【ワンピース】ワンゼの能力や強さは？ラーメン拳法の技も紹介

ワンゼは『ワンピース』エニエスロビー編に登場するキャラクターです。世界政府の諜報機関CP7の一員で、食材や調理器具を使って戦います。人を馬鹿にしたような言動が多く、作中では戦闘相手のサンジを度々怒らせています。ここでは、ワンゼの人物像や『ワンピース』の概要について解説します。

ワンゼは、縦に突き出た目に出っ歯、頬には渦巻き模様と個性的な顔立ちのキャラクターです。とても美男子とは言えないルックスですが、ワンゼ自身はこの顔立ちを非常に気に入っている様子です。料理が得意で、 海列車パッフィング・トムの給仕長を務めています。「お料理格闘家・マッドなワンゼ」を自称しており、戦闘の際には食材や包丁を使って戦う「ラーメン拳法」を用います。語尾に「だよーん」とつけるのが口癖です。

ワンゼはその見た目の印象どおりマヌケな性格をしています。サンジのグルグル眉毛を見すぎて目を回してしまうほどです。肝っ玉は小さいものの、個性的な顔立ちゆえに周囲は表情の変化に気づくことが難しいようです。さらに、人を馬鹿にするのが得意で、ワンピース作中ではその言動によって度々サンジ達を怒らせてしまう様子が描かれています。

ワンゼは海列車パッフィング・トムにて給仕長を務めていました。そこで仲間のロビンを助けるため列車内に侵入したサンジ達と遭遇し戦っています。ワンゼはラーメン拳法の技を次々と繰り出して戦うも、サンジにあっけなく倒されてしまいます。食べ物や調理器具を粗末に扱う戦い方や、ロビンを冒涜する発言をしたことでサンジの怒りが爆発してしまったのです。

『ワンピース』は尾田栄一郎氏による少年漫画です。1997年から週刊少年ジャンプにて連載を開始、その2年後の1999年にはテレビアニメの放送も開始されました。連載当初から爆発的な人気を誇っている作品ですが、2022年7月に連載25周年を迎えたことでさらに注目度が高まっています。2022年8月時点の全世界累計発行部数は5億部を突破しており、日本を代表する漫画作品の一つとなっています。

『ワンピース』には、海賊王を目指す主人公モンキー・D・ルフィが冒険を繰り広げる様子が描かれています。ルフィは幼い頃に出会った海賊「赤髪のシャンクス」の影響で、自らも海賊になることを決心し、17歳の時に航海に出ました。ルフィは各地で出会った仲間達と協力しながら夢に向かって突き進んでいきます。サンジも旅で出会った仲間の一人で、ルフィ率いる麦わら一味でコックを務めています。

ワンピース作中ではサンジにあっけなく敗北してしまったワンゼですが、実際はどの程度の強さなのでしょうか？ここではワンゼの強さや能力、ワンピース作中で披露した「ラーメン拳法」の技について紹介します。

ワンゼは、ワンピース作中ではサンジにボコボコにされており、その性格や外見からも強いキャラには見えません。しかし、世界政府の諜報機関CP7所属の格闘家であることから、実はかなりの実力を持っていると考えられます。悪魔の実の能力者ではありませんが、鼻毛が網目状になっており、小麦粉を口に含んで練ったあと鼻から麺状にして出すことができる特殊能力を持っています。

ワンゼは口から含んだ小麦粉を鼻から麺状にして出すという特殊能力を使って戦います。また、包丁を使った技を繰り出すこともあるようです。「ラーメン拳法」と呼ばれるこれらの戦い方は、料理人であるサンジの怒りを買う原因にもなっています。ここからはラーメン拳法にどんな技があるのかを見ていきましょう。

「ラーメンビーム」は、麺を鼻から勢いよく飛ばす技です。一見マヌケな技に見えますが、飛ばされた麺は非常に鋭利なもので、壁に突き刺さってしまうほどの威力を持っています。

「麺ズ正装スーツ」は大量の麺を鎧のように身にまとう技です。スーツには何度も打ち付けて鍛え上げられた麺が使用されており、食べることもできます。ワンゼはこのスーツを自在に操り、様々な攻撃をしかけてサンジを苦しめます。しかし、最後にはスーツをサンジに包丁で切り刻まれ皿に盛られてしまいました。ワンピース作中で披露した攻撃は以下の通りです。

「麺切り炎包丁」は、自身が履いているローラースケート型の丸い包丁で相手に蹴りかかる技です。摩擦熱で包丁を発火させ攻撃します。その威力は非常に高く、金属製の鍋をぶった切ってしまうほどです。しかしサンジにはこの攻撃はかわされてしまいました。

「麺切り毒庖丁」は毒を塗った巨大包丁で相手を攻撃する技です。調理器具に毒を仕込むこの技は、ワンピースの考察サイトでも「料理人失格」と度々酷評されています。ワンゼ自身もこの技を「裏秘伝」と述べていることから、邪道だと認識している可能性は否めません。

「包丁投げ」はその名の通り、相手に包丁を投げつける技です。ワンピース作中では、麺ズ正装スーツを切り刻まれ、サンジから「包丁は人を斬るものではない」という話をされた直後にこの技を繰り出しています。

ワンピースファンの間でも決して人気が高いとは言えないワンゼですが、個性派が多いワンピースキャラの中でも強烈なキャラであることは間違いないでしょう。ワンゼが作中で述べたセリフにも、彼の独特な価値観が表れています。ここでは、そんなワンゼの代表的なセリフを紹介します。

ワンゼはサンジに顔を蹴られたことで、元の顔からは想像できないほどのイケメン顔に整形されました。しかし、ワンゼは元の個性的な顔を気に入っていたようで上記のセリフを述べています。ワンゼの自己肯定感の高さがよく表れたセリフです。

ワンゼはサンジに「麺切り炎包丁」で斬りかかるも、それをかわされ逆に12発もの蹴りを入れられてしまいます。その直後に上記のセリフを述べてうずくまってしまいました。ワンゼのマヌケな性格が表れたセリフと言えるでしょう。

ワンゼが「麺ズ正装スーツ」を身にまとった時のセリフです。この技はラーメン拳法の技の中でも非常に厄介なもので、足技を得意とするサンジは麺に足を絡め取られ苦戦を強いられてしまいます。ワンゼの自信が垣間見えるセリフです。

ワンゼは外見や性格に加え、喋り方も独特なキャラクターです。「ワンゼのセリフが頭の中に残ってしまった」というワンピースファンも少なくないようです。そんなワンゼの声をアニメ『ワンピース』で担当した声優について紹介します。

ワンゼの声を担当した声優は高戸靖広さんです。アニメ『ワンピース』では、ワンゼ以外にもバッファロー、サトリ、ベポなど多数のキャラクターの声を担当しています。その他『ドラえもん』でも多数の脇役を担当しています。

高戸靖広さんは青二プロダクション所属の声優です。東京アナウンスアカデミーを卒業後、1987年から声優として活動しています。散歩、旅行、寺社巡り、美術館・博物館巡り、カラオケが趣味とのことです。

高戸靖広さんは甲高い声が特徴の声優で、三枚目から癖の強い悪役まで幅広い役を演じています。『美少女戦士セーラームーン』のアルテミスをはじめ人外キャラを演じることも多い声優です。

ワンゼの名台詞に対しワンピースファンの間では「ウザい」「そればかり思い出してしまう」という声が目立っていました。ワンゼとサンジの戦いは、普段は足技で戦うサンジが包丁使って戦う等かなり貴重なシーンが見られることでも知られています。

サンジに蹴られてイケメンになったシーンが笑えるというコメントが複数ありました。個性的なワンゼの顔があそこまで激変するのは、ワンピースファンにとってもインパクトの強いシーンだったようです。イケメンにされたワンゼが怒り出すことでさらに笑えるのかもしれません。

良くも悪くも強烈なキャラであるワンゼが妙に癖になってしまったという声もありました。独特の喋り方をついつい真似してしまった方もいるようです。

ワンピースファンからは「ウザい」というコメントが寄せられがちなワンゼですが、中にはそんなワンゼが好きだという方もいるようでした。見た目や性格、戦い方などのインパクトの強さが魅力のようです。

ワンゼは、口から含んだ小麦粉を麺にして鼻から出すという変わった能力を持っています。麺や包丁を用いて戦う「ラーメン拳法」の使い手ですが、その戦い方は一流の料理人であるサンジを怒らせる一因にもなりました。作中ではサンジにあっけなく倒されていますが、CP7の一員であることから、実は相当な強さを持っていると考えられます。強烈な存在感ゆえに、良くも悪くもワンピースファンにとって印象に残るキャラのようです。