【ワンピース】ゾロの覇王色の覇気について徹底考察！覚醒までの経緯は？

ゾロとは、『ワンピース』に登場する人気キャラクターです。作中で初めてルフィが仲間にしたキャラクターであり、高い戦闘力と判断力を併せ持った剣豪です。ここでは『ワンピース』に登場するゾロについて紹介していきましょう。

『ワンピース』のゾロは、旅に出たルフィが初めて仲間に誘ったキャラクターです。麦わらの一味の中ではルフィに次ぐナンバー2であり、戦闘員というポジションになります。戦闘力が高く硬派でかっこいいキャラクターですが、方向音痴という弱点があり、よく迷子になるなど天然っぽい一面も持っています。

『ワンピース』とは、集英社の『週刊少年ジャンプ』で1997年から連載している尾田栄一郎先生による大人気少年漫画です。世界中のファンを魅了する王道の冒険ファンタジー作品となっています。単行本は現在103巻まで発売されており、国内での累計発行部数は4億1000万部突破という、日本の漫画の中でトップの部数を誇ります。1999年からはテレビアニメが放送されており、他にも劇場版や小説、ゲームなどの多数のメディア展開を行っている大ヒット作品です。

イーストブルーに住む少年モンキー・D・ルフィは、偶然ゴムゴムの実という悪魔の実を食べてしまい、ゴム人間になってしまいます。17歳になり、海賊になるために旅立ったルフィの元には、ゾロやナミ、ウソップ、サンジなどの仲間達が集まり、多くの強敵たちを倒しながら、一段は「麦わらの一味」と呼ばれる名の知られた海賊団になっていきます。そして最後の海と言われる新世界へ突入することになりますが、新世界には四皇をはじめとする多くの強敵達が待ち構えていたのでした。

『ワンピース』ではルフィに続いてゾロが覇王色の覇気を扱えるようになり、麦わらの一味でのナンバー2としてのゾロの格も上がり続けています。そもそも覇王色の覇気とはどのようなものなのでしょうか。ここでは『ワンピース』でのゾロの覇王色の覇気の概要や、ゾロの覚醒までの経緯について紹介していきましょう。

『ワンピース』の世界には、「武装色」、「見聞色」、「覇王色」という覇気が存在します。覇気は生まれつき持っているケースもあれば、精神に衝撃を受けて覚醒するケースもあります。その中でも覇王色の覇気は、数百万人に一人の王の素質を持った者に現れる力です。

『ワンピース』の第1033話のキング戦にて、ゾロが覇王色の覇気を使えることが確定します。カイドウ戦でも覇王色の覇気の片鱗を見せていたゾロでしたが、その後のキング戦では覚醒し、覇王色を放っていました。また、覇王色の覇気を持つ人間は王の素質があることから、この戦いの際にゾロはキングに「王にでもなる気か」と尋ねられています。

覇王色の覇気の持ち主は、稲妻のような覇王色の覇気をまとっています。ゾロも、自身が持っている刀に覇王色の覇気をまとえるようになっています。作中では、百獣海賊団の下っ端たちを気絶させ、刀に覇王色の覇気をまとわせて見せました。

『ワンピース』でゾロの覇王色の覇気が覚醒したのは、カイドウ戦のあとのキング戦です。第1033話では百獣海賊団のキングとの戦闘が行われますが、この戦いでゾロは覇王色の覇気の使い方を理解し始めていました。覇気を吸い取る妖刀閻魔を使いこなすためにゾロが覇王色の覇気を放ったことで、敵の下っ端たちは次々に倒れていきます。また、ゾロは覇王色の覇気をまとわせた攻撃を放っており、本人に自覚があるかどうかは不明ですが、覇王色を使えるようになっていました。

『ワンピース』のゾロが覇王色の覇気を持っていることが判明したのは第1033話です。しかしこれまで、ワノ国編に入る前のさまざまなシーンで、ゾロが覇王色の覇気を持っていることがわかる伏線が張られていました。ここではゾロの覇王色の覇気の伏線を思われるシーンを紹介していきましょう。

『ワンピース』での覇王色の覇気の伏線シーンとして、43巻の第417話が挙げられます。元CP9カクとゾロの戦闘シーンで、ゾロは気迫によってカクに恐怖心を抱かせています。また、それまでゾロを押していたはずのカクは、ゾロの気迫で動きを一瞬止めてしまいました。そのため、カクはゾロの覇王色の覇気を感じ取って動きを止めてしまった可能性があります。

『ワンピース』での覇王色の覇気の伏線シーンとして、69巻の第687話が挙げられます。第687話ではゾロはモネと戦闘することになりますが、ゾロとの実力差を感じ取ったモネは凍り付いてしまいます。このシーンは、覇王色の覇気を持っているルフィがデュバルの乗っていたモトバロを気絶させたシーンとよく似ていました。また、先に紹介したカクがゾロに恐怖心を抱くシーンとも酷似しています。そのため、モネもゾロの覇王色の覇気を感じ取って凍り付いた可能性が高いです。

『ワンピース』での覇王色の覇気の伏線シーンとして、73巻の第730話が挙げられます。第730話ではゾロは海軍大将である藤虎と戦うことになりますが、この戦闘中にもゾロが覇王色の覇気の片鱗を見せます。ドフラミンゴに斬られたゾロが反撃する際に、藤虎が恐怖心を感じて威圧されるような描写がありました。このシーンも先に紹介したカク、モネのシーンとよく似ていることから、藤虎が覇王色の覇気を感じ取った可能性が高いです。

『ワンピース』での覇王色の覇気の伏線シーンとして、第1010話が挙げられます。第1010話ではゾロの攻撃を受けたカイドウが「まさかお前も覇王色を」というセリフを発しています。また、作中でカイドウと戦うことができるキャラクターはほんの一握りですが、ゾロはそんなカイドウにダメージを与えています。ただし、この時点ではゾロは「身に覚えがない」と回答していることから、自分が覇王色の覇気を使った攻撃を行った自覚はないようです。

覇王色の覇気が使えるゾロは、『ワンピース』に登場するキャラクターの中でも古参ですが、その正体は今まで明らかになっていませんでした。しかしワノ国編に入り、ゾロはワノ国編と関りがあると言われるようになりました。ここではゾロの左目やワノ国との関係について考察していきましょう。

『ワンピース』のゾロは、作中で2年が経過した後に、左目が閉じた状態になってしまっています。左目には縦の切り傷が入っているため、2年間の修行の間に怪我をした可能性がありますが、作中で明らかにされていないため何があったのかは不明です。また、失明してしまっているのか閉じているだけなのかもわかりません。しかしゾロが覇王色の覇気を使うようになったため、ファンの間では「今後開眼するのではないか」とも言われています。

『ワンピース』のゾロはワノ国と関係があります。ゾロの故郷であるシモツキ村は、ワノ国の出身者である霜月コウ三郎が作った村です。霜月コウ三郎は剣豪であり刀鍛冶でしたが、ワノ国を出てさまざまな場所を冒険し、イーストブルーへとたどり着いたのでした。このような経緯があるため、ゾロの血筋を辿るとワノ国にたどり着く可能性があります。

『ワンピース』のワノ国編では、ゾロによく似た人物として「霜月牛マル」という人物が登場します。霜月牛マルは元大名であり、かつてワノ国の郷の一つを治めていました。作中ではすでに故人となっており、作者もゾロの父親ではないことを明言しているため、霜月牛マルがゾロの父親である可能性は低いです。しかし父親ではないとしても、ゾロと血縁関係がある可能性はあります。

『ワンピース』が好きな人の中には、「ゾロの新技に覇王色の黒いバリバリ出てた？」とコメントしている人がいました。ゾロが覇王色の覇気を持っていることがわかり、このように興奮しているファンも多いです。

X（旧Twitter）上には、「アニメの伏線回収してる尾田っち強すぎる」、「ゾロ覇王色纏ってるし今後なんかの新技じゃないかって言われてたのこれか！」など、アニメでの覇王色の覇気と思われる描写が本編で回収されている点をコメントしている人もいました。

X（旧Twitter）上には、「ゾロ覇王色覚醒した！」とコメントしている人もいました。ゾロの覇王色の覇気は伏線も多くありましたが、実際に覚醒したことで喜んでいるファンも多いです。

覇王色の覇気とは、王になれる資質を持つ者がまとう覇気です。ゾロは覇王色の覇気が使えるキャラクターであることが確定しています。これまでもゾロが覇王色を使える伏線はありましたが、1033話ではゾロが覇王色を使えることが確定し、三本の刀にも覇王色の覇気をまとわせていました。ゾロの覇王色の覇気について興味が湧いた人は、ぜひ『ワンピース』のワノ国編をチェックしてみてはいかがでしょうか。