【ワンパンマン】ソニックの能力や必殺技を紹介!強さや死亡説についても解説
『ワンパンマン』に登場する音速のソニックは、一種のネタキャラとして人気を博しています。しかし実は優れた能力を有し、作中でも上位の強さを持っています。そこでこの記事では、『ワンパンマン』のソニックの能力や必殺技、強さや戦績、死亡説や過去について解説します。
目次
【ワンパンマン】ソニックとは?
『ワンパンマン』に登場する音速のソニックは、自称最強の忍者です。サイタマに対抗心を燃やしており、何度も戦いを挑みますが、毎回あっさりと負けてしまいます。まずは音速のソニックや『ワンパンマン』についての基本情報を押さえておきましょう。
ソニックのプロフィール
『ワンパンマン』に登場する音速のソニックは、ヒーローでも怪人でもありません。暗殺や用心棒までなんでもこなす裏稼業の人間で、S級の賞金首です。主人公のサイタマとは因縁があり、初めてサイタマに敗北して以降、彼と遭遇するたびに勝負を挑み、瞬殺されてしまうのが定番の流れとなっています。暗殺者を育成する忍者の里出身であり、その実力はS級ヒーローにも匹敵するほどです。とある事情から、正義やヒーローを嫌っています。
ソニックの名前の由来
「音速のソニック」という奇抜なネーミングは、忍者の里内部でつけられた忍符号と呼ばれる一種のコードネームのようなものです。忍者の里出身者はみな類似した符号が付けられています。また、『ワンパンマン』の作品上の設定という視点から言えば、その由来はセガのゲーム『ソニックシリーズ』だと言われています。いずれにせよ、彼の桁外れなスピードに由来するものだと推察できます。
ソニックの趣味
ソニックの趣味は、尾行と料理です。尾行に関しては、まさにサイタマに対して発揮しており、もはや完全にストーカーとなっています。そして料理については作中での描写は少ないものの、怪人細胞を食べるときにわざわざ火を通してしっかり調理していました。そのせいで怪人細胞の効果が発揮されず、おなかを壊すだけに終わったというおまけがあります。
ワンパンマンの概要
『ワンパンマン』はネット上で連載されているONEさんの漫画が原作です。後に漫画家の村田雄介さんの手によってリメイクされたものが『となりのヤングジャンプ』において連載されています。リメイク版に準拠したアニメ化もされており、すでに第2期まで放送されました。さらに第3期の制作も進行しています。
ワンパンマンのあらすじ
『ワンパンマン』の世界では、人々が怪人という脅威に常にさらされています。その怪人と戦うヒーローが職業として認知されている中、主人公サイタマは趣味でヒーロー活動をしていました。しかし、その実力は作中最強で、戦う敵のほとんどを一撃(ワンパン)で仕留めてしまいます。『ワンパンマン』は、異次元の強さを誇るサイタマがを中心に、ヒーローたちの戦いや日常、さらには社会情勢などを描いた作品です。
【ワンパンマン】ソニックの能力や必殺技・強さ
登場するたびにサイタマにあっさり倒されることが定番となっているソニックですが、実は作中でもトップクラスの強さを持っています。ここでは、ソニックの強さや能力について紹介します。
ソニックの強さや能力
音速のソニックは、その名前の通り、速さを活かした戦いを得意としています。彼はサイタマに瞬殺されるイメージが強いため、その強さや能力を正確に判断する機会が少ないのですが、実はS級ヒーローに匹敵する強さがあります。事実、S級ヒーローのジェノスと互角に戦っており、それを見ていたフブキもソニックのことを、戦闘技術だけなら間違いなくS級だと認識していました。
ソニックの必殺技
ソニックは、『ワンパンマン』の中でも描写された必殺技の数がトップクラスの多さです。そのソニックの必殺技を紹介していきます。
必殺技①風刃脚
「風刀脚」は、ソニックの必殺技の中でも基本的なものです。これは体を縦向きに回転させて放つ蹴りです。コンボで放ったり、踵落とししたりなど、様々なヴァリエーションがあります。ちなみにソニックがサイタマにこの技を使った時は、寸止めのカウンターを返され、ギリギリ踏みとどまったソニックに偶然金的攻撃が炸裂してしまいました。また、閃光のフラッシュも同じ技を使っているので、忍者の里で教わる技だと推測できます。
必殺技②爆裂手裏剣
爆発する手裏剣を使って攻撃する技が「爆裂手裏剣」です。牽制としても使えると同時に、威力も高くビルを破壊してしまうほどです。ソニックはこの技を、ヒーローであるサイタマをやる気にさせるために、周囲に被害を出すような仕方で繰り出していました。また、この技の派生として「煙幕手裏剣」や「ホーミング爆裂手裏剣」などもあります。
必殺技③二影葬
ソニックは歩行技術や身体操作技術に優れており、それらを駆使した技を多数所持しています。特殊な歩行技術と高速の身のこなしによって残像を生み出す技が十八番で、2人の分身を生み出すのが「二影葬」です。
必殺技④四影葬
先述した「二影葬」の発展形にあたる技が「四影葬」です。特殊な歩行により4人の分身を生み出すことが可能になります。この技の完成度は高く、ジェノスすら翻弄するほどでした。
必殺技⑤十影葬
歩行技術と身体技術によって残像を生み出す技の究極形が、10人の分身を生み出す究極奥義「十影葬」です。この技は、リベンジに燃えるソニックがサイタマ対策として準備した必殺技でした。しかしこの技を前にしたサイタマは、「マジ反復横跳び」で分身をすべて吹き飛ばすという力技で打ち破ってしまいました。
必殺技⑥散閃斬
「散閃斬」は、作中ではどのような技なのか判明していません。ジェノスとの戦いで「四影葬」とともに繰り出そうとしたものの、サイタマの介入により妨害されてしまったためです。
必殺技⑦音速重連拳
「音速重連拳」は、分身したうえで連続のパンチを繰り出す技です。閃光のフラッシュとの戦いにおいてソニックが「二影葬」とのコンボで繰り出していました。
必殺技⑧音速放雷拳
忍者の里のトップである、あの御方と呼ばれる忍者からサイタマが奪った秘伝書によってソニックが習得した必殺技が「音速放雷拳」です。その強さは別格で、ヒーロー協会に代わって急速に勢力を拡大してきたネオヒーローズからの追手集団を圧倒したほどです。技の詳細はわかりませんが、戦闘描写を見る限り、それこそ雷のような速度で攻撃する技術だと推測できます。
ソニックの戦績
ソニックはひたすらサイタマにだけ執着して挑み続けている印象がありますが、サイタマ以外とも戦っています。ここではソニックの戦績について紹介します。
戦績①サイタマ戦
作中で最もサイタマと戦った回数が多いのがソニックです。怪人協会との戦いが終わった後にサイタマに敗れた際のソニックの独白によれば、14戦全敗とのことです。何度返り討ちにあってもソニックは諦めることなく、その執念は怪人になることを試みるほどでした。ちなみに、ソニックが作中で明確に負けた相手はサイタマだけです。
戦績②深海王戦
災害レベル鬼の怪人・深海王と交戦した際には、ソニックはその速さで深海王を圧倒しています。しかし、もともと地上で弱体化していた深海王が雨のおかげで強化されると一切攻撃が通らなくなり、脱獄したばかりで素手で戦っていたソニックは一時撤退することを選びました。その後、装備を整えて戻ってきたものの、深海王はすでにサイタマに倒されていました。結果的には、ソニックが多少不利だったものの、引き分けに終わったかたちです。
戦績③ジェノス戦
サイタマの家を突き止め、リベンジしに来たソニックは、S級ヒーロー・ジェノスと戦うことになりました。戦いはほぼ互角でした。最終的には、2人がともに必殺技を放って相手を仕留めようとした際に、家の周辺が被害に遭うことを嫌ったサイタマが介入したことで幕切れとなりました。
【ワンパンマン】ソニックの死亡説や過去
ソニックは、『ワンパンマン』の登場人物の中でも、面白エピソードや過去に関する話が豊富です。その中には、ソニックの死亡をめぐる話題もあります。ここからはソニックの死亡説の真相や過去について解説します。
ソニックの死亡説
結論から言うと死亡説はデマです。怪人協会の一員であり、ソニックと同郷でもある疾風のウィンドと業火のフレイムが、ソニックに怪人になるよう勧誘しました。2人の実力を直に感じたことや、このままではサイタマに勝てないと感じたことが理由となり、ソニックは怪人になる決意をしました。ただしその手段となる怪人細胞は、もし適応しなければ死亡します。ところがソニックは怪人細胞が生肉なのを嫌って火を通してから食べてしまったせいで効果が発揮されず、怪人にならず死亡することもありませんでした。
ソニックと閃光のフラッシュの過去
ソニックは、S級ヒーロー閃光のフラッシュと深い因縁があります。ここではそのソニックとフラッシュの過去について紹介します。
ソニックとフラッシュは同郷だった
音速のソニックと閃光のフラッシュは2人とも忍者の里出身者で、しかも同期です。忍者の里は孤児を集めて暗殺技術を教え込む裏の組織です。そこで共に育ったソニックとフラッシュは、お互いにライバルであると同時に親友や兄弟のようでもある仲になりました。さらにソニックはフラッシュに対して夢を語りました。将来、忍者の里の最高幹部になり組織を乗っ取ることで、暗殺など無関係に孤児たちを自由にする体制に変えてみせるというものです。
終わりの44期事件
ソニックとフラッシュは忍者の里で同じ44期でした。しかし卒業検定の時、フラッシュが正義感ゆえに同期生や施設関係者を皆殺しにするという事件が起きました。これが「終わりの44期事件」です。この時ソニックはフラッシュが盛った毒のせいで寝込んでいたため現場には居合わせませんでした。しかもその直後、S級1位ヒーローのブラストも襲撃してきたことで忍者の里は壊滅、後輩の孤児たちのほとんどが倒されました。この一連の出来事のせいで、ソニックは正義感やヒーローというものを憎むようになりました。
【ワンパンマン】ソニックの名言
ソニックは『ワンパンマン』作中で多くの名言を残しています。笑いを誘う場面で発されたものもありますが、意外にも深いメッセージが込められた名言も存在します。ここではソニックの代表的な名言3つを紹介します。
ソニックの名言①「サイタマ!次に会った時が…」
サイタマ!次に会った時がお前の最期だ!
究極の忍術で確実に仕留める!この音速のソニックがな!出典: tonarinoyj.jp
サイタマと初遭遇したときのセリフです。ソニックはサイタマにほぼ一方的に戦いをふっかけたものの、偶然サイタマの寸止めパンチがソニックの金的に当たってしまい、プルプル震えながら捨てセリフとして放たれました。サイタマとソニックの因縁のはじまりでもあります。同時に、ソニックのネタキャラとしてのはじまりでもありました。
ソニックの名言②「正義ごっこなど…」
正義ごっこなどしている連中では本物の強敵には勝てない
何も守ることはできない出典: tonarinoyj.jp
深海王と交戦した後、一時撤退しているときに、遭遇したジェノスに対して放った言葉です。過去の経験からヒーローを毛嫌いしているソニックならではの名言となっています。実際に、ジェノスは深海王相手に善戦したものの、子供をかばったために敗北してしまいました。その意味で重い言葉でしたが、それを発言したソニックは全裸だったため、ジェノスから変質者呼ばわりされてしまいます。
ソニックの名言③「お前に勝って…」
なぜだかお前を前にすると全く勝ち目が無いように思える…
お前に勝ってこのイメージを払拭しないと俺は前に進めないんだッ出典: tonarinoyj.jp
サイタマの家まで押しかけたところでジェノスと戦闘した後、ようやくサイタマが本気で相手をするつもりになったときのソニックの独白です。ソニックは自分の強さや能力に絶対の自信を持っていましたが、それをサイタマにぶち壊されます。サイタマにはもはや勝てないと気づきながらも、自分の誇りを取り戻すためには勝つ必要があるという覚悟が表れた名言です。
【ワンパンマン】ソニックの声優
『ワンパンマン』は第2期までアニメ化されており、第3期の制作もはじまっています。ここでは、アニメでソニックの声を担当する声優について紹介します。
ソニックの声優は「梶裕貴」
アニメ『ワンパンマン』でソニック役を演じたのは、声優の梶裕貴(かじゆうき)さんです。若手から中堅の男性声優の中でもトップクラスの実績と人気を誇る声優です。
梶裕貴のプロフィール
梶裕貴さんは、1985年9月3日生まれ、所属事務所がヴィムスの男性声優です。声優デビューは2004年、2012年からは音楽活動も開始しています。既婚者でもあり、妻は同じく大人気声優である竹達彩奈(たけたつあやな)さんです。爽やかな声色の少年役から、低い声音で影のある役まで、幅広いキャラを演じています。
梶裕貴の主な出演作品
梶裕貴さんは数多くの作品において、主役や重要な役を演じてきています。代表作として挙げられるのが、『進撃の巨人』のエレン・イェーガー、『僕のヒーローアカデミア』の轟焦凍、『七つの大罪』のメリオダス、『ギルティクラウン』の桜満集、『東京喰種』の霧嶋絢都などです。
【ワンパンマン】ソニックに対する世間での評判や人気
ソニックが本当は強いことを認識しているファンも多いようです。そしてサイタマと比較することがまず間違いということも指摘されています。
ソニックは、同郷の閃光のフラッシュと強さを比較されることがしばしばあります。しかし、その議論に明確な結論が出ることは少なく、多くのファンが2人の強さはほぼ互角だと認識しています。
アニメ放送の効果で、梶裕貴さんが声優を担当しているからこそ、ソニックのことを好きになったファンもいるようです。
【ワンパンマン】ソニックは強いキャラだった
音速のソニックは、『ワンパンマン』屈指のネタキャラとして人気を博していますが、実は作中トップクラスの強さを有しています。ただ単に、いつも負けているサイタマが強すぎるだけです。さらに忍者の里出身である過去や、S級ヒーロー・閃光のフラッシュとの因縁など、物語中の様々な出来事と関わる可能性も持っています。今後も『ワンパンマン』でのソニックの活躍に注目しましょう。
この記事のライター
Otokita Toma
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