にて、左手の包帯の下には純金製のガントレットを付けていることが明らかになりました。このガントレットは四天宝寺中テニス部監督の渡邊オサムが託したものでした。

白石蔵ノ介はカブトムシのカブリエルを飼っており、その愛情は家族かそれ以上のものになっています。前述の通り、妹にカブトムシが冬を越せないことを知ると涙目になって暖房を入れてしまうなど、普段の白石蔵ノ介とは違った魅力が感じられます。

白石蔵ノ介は絶頂（エクスタシー）という言葉を口癖にしていますが、その意味を考えると普通は中学生らしからぬ言葉です。しかし、作中屈指のイケメンである白石蔵ノ介が言うと一周回ってギャグっぽくも見える口癖でもあり、絶妙なバランスで白石蔵ノ介の魅力を表現している言葉です。

白石蔵ノ介の完璧主義な性格を表す健康へのこだわりですが、趣味の一つが健康体操、お小遣い使用例が健康グッズ、日課がお風呂上がりのヨガというように生活の中心になるほど凝っているものです。健康グッズとしてはサプリメントやダンベルなど身体づくりに関わるものを愛用しているようで、純粋に健康オタクである一面は白石蔵ノ介の魅力の一つです。

白石蔵ノ介は父親が薬剤師をしている影響か好きな本に植物図鑑を挙げたり、デートスポットとして生きたい場所には植物園を挙げています。それに加えて、毒草を見分けること特技としていますが、普通に考えると中学生で毒草の判断が付くのは不思議なものです。

白石蔵ノ介はキャラソンを多数出していますが、その中には白石蔵ノ介のイケメンさや少しエロティックな雰囲気を含むものです。また、タイトルについても「毒の華」や「クチビル」といった中学生とは思えない大人っぽさがあるものになっています。声優の細谷佳正さんの声と合わさってできた数々の楽曲は白石蔵ノ介の魅力の一つです。

ここでは作中で白石蔵ノ介の言った名言を紹介していきます。特徴的な言動が多い白石蔵ノ介ですが、真面目なものからギャグっぽいものまで揃っています。

名言その1は「テニスの王子様」36巻で不二周助に対して言った名言であり、中でも四天王寺中学のスローガンにもなっている「勝ったモン勝ちや」が取り上げられています。白石蔵ノ介が「パーフェクトテニス」をする理由を語る場面であり、部長としての覚悟や勝利への執着が窺える名言です。

名言その2は時々言う「なんでやねん」です。大阪出身であるため、白石蔵ノ介も基本は関西弁であり、その中で意外にも普通の言葉が出ることがあります。個性的な四天王寺中学の一人ではありますが、白石蔵ノ介も普通の中学生らしいところもあるとわかる名言です。

名言その3は口癖でもある「んんーっ絶頂（エクスタシー）！」です。名言というより迷言と言った方がいい可能性もありますが、白石蔵ノ介のキャラクターを表すには必要な単語であり、最初の名言のようなテニスに対する思いがあるからこそ、こういう一面もあって面白いと感じられる名言です。

白石蔵ノ介はアニメ「テニスの王子様」やテニミュにも出演しており、声優や実写版の俳優がいます。ここではそんな白石蔵ノ介の声優とテニミュにおける俳優について紹介していきます。

アニメで白石蔵ノ介の声優を担当しているのは細谷佳正さんです。アニメでの初登場は2006年から始まったアニメ「テニスの王子様」のOVAであり、細谷佳正さんが声優として活動し始めて初期の方で担当したキャラクターになっています。

細谷佳正さんは1982年2月10日のB型で、広島県尾道市出身の声優です。現在は声優事務所に所属せず、フリーで活動しており、アニメやゲームを中心に様々な場で声優として活躍しています。元々は演劇部から始まり舞台俳優を目指していましたが、進路に悩んだ際、山寺宏一さんの出演するアニメを見たことで、声優を目指し始めました。

細谷佳正さんの主な出演作品としては「刀語」の鑢七花、「ちはやふる」の綿谷新、「黒子のバスケ」の日向順平、「進撃の巨人」のライナー・ブラウン、「ハイキュー!!」東峰旭、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」オルガ・イツカなどがあります。学生から青年までを中心に低音ボイスを活かした様々な役側を演じています。

「テニスの王子様」のミュージカルはシーズンごとに分かれており、それぞれで白石蔵ノ介を演じた人は違います。まずは2003年から2010年の1stを見ていきましょう。

初代白石蔵ノ介となったのは春川恭亮さんです。14歳の時に芸能活動を始めますが、一旦辞めて、テニミュの白石蔵ノ介役が俳優再デビュー作になりました。その後も2015年頃まではドラマや舞台等で活動していましたが、現在は引退して起業家になっており、自身の出かけるファッションブランドの運営や福祉事業の開業をしています。

2代目白石蔵ノ介となったのは佐々木喜英さんです。2003年から舞台で俳優デビューしており、白石蔵ノ介としては2009年以降にBキャストとして演じています。現在はフリーであり、ミュージカル『黒執事』 や舞台『K』 などのアニメ・漫画原作の舞台を中心に活躍しています。

続いて2011年から2014年にかけて公演された2ndシーズンのキャストを紹介します。白石蔵ノ介が登場するのは2013年からになります。

3代目白石蔵ノ介になったのは安西慎太郎さんです。2012年に舞台で俳優デビューしており、その1年後の2013年から白石蔵ノ介を演じています。現在はフリーであり、舞台を中心に活動しています。

2015年から2020年にかけて公演された3rdシーズンはコロナウイルスの影響もあって全ての公演はできませんでしたが、その中でも白石蔵ノ介は登場しています。

4代目白石蔵ノ介となったのは増子敦貴さんです。白石蔵ノ介としては2018年から舞台に出演しています。エイベックス・マネジメント所属しており、2019年に結成された男女混合ダンス&ボーカルグループ「GENIC（ジェニック）」のメンバーにもなっています。2021年現在は特撮の戦隊シリーズである「機界戦隊ゼンカイジャー」にメインキャストとして出演しています。

コロナウイルスの影響から一時は再開が危ぶまれたテニミュですが、2021年の5月から4thシーズンが始まり、白石蔵ノ介の登場も決定しました。

5代目白石蔵ノ介になる予定なのは武本悠佑さんです。スターレイプロダクションに所属しており、舞台で俳優デビューして少しずつ活躍の場を広げています。

白石蔵ノ介は元々のキャラクターがイケメンであることからテニミュでもその部分がどうなるか気になる人も多いようでしたが、これまで白石蔵ノ介を演じてきた俳優陣は総じて良い評価になっています。もちろん、その他のキャストもイケメン揃いではありますが、その中で演技と合わせて完璧主義なイケメンができている人が多く、そこが評価に繋がっています。

ここでは白石蔵ノ介の世間での評判や人気についてピックアップして紹介していきます。そのイケメンぶりや頼れる部長の一面は多くのファンを生み出しています。

白石蔵ノ介は作者である甲斐先生が一番のイケメンキャラとして描いていますが、ファンとしてもそのイケメンさは話題に挙がっています。ただ、顔が良いのはもちろんのこと、性格も作中の言動からイケメンさが窺える部分があるとの評判であり、全て合わせた上でのイケメンさが人気のようです。

「テニスの王子様」では派手な動きや超能力的な技が多いですが、何度も紹介したように白石蔵ノ介のプレイスタイルは基本に忠実なテニスです。そのプレイスタイルはファンの中でも話題であり、それを貫く理由がチームのためであることから白石蔵ノ介のかっこよさに惚れる意見も見られました。

白石蔵ノ介は声優である細谷佳正さんと合わせて好きな人やキャラソンが好きだという人も多く見られました。キャラソンからファンになった人もいるほどの魅力溢れる楽曲は中学生らしからぬ歌詞と歌声や純粋に曲としてかっこいいなど様々な理由で評価されているようです。

最後に妄想としてもしも白石蔵ノ介○○だったらというシチュエーションを挙げていきます。好きな人は一度は妄想してみたことがあるかもしれませんが、こことは違う意見が出るかぜひ見ていってください。

もしも白石蔵ノ介が彼氏だったら完璧主義である彼のエスコートでデートが楽しめるかもしれません。一方で、白石蔵ノ介はナンパが苦手な描写をされたことがあることから実際に付き合った場合は、こちらがリードする必要があるかもしれません。また、無駄が嫌いなところが意気投合すれば健康に過ごしながら楽しい日々が送れると思います。

もしも白石蔵ノ介が神父だったら真面目な面で見ると悩みに対して親身になって聞いてくれると思います。反対に少しギャグ方面で見ると、「エクスタシー」を始めとした言葉を交えて諭されるので、混乱するかもしれません。神々しさで言えば神父らしさはありますが、実際にいるとこんなイケメンな神父がいるのかと考えてしまいそうです。

もしも白石蔵ノ介が父親と同じ薬剤師だったら優秀な人材として重宝されていそうです。毒草を見分けられる知識が活かせるかはわかりませんが、完璧主義な一面は薬剤師においても役立つものだと思います。ただ、薬局に薬剤師として白石蔵ノ介がいたら別の意味で人気が出てしまう店舗になるかもしれません。

白石蔵ノ介は個性的な四天王寺中学を率いる部長でありながら自身も濃いキャラクターになっています。しかし、その中心には「聖書」である基本に忠実なテニスに従って確実に勝利していく信念があります。そんな白石蔵ノ介の魅力は漫画に留まらず、声優や俳優の演技でも見られます。白石蔵ノ介の活躍を見たい人は原作漫画やアニメ、テニミュをチェックしてみましょう。