【ワンパンマン】怪人の中で最強なのは?災害レベルについても徹底解説
『ワンパンマン』の怪人について、その個々の強さを紹介します。『ワンパンマン』に登場する怪人協会メンバーなどの怪人と、「鬼」や「竜」などの災害レベルについて詳しく解説するとともに、30位~1位まで強さ順にランキング化して最強怪人を明らかにします。
目次
【ワンパンマン】怪人と災害レベルとは?
数々の奇想天外なキャラクターが登場する『ワンパンマン』ですが、注目されるのはヒーローばかりではありません。その敵である「怪人」も、特異な個性で多くの人の目を引きつけています。そもそも『ワンパンマン』における「怪人」とはどんな存在で、関連してよく使われる「災害レベル」は何を表しているのでしょうか。まずは基本的な情報から見ていきましょう。
怪人とは?
『ワンパンマン』における「怪人」とは、人間へ危害を加える非日常的な存在全般を指す言葉です。いわゆる「怪獣」「モンスター」「クリーチャー」などと同列の概念になります。その種類は多岐にわたり、ゴジラなみの巨体を持つものや非生物までさまざまです。ある時期から急激に増加したこれら怪人たちの害に対応すべく、サイタマらが属する「ヒーロー協会」が立ち上げられました。その正体や発生原因などは不明ですが、作中では「地球の意志」などの要因が示唆されています。
災害レベルとは?鬼や竜などを紹介
『ワンパンマン』の作中では、怪人がもたらす害は天災と同じとみなされ、その脅威度は「災害レベル」の名称で表されます。「災害レベル」は5段階で、小規模な順に「狼」「虎」「鬼」「竜」「神」と区分されます。このうち「虎」レベルまではA級ヒーローで対処できますが、「鬼」以上となると、S級ヒーローでも勝敗は予測できません。さらに「竜」以上では、サイタマのほかに対処できるものはほぼいなくなります。
ワンパンマンの概要
『ワンパンマン』は、漫画家ONE氏によるWEBコミックと、それを原作とするリメイク版(村田雄介作画)、テレビアニメ版などの諸作品を指します。ONE版の原作は2009年7月からWEBサイト上で連載がスタートし、2023年4月現在で141話まで発表されています。怪人と戦う最強ヒーローを主人公とするアクションものですが、ギャグテイストが強い点が特徴となっています。
ワンパンマンのあらすじ
『ワンパンマン』は、サイタマという名の男がヒーローとして活動するさまを描く作品です。狂暴な怪人たちが跋扈する世界で、たくさんのヒーローたちがその被害を食い止めるべく奮戦していました。そんな中サイタマは、パンチ一発でどんな相手も仕留める最強の実力を持ちながら、誰にも認識されない状況から抜け出せません。サイタマは強すぎることに悩みつつ、次々現れる強敵を趣味でやっつけていく…というストーリーとなっています。
【ワンパンマン】怪人キャラや怪人協会メンバーの最強ランキングTOP30~21
『ワンパンマン』に出てくる怪人は、ヒーロー以上に個性的なキャラぞろいです。作中には怪人たちが手を組んだ組織「怪人協会」というものが登場しますが、そのメンバーも非常にバラエティ豊かとなっています。彼らの強さはそれぞれ異なり、中にはS級ヒーローでさえ苦戦するような相手も少なくありません。ここからは、そうした怪人たちや怪人協会メンバーを強さごとのランキングにして紹介していきます。
30位:ハエトリノ
『ワンパンマン』の怪人ランキング、30位は「ハエトリノ」です。こちらは災害レベル「鬼」になります。巨大な蜘蛛の体に中年男性が生えたような形状の怪人で、宿主に寄生して生物を捕食しようとする本能を持ちます。サイタマらに退治された後、新たな宿主を捕まえようとしますが、フブキによって残らず駆逐されました。
29位:ガメベロス
ランキング29位は、災害レベル「鬼」の「ガメベロス」です。村田版特別編のみの登場で、3つの首を持つ亀の怪人になります。硬い装甲と高速回転を伴う突進攻撃を特徴としますが、サイタマに一撃で沈められました。
28位:双頭ツチノコ
「双頭ツチノコ」はヒーロー協会の本部地下14階に収監されていましたが、13階に上がった際サイタマと遭遇し、彼によって14階に戻されました。その後、結局サイタマにほかの「鬼」レベル怪人ともども抹殺されたもようです。
27位:獣王
続いてのランキングは、27位の「獣王」です。災害レベルは「鬼」で、「進化の家」ナンバー2の実力者になります。ライオンの頭に人間の体という形状で、爪の衝撃波による「獅子斬」などの技を持ちますが、サイタマの「連続普通のパンチ」によって粉砕されました。
26位:ウロコドン
ランキング26位の「ウロコドン」は、村田版『ワンパンマン』番外編「戦隊」に出てくる怪人です。元は災害レベル「狼」でしたが、餌のやりすぎにより成長した結果「鬼」レベルに達しました。背中のウロコは高値で取引される設定です。サイタマによって腹を破られ駆除されました。
25位:17万年ゼミ
村田版『ワンパンマン』番外編「夏」に登場する「17万年ゼミ」が25位です。幼虫と成虫の2形態がありますが、どちらにも人間の赤ん坊の顔が付くという特徴を持ちます。作中では、いずれの形態でも最強ヒーローサイタマの相手をするという不運に見舞われています。
24位:覚醒ゴキブリ
続いても災害レベル「鬼」の「覚醒ゴキブリ」が、ランキング24位に入りました。こちらは怪人協会メンバーで、6本腕の体とすばやい動きを特徴とします。スピードだけでなく殺意を読み取る鋭い感覚も持ちますが、ジェノスに敗れた後オロチに食い殺されました。
23位:キリサキング
ランキング23位に入った怪人は、「キリサキング」です。こちらも災害レベル「鬼」かつ怪人協会メンバーで、顔一面の包帯と刃状の両腕が特徴となっています。仲間の怪人も恐れる危険度を誇りますが、ガロウと敵対した挙句惨死を遂げています。
22位:モスキート娘
「モスキート娘」は『ワンパンマン』初期に登場した女性型の怪人です。蚊の群れを操る能力を持ち、ターゲットの血をミイラ化するまで吸いつくさせることができます。作中ではジェノスをギリギリまで追い詰めますが、最強のサイタマによりあっけなく退治されました。単体での強さはそれほどでもないものの、血を大量に補給することで「鬼」レベルまでパワーアップすることができます。
21位:ムカデ先輩
やはり怪人協会メンバーで災害レベル「鬼」の「ムカデ先輩」がランキング21位です。ムカデの体に人面の怪人で、鋭い脚を使い地面から不意打ちをくらわせる攻撃法を得意とします。ONE版『ワンパンマン』ではガロウに、村田版では金属バットに倒されました。
【ワンパンマン】怪人キャラや怪人協会メンバーの最強ランキングTOP20~11
『ワンパンマン』における怪人キャラ・怪人協会メンバーの最強ランキングを紹介しています。TOP30~21まで見てきましたが、続いてはTOP20~11までを紹介していきましょう。災害レベルは「鬼」から「竜」へと移っていきます。
20位:深海王
海人族の王「深海王」がランキング20位です。『ワンパンマン』作中では、人類抹殺をもくろみ地上へ侵攻してきました。驚異的なスピードとパワーの怪人で、ぷりぷりプリズナーも余裕で倒すほどの強さを誇ります。ジェノスにも勝利しますが、やはり最強のサイタマにはかなわず、あえなく瞬殺されています。
19位:育ちすぎたポチ
ランキング19位の「育ちすぎたポチ」は、災害レベル「竜」の怪人です。怪人協会内で飼育されている巨大な犬の姿をした番犬で、ガロウの攻撃にも耐える頑丈な体を持っています。オロチのお墨付きを得るほどの実力を持つものの、やはりサイタマのパンチ一発でおとなしくさせられました。
18位:ケンザンネズミ
18位の怪人は、「ケンザンネズミ」です。こちらも災害レベルは「竜」で、巨大なハリネズミ状の姿をしています。H市に出現して暴れまわり、駆け付けたプロヒーローらと市の大半を壊滅させました。しかし、サイタマとタツマキの戦いの巻き添えを食う形で死亡を遂げています。
17位:エビル天然水
ランキングの17位には、同じく災害レベル「竜」の「エビル天然水」が入りました。こちらは怪人協会のメンバー内では、幹部の地位にあります。液体状の体と2つの目玉から成る凶悪な怪人で、殺気などの感情に反応して水流による攻撃を仕掛けます。相手の水分を奪い、自分の体積を増やすことも可能です。物理攻撃が通用しませんが、サイタマの一撃で無力化された後、豚神に飲み込まれて消化されました。
16位:ゲリュガンシュプ
怪人最強ランキングの16位は、暗黒盗賊団ダークマター最上位戦闘員の「ゲリュガンシュプ」です。黒いタコ状の形姿で、念動力の使い手として宇宙一を自称しています。念動力による瓦礫の散弾攻撃をサイタマに仕掛けますが、問題にもされず逆に投石による顔面破砕で死亡しました。
15位:グロリバース
16位に続いて、暗黒盗賊団ダークマター最上位戦闘員の「グロリバース」が最強ランキング15位に入りました。こちらは鋭い歯がびっしり並ぶアゴと手を持つ怪人で、「アシッドブレス」という標的を溶かし去る技を持ちます。ほかにも20種以上の技を持つとうそぶきますが、披露の間もなくサイタマに瞬殺されました。
14位:ハグキ
最強ランキング14位に入った「ハグキ」は、災害レベル「竜」の怪人です。眼も鼻もなくあるのは巨大な口だけという怪人で、敵をかじって飲み込むというのが戦闘スタイルになります。狂暴なまでの食欲と重機さえかみ砕く咬合力を持ちますが、バングによる一撃で敗れ去りました。
13位:プル豚
続いても災害レベル「竜」の「冥界王 プル豚」は、アニメ版『ワンパンマン』の題12話で登場した怪人になります。原作の登場はありません。災害レベル「竜」は「いくつもの街が壊滅する危機」と定義されていますが、プル豚はその定義通り、出現後複数の街を破壊して暴れまわりました。例によって、最後はサイタマの一撃で葬られています。
12位:やせ細りモヤシ
村田版『ワンパンマン』番外編「災害レベル」に登場する「やせ細りモヤシ」が最強ランキング12位です。推定災害レベル「竜」ですが、当初は「狼」とされ、最終的には「虎」として記録されるというややこしい経緯をたどっています。これもサイタマによって倒されました。
11位:メルザルガルド
暗黒盗賊団ダークマター最上位戦闘員の3人目「メルザルガルド」が最強ランキングの11位です。3怪人ともに、災害レベルは「竜」になります。5つの頭とその数分の人格を持つ怪人で、ずば抜けた攻撃力と再生能力を持ちます。しかし、核を破壊することで消滅させられることがばれ、バングらS級ヒーローたちによって倒されました。
【ワンパンマン】怪人キャラや怪人協会メンバーの最強ランキングTOP10~4
『ワンパンマン』に登場する怪人や怪人協会メンバーを強さ順にランク付けした「怪人最強ランキング」を紹介していますが、続いてはTOP10~4までのランカーを見ていきましょう。ここからさらに強さは増していき、S級ヒーローも苦戦する強者が続出します。
10位:ホームレス帝
『ワンパンマン』の怪人最強ランキング10位に入ったのは、「ホームレス帝」です。こちらは災害レベル「竜」、怪人協会メンバーの幹部に相当します。「光パワー」という無数の光弾を操る力を持ちますが、本人は元サラリーマンの現ホームレスという普通の人間です。自らに力を与えた「神」について語ろうとしたことで力を失い、力尽きるという最期を迎えました。
9位:ゴウケツ
こちらも災害レベル「竜」の「ゴウケツ」が、怪人最強ランキング9位にランクインしました。怪人協会メンバーの幹部として、村田版『ワンパンマン』にのみ登場します。元は人間の武術家だったのが怪人化したというキャラで、ジェノスを倒すほどの実力を持ちましたが、やはりサイタマに一発で殺されました。
8位:ムカデ長老
これも災害レベル「竜」の「大怪蟲 ムカデ長老」が、怪人最強ランキング8位に入っています。やはり村田版『ワンパンマン』のみの登場で、怪人協会メンバーかつ幹部という怪人になります。とてつもなく巨大なムカデ状の体と、メタルナイトらの攻撃を寄せ付けない頑丈さが特徴ですが、サイタマの「マジ殴り」を受けて砕け散るという最期を迎えました。
7位:ギョロギョロ
7位まで来た怪人最強ランキングですが、この位置には怪人協会メンバーで参謀の「ギョロギョロ」が入りました。災害レベルはほかの幹部同様「竜」で、村田版『ワンパンマン』のみの出演となっています。強力なテレパシーと念動力の使い手で、オロチの生みの親でもあります。タツマキの桁違いの力の前に敗れ去りましたが、実はギョロギョロ自体は肉人形であり、地下の本体サイコスが操っていたことが判明しています。
6位:黒い精子
最強怪人ランキング6位の「黒い精子」もまた、怪人協会メンバー幹部で災害レベル「竜」に相当します。通常時は1体に見えるものの、その実体は11兆4491億71万2554体の個体の集合で、どれだけ潰されても固体の残りがあれば死ぬことはありません。分裂・巨大化も自由という厄介な怪人でしたが、『ワンパンマン』作中ではキング(実際は覚醒ガロウ)によって倒されました。
5位:阿修羅カブト
続くランキング5位に入ったのは、カブトムシ状の形態を持つ「阿修羅カブト」です。こちらは「進化の家」に属する怪人で、災害レベルはこれまで同様「竜」になります。「進化の家」の中で最強を誇りますが、精神的な問題があることから地下に閉じ込められていました。サイタマ捕獲にかり出されたものの、最後はスーパーの特売日を勘違いしていたことに気づいて激昂したサイタマに、一撃で沈黙させられています。
4位:ワクチンマン
怪人最強ランキングの4位にランクインしたのは、「ワクチンマン」です。こちらは災害レベル「竜」の怪人で、環境破壊を続ける人類を「病原菌」とみなした地球の意志より、文明をせん滅せんがため生み出されました。A市に出現し大暴れしていたところ、駆け付けたサイタマの一撃によってあえなく憤死しています。
【ワンパンマン】怪人キャラや怪人協会メンバーの最強ランキングTOP3
『ワンパンマン』の怪人最強ランキング、第4位までの紹介が終わりました。続いては、いよいよTOP3の発表です。ここから災害レベルは「竜」以上の領域に突入していきます。果たしてどんな怪人たちがランクインしたのでしょうか。サイタマと互角に戦えた者はいたのかなど、実力をチェックしてみましょう。
3位:ボロス
ランキング3位に入った「ボロス」は、暗黒盗賊団ダークマターの頭目です。1つ目の人型異星人で、災害レベルは「竜」以上に分類されます。自分と互角の強敵を求めて地球にやってきたところ、出くわした相手がサイタマでした。結果的に敗れはしたものの、サイタマにほんの少し本気を出させるという、それまで誰もなしえなかった快挙を果たしています。
2位:オロチ
TOP2は、「怪人王オロチ」です。こちらは村田版『ワンパンマン』のみに登場した怪人で、「怪人王」と付く通り、怪人協会のボスにあたります。その正体はギョロギョロに作られた究極生物で、自身はサイタマを生贄に神になろうともくろみますが、あえなく惨敗しました。その後復活しますが、タツマキらの攻撃で再度敗れ去っています。災害レベルは一応「竜」ですが、ボロスと同等クラスの実力を持っています。
1位:覚醒ガロウ
いよいよTOP1ですが、『ワンパンマン』の怪人最強の地位に輝いたのは、「覚醒ガロウ」でした。「宇宙的恐怖(コズミックフィアー)モード」という最終形態にまで進化したガロウで、「神」に触れることでこの力を得ています。サイタマと一時互角に渡り合うまでのすさまじい強さを発揮しましたが、最後は自らの行いを悔い、自発的にサイタマに倒される形で力を失うという結末を迎えています。
【ワンパンマン】怪人に対する世間での評判や人気
30~1位までのランキングを見終わったところで、今度は怪人自体の人気について話題を移しましょう。『ワンパンマン』の個性的な怪人たちは、果たしてどういう目でファンから見られているのでしょうか。いくつかのツイートを拾って検証してみました。
「人外」という言葉は幅広い意味を含みますが、ここではおそらく「異形の怪物」といった意味合いを指していると思われます。特に村田版『ワンパンマン』では、最高の画力による個性的デザインの怪人をたっぷり堪能できるので、その点を楽しみにしているファンも多いもようです。
こちらは、怪人含めて『ワンパンマン』のキャラすべて好きというツイートです。特にムカデ達(ムカデ先輩、ムカデ長老)がお気に入りのようですが、現実世界では嫌われ者のムカデもこうしてファンにさせるあたり、作品のパワーを感じさせます。
もちろん怪人は魅力的でかっこいいばかりではなく、むしろ本来恐ろしい存在です。『ワンパンマン』にはそのあたりがしっかり描かれていて、読者がそれを十分感じているからこそずば抜けた緊迫感やカタルシスもあるということが、上のツイートからよくわかります。
【ワンパンマン】怪人キャラの最強は覚醒ガロウだった
『ワンパンマン』の怪人キャラの強さに関するランキングを紹介してきました。このように最強怪人の座に輝いたのは、覚醒ガロウという結果となっています。1位の災害レベルはもはや不明のレベルですが、サイタマはそれすら寄せ付けない強さを見せました。原作版、リメイク版ともに作品は継続中なので、この先どんな怪人が現れてサイタマと死闘を繰り広げるのかが気になるところです。
この記事のライター
だいじろう
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