大人におすすめのアニメまとめ！あらすじや登場キャラの魅力を徹底紹介

世の中には膨大な数のアニメが流通していますが、その中には大人になって久しい人が見ても十分楽しめる面白い作品が数多くあります。ここからはそうした作品の中で特におすすめのものを50作選んで、あらすじやキャラの魅力などを紹介していきます。まずは50～41位までを見てみましょう。

大人におすすめの面白いアニメ、第50位は『インビンシブル ～無敵のヒーロー～』です。こちらはアマゾンプライムで2021年から配信されている海外アニメシリーズで、原作コミックのストーリーを手掛けているのは、『ウォーキング・デッド』で知られるロバート・カークマンになります。父の秘密を知った若きスーパーヒーローの苦悩と戦いを描くというあらすじで、刺激度マックスの戦闘場面が見どころです。

大人におすすめしたい面白いアニメ、49位は『太陽の牙ダグラム』です。1981年から2年間放送されていたSFロボットアニメで、当時かなりの人気を得ました。あらすじは植民惑星デロイアの独立を目指す若者たちが地球連邦軍に戦いを挑むというもので、アクション以上に骨太な本格政治劇が一番の見どころとなっています。

大人におすすめのアニメ作品ランキングを紹介していますが、48位は『ルパン三世（TV第1シリーズ）』です。あらすじの説明が不要な人気作の第1作で、1971～72年に放送されました。途中で万民向けに路線変更される以前の序盤は、完全大人向けの内容となっています。クールでハードボイルドなルパン＆次元や登場キャラの魅力が堪能できます。

45位は2022年放送の『平家物語』です。鎌倉時代の軍記物語『平家物語』のアニメ化作品で、全11話になります。本作は単に史実を語るだけでなく、琵琶法師の少女で主人公の「びわ」と平家一門の交流を軸に、波乱の時代を生きた人びとの姿を描く群像劇となっています。高野文子がデザイン原案を手掛けたキャラも魅力的です。

大人におすすめのアニメランキング、46位は『LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標』です。『ルパン三世』のスピンオフ劇場用作品第1作で、レイティングはPG12となっています。ルパンと次元のおなじみのコンビが秘宝を狙うも窮地に陥るというあらすじで、本作では2人が組んでまだ日が浅く、次第に絆を深めていく様子をハードなタッチで描く内容となっています。

大人におすすめしたい人気アニメランキング、続く45位は『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』です。『クレしん』劇場版9作目の本作は、とある組織の陰謀で子供に還ってしまった親たちを取り戻すため、しんのすけらが奮闘するあらすじとなっています。おなじみのキャラが繰り広げるギャグはもとより、大人世代が涙腺崩壊せずにいられない感動ドラマとして必見です。

『キングダム』は原泰久の漫画を原作とするアニメで、2012年から現在まで4シリーズが放送されています。古代中国の春秋戦国時代を舞台に「天下の大将軍」を目指す主人公と、「中華統一」を目指す第31代秦王の姿を描く内容になります。主人公をはじめ登場キャラほとんどに肩入れしたくなる「熱さ」が一番の魅力です。

おすすめ43位となったのは、大人気ボクシング漫画を原作とする『はじめの一歩』です。テレビアニメ版は2000年から02年にかけて放送されました。いじめられっ子の高校生幕之内一歩がボクシングと出会い成長していくあらすじで、主人公一歩のひたむきさや、彼を取り巻くキャラたちの生き生きとした魅力に引き込まれます。

2012年に放送された『氷菓』が、大人におすすめのアニメランキング42位に入りました。米澤穂信の人気推理小説を原作とする本作は、廃部寸前の「古典部」に入部した男女が学校生活に潜む謎に挑むというあらすじになります。謎解きはもともより、主人公たちや周囲のキャラたちの青春模様も魅力的な面白いポイントになります。

大人におすすめの面白いアニメ、41位の位置には『ピアノの森』が入りました。一色まことの青年漫画を原作とするこちらの作品のあらすじは、「森に捨てられたピアノをおもちゃ代わりに育った少年が、いくつかの出会いを経てピアニストとして成長していく」というものになります。主人公カイをはじめとして、個性的な登場キャラたちが懸命に生きる姿に心打たれます。

41位までの発表が終わりました。引き続き大人におすすめの面白いアニメランキングをお届けしましょう。40位以下の作品も魅力的で必見のものばかりとなっています。国内外の作品を織り交ぜて紹介します。

40位にランクインしたのは、Netflixのオリジナルアニメ『ボージャック・ホースマン』です。かつてコメディドラマで人気を博したものの今は落ち目の俳優ボージャック・ホースマンを主人公に、返り咲きを狙う彼の悪戦苦闘を追うというあらすじになります。動物を擬したキャラが人間と混在する不思議な世界観や、自堕落でシニカルな主人公の演じる悲喜劇が魅力の作品となっています。

続く39位は、人気グルメ漫画を原作とする『美味しんぼ』です。新聞社の主宰する「究極のメニュー」作りをめぐり、記者の山岡士郎と栗田ゆう子がさまざまな料理や人びととの出会いを重ねるというあらすじになります。料理にまつわる細かいうんちくや描写はもちろん、因縁を抱えた士郎と父海原雄山の親子対決も魅力的な見どころポイントです。

38位にランクインしたおすすめの面白いアニメは、宇仁田ゆみの少女漫画を原作とする『うさぎドロップ』です。祖父の隠し子を引き取ることになった主人公の30男ダイキチと、その隠し子である少女りんの交流を描くあらすじになります。ダイキチの奮闘やりんの可愛い魅力と共に、2人が時間と共に絆を深め、お互い成長していくさまが胸を打ちます。

大人におすすめのアニメ、37位には『バジリスク ～甲賀忍法帖～』がランクインしました。山田風太郎の小説を基とする漫画が原作で、宿敵同士である甲賀と伊賀の2つの忍者勢力の死闘と、その中で引かれ合う主人公男女の悲恋を描きます。奇抜で熾烈な戦闘と、忍者版ロミオとジュリエットといったドラマチックなストーリーが魅力の作品です。

続いておすすめしたい大人向けアニメ作品は、2010年の仏映画『イリュージョニスト』です。伝説の喜劇人ジャック・タチの脚本をアニメ化したもので、時代遅れの奇術師と、彼を魔法使いと信じ込む田舎娘の出会いと別れを描くあらすじになります。コミュニケーションのすれ違いのほろ苦さや、消えゆく昔気質の芸人たちへの愛情が胸に迫る傑作です。

大人向けアニメおすすめランキング35位は、『十二国記』です。小野不由美のファンタジー小説を原作とする本作は、十二の国から成る異世界を舞台に、日本で生まれ育ち十二国へ放り込まれた少女・陽子の戦いを描く内容となっています。壮大な世界観と、主人公がたくましく成長していくさまが魅力的な面白い作品です。

34位まで来ましたが、この順位には弐瓶勉のSF漫画を原作とする『シドニアの騎士』が入りました。本作のあらすじは、地球滅亡後新たな母星を求め旅立った宇宙船シドニアの人びとの苦闘を描くものとなっています。緻密な設定のロボットアクションとともに、登場キャラたちのラブコメ的日常描写もおすすめポイントとなります。

大人におすすめのアニメを紹介していますが、続く作品は『坂道のアポロン』です。小玉ユキの漫画が原作の本作は、横浜から佐世保へ転校した男子高校生がジャズと出会って変わっていくという青春物語になります。熱量の高い演奏シーンと、主人公を始めとするキャラたちの織り成す濃やかで切ない恋愛模様が推しポイントです。

荒川弘の少年漫画のアニメ版である『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』が、おすすめランキング32位となりました。本作は前作のアニメ版より原作に忠実なのが特徴で、エドとアルの物語もしっかり結末まで描かれています。しっかり構築された世界観やストーリー、信念を貫こうとするキャラたちの葛藤や成長は、大人にとっても十二分に見ごたえのあるクオリティとなっています。

大人におすすめの面白いアニメ31位は、沙村広明の漫画を原作とする『波よ聞いてくれ』です。舞台となるのは北海道札幌市で、成り行きからラジオパーソナリティを務めることになった女性が番組作りに苦闘するというあらすじになります。やや浅はかながら素人離れしたトーク力を持つ主人公ミナレの小気味よいしゃべりが、本作の最大の見どころとなります。

大人におすすめのアニメ紹介はこの後もまだ続きます。ここから30位以下のラインナップに移りますが、内容はSFあり、スポーツものありともりだくさんです。それではこれまで以上に見ごたえあふれる名作を紹介していきましょう。

30位としておすすめする面白い作品は、士郎正宗のSF漫画を基に制作された『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』です。原作やその映画版とは別の世界線という位置づけで、「人形使い」に出会わず公安9課に残った主人公草薙素子がさまざまな事件に立ち向かう物語となります。ハードなSF的ストーリーと骨太なキャラの魅力がさく裂する人気作品になります。

29位にランクインした大人向けアニメは、人気フットボール漫画を原作とする『GIANT KILLING』です。かつてのスター選手で現在は指導者となった主人公が、弱体化した古巣の監督に就任しチームの再生に乗り出すというあらすじになります。「番狂わせ」を好む型破りな主人公や彼を取り巻く人間模様、リアリティあふれるサッカー周りの描写が魅力ポイントです。

大人におすすめなアニメランキングで28位となった面白い作品は、『HELLSING』です。平野耕太のダークファンタジー漫画を基とする本作は、吸血鬼でありながら吸血鬼を狩る最強の「アーカード」が、英国で続発する吸血鬼事件とその背後でうごめく謎の集団に挑むというあらすじとなっています。戦闘から各キャラの言動まで、とにかく濃くて過激な描写が多いのが魅力です。

27位のおすすめ作品は、漆原友紀の人気ファンタジー漫画が原作の『蟲師』です。日本の架空の時代を舞台に、不可思議な「蟲」が引き起こすさまざまな事象を解決するべく、主人公の「蟲師」ギンコが奔走するというあらすじになります。個性的な各キャラの魅力もさることながら、独特の設定や静謐な世界観が深く印象に刻まれる名作です。

26位に入った大人におすすめの面白いアニメは、『ACCA13区監察課』です。本作はオノ・ナツメの漫画が原作で、13の自治区から成る「ドーワー王国」の行政機関ACCAに属する面々の活躍が描かれます。絡み合った謎が解き明かされていくスリリングさや、クールな登場キャラたちの織り成す群像劇など魅力の多い作品となっています。

25位として紹介する面白いおすすめアニメは、『CLANNAD』です。本作は恋愛アドベンチャーゲームを原作としており、第1期は進学校に通う不良少年と気弱な少女が出会って、お互い惹かれ合う中でそれまでの自分を変えていくという青春ストーリーになります。一方第2期では、大人になった彼らの姿が描かれます。登場キャラの人生に伴走しているような気分にさせられる名作です。

大今良時のファンタジー漫画が原作の『不滅のあなたへ』が24位に入りました。本作のあらすじは、刺激を受けたものへ姿を変えることができる不思議な存在が、人間社会でさまざまな経験を重ねていくというものになります。不死の宿命を負った主人公の感情の移り変わりや、彼を取り巻くキャラたちの成長など奥深い魅力の多い傑作です。

大人におすすめのアニメ作品、23位は『銀河英雄伝説』です。田中芳樹の小説を基とするスペースオペラで、銀河を舞台に2陣営に分かれた人類が終わらない戦争を続ける時代、2人の英雄の出現で状況が動き出すさまを描きます。「常勝の天才」と「不敗の魔術師」の異名を持つ2人の非凡な主人公が繰り広げる戦いは、単純なヒロイズムとは一線を画すリアリティにあふれています。

続いておすすめしたい面白いアニメは『宇宙兄弟』です。2007年以来続いている小山宙哉の漫画が原作で、宇宙飛行士になることを誓い合った2人の兄弟のそれぞれの歩みを追うストーリーになります。繊細で不器用ながら高い能力を持つ兄の六太、目標に向かい一直線に進もうとする弟の日々人という好対照の兄弟が織り成す絆とドラマが見どころとなります。

大人におすすめのアニメ21位は、『宇宙よりも遠い場所』です。マッドハウス制作のオリジナルアニメで、南極を目指そうとする4人の女子高生の姿を描く内容となっています。性格も動機もそれぞれ異なる主人公たちが同じ目標に向かうことで絆を深め、共にさまざまな苦難を乗り越えていく様子が感動を誘います。

大人におすすめできるアニメを50本紹介しています。すでに折り返しを過ぎ、残りは20本となりました。あらすじやキャラの魅力紹介は続きますが、20位から上のラインナップは以下のようなものとなります。

20位となったのは、『昭和元禄落語心中』です。雲田はるこ原作の作品で、タイトル通り落語をモチーフとしています。刑務所帰りの男が孤高の落語家に弟子入りし、生活する中で師匠の過去の秘密に触れていくというあらすじになります。お調子もので涙もろい主人公の「与太」こと強次と、気難しく心に傷を持つ師匠・八雲が交流の中でお互い変わっていくさまが見どころとなります。

19位は三部けいのミステリー漫画を原作とする『ぼくだけがいない街』です。「リバイバル」という精神のみ過去に戻れる力を持つ主人公が、それを使い自分や周囲の人びとを悲劇から救おうと奔走するストーリーになります。子供時代の経験でトラウマを抱えた主人公が、試行錯誤を重ねつつ過去を変えようとする姿がスリリングで引き込まれます。

大人におすすめのアニメ、18位にランクインしたのは『東のエデン』です。神山健治が初めて手掛けたオリジナルストーリー作品で、多額の電子マネーが入った携帯電話を持つ記憶喪失の主人公が、自分の過去と日本の危機に対峙するというあらすじになります。多くの謎をはらむストーリーや不思議な魅力を持つ主人公、OASISの主題歌など見どころの多い作品です。

アドベンチャーゲームを基に制作された『STEINS;GATE（シュタインズ・ゲート）』が、おすすめアニメランキング17位となりました。過去への干渉能力を手に入れた主人公が、大事な人を悲劇的な運命から救おうと奮闘する姿を描きます。予測困難なストーリー展開に加え、表面的には重度の厨二病、内面は仲間想いの熱血漢という主人公「オカリン」の魅力が大きな見どころとなります。

『舟を編む』は、三浦しをんの小説を基とするアニメ作品です。中型百科事典の編集に携わることとなった元営業部員の主人公が、辞書作りに奮戦する姿を描きます。主人公の馬締（まじめ）は言葉の裏が読めないというコミュニケーション上の難点を抱えるキャラクターですが、言語感覚には優れています。彼がその才能を発揮し、熱く静かに仕事に集中していくさまがおすすめのポイントです。

15位の『涼宮ハルヒの憂鬱』は、谷川流のライトノベルシリーズを原作とするアニメです。宇宙人や未来人などとの出会いを望む美少女と、ごく普通の男子高校生の交流を描く本作は、大ヒットし爆発的な人気を得ました。主人公2人とユニークな「SOS団」キャラが繰り広げる青春模様、そして刺激的でひねりの効いたストーリーが大人の感性にも強く訴えかけます。

大人におすすめの人気アニメ、14位は大友克洋が自身の漫画をアニメ映画化した『AKIRA』です。2019年の「ネオ東京」を舞台に、超能力に目覚めた少年と彼の仲間だった主人公の戦いを描くストーリーとなっています。今なお鮮烈なビジュアルや強大な力に目覚めた鉄雄の高揚と怯え、そして主人公である「健康優良不良少年」金田の生命力などが魅力ポイントです。

13位の『カウボーイビバップ』は、2071年の宇宙を舞台に賞金稼ぎたちがさまざまな事件に関わるというあらすじのオリジナルSFアニメです。クールなセリフ回しや音楽使いなど、独特のスタイリッシュな作風で人気を博しました。キャラも魅力的で、特に主人公スパイクのかっこよさには大人もしびれること請け合いです。

おすすめアニメ12位の『ヨルムンガンド』は、高橋慶太郎の人気アクション漫画を原作とする作品です。元少年兵で武器を憎む主人公が、武器商人の女性とその部下ら一行に加わり旅をする中で、ある秘密計画の存在に気付いていくという内容です。リアルな銃撃戦や登場キャラたちが交わす掛け合いセリフなど、大人にとって興味深い要素が満載となっています。

11位の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』は、士郎正宗の人気SF漫画を基に制作されたアニメ映画です。電脳化やサイボーグ技術が進歩している世界を舞台に、サイバー犯罪などを取り締まる「公安9課」所属の主人公と「人形使い」と呼ばれるハッカーの戦いが描かれます。哲学的なテーマとハードなSF描写、主人公草薙素子のクールな魅力がさく裂する必見作です。

11位までも必見の作品ばかりでしたが、ここからよりおすすめ度合は増していきます。大人におすすめのアニメランキングでトップ10に入ったのは、以下のようなタイトルです。いずれも大人の鑑賞に堪える世界観や奥深いテーマを含む傑作ぞろいとなっています。

10位にランクインしたのは、吉田秋生の人気漫画を現代を舞台に描きなおした『BANANA FISH』です。「バナナフィッシュ」と呼ばれる危険な薬物をめぐる陰謀に、ストリートキッズのボス・アッシュと日本人の英二が巻き込まれ立ち向かっていくさまを描きます。ハードな世界観と、主人公2人の間の緊密な関係に心揺さぶられる一作です。

9位のおすすめアニメは『新世紀エヴァンゲリオン』です。庵野秀明監督のオリジナル作品である本作は、「使徒」という謎の敵が襲ってくる第3新東京市を舞台に、人造人間エヴァンゲリオンに乗り込むこととなった少年シンジの苦悩と戦いを描きます。謎に満ちたストーリーと繊細な少年少女の内面を描いて人気となった本作は、大人のハートにも容赦なく響いてきます。

続く8位の作品は、諌山創の大人気漫画のアニメ版である『進撃の巨人』です。無慈悲な巨人の襲撃で親を食い殺された主人公が復讐を誓うも、次第に世界に隠された謎に気づいていくというあらすじになります。周到に設計されたストーリーと謎解きのスリルが面白い作品であるとともに、主人公らキャラの深い関係性にも心奪われます。

大人におすすめのアニメ、7位はこちらも人気が衰えない『魔法少女まどか☆マギカ』です。主人公の鹿目まどかは、謎の生物から自分がとてつもない「魔法少女」の素質を持つと聞かされるも、その裏に潜む事実を知り心が揺れ動く…というあらすじになっています。せつない願いを抱えた少女たちの残酷な運命が大人の胸をかきむしります。

6位には、野田サトルの人気漫画を原作とする『ゴールデンカムイ』がランクインしました。明治の北海道を舞台に、アイヌの黄金をめぐり各勢力が壮絶な戦いを展開するというあらすじの物語です。「不死身」と呼ばれるほどの生命力を持つ主人公の杉元と、その相棒となる聡明でサバイバル能力に長けたアイヌ少女アシㇼパ、さらにその他癖がありすぎるキャラたちが繰り広げる冒険が面白い一作です。

5位の『PSYCHO-PASS』は、本広克行総監督のオリジナルアニメ作品です。心理状態を数値化し潜在的な犯罪者のあぶりだしが可能になった世界で、治安維持活動に従事する主人公らの姿を描く物語となっています。ショッキングな描写とわけありの過去を持つ執行官たちのドラマに引き込まれる大人が続出し、人気となりました。

広江礼威の人気漫画を原作とする4位の『BLACK LAGOON』は、 「ラグーン商会」という海賊がタイの架空都市ロアナプラを舞台に繰り広げるクライムアクションアニメになります。主人公で元サラリーマンのロック、中華系アメリカ人で2丁拳銃の使い手レヴィなど、いずれも曲者ながら信念に忠実なキャラの生き様、そしてキレのいいガンアクションが本作の魅力です。

大人におすすめの魅力的な作品の紹介が47本終了しました。残りは3本のみですが、おすすめ度トップ3となったのは以下のタイトルになります。いずれもさまざまな経験を経た大人だからこそどっぷり感慨に浸れる名作となっています。

3位はアニメ業界の内幕を描く『SHIROBAKO』です。高校の同級生でいつか共に商業アニメを作ろうと誓い合った4人の女性が、アニメ業界に飛び込み成長していく姿を追う内容となっています。作品づくりに懸ける主要キャラの情熱と、一歩ずつ進んでいく4人の真摯な姿勢に応援の気持ちが止まりません。

2位のおすすめアニメは、暁佳奈のファンタジー小説を基とする『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』です。「武器」として育った少女が義手を得た後手紙の代筆業を始め、それまで意識しなかった感情に目覚めていく内容となっています。無感情だった主人公ヴァイオレットが仕事を通じ次第に変化していく様子や、彼女が関わる人びとの気持ちを繊細に描いた本作は、大人も号泣必死の名作です。

大人におすすめの面白いアニメ、1位は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』です。メンバーの1人を事故で失った後疎遠になった幼なじみたちが再び集まり、死んだ女の子の願いを叶えようとするというあらすじになります。心に傷を負って成長した主要キャラが死んだはずのヒロインの出現で前に進みだす姿は感動的で、特に現状にわだかまりを抱える大人世代には、日常の大切さについて改めて気づかされる部分が少なくありません。

大人におすすめのアニメのランキングが済んだ後は、それらに対する世間の見方という話題に移りましょう。大人の視聴に向くアニメは世の中でどのように捉えられているのか、Xに投稿された意見から探ってみました。

こちらの方は『エヴァ』を大人におすすめのアニメとして挙げています。本作はストーリーの謎以上に「コミュニケーション」が重要なテーマとなっており、キャラたちの痛々しい関係には大人の方がよりビビッドに反応しやすいもようです。

一方こちらの方は、『アイカツ!』が大人におすすめのアニメということのようです。本作は女児向けのアニメですが大人にもハマる人が多く、「アイカツおじさん」と呼ばれる層まで出現させました。まさしく面白い作品に年齢や性別の垣根はないことを証明しています。

ランキングには上がっていませんが、富野由悠季監督の手掛けるアニメは多くが「大人感」満載で、歳を重ねた後でも考えさせるところが多くなっています。『機動戦士ガンダム』終盤のダイアローグや『伝説巨人イデオン』のヒリヒリするキャラの関係性は、大人でこそ十分堪能できるポイントと言えます。

大人におすすめのアニメをランキングで紹介しました。1位は『あの花』という結果でしたが、どのタイトルも成熟した内容の味わい深い作品ぞろいとなっています。忙しい仕事の合間に何か面白いアニメが見たいという方は、ぜひ本記事のランキングを参考に好みの作品を探してみてください。