バッドエンドで終わるアニメまとめ!鬱展開なあらすじを徹底紹介
この記事ではバッドエンドで終わるアニメについてまとめました。あらすじの他にも主人公などについても紹介します。たくさんのアニメがありますが、必ずハッピーエンドで終わるものばかりではありません。バッドエンドのアニメにはその結末故に視聴者に訴えかける力があります。
目次
バッドエンドアニメランキングTOP30~21!主人公やあらすじも紹介
30位:機動戦士Zガンダム
「機動戦士Zガンダム」は「機動戦士ガンダム」の続編で、主人公はカミーユ・ビダンです。前作から7年後を舞台に、スペースノイドを弾圧する地球連邦軍のティターンズとそれに反抗するエゥーゴの戦いを描いていました。エゥーゴのメンバーとしてZガンダムに乗り戦うカミーユでしたが、度重なる仲間の死に次第にその精神は蝕まれていきます。最後の敵であるシロッコを倒したカミーユでしたが、限界を迎えた精神が崩壊してしまうという衝撃のバッドエンドで物語は幕を閉じました。
29位:神世紀伝マーズ
「神世紀伝マーズ」は2002年に放送された作品です。横山光輝さんの「マーズ」を原作とした作品で、原作のラストは衝撃的なバッドエンドとして知られています。「神世紀伝マーズ」ではアニメオリジナルの要素が加えられていますが、あらすじそのものよりも原作から大きく改変された部分が賛否両論となりました。ラストも変わっており、否定的な意見を持つ人からはさまざまな理由からバッドエンドのアニメという声があがっています。
28位:火の鳥
「火の鳥」は手塚治虫さんの原作をテレビアニメ化したもので、2003年に放送されました。さまざまな時代の物語を描いた作品ですが、主人公であっても悲惨な展開が待ち受けるエピソードもあります。それ故に見る人によっては鬱な気持ちになることもあります。しかし単なるバッドエンドではなく、人の業や生命の尊さを描いた作品でもあり、あらすじや世界観の壮大さは色褪せぬ魅力を放っています。
27位:宇宙の騎士テッカマンブレード
「宇宙の騎士テッカマンブレード」は1992年に放送されたアニメです。1975年に放送された「宇宙の騎士テッカマン」を当時の時代風にアレンジした作品ですが、それぞれのアニメに繋がりはありません。物語は謎の敵「ラダム」から地球を守るテッカマンブレードと、その仲間であるスペーツナイツの活躍を描いていました。主人公のDボウイには次々と悲惨な展開が襲いかかり、最後は敵を倒したものの廃人になる結末をむかえました。しかし運命と懸命に戦うDボウイの姿に心打たれた人も多く、根強いファンも多いアニメです。
26位:機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ
「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」は2015年から放送された作品です。人類が火星に移住した時代を舞台に、戦場の中で必死に生き抜こうとする少年たちの姿が描かれました。終盤になるにしたがって、ガンダム・バルバトスに乗る主人公の三日月・オーガスが所属する「鉄華団」は孤立無援の状況に追い詰められます。最終回で三日月は壮絶な戦いの末に戦死しますが、生き残った仲間が死んだ者たちの意思を引き継いでいくという結末をむかえました。
25位:勇者特急マイトガイン
「勇者特急マイトガイン」は1993年に放送されたアニメです。主人公の旋風寺舞人がマイトガインと呼ばれるロボット乗り、平和を乱す悪と戦っていく物語です。本作のラスボスである「ブラックノワール」は最終回で、自身は三次元人であり舞人たちは二次元人であると語ります。結果的に舞人は勝利し、ブラックノワール自体も何者かに三次元人という役割を与えられていただけと描写されました。しかし、作品そのものを根底から覆すこの最後の展開は現在も賛否が分かれています。
24位:ドラゴンボールGT
「ドラゴンボールGT」は1996年から放送された作品です。大ヒット漫画「ドラゴンボール」のアニメ版である「ドラゴンボールZ」の続編で、原作にない完全オリジナルの物語でした。本作のラストで、主人公の孫悟空は最後の敵である一星龍倒します。しかし、その後悟空は神龍とドラゴンボールとともに何処かへ旅立っていく姿が描かれました。悟空が生死不明になったかのような結末は衝撃を呼び、本作は見方によっては鬱展開ともいえる最後で幕を閉じています。
23位:DEATH NOTE
「DEATH NOTE」は週刊少年ジャンプで連載されてた漫画をアニメ化した作品です。あらすじは、名前を書いた人間を抹殺することのできるデスノートを偶然手に入れた主人公の夜神月が「キラ」と名のり、世界の神になろうと暗躍するというものでした。最終的に月は彼を追う者たちとの戦いに敗れ命を落とす結末をむかえます。主人公が死亡するというバッドエンドですが、そこに至るまでの頭脳戦や駆け引きなどたくさんの見所があるアニメです。
22位:クロノクルセイド
「クロノクルセイド」は2003年に放送されたアニメです。悪魔祓いの主人公が相棒の少年悪魔とともに冒険する姿を描いた作品でした。ラストでは主人公たちが死亡してしまい、倒したかに思われたラスボスが復活してしまうというバッドエンドをむかえてしまいます。その救いようのない鬱展開の結末はファンに衝撃を与えました。
21位:聖戦士ダンバイン
「聖戦士ダンバイン」は1983年から放送されたロボットアニメです。あらすじは、主人公のショウ・ザマが異世界「バイストン・ウェル」に召喚され、聖戦士としてダンバインというロボットに乗り戦うというものでした。最終回ではショウも含めた味方側の人物が次々と死亡し、平和になった世界に一人残されたショウの相棒であるチャム・ファウが何処かへ去っていくという結末です。
バッドエンドアニメランキングTOP20~11!主人公やあらすじも紹介
20位:サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER
石ノ森章太郎さんの漫画「サイボーグ009」の三度目のテレビアニメ化が「サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER」です。特別編を除く実質的な最終回である地下帝国ヨミ編のラストで、敵のボスを倒した主人公の009とそれを助けに来た002がともに大気圏で燃え尽きる結末が描かれました。二人が死亡する鬱展開によりバッドエンドという見方がある一方で、友情と平和の尊さを訴える美しいラストとの声もある最後です。
19位:勇者王ガオガイガーFAINAL
「勇者王ガオガイガーFAINAL」は1997年に放送された「勇者王ガオガイガー」の続編です。OVAで展開された本作の結末は、主人公の獅子王凱をはじめとする勇者たちが敵を倒したものの、宇宙空間から脱出できなくなり仲間の二人の子どもだけが生き残り他は生死不明になるというものでした。本作の続編となる小説もありますが、綺麗にまとまったテレビアニメと異なる衝撃的な結末について、バッドエンドという声もあり賛否両論分かれるものになっています。
18位:キカイダー01 THE ANIMATION
「キカイダー01 THE ANIMATION」は石ノ森章太郎さんの漫画「人造人間キカイダー」の主に後半部分をアニメ化したものです。前半にあたる「人造人間キカイダー THE ANIMATION」の続編であり、主人公のジローとその兄であるイチロー、さらに三人目のキカイダーである零の活躍が描かれました。その最後は敵に操られた仲間をジローが手にかけるという鬱展開となっています。平和は戻ったものの、服従回路により機械でありながら人間と同じように善と悪の心の間で生き続けていくジローの姿で物語は幕を閉じました。
17位:最終兵器彼女
「最終兵器彼女」は高橋しんさんの漫画をアニメ化したものです。アニメ版のラストでは、誰もいなくなった世界で主人公のシュウジの前にヒロインであるちせが現れるというものでした。一見すると二人が愛を誓う幸せな結末ともとれますが、この時点で世界は崩壊し二人以外だれもいない状況になっています。見方により鬱展開のバッドエンドともハッピーエンドともとれる結末をむかえた作品です。
16位:ビーストウォーズ超生命体トランスフォーマー
「ビーストウォーズ超生命体トランスフォーマー」は1997年から放送された作品です。それまで乗り物が変形していたトランスフォーマーが、動物から変形するという設定で人気を集めました。最終回のあらすじは主人公のコンボイが敵の罠にかかり、惑星を破壊する兵器の破壊に成功するも脱出できず死亡するというバッドエンドでした。実は続編の「ビーストウォーズメタルス」という作品がありますが、その放送まで間が空いたためこの結末は作品を見ていた子どもたちに大きな衝撃を与えました。
15位:機動戦士ガンダムSEED DESTINY
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」は「機動戦士ガンダムSEED」の続編として2004年に放送されました。最終回のあらすじは主人公のシン・アスカがアスラン・ザラに敗北するというものでした。それまでの描き方において、シンが主人公というには不遇な扱い方をされていたこともあり最終的に敗北してしまう結末はバッドエンドという声もあがっています。こうした展開を踏まえてか、ゲームなどではシンの鬱展開を回避するシナリオが用意されている作品もあります。
14位:カウボーイビバップ
「カウボーイビバップ」は1998年に放送されたアニメです。主人公のスパイクとその仲間たちが賞金稼ぎとして宇宙を冒険する姿が描かれ、日本SF大会で星雲賞メディア部門を受賞するなど高い人気を誇ります。最終回において、主人公のスパイクは大切な人の仇を討つことに成功します。しかし相手と相打ちになり、最終的に死亡するという結末をむかえました。主人公の死という鬱展開はありますが、男の生き様を描いた作品として単なるバッドエンドではない熱さを残したアニメです。
13位:宇宙戦士バルディオス
「宇宙戦士バルディオス」は1980年に放送されたロボットアニメです。あらすじは主人公のマリンがロボットであるバルディオスに乗り、ガットラー総統率いる敵勢力と戦うというものでした。本作は打ち切りの影響で、最終回が敵の作戦により地球が水没し人類が全滅する場面で終わるという衝撃的な結末となっています。その後制作された劇場版でもマリンにとって救いのない鬱展開が描かれ、そちらもファンにショックを与えました。
12位:あしたのジョー2
高森朝雄さんとちばてつやさんによる不滅の名作「あしたのジョー」のテレビアニメ第2作が「あしたのジョー2」です。最終回では主人公の矢吹ジョーが、世界チャンピオンのホセ・メンドーサと全力で戦い白く燃え尽きる結末が描かれました。青春を燃やしきったジョーの姿が感動的な一方で、ジョーの生死が不明であることが衝撃を呼びました。またジョーがパンチドランカーだったことも描かれており、仮に生きていてたとしてもその後の人生を考えると鬱展開ともとれるラストとなっています。
11位:なるたる
「なるたる」は鬼頭莫宏さんの漫画をテレビアニメ化したものです。原作の途中までをアニメ化したものとなっていますが、それ故に解決されない謎がそのまま残るなど完結要素の薄い最終回となっていました。さらに展開もクラスメイトの死などが描かれる鬱展開となっており、非常に後味の悪いものとなっています。
バッドエンドアニメランキングTOP10~4!主人公やあらすじも紹介
10位:GODZILLA 星を喰う者
「GODZILLA 星を喰う者」は2018年に劇場公開されたアニメ映画です。2017年から展開されたゴジラのアニメーション映画の最終作であり、ゴジラの宿敵であるキングギドラも登場しました。本作がバッドエンドといわれるのは、人類はゴジラを倒すことができず、主人公のハルオも死亡してしまうことなどが理由です。ただし、人類は地球の覇権をゴジラに渡しながらも密やかに生きていくことも示唆されており、僅かな希望も描かれていました。
9位:ぼくらの
「ぼくらの」は2007年から放送されたアニメです。あらすじは夏休みの自然学校でココペリという謎の男に出会った子どもたちが、彼にいわれるままゲームだと思い契約し巨大ロボットに乗るといったものです。極限の状況に追い込まれた子どもたちにスポットを当てたストーリーは鬱展開そのものとなっています。最終的に子どもたちは全滅し、他の世界でも同様の出来事が続くことが示唆されるという結末をむかえました。
8位:ハーメルンのバイオリン弾き
「ハーメルンのバイオリン弾き」は月刊少年ガンガンで連載されていた漫画のアニメ版です。漫画とアニメではあらすじが大きく違い、アニメでは漫画の特徴であったギャグ描写もなくシリアスな作風となっていました。最終回では、人と魔族のハーフであった主人公のハーメルがヒロインのフルートにパンドラの箱に封印されてしまいます。登場人物の誰も幸せにならない結末は大きな衝撃を残しました。
7位:無敵超人ザンボット3
「無敵超人ザンボット3」は1977年から放送されたロボットアニメです。後に「機動戦士ガンダム」を手掛けた富野由悠季監督の作品であり、地球を守る神ファミリーが守るべき地球人たちに迫害されるなど当時としては革新的なあらすじが特徴でした。勝平の友人が人間爆弾にされるといった鬱展開も描かれました。最終回では主人公の勝平を残し神ファミリーが全滅するなど、作品を流れるハードさが最後まで貫かれています。
6位:フランダースの犬
「フランダースの犬」は1975年から放送された作品です。主人公のネロが愛犬のパトラッシュと祖父とともに懸命に生きる姿が描かれていました。最終回は濡れ衣から村八分にされたネロが、アントワープの大聖堂で念願だったルーベンスの絵を見ることができた後にパトラッシュとともに天に召されるという結末です。悲惨なその最後は現代でも語り継がれるラストとなっています。
5位:鉄腕アトム
「鉄腕アトム」は1963年から放送された日本初の本格的な30分連続アニメです。有名な作品ですが、その最終回は主人公のアトムが地球を救うためにロケットとともに太陽に突っ込んでいくというものでした。アトムは漫画でもバッドエンドで終わる鬱展開が描かれていますが、リメイク版アニメも複数存在しそちらではまた異なる結末が描かれています。
4位:伝説巨神イデオン
「伝説巨神イデオン」は1980年から放送されたアニメです。種族同士の不幸なコミュニケーションを描き、そこにイデと呼ばれる謎のエネルギーが絡むあらすじは難解であり後のさまざまなアニメに影響を与えました。テレビ版の最終回は打ち切りにより唐突に物語が終わり、劇場版で真の完結が描かれています。どちらも壮絶な戦争の末に登場人物が全員死亡する結末をむかえました。
バッドエンドアニメランキングTOP3!主人公やあらすじも紹介
3位:アカメが斬る
「アカメが斬る!」は2014年から放送されたアニメです。最終回が近づくに連れて死亡するキャラクターが増えていき、最後は主人公のタツミも死亡してしまいます。原作は「ガンガンJOKER」に連載された漫画ですが、アニメは中盤からは原作と異なる展開になっていることが特徴でした。
2位:火垂るの墓
「火垂るの墓」は高畑勲監督が手掛けた劇場版アニメで、1988年に公開されました。戦争の時代を懸命に生きる兄と妹の姿を描いた物語で、あらすじは二人の絆に焦点が当てられています。最終的に主人公の清太も妹の節子も死亡し、戦争の悲惨さが観た人の心をえぐる結末となっています。
1位:School Days
「School Days」は2007年に放送されたアニメです。主人公の伊藤誠と彼を取り巻くヒロインたちの物語が描かれました。誠は人間的に問題のある人物として描かれており、その振る舞いにより最後はヒロインの手により命を絶たれてしまうという結末をむかえます。ラブコメにしか見えないキービジュアルと鬱展開のギャップは凄まじく、バッドエンドアニメの代表作にあげられることも多いアニメです。
バッドエンドアニメに対する世間での評判や人気
アニメのバッドエンドは、ハッピーエンドより作り込まれているという意見もありました。見ている側にとって苦しいものであるのは間違いありませんが、それ故に登場人物たちの生き様を丁寧に描く展開が好きな人も多いようです。
無理矢理なハッピーエンドよりも、しこりの残るバッドエンドのほうが好きという声もありました。ハッピーエンドの中には奇跡が起こる展開が描かれる作品もありますが、バッドエンドにはバッドエンドならではのリアリティもありそれが心に残る人もいるようです。
鬱展開のアニメが嫌いという声もありました。作品の中には完全なバッドエンドではなく、微かな希望を描く結末のものもあります。しかし、それが逆に後味が悪いと感じる人もいるようです。
バッドエンドアニメは鬱展開の結末や最後で面白いと話題だった
バッドエンドで終わるアニメは爽快感はないかもしれませんが、そこに至るキャラクターの苦しみや生き様が見た人の心を打つ側面もあります。あらすじも練られたものが多いため、気になる作品があった方はぜひ作品に触れてみてください。
この記事のライター
侑芽
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