【おそ松さん】十四松の性格は子供の頃から？闇が深いという噂の真相は？

おそ松さんにて松野家の6つ子の五男として十四松が登場していると、作中で常に底なしに明るくテンションが高過ぎる言動で周囲をかき乱しています。ファンからはテンションとフィジカル担当と思われている十四松ですが、一方でこの性格になったのには過去の闇が影響しているのではないかと噂されています。まずは十四松のプロフィールとおそ松さんの作品概要、あらすじをおさらいしていきます。

十四松は松野家の五男です。異常に明るくテンションが高い人柄が特徴的で、公式PVでも『明るい狂人』と紹介されています。普段から笑っている表情をしていて掴みどころがない性格をしており、作中ではとにかく意味が分からない奇行が多いですが、一方で行動が突然であっても挨拶はしっかりするという礼儀正しい一面もあります。

おそ松さんは赤塚不二夫が手掛けた漫画・おそ松くんをリメイクしたアニメ作品です。松野家の6つ子が20歳になった世界観でおそ松くんの代名詞だったパロディネタやブラックコメディが描かれており、奇抜で奇天烈なギャグや個性的なキャラクターなどが評価されました。第1話から下ネタ満載だったのに反し6つ子を好きになる女性ファンが続出しており、根強い人気によって現在もアニメ第3期の公開や実写映画といったメディア展開が行われています。

松野家に暮らす6つ子・おそ松、カラ松、チョロ松、一松、十四松、トド松は全員定職に就かず親の脛をかじるニートで、仕事にも女性にも縁がない彼らは足の引っ張り合いをしながら一つ屋根の下で生活していました。それぞれの趣味に勤しんでいる中、イヤミやチビ太、トト子といったおそ松くんから登場しているキャラクターが彼らと交流すると、再び騒がしく賑やかな日常が始まっていくのでした。

テンションとフィジカル担当の十四松は他の兄弟の中でも奇抜で個性的な性格をしていますが、おそ松さん作中でチョロ松とトド松が「実は1番闇を抱えている可能性がある」と話し合うと、十四松が隠していた禁断の闇について内容が描かれました。ここではおそ松さんにおける十四松の性格の変化と過去の闇についてまとめていきます。

十四松と言えば頭のネジがぶっ飛んだようなハチャメチャな言動が特徴的で、常にハイテンションな性格をしているという奇抜な個性を持っています。人と大きくズレた人間のように思われますが、好きな女性にフラれた時は兄弟たちの前で大泣きするようなことがあったため、誰よりも素直で純粋な性格をしていると言えます。

おそ松さんではハイテンションなところが十四松の個性として描かれていますが、彼が子供だったころ、つまりおそ松くん時代の頃はよく泣き、よく歌い、兄弟揃ってイタズラはするもののおそ松さんほどハチャメチャな人物ではありませんでした。おそ松さん17話ではおそ松がその豹変ぶりに疑問を抱き、十四松の闇に踏み込もうとするエピソードが描かれました。

十四松の性格が変わったことについてネット上ではいじめがあったのではないかという意見が出ています。実は闇を抱いていると考えられるようになった十四松には様々な考察・意見が投稿されていますが、現状十四松がいじめにあったという設定は公式から出ていません。代わりに作中で明かされたのは赤ん坊時代に6つ子で仲良く眠っている中、十四松だけが目を開いておそ松さんで常に浮かべている笑顔でいた写真でした。

この写真から推察すると十四松は赤ん坊の頃からおそ松さんのような人物で、おそ松くんの頃は兄弟たちに合わせて本当の自分を封印していたということになります。この推察が正しければおそ松さんに描かれている十四松こそが本来の彼であり、それまでの控えめだった十四松が異常だったと言えるでしょう。

十四松は手が隠れるほど袖が長い服を身につけています。一見すると十四松のおバカな個性が出ているように思われますが、ネット上で十四松の手には傷痕が残されているのではないかという考察が唱えられています。あくまでこの噂はネットに流行しているものであり、公式からそのような発表されておらず作中ではパジャマの袖から傷痕のない手を出しているシーンなども描かれています。

十四松は常に笑顔を浮かべていることで知られていますが、無邪気でかわいいと思う人がいれば狂気を感じられて怖いと思う人もおり、ファンの間では意見が割れています。なお、十四松は寝ている時でさえも笑顔であるそうで、彼にとって笑顔は普通の表情なのかもしれません。

おそ松くんベスト・セレクションの『アノニェー』には40年後の6つ子の姿が描かれています。40年後の十四松は髪の毛がボサボサになって口髭が生えた姿になっており、おそ松さんと変わらず笑顔を浮かべていました。また、札幌黒ラベルとのタイアップ広告では大人になった十四松が医者の姿で描かれています。

おそ松さんには松野家の6つ子それぞれの個性が輝くギャグ描写が描かれており、十四松の場合はハイテンションかつ思考が読めない奇行に定評があります。十四松が好きなファンからも彼の奇行は面白いと評判で、笑顔のまま突拍子のない行動を取る姿に人気があります。ここではおそ松さんにおける十四松の面白い奇行についてまとめていきます。

第9話『恋する十四松』にて十四松がメインの話が展開されると、十四松は家族におはようの挨拶をした後にバットに一松を縛り付けて公園で素振りをし始めました。この行動は突拍子のないもので多くのファンが困惑しましたが、そんなファンを置いていくように十四松は笑顔で素振りを続けました。

松野家の6つ子たちは1日の終わりに全員で銭湯に行くことを日課にしています。その日も十四松は兄弟と共に銭湯に行くと、湯舟に浸かっている兄弟をしり目にバタフライを始めました。笑顔のまま湯舟を何往復する十四松でしたが、兄弟以外に客がいなかったため大きな騒ぎにはなりませんでした。

20歳を過ぎて成人になっている十四松ですが、そんな歳になっても彼はサンタクロースを信じています。クリスマスの日になると十四松は松野家にやってきたサンタクロースをトナカイもろともロープで縛り上げて捕獲して大喜びし、眠っている兄弟たちを驚かせました。

第15話にて十四松はニート生活に終止符を打つために会社の面接を受けることにしました。まさかの決意を見せた十四松でしたが、実際に会社で面接官と出会うと十四松はズボンを下ろしてお尻を面接官の眼前に突き出しました。とんでもない奇行はその後も続いていき、当然十四松の面接は失敗に終わりました。

第20話にて十四松は四男の一松と共に散歩をしていました。しかし、散歩の様子を見てみると十四松は犬の着ぐるみを身につけて四足歩行しており、そのリードを一松が握っているのでした。一松が「嫌じゃないの？」と訊きますが十四松はその状態を楽しんでいる様子を見せていました。十四松と一松のコンビはファンの間で数字松と呼称されており、ネガティブな一松とハイテンションな十四松の独特な関係性に人気があります。

1期の最終話にて6つ子が野球の試合をすることになると、6つ子の中で最も運動神経がある十四松に期待が寄せられました。しかし、十四松は野球ができる嬉しさで野球マンになり、なぜか血の付いたバットを両手に握っていました。十四松は野球が好きで練習も欠かさずやっていましたが、実は野球のルールを知らないのでした。結局頼みの綱だった十四松も役に立たず試合は終了しました。

『恋する十四松』にて十四松が彼女とデートする展開になると、十四松は彼女を笑わせようとして耳の穴、鼻の穴、果ては頭皮の髪の隙間から水を噴き出しました。デートの最中であっても突拍子のない奇行を取る十四松にファンは唖然としてしまいましたが、彼女はこのギャグを気に入ったのかかわいい笑顔で笑ってくれました。

6つ子がそれぞれコンビで描かれることがあると、ファンの間ではコンビに名前が付けられるほどの人気を集めました。6つ子はそれぞれ強烈な個性を持っているがゆえに、コンビでの物語が展開されるとより奇天烈で面白いエピソードが描かれています。ここではおそ松さんにおける十四松と兄弟の関係についてまとめていきます。

おそ松とのコンビは『馬鹿松』または『いちご松』と呼ばれており、公式サイトで小学生のまま成長した奇跡のバカ、異常に明るいバカとそれぞれ記されていたことから付けられました。お互いにバカであることから相性が良く、紹介通り作中に描かれている2人のやり取りは学園ラブコメで上半身裸のまま見つめ合ったり、バットに縛って素振りしたりとバカなものが多いです。

一松とのコンビは『数字松』または『電池松』と呼ばれており、前者は2人の名前が数字で表すことができることから、後者は名前の『一』と『十』はマイナスとプラスに見えることから付けられ公式呼称になりました。卑屈な一松と明るい狂人な十四松は全く正反対な性格をしていますが、意外にもハイテンションな十四松に一松が悪ノリすることが多くそれなりに仲が良いです。

トド松とのコンビは『末松』と呼ばれており、6つ子の中で下の2人であることから付けられました。アニメ雑誌・アニメージュによると十四松のボケをトド松が優しく拾っているそうで、実際に十四松はしれっと暴言を吐くことがあってもトド松に吐いたことはありません。基本的に末っ子のトド松が兄のような立ち回りをしていますが、危険な場合では十四松がトド松を助けようとすることがあります。

チョロ松とのコンビは『若葉松』と呼ばれており、2人のテーマカラーが緑と黄色の若葉マークの配色になっていることから付けられました。常識人のチョロ松が十四松のボケにツッコミを入れることが基本で、釣り堀で釣りをしていた時は息の合ったデリバリーコントを披露しました。

カラ松とのコンビは『揚げ物松』と呼ばれており、前者は2人の名前をもじることで『カラッとジューシー』になることから付けられました。互いに兄弟のことを蔑称で呼ばない共通点があり、十四松のコンビの中では比較的絡みが少ないです。また、第4話の扶養家族選抜面接で2人とも保留扱いになったことから一部のファンからは『保留組』と呼んでいます。

おそ松さん作中には十四松が彼女とデートするエピソードが公開され大きな話題となりました。童貞しかいない兄弟の間でも十四松の彼女は大きな注目を集め、十四松の性格や行動も別人のように変貌しています。ここではおそ松さんにおける十四松の彼女についてまとめていきます。

十四松の彼女は1期第9話Bパート『恋する十四松』に描かれています。ある日突然十四松の性格と行動が大人しくなると、違和感を感じたおそ松は十四松と謎の女性が笑顔でツーショットを取ったプリクラを見つけ彼女の存在が明らかになりました。彼女の存在が気になったおそ松は他の兄弟と共に十四松を尾行することにし、十四松がデートしている瞬間を目撃するのでした。

2人が出会ったきっかけは彼女が海辺で入水自殺をしようとした時、偶然素振り中に高波に飲まれた十四松を必死になって助けたことでした。心臓マッサージの水芸を披露すると彼女は十四松のギャグを気に入るようになり、2人は恋人となりました。しかし、わずか1ヶ月後に彼女が止むを得ない事情で十四松を振ってしまいます。そして別れの当日、電車のホームに十四松が駆け付けると「また会えマッスルマッスル！」とエールを送り、彼女は涙を零しながら2人は離れていきました。

十四松の彼女は本名すら明かされていませんが、作中では意味深なシーンが公開されています。彼女を持った十四松に嫉妬したおそ松はレンタルビデオショップにてAVコーナーであるものを見つけます。その後おそ松は十四松に何か話そうとしますが結局何も伝えませんでした。もしも彼女がAV女優だった場合でも、おそ松はその事実を知らずに好意を抱いている十四松の恋を応援することを決めたのかもしれません。

これまで十四松の性格や闇についてまとめてきましたが、ハイテンションで個性的な十四松のことをファンはどのように思っているのでしょうか。ここではおそ松さん本編を視聴したファンが思う十四松の評判や人気について、実際にSNSへ投稿されているコメントを参照して内容をまとめていきます。

十四松の性格に狂気を感じているファンはとても多くいました。笑顔でいることは人に好印象を与えますが、常に笑顔かつ突拍子のない奇行を繰り広げている十四松の場合は恐怖に感じられることもあるでしょう。

十四松と一松の性格が真逆なコンビが好きという人が多くいました。陰鬱で闇のような人柄をしている一松とハイテンションで光のような十四松の2人は、性格が逆だからこそなのか他の兄弟よりも仲良くしている描写が多く、人気の理由も窺えます。

おそ松さん3期の十四松はそれまでのテンションより少し控えめになったと感じているファンが多くいました。突然先が読めず奇行に走っていた十四松が冷静になっている姿を見ると、その光景に違和感を感じてしまう視聴者が多かったそうです。

おそ松さんに登場する十四松の性格はとても個性的で、裏に隠されていた闇も深いものでした。幼い頃から本性を隠していたのかもしれないと考えると、十四松というキャラクターの本性が余計に分からなくなってしまうことでしょう。もしも十四松について知らなかったという人は、ぜひ個性的なキャラクターが集まったおそ松さんをチェックしてみてください。